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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

2112とはずがたり:2011/02/21(月) 20:27:25

つながる3県:北関東道全線3・19開通/上 群馬の企業に港PR /茨城
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20110219ddlk08040151000c.html
◇圏央道との差別化カギ

 「北関東道が全線開通すれば、群馬に立地する企業の(製品輸送の)選択肢に、茨城の常陸那珂港も加わる」

 群馬県高崎市のホテルで今月2日に開かれた常陸那珂港利用を呼びかけるセミナーで、茨城県の佐々木宏港湾振興監は約250人の群馬県の事業者を前に、こう訴えた。3月の全線開通を控え、群馬の企業をターゲットにした売り込みに拍車がかかる。会場には、同港に貨物船を乗り入れている川崎近海汽船(東京都千代田区)、南星海運ジャパン(同)の担当者も登壇し、同港の利点を強調した。

 その後の出席者の交流会には、港を擁するひたちなか市の本間源基市長、東海村の山田修・副村長と、地元・高崎市の松浦幸雄市長が顔をそろえ、両市名産・だるまを交換して連携ムードを盛り上げた。あいさつに立った松浦市長は「常陸那珂港や、(原子力施設が集積する)東海村の最先端技術が群馬と結ばれる。高崎にも大きな変革をもたらす」と茨城と近くなる効果に、期待感を示した。

 セミナーを主催した同港を管理する第三セクター「茨城ポートオーソリティ」(東海村)の佐藤啓司港湾振興課長は「常陸那珂港と高崎は、北関東道の起点と終点。高速に直結する港のメリットを知ってもらえたのでは」と手応えをつかんだ。

   ×   ×

 佐野田沼IC(栃木県)−太田桐生IC(群馬県)間約19キロの完成に伴い、東端の常陸那珂有料道路・常陸那珂港ICから、西端の高崎JCT(高崎市)まで150キロ余が一本に結ばれる。国道50号で4時間半かかっていた茨城県庁−群馬県庁間は、北関東道開通で2時間余に短縮される。さらに県内のある物流業者は「常陸那珂港のように、港湾施設そばまで乗り入れている高速道路は他にない」と強調。群馬の企業が利用するメリットはあるとみている。

 港利用だけでなく企業誘致の商機との見方も広がる。中小企業支援に取り組むNPO「北関東産官学研究会」(群馬県桐生市)の担当者は「栃木、群馬の中小企業が持つ技術を茨城の大手企業に売り込むことは、今後の大きなテーマ」と熱い視線が注がれている。県立地推進室によると、高速道路のICが延伸するたびに、製造業の茨城進出が増える傾向がある。物流の動脈である東北道と北関東道が接続することから野口通室長は「今後は東北道沿線の企業が、北関東道沿線に進出し、拠点を設けることも期待できる」と見通しを示す。

 一方、関東5都県を環状で結ぶ首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の整備が進む中、日野自動車(東京都日野市)が昨年末に古河市への工場進出を発表するなど、物流の求心力は首都圏周辺にも働き、北関東道と競い合う構図になりつつある。

 常陸那珂港の船便数は国内外合わせて14航路にとどまり、東京港のコンテナ便に限っても380の外国航路が乗り入れる京浜港にははるか及ばない。常陽地域研究センターの中庭和人・総括主任研究員は「県内に進出する企業は、より東京に近い圏央道を見ている。現状では物流業者が茨城にシフトするのは難しい」と常陸那珂港の船便増加を課題に挙げる。東京から離れた北関東道がどう独自性を発揮し、差別化を図れるかがカギを握る。
   ◇   ◇

 茨城、栃木、群馬の北関東3県を東西につなぐ高速道路「北関東自動車道」が1カ月後の3月19日、全線開通する。北関東圏の変化の可能性と課題を3回に分けて分析する。

毎日新聞 2011年2月19日 地方版


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