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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

3611とはずがたり:2015/07/19(日) 20:20:36
>>3610-3611
 が、ETC車に比べて現金車の料金収受コストがかかっているのも確かであり、その分を値上げするというのであれば、理に適っています。

 実は、現金車の値上げ検討の背景には、来年度からの導入が検討されている、首都圏での「発着地が同一ならば、経路間の差異によらず料金を同一とする」という、新料金体系もあると推測しています。

 現在首都圏では、圏央道へ迂回するよりも首都高を突っ切った方が料金が安いケースが多々あります。普通車料金で計算すると、たとえば埼玉県の東松山ICから神奈川県の横須賀IC間は、圏央道へ迂回(保土ヶ谷バイパス経由)すると4060円なのに対して、首都高を突っ切れば3630円。さらに2020年度に予定されている圏央道の藤沢IC?釜利谷JCTの開通後は、そちらへ完全迂回すると4740円という試算になります。これでは、混んでいる路線(主に首都高)を避ける迂回が促進されません。

 これほど差がついてしまうのは、圏央道の料金単価が43.2円/kmと非常に高いのに対して、逆に首都高は上限が930円で、長距離を走れば走るほど単価が安くなるからです。

 菅官房長官は今年1月、「(圏央道の料金は)首都高と同じような料金にし、利用しやすくしたい」と発言しました。

 首都高は、北端のさいたま見沼から南端の幸浦まで走ると86km。これにも上限の930円が適用されるため、この場合の料金単価はわずか10.7円/km、圏央道の4分の1です。こんな料金単価をほかの路線にも適用すれば、首都圏だけ高速料金が大幅に下がることになり、まったく不合理です。

同一料金実現に値上げは避けられない?
 しかし、仮に現在のNEXCOの大都市近郊区間(29.52円×消費税+150円)をそのまま首都高に適用すると、さいたま見沼?幸浦間は2850円と、現在の約3倍になってしまいます。

 いきなり3倍は非現実的ですが、同一料金実現のためには、首都高の上限料金をいくらか値上げすることは避けられないでしょう。そこに立ちはだかるのが、首都高には出口料金所がなく、現金車からは最高料金を取らざるを得ない(=現金車の大幅値上げ)という現実なのです。

 なお、NEXCOの料金は軽自動車から大特車まで5車種区分なのに対して、首都高は普通車と大型車の2車種のみ。これもNEXCO側に合わせて変更する必要があり、ETCの調整や出資各自治体の議会の承認など、作業は簡単ではありません。

 来年度からの導入が待たれる同一料金ですが、まだその中身も見えておらず、値上げとなるケース(主に首都高の長距離および現金車)に対する世論の反発も予想され、関係者は「今からで間に合うんでしょうかね?」と、半分投げやりでした。


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