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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

2113とはずがたり:2011/02/21(月) 20:27:39

つながる3県:北関東道全線3・19開通/中 好感度アップ課題に /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20110220ddlk08040052000c.html
 ◇問われる対軽井沢新戦略

 「群馬県民は数時間もかけて、国道50号で大洗や阿字ケ浦に海水浴へ行っていた。太平洋の海はまぶしい」

 昨年4月から前橋−水戸間の高速バスを運行する日本中央バス(前橋市)の青木玲総務課長は、北関東道全線開通で茨城への海水浴が近くなれば、同区間の利用客が増えるという期待感をにじませた。「海なし県」の群馬県民は、関越道が同県に開通した80年代以降、新潟県沿いの日本海に向かうケースが増えたというが、青木課長は「(太平洋の)光輝く海は違う」と茨城の海岸への強いあこがれを語った。

 茨城県観光物産課がまとめた「09年度観光客動態調査報告」によると、県内の月別観光客数は、連休のある5月が361万人であるのに対し、8月は倍以上の789万人。その大半は、夏休み中の海水浴客とみられることから、県外から茨城への海水浴需要はもともと高いことが分かる。北関東道全線開通後の観光客誘致について藤原俊之課長は「夏が勝負といってよい。地引き網体験や海産物の販売など太平洋の魅力を前面に打ち出したキャンペーンを立てていきたい」と意気込んでいる。

 一方、群馬、栃木の両県側でも、茨城県民をターゲットにした売り込み戦略が始まっている。「群馬3大温泉」の一つ、伊香保温泉(群馬県渋川市)は07年ごろから、茨城や千葉県を聴取範囲とするBAY−FM(千葉市美浜区)でCMを流すなどのPR策を続けてきた。同温泉観光協会の伊藤信明課長は、群馬県内の来訪者の約6割は車を利用すると言われることから「茨城は確実に近くなる。全線開通の効果は極めて大きい」と期待する。

 さらに、北関東道の西の終点・群馬県高崎市を越えた先からも、茨城への熱い視線は注がれている。軽井沢(長野県軽井沢町)は、高崎ICから車で1時間半ほど。地元の軽井沢プリンスホテルでは、宿泊客にガソリンチケットを贈呈する「北関東道開通記念宿泊プラン」を新設するなど、北関東道の利用客をねらい打ちしたサービスを開始している。

 沿線の観光客争奪だけでなく、3県が連携して「北関東文化圏」を売り出す模索も始まった。09年6月には「北関東三県広域観光推進協議会」を設立。偕楽園や日光東照宮、富岡製糸場など3県の名所を2、3泊するモデルコースを紹介した「北関スタイル」という小冊子を共同で発刊し、沿線のサービスエリアや、茨城空港の旅客機が乗り入れる関西や名古屋などの旅行会社で配布している。藤原課長は「3県の広域観光の情報発信がやりやすくなった」との手応えをつかむ。

 だが、軽井沢の売り込みに対し、北関東道を利用した3県広域観光で逆襲できるのか。県内の観光業者は「残念ながらその逆は難しい」と弱気を見せた。

 民間シンクタンク「ブランド総研」(東京都港区)の10年市区町村魅力度ランキングによると、軽井沢は全158都市中13位と上位を占めるのに対し、茨城は都道府県ランキングで全国最下位の47位。栃木は45位、群馬は41位にとどまる。「弱者連合」の観光地めぐりだけでなく、3県のイメージアップにつながる新戦略が問われている。

毎日新聞 2011年2月20日 地方版


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