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民主党スレッド

1とはずがたり:2003/11/13(木) 11:03
民主党関係全般
http://www.dpj.or.jp/

4032 ◆ESPAyRnbN2:2009/02/14(土) 15:21:40
こういうのは途中経過の記事が面白いですね
>>4029
> 小沢氏との会談を想定し、浜田靖一防衛相らの会談時間を変更していた外務省からは不満も漏れる
野党が外国首脳との会談すら、いろいろ口を挟み、思い通りにいかないと不満を漏らす官僚の図。

ついでにこちらも。アメリカ外交を重視する読売らしい記事。
選挙7ヶ月前に「選挙対策より、米国と意見交換する方が重要だ」など言ってるのは誰だ?
こちらでも「政府筋」が事なかれ主義で、いろいろ気を揉んでるみたいですね。

クリントン・小沢会談見送りか、いったん断り再調整困難

 16日に来日するクリントン米国務長官と民主党の小沢代表との会談は13日、見送られる公算が大きく
なった。

 米側は当初、17日の特定の時間を打診してきたが、小沢氏は衆院選のてこ入れの目的で地方に出張
する予定を入れていたため、民主党側が断った。民主党は変更を求めているが、外務省首脳が13日、
「会談はないのではないか」と述べるなど、再調整は困難な見通しとなっている。
 鳩山幹事長は13日の記者会見で、「小沢代表も会談したいという意思はある。短時間であっても実現
させたい」と語った。

 執行部に距離を置く議員からは「日程が合わないというのは口実ではないか」という指摘が出ている。
小沢氏にはもともと、「米国と距離がある」という見方が少なくないからだ。
 小沢氏は2006年4月に代表に就任して以来、米政府の要人とほとんど会っていない。07年8月には、
米国のシーファー駐日大使から、海上自衛隊による洋上給油活動の継続に理解を求められたが、反対を
貫いた。この際、小沢氏はシーファー氏を長時間待たせ、「外交上、非礼だ」(政府筋)という批判も呼んだ。
 また、小沢氏周辺には、民主党の米海兵隊普天間飛行場の移設合意の見直しや日米地位協定の
改定などの政策が、会談で批判されることへの懸念もある。「譲歩すれば党内の反発を招き、政策を
ごり押しすれば与党に『政権担当能力がない』などとけん伝される」というわけだ。

 会談見送りの公算が大きくなっていることに、党内では「選挙対策より、米国と意見交換する方が重要
だ」という不満が出ている。

(2009年2月13日22時21分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090213-OYT1T00962.htm?from=navr

4033名無しさん:2009/02/14(土) 18:07:34
とりあえず見出しだけ。
一端、外務省筋のリークを元に会談お流れを打った辻褄合わせが「やっぱり会う」。

小沢氏、クリントン長官と「やっぱり会う」…日程を再調整
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090214-OYT1T00454.htm

どうやらヨミウリは
アメリカの偉いさんが会ってやると言ったら、政治家たるもの、尻尾を振って飛んでいくべきと考えているようだ。

4034名無しさん:2009/02/14(土) 21:19:55
思惑通りというべきか、
一旦、NOを突きつけたことで
会談に対する注目はいやが上にも高まることに。

小沢民主代表:米国務長官と会談へ 対米政策の試金石に
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090215k0000m010064000c.html
 民主党の小沢一郎代表が、16日に来日するクリントン米国務長官と、同党代表として初めて17日に会談する。主要議題の一つと目される沖縄県の米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県内移設に対して「県外・国外移設」を主張するなど、民主党の対米政策は「対米追随脱却」志向が強い。会談は、小沢氏が訴える「対等な日米関係」を政権交代後に構築できるかどうかを占う試金石となりそうだ。

 「喜んでお目にかからせていただきたい」。小沢氏は14日朝、米側が最終的に提示した会談日程を山岡賢次国対委員長から伝えられ、会談に応じる意向を示した。会談は米側が今月上旬に打診したが、小沢氏側が地方行脚などを理由に日程に難色を示し、調整が難航。決定がぎりぎりまでずれ込んだ。

