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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

1511チバQ:2009/12/10(木) 12:29:06

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091209-00000000-spa-ent
【大ウソ試算を全暴露】国交省の狂気に高尾山が壊される
週刊SPA!12月 9日(水) 17時 4分配信 / エンターテインメント - エンタメ総合
トンネル掘削1m当たり工事費7000万円。なのに周辺道路の渋滞解消にほとんど効果なし

1m当たり約7000万円という莫大な税金をつぎ込んで、圏央道高尾山トンネルの本格掘削が10月から始まっている。実はこの圏央道、貴重な生態系を破壊するばかりでなく、途方も無い採算割れの事業だということが判明。ムダな道路建設を何が何でも行おうとする、国交省のインチキ試算を徹底検証!


■圏央道建設事業は環境破壊だけでなく思い切り採算割れ!

「政権交代で事業者側も焦っているのでしょうか、高尾山トンネル(1.3km)の本格掘削が急ピッチで始まりました」と、高尾山トンネル建設に反対しているNGO「虔十の会」代表の坂田昌子氏は証言する。

 その現場に行ってみると、昨年報じた(2008年12月23日号)時点よりもかなり工事が進行していた。

「直径約5mの先進導坑は約600m、ケーブル駅の下あたりまで掘られているとのことです。セメントミルクによる止水注入を終了した後、10月から、本格掘削が始まりました。現在、150mほど進んでいるようです。観光名所でもある琵琶滝、岩屋大師まで約200m。何とかその手前でストップさせたい」

 地下水脈が豊かな高尾山では、「シールド工法」という海底トンネルを掘る際の工法で掘らねばならず、八王子JCTから八王子南ICまでの区間(約2km)の工事には莫大な費用(1400億円)がかかる。1m当たり約7000万円、これは圏央道のほかの部分の3倍以上だ。

「私たちはこれまで高尾山の生態系を壊すトンネル工事に反対してきましたが、実はこのトンネル工事を含む圏央道の建設が、費用便益比(下記参照)の面で思い切りムダな事業だということがわかったのです」

 圏央道(首都圏中央連絡自動車道)とは、都心から半径およそ40〜60kmの位置に計画された全長約300kmの環状道路。「都心の渋滞緩和」を謳い文句に建設が進んでいる。総事業費は約6兆円。

 地元住民がトンネル工事の中止を求めて起こした「高尾山天狗裁判」原告弁護団事務局長の関島保雄氏はこう指摘する。

「2006年の圏央道高尾山トンネルの事業認定申請書によると、圏央道八王子JCTから海老名北IC間の建設事業のB/Cは2.6と算出され、国交省が事業を行う基準としている1.0を大きく上回るものとなっています。しかし、その根拠となる詳しい分析データについて、国交省は一切開示しようとしません。『コンピュータで解析したが、データは保存していない』などと、まったく不誠実な対応なのです」

 そこで、原告側は八王子JCTから相模原ICまでが開通した場合のB/C試算を民間分析会社「アプレイザル」に依頼した。同社がケンブリッジ大学と共同開発した都市総合分析システム「ミープラン」は、英国やEUなどで道路開発を行う際に利用されている。

「その結果、0.35という、完全に採算割れの数値が出ました」(関島氏)

『道路の経済学』(講談社現代新書)著者でアプレイザル代表取締役の松下文洋氏は、分析結果についてこう説明する。

「一日当たりの走行時間短縮便益は約1200万円。年間では44億円程度になります」

 国交省の試算による便益は、年約664億円。まったく違う結果が出た。

※【大ウソ試算を全暴露】国交省の狂気に高尾山が壊される(その2)につづく


【費用便益比(B/C)とは?】
道路整備による効果のうち、走行時間短縮による経済効果や、走行経費減少、交通事故減少の3便益(B)を予測して数値化し、維持管理費を含む全体事業費(C)で割った値。通常「B/C」(ビー・バイ・シー)と略され、国交省が事業を行ううえでの目安となっている。この値が高いほど便益が大きいとされ、2008年2月の衆院予算委員会で冬柴国交相(当時)は「(B/Cが)1.0を下回る場合は、いかなる場合も事業を取りやめねばならない」と答弁した。


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