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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道
3363
:
とはずがたり
:2015/01/16(金) 09:53:23
>>3362-3363
具体的には「報告書」にある。
全延長のうち,昇り3.1%以上の勾配,及び降り3.1%以上の勾配の坂路の占める割合は,東京・小牧間で19.2%,精進湖・中津川間で35.7%となっている(但し下り線・上り線は異なる)。最急勾配5%またはこれに近い急勾配の坂路については,その長さに制限をつけるのが普通であるが,本計画では地形の関係上制限を設けなかった。昇り5%の最長坂路は長さ6.8kmであり降り5%の最長坂路は長さ7kmでいずれも富士川・大井川間にある。これらは好ましいものではなかったがやむを得なかった。(報告書p.52)
また赤石山脈を越える際には
「硯島トンネル西口から大井川を渡り川に沿って,約4km南下してから,赤石山脈を延長約8.1kmのトンネルで横断する案と,硯島トンネルの西口から直ちに大井川を横断して赤石山脈を延長約10.1kmのトンネルで抜ける案を比較した。前者は,後者よりも延長において約1.6km長くなるが,長大トンネルの延長は,約2km短くなる。したがって前者の建設費は約73億円安くなり,維持費も安くなるので,これを計画線と決定した。」(調査報告書)
とある。
●トンネル部の建設費・維持費はその後の技術革新でどう変化したんかね?近年のマニアックに若しくはストイックに或いはサディスティックにはたまた若しくはフェティッシュに長大トンネルを好んで穿つ国家建設当局であると思われるが隧道部の非隧道部に対する相対的な有利度に変化があったのでは無いかと思われる。(現在最長の道路トンネルは関越トンネルの11km超。)
また採算性であるが,建設資金の利子率であるが年平均利子率を6%とすると償還不能,3%の場合でも47年も掛かるとされた。(調査報告書)
夢をぶち上げる政財界のマニア達に対して実際に調査・立案したリアリストの専門家達の現実直視せよと云う報告書となったようであり,『工事誌』には「推進している方々から大反撃を喰った」とあるw
両資料には勿論その様な事は書かれていないが,●大月線ルート推しがあった時点で背景に北廻り経路が暗黙の前提というか(リアリスト側が埋め込んだ中央道建設の)落とし所としてあったような印象を受けるのはこの為である(縦貫道法別表に相模湖町付近とあるので道志線がそもそも規定外に見えるが,道志線でも"相模湖町「付近」"を津久井町内で通るので法令違反とはならないようである。)。また大月経由は随分と道志線経由に比べて大回りに見えるが,道志線の方が約3km長くなるのだそうな。道志線の利点は建設費が安いということ。但し経済圏から遠く採算性は悪いと云うことのようである。予定線をみると道志〜富士吉田間で山中湖側へ大きく迂回している。現在ならば道志〜吉田間は御正体山ぶち抜きそうなものである。
南アルプス越えを前提としてた時点での大月ルートの決定は国道20号との接続を考えたのであろうと『工事誌』も述べているので結果論として実現しただけという可能性も棄てきれないが,この春開業の東北縦貫線が比較的安価で出来たのは東北新幹線を建設した際に,これ以上線路は増やさないと云う地元との諒解の元で建設されたにも拘わらず東北新幹線の橋脚をもう一段線路を上に乗せられるように頑強に造ってあったと云う準備がなされていたのであり,今の大月Jctの形状を見ても甲府・諏訪方面があとから分岐したようにはとても見えないので計画がちゃんと埋め込まれていた可能性は少なくない様に思われるのである。
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