 小沢氏の持論は「米国の言うがままに追随するのではなく、対等のパートナーシップを確立し、より強固な関係を築く」(08年10月の代表質問)ことだ。14日にも東京都内で開いた「小沢一郎政治塾」の講義で「日本は自分の主張をきちんと持っていないゆえに右往左往する。米国はそんな日本を評価していない」と述べ、対米追随からの脱却を訴えた。

 ただ、民主党の主張は普天間飛行場移設問題以外にも、日米地位協定改定、インド洋での海上自衛隊による給油活動反対など、交渉難航が必至のものばかり。小沢氏自身、自民党幹事長(89〜91年)時代には湾岸戦争で米の要請を受けて自衛隊派遣を模索するなど「親米派」と目されたが、06年4月の民主党代表就任後は、07年8月のシーファー駐日米大使(当時)との会談で、報道陣を前にインド洋給油活動延長に反対を主張して見せるなど、米国に距離を置く姿勢が目立つ。シーファー氏らブッシュ前政権下の米要人は小沢氏らへの不信感を募らせていた。

 このため、小沢氏が会談に臨む姿勢には注目が集まる。党内には「政権交代が現実味を帯びており、オバマ政権との関係構築は早いほどいい」(外交政策系議員)と期待感が高まる一方、「代表は政権に就くまで政策に関する具体的発言を控えようとしており、突っ込んだ意見交換にならないのでは」(周辺)との見方も出ている。【白戸圭一】

4035千葉9区:2009/02/15(日) 13:07:40
>>4021-4034
http://www.asahi.com/politics/update/0214/TKY200902140192.html
小沢氏と党幹部にズレ クリントン会談、見送り→再交渉
2009年2月14日23時50分
 クリントン米国務長官と民主党の小沢代表の会談が17日に東京都内で実現することになった。来日直前まで調整がもつれた背景には、政権交代に備え米国とどう向き合うかをめぐる、小沢氏と他の党幹部らの意識のずれがあった。

 14日午前、米政府との調整がついた直後、小沢氏は都内での講演で対米外交を語っていた。20年ほど前、自民党幹部だった当時に市場開放や湾岸危機をめぐる交渉を仕切った経緯を披露し、「我が党にも『大丈夫か』と心配するやつがいっぱいいるけど、私は日米交渉を通じて信頼関係を結んでいる」と胸を張った。

 自衛隊の海外派遣などで政府を「対米追従」と批判してきた小沢氏に対しては、政権に就いた時の対米関係を不安視する声がある。そんな声を「経験の重み」で打ち消そうとしたのだ。

 ただ小沢氏は、党幹部には「政権を取るまでオバマ大統領には会わない」と伝えている。小沢氏がこだわりを持つ外交・安保政策で党内や野党は大きく割れている。政権交代前の発言で、手足を縛られるのを嫌っている面もある。

 そんな姿勢は会談の調整に影を落とした。長官が滞在する16〜18日の大半は、小沢氏が衆院選に向け力を入れる地方出張と重なった。同党は13日午前、会談見送りを在日米大使館といったん確認した。

 だが、小沢氏に会談を求めてきた菅直人代表代行や鳩山由紀夫幹事長らは「政権交代に備え、オバマ政権が民主党への理解を深める契機に」とこだわった。党幹部らが協議し、13日夜に米政府に親書を送って再交渉。小沢氏が出張から戻り、長官が麻生首相主催の夕食会を終えた17日夜に会談がねじ込まれた。

 小沢氏は昨年、インドの首相との会談を急に断り批判を浴びてもいる。「次の首相」らしい振る舞いを望む声は党内に根強く、「長官に会わなかったらまたぼろくそだ」と案じたベテラン議員も米政府との仲介に奔走した。

