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高速道路・地域高規格道路・自動車専用国道

1276千葉9区:2009/08/02(日) 18:45:56
 ◇マザー牧場ほくほく 東京湾フェリー苦渋
 東京湾アクアラインの通行料値下げで、明暗が分かれている。

 富津市のマザー牧場では普通車の通行料800円にちなみ、レストランで800円の特製シーフードカレーを販売。牛乳かりんとうなど菓子を詰め合わせた800円の福袋も用意した。駐車場では、「横浜」や「品川」ナンバーの乗用車が見かけられた。

 マザー牧場の山本信介営業部長は「今回は通行料が800円で、しかも平日も安くなるということで恩恵を期待している」と話す。休日の来園者は、昨年と比べ、1000人ほど増えると見込んでいるという。

 一方、値下げで割を食うのは富津市と神奈川県横須賀市を結ぶ「東京湾フェリー」(横須賀市)だ。

 同社によると、アクアラインが開通した97年に比べ収益は半減。今回の値下げでさらに2〜3割の減収を見込んでいる。1日から利用者に運賃の2割引券をプレゼントするなど客をつなぎ留めようと必死だ。

 同社営業部の渋谷高輝主任(36)は肩を落とす。「うちは一企業で、国と対抗できる体力には限界がある。社会実験の名のもとに税が投入され、光と影ができるのなら、うちは完全に影だ」。森田健作知事について「今後フェリー業界への対応策を検討すると言っていたが、具体的に何をしてくれるのだろうか」と疑問を呈した。

 ◇財政負担など課題抱え
 県は、アクアライン値下げを、地域経済の活性化の起爆剤にしようと考えている。

 これまでは高い通行料がネックとなり、交通量が低迷。県南地域の経済振興の要にしようという思惑は外れ、期待していた物流の増加や企業誘致は思うように進まなかった。

 森田健作知事は当初「800円の値下げは国策で」と国に値下げを求めたが、国土交通省に相手にされなかった。6月県議会では「早期に実現するためにも千葉県が費用を負担し、率先して行動することが必要と判断した」と方針転換を表明。国と10億円ずつの折半で実現にこぎ着けた。知事は「値下げで経済が活性化し、湾岸部の交通渋滞緩和や企業誘致にもつながる」と胸を張る。

 ただ、民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)は「高速道路の無料化」を掲げ、「政権交代すれば社会実験の枠組みはどうなってしまうのか」と危惧(きぐ)する声もある。

 さらに景気回復の兆しが見えない中、「企業は新規投資に慎重で、県がよほど積極的な政策などを打ち出さないと企業誘致は難しい」(シンクタンク幹部)との声も聞こえる。

 これらの課題を乗り越え、値下げを経済振興につなげられるか。森田知事は31日深夜、海ほたるPAでのカウントダウン式典で「道のりは苦しかった。千葉はすごいポテンシャルがある。おもてなしの心で観光客を迎えてほしい。これからが勝負だ」と意気込みを語った。しかし、ある県議は「県は財政負担よりも大きな責任を未来に背負ったことになった」と指摘する。


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