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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

4734荷主研究者:2020/11/02(月) 21:09:17
>>4733-4734 続き

■過度の規制 見直し必要 東大教授・大口敬さん

 道路には、その区間のカーブや勾配の大きさを考慮した「設計速度」が決まっています。設計速度が時速120キロなら、最も急なカーブでも120キロで安全に走れます。

 国内の高速道では現在、設計速度が120キロなのに、最高規制速度100キロという「過度の規制」がかかっている区間が多くあります。そのためドライバーの大半が時速100キロ超で走る違反が常態化している道路もあり、順法意識低下を招いています。そのため速度超過が増え、事故につながっている面があります。

 規制を機能させるには、道路構造にあった適切な規制速度に見直すことが必要です。構造上、120キロで走れる道路は120キロ規制にするなど、メリハリを付けて「守られる規制」をかけるべきです。

 規制速度引き上げで、事故が増えるとの指摘は当たりません。警察庁は2017年から新東名高速道と東北道の一部区間で引き上げを段階的に試し、試行の前後で死傷事故の件数などを比べています。新東名の上り線は、1年間の死傷事故が規制速度100キロで20件だったのに対し、120キロでも22件でした。下り線は試行前後で変わらず、東北道は上下線とも減少しました。死傷事故率(走行台数に対する死傷事故件数)もいずれも若干低下しました。

 試行では、規制速度を引き上げても、実際に車が走る実勢速度は変わらないことも分かりました。新東名の上り線の実勢速度は、試行前の時点で既に122・4キロで、規制速度を20キロ引き上げても123・4キロとほぼ同じ。つまり速い車と遅い車の速度差は、規制速度を引き上げても、現状から大きな変化はないでしょう。

 ただ、取り締まりの強化は必須です。高速道は現在、規制速度を40キロ超えると、即時に免許停止処分となります。それが引き上げ後は160キロ出さないと対象にならないというのはいかがなものか。20キロ超過となる140キロでも即時免停にするなどの厳罰化も含め、速度を抑制するメッセージを社会に出さなければなりません。

 ドライバーには安全走行のため、今以上に追い越し時の注意が求められます。後方から速い車が来ていないことをしっかりと確認した上で追い越し車線に出て、追い抜いたら走行車線に戻る。抜く側、抜かれる側の一定のルールが機能すれば危なくない。規制速度を上げたからといって誰も「速く走れ」とは言っていない。高速道路の最低速度は50キロで「100キロ以上出したくない」という人の権利も認められるべきで、自分が安全と思う速度で走っていただきたい。

 道内で検討対象となる区間は、道路が高架になっている都市部が多い。120キロで走ってもカーブで先まで見通せるよう、まず、道路の幅が十分にあるかどうかの調査が必要です。

 道内では80キロ規制の区間も多いですが、この機会に、カーブや勾配が緩やかで見通しが良く、事故率の低い区間なども、規制速度の引き上げを検討してはどうか。高速道を有効に活用することが、ひいては一般道での交通量や速度違反を減らし、よりストレスの少ない移動につながるでしょう。(報道センター 後藤耕作)

<ことば>高速道の最高規制速度 1963年に日本初の高速道・名神高速が開通して以降、100キロが上限だった。新東名高速道の開通などを背景に2013年、有識者会議が100キロ超への引き上げを提言。交通事故の分析やドライバーへの意識調査などを経て、16年に有識者らでつくる調査研究委員会(大口敬委員長)が「設計速度120キロの区間で、一定の条件を満たせば可能」とした。17年から新東名高速と東北道の一部区間で110キロ、19年からは120キロへ引き上げを試行。警察庁は今年7月、120キロへ正式に引き上げる方針を掲げ、東北道の花巻南インターチェンジ(IC)―盛岡南ICで16日から実施した。設計速度120キロの区間の延長距離は約880キロで、高速道全体の9.7%を占める。


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