 会談実現について、菅氏は14日、「大変良かった。まずは初顔合わせでいい」と記者団に歓迎の意を示した。首相は記者団に「良いことだと思います。インドの総理大臣はドタキャンという話だったんで、ちょっとどうかねと思っていましたから」と語った。

4036千葉9区:2009/02/15(日) 21:24:15
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20090215-461190.html
民主小沢代表「私が会いたいのではない」

 「私が会いたいと思って申し入れたわけではない。選挙活動の方が大事なことだ」。民主党の小沢一郎代表は15日、クリントン米国務長官との17日の会談について、あくまで米側の強い要請に応じたと強調した。

 小沢氏は和歌山市で記者団の質問に答え「彼らだって大統領選のときはそれ一色でやってきている」と、日米双方とも選挙を最優先するのは政治家として当然と言いたい様子。

 その上で、いったんは会談要請を断った経緯に関し「当初言ってきた時間では(衆院選へ向け)全国を回りたいと思って立てた日程をキャンセルする以外ない。『夜でもいい』とまで配慮して会いたいと言うなら断る理由はない」と説明した。

 ただ政権獲得後に取り組む意向を示している在日米軍再編見直しについて会談で言及するかを問われると「私どもはまだ野党だから。米当局も個別の問題について話そうということではないと思う」と煙幕を張った。(共同)

 [2009年2月15日19時45分]

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090215-OYT1T00575.htm?from=navr
米国務長官側「時間変えても会いたい」、小沢氏が説明
 民主党の小沢代表は15日、和歌山市で記者団に、クリントン米国務長官との会談をいったん断った理由について、「私が別に会いたいと言って申し入れたわけではない。2月中とにかく全国を全部回りたいと思っているので、日程上、当初、彼らが言ってきた時間では遠くにいるので間に合わなかった」と説明した。

 その後、一転して会談を受け入れた理由については、「彼らが私の日程を知り、申し入れてきた時間を変えてでも顔合わせをしたいとのことだったので、私も受けた。そのこと自体が、お互いの立場を尊重している」と強調した。

(2009年2月15日19時03分 読売新聞)

4037名無しさん:2009/02/18(水) 19:11:04
うーん、いくら「一般論」と言われても、色々勘ぐりたくもなる・・・。

「与謝野さんは一生懸命やってる」 小沢氏、持ち上げる
http://www.asahi.com/politics/update/0218/TKY200902180265.html
 民主党の小沢代表は18日、富山市での記者会見で、財務・金融相を兼任した与謝野経済財政相について「政治家として、また、大臣としても一生懸命、その職務を務めておられる。自民党内閣だから中身や政策の考え方に賛意を表しているわけではないが、彼は彼なりにやってるんだろう」と持ち上げた。

 小沢氏と与謝野氏は「大連立騒動」直前の07年10月に囲碁の公開対局を行った間柄。小沢氏は「一度碁を打ったから親しげにしてると思うかもしれないが、普段は接触があるわけでもないし、まったくの一般論しかわかりません」とも語った。

4038千葉9区:2009/02/22(日) 12:58:45
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090221-OYT1T00840.htm
連立政権念頭に政策協議、民主・社民・国民新が合意
 国民新党の亀井静香代表代行は21日、名古屋市で講演し、民主党の小沢代表と20日に都内で会談した際、民主、社民、国民新3党で次期衆院選後の連立政権を念頭に、政策協議を始めることで合意したことを明らかにした。

 亀井氏は「『衆院選に勝って、急に骨太の政策をやろうとしても出来ない。今から3党で(政策合意を)作り上げないといけない』と提案し、小沢氏も同意した」と語った。

(2009年2月21日21時28分 読売新聞)

4039千葉9区:2009/02/22(日) 18:54:28
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090222067.html
衆院選へ…民主党がスポーツ団体に触手
 民主党が次期衆院選を見据え、アマチュアスポーツ団体とのパイプづくりに乗り出している。支持層拡大の一環で、26日には日本オリンピック委員会(JOC)を招いて「国家戦略としてのスポーツ調査会」の初会合を開く。

