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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道
2217
:
荷主研究者
:2011/07/10(日) 20:59:49
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201106230188.html
'11/6/23 中国新聞
建設岐路に立つ広島高速5号
ttp://tohazugatali.web.fc2.com/road/Tn20110623018801.jpg
117万都市の高速ネットワークを形成する広島高速5号(広島市東区)の整備が、トンネル建設の安全性をめぐり先行き不透明なままだ。4月に就任した松井一実市長は都市基盤整備を重視。広島空港(三原市)へのアクセス改善を目指す湯崎英彦知事と早期整備の方針で一致したが、住民の反対や関係者に根強く残る採算性への疑問を前に、打開策は見いだせていない。
高速5号は、県市が出資する広島高速道路公社が建設する。JR広島駅北口から山陽自動車道につながる高速1号温品ジャンクション(JCT)までの4キロ。うち二葉山トンネルは中山西―二葉の里1・8キロを貫く。市中心部から広島空港へのアクセス改善が主な目的で、事業費739億円のうち、用地買収などで2010年度末までに570億円が投じられた。
しかし、工事は進んでいない。二葉山トンネルが住宅地の真下を通るため、住民が「地盤沈下を招く」と反対。県市は09年9月、住民推薦を含む委員によるトンネル安全検討委員会を設けた。だが、調査内容をめぐる対立で紛糾。公社は昨年11月、完成予定を当初の12年度から13年度に延期した。
松井市長は5月末の県市トップ会談で湯崎知事と早期推進に向け連携することを確認。6月7日には予定地を近くから視察し、事態打開への意欲をみせた。
これに対し住民団体が反発を強めている。また費用対効果や採算性を疑問視する声が、市議会の一部や住民のほか、市内部にもある。
事業費が739億円に上るのに対し、広島駅から広島空港までの所要時間の短縮効果は7分。空港までの主要経路となる山陽自動車道は、渋滞時の定時性確保という別の問題を抱える。
検討委は11年度中にトンネルの安全性の結論を出す予定。ただ、会合再開のめどは立っておらず、工事日程を考えると13年度の完成は厳しい状況である。
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