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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

1517とはずがたり:2009/12/10(木) 15:05:27
>>1511-1517
市の中心部へ侵入するクルマにはもっとカネ取っても良いと思う。
その為にも圏央道は必要である。
オランダの試みにも一理ある。

大ウソ試算を全暴露
国交省の狂気に高尾山が壊される【その6】
http://spa.fusosha.co.jp/feature/number00009355.php
トンネル掘削1m当たり工事費7000万円。なのに周辺道路の渋滞解消にほとんど効果なし

道路を造らなくても渋滞解消はできる!

ムダな道路を造らずに渋滞を解消するにはどうしたらいいのか? 欧州の道路事情に詳しい松下文洋氏に聞いた。

「地球温暖化防止に本腰で取り組むEU諸国では、個人の乗用車利用の抑制、モーダルシフトを実施してきました。かつては英国も日本と同様、交通需要の伸びを高く予想し、道路をたくさん造る方針だったのですが、'86年にロンドン郊外を走るM25環状高速道路が完成したとき、ロンドン中心部の渋滞は解消するどころか、自動車利用が増えて酷くなるという経験をしました。そして、'98年に大きな転機を迎えます。『新交通白書』が発表され、『環境に配慮して、計画し、監視し、管理する』というモーダルシフト推進政策に転換しました。そして、本当に必要な道路を費用対効果、環境評価、社会的公平性から精査して造るようになりました。その結果、400あった建設予定の高速道路は37に減ったのです。

 また、郊外に駐車場を設置して、都市中心部への車の乗り入れを規制したり、料金を課金したりしています。中心部ではなるべく自動車に乗らず、バスや鉄道、自転車などに乗り換えてもらうのです。バスの運行本数が大幅に増やされ、停留所では次のバスがいつ来るか、GPSで正確に表示されます。首都ロンドンでは二酸化炭素を排出しない水素バスもテスト導入されました。地下鉄も安全で快適な乗り物となり、利用者が倍増しています。こうしたモーダルシフトにかかるコストは、道路を造るよりも格段に安く済むのです。

<写真略>
Cマークを越えてロンドン中心部に自動車で
入るには、8ポンド(約1200円)のチャージを
支払う

 オランダは'60年代から交通政策を転換、歩行者や自転車を優先した安全で景観の良い街づくりを推進してきました。その結果、現在は歩道、自転車道、車道の3つに区分された道路が国全体の70%まで完備されています。地方の中核都市では、中心商業地域への個人の乗用車利用を制限し、公共交通や自転車、徒歩で移動する『トランジットモール』が導入されています。同時に郊外型大規模ショッピングセンターが原則禁止され、商店街が活性化するという効果も生まれました。また市街地での自動車の制限速度を30㎞以下にしたため、死亡事故が激減しました。

 同国のドラハーテン市では、交差点の信号機を廃し、ロータリー型交差点を採用。ゴチャゴチャとした景観がすっきりしたうえ、渋滞や死亡事故も激減しました。さらにメンテナンス費用が信号機式の交差点に比べて10分の1になりました。

 日本では『渋滞を解消する』というとすぐに大金をかけて道路を造ることだけを考えます。ところが、欧米など道路とのつき合いが長い諸国は、モーダルシフトや道路規制など、それ以外の方法も考えて、ムダな支出や環境負荷がいちばん少ない方法を選んでいます。そして、どうしても道路を造らなければ解決しない場合のみ、3〜4通りのルート案を比較検討しながら、最も費用対効果の高い案、景観が美しい案、環境に優しい案を採用するのです」

091208_p19.jpg
取材・文/志葉 玲 北村尚紀(本誌)


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