したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

1282荷主研究者:2009/08/09(日) 23:35:03

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/105789
2009年7月1日 00:28 西日本新聞
海 高速道の効果明暗 山 大分・佐伯IC開通から1年 PR不足で売り上げ減 宇目 道の駅魚介類直売人気 蒲江

新鮮な海産物が県外客に人気の道の駅かまえ=6月28日昼、大分県佐伯市蒲江 昨年6月末に大分県佐伯市の東九州自動車道・佐伯インターチェンジ(IC)の利用が始まって1年。この春に導入された自動料金収受システム(ETC)「上限千円乗り放題」の休日割引効果も手伝い、利用台数は年間200万台超と当初予想を大幅に上回る。業績好調の陰で、観光地間の明暗や市街地の空洞化といった地域課題も浮かび上がってきた。

   ◆   ◆   

 西日本高速道路によると、佐伯ICの利用は上下線で当初予想の1日平均4100台を上回る約5700台。5月までの11カ月で約190万台に上り、年間200万台を超えたとみられる。

 この恩恵を顕著に受けたのが、豊後水道の新鮮な魚介類の直売などで売り出した「道の駅かまえ」(同市蒲江)。海を望む国道を通って佐伯ICから約45分、県道ならば約30分で着く。同店は佐伯ICの開通前に比べて売り上げが38%増。市橋俊蔵店長(47)は「大型連休中は半数以上が福岡、関西などの県外ナンバーだった」。同県警も「海へ向かう道に車が集中し、IC付近で3キロの渋滞ができた」という。

 道の駅は「海」と「山」で明暗が分かれた。同ICから西へ約5分の「道の駅やよい」(同市弥生)は4・1%の小幅な増。南西へ約50分の山間部にある「道の駅宇目」(同市宇目)は6・3%減った。田村亮店長(53)は「海は見るだけでも楽しいからね…」と山の魅力を十分にPRできていない現状を嘆く。

   ◆   ◆   

 ICは地元に人を呼び込む機能と、地元から送り出す機能を併せ持つ。「商店街から若い親子連れが減った」。佐伯市の仲町商店街振興組合の武藤雄一郎理事長(56)は、高速道を通じて大分市や福岡市など都市部に人が吸い寄せられる「ストロー現象」を指摘する。市内中心部で魚料理店を営む染矢恒明さん(53)の目にもICの市街地浮揚効果は薄いと映る。

 佐伯市中心部のホテル総支配人青柳由香利さん(51)と蒲江で民宿を経営する清水やす子さん(58)は、異口同音に「宿泊客はそう増えていない」と話す。都市部との時間距離を縮め、日帰りを助ける高速道は観光客の「宿泊」に直結しにくいという課題も見つかった。

 東九州自動車道は、2016年度に宮崎までの延伸を目指して工事が進む。「このままでは通過地になってしまう」と危機感を募らせ、佐伯市観光協会は隣接する臼杵、津久見両市との「ぶんご丼海道」、宮崎県延岡市と「伊勢えび海道」など市境、県境を越えた食の観光推進を模索。今後、農家民泊など滞在型観光を企画していく考えだ。

=2009/07/01付 西日本新聞朝刊=


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板