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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道
4218
:
荷主研究者
:2017/09/15(金) 00:00:37
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20170829/CK2017082902000029.html
2017年8月29日 中日新聞
三遠南信道「佐久間道路」 来年度開通
http://tohazugatali.web.fc2.com/road/PK2017082802100226_size0.jpg
◆国交省が工事現場公開
佐久間第2トンネルの掘削現場。吹き付けたコンクリートの上からボルトを打ち込む穴を重機で開けている=浜松市天竜区佐久間町で
国土交通省は二十八日、浜松市から愛知県を経て長野県飯田市まで整備を計画する三遠南信自動車道(延長約百キロ)のうち、愛知県東栄町-浜松市天竜区佐久間町間の「佐久間道路」(六・九キロ)の建設現場を報道機関に公開した。二〇一八年度中の開通に向け、トンネル工事などが急ピッチで進んでいる。
佐久間道路は二〇〇八年度に着工。佐久間第一、第二の二つのトンネルが全体の八割強を占める。東栄、佐久間の両インターチェンジ(IC)のほか、浦川(天竜区佐久間町)に飯田方面出口と浜松方面入り口のハーフICを設ける。事業費は五百三十九億円。
このうち、佐久間第二トンネルの掘削工事は、延長二千四百八メートルの八割まで進んだ。岩盤を爆薬で砕いた後、周囲にコンクリートを吹き付け、長さ四メートルのボルトを打ち込む工法で、一日に五〜六メートルずつ掘り進んでいる。
大規模な断層帯である中央構造線に近いため「地質が複雑」(工事関係者)といい、軟弱な部分はトンネルの下部もコンクリートで補強している。
昨年貫通した佐久間第一トンネル(三千四百三十六メートル)では、消火用の水道管や通信ケーブルなどを敷設する工事が進む。浦川IC付近では大千瀬川橋(二百七十メートル)が完成。国定公園内のため橋脚などをスリムにして景観に配慮したという。
完成した大千瀬川橋。スリムな橋脚や曲線的なデザインで景観に配慮した=浜松市天竜区佐久間町で
国土交通省浜松河川国道事務所の大島常生副所長は「引き続き安全や環境に配慮しながら、一八年度の開通に向けて工事を推進していく」と話した。
トンネルやIC、橋の名称は現段階の仮称。
(林知孝)
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