 2016年夏季五輪の東京招致や選手強化など、政府に頼る部分が大きいスポーツ団体側も、政権交代をにらんで民主党との関係強化を模索しており、両者の思惑が一致した格好だ。

 調査会の会長には鳩山由紀夫幹事長、顧問には羽田孜元首相と菅直人代表代行が就任。「ほとんど付き合いがなかった」(党幹部)スポーツ団体との窓口として位置付け、当面はアマチュアスポーツの現状や課題をめぐり意見交換する。

 スポーツ界では、日本体育協会の会長を森喜朗元首相が務めるなど、自民党の影響力が極めて強い。五輪メダリストの荻原健司、橋本聖子両氏も、自民党の目玉候補として参院選に出馬した。

 1月にJOC幹部から面会を求められた小沢一郎代表は「自民党べったりの団体とは会わない」と拒否。これがきっかけとなり、党幹部とJOC双方で関係構築に向けた機運が高まった。

 民主党にとってスポーツ団体の人脈や大型イベントを通じた業界との関係強化は魅力だ。調査会事務局長の川上義博参院議員は「陸上や水泳、柔道、サッカーなど、地方にもすそ野が広い。大物選手なら参院選の比例代表で擁立できる」と期待している。

[ 2009年02月22日 15:37 ]

4040 ◆ESPAyRnbN2:2009/02/22(日) 21:03:40
>>4039
今月の初めの頃か、この話を聞いたときはアマチュアを気取った利権団体なんて放っておけばいいのに、
と思っていたのですが、

> 1月にJOC幹部から面会を求められた小沢一郎代表は「自民党べったりの団体とは会わない」と拒否。
> これがきっかけとなり、党幹部とJOC双方で関係構築に向けた機運が高まった。

こういう経緯があったのですね。

4041千葉9区:2009/02/24(火) 22:44:19
>>4039と関係あるんですかね。国体委員長って
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090225k0000m010092000c.html
民主:09年度予算案は27日採決の方向 国体委員長
 民主党は24日の役員会で、09年度予算案を27日までに衆院本会議で採決する与党方針の容認を確認した。山岡賢次国対委員長は「現場の意見を尊重し、27日(採決)という方向性だ」と報告。衆院予算委の枝野幸男理事も「いたずらに引き延ばすつもりはない」と記者団に語った。予算案は衆院通過後30日で自然成立するため、年度内成立の見通しが強まったが、早期採決に慎重な他の野党の対応が焦点となる。

 また、定額給付金の財源を確保する08年度第2次補正予算関連法案は、来週にも参院で採決する方向。野党の反対多数での否決を受け、与党が衆院の3分の2で再可決すれば、定額給付金の支給手続きが可能となる。【野口武則】

4042 ◆ESPAyRnbN2:2009/02/24(火) 23:32:37
国「対」委員長の誤字ですね。毎日・・・

4043千葉9区:2009/02/26(木) 22:20:01
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090227k0000m010074000c.html
民主:政治と宗教問題 国会論戦争点に位置付け
 民主党は26日、09年度予算案の27日の衆院通過が決まったことを受け、公明党と同党の支持母体・創価学会の関係をはじめとする「政治と宗教の問題」を当面の国会論戦での争点に位置付ける方針を固めた。学会を提訴した矢野絢也・元公明党委員長の参院予算委員会への参考人招致などを要求する方針。麻生太郎首相の支持率急落で衆院解散が遠のくことを懸念し、公明党を揺さぶる狙いがある。

 輿石東参院議員会長は26日の記者会見で「福田内閣からの宿題として政治と宗教の問題が残っている。麻生内閣として最後の予算委になるかもしれず、片を付けないといけない」と明言。菅直人代表代行も同日、矢野氏らの国会招致に言及した。【小山由宇】

4044千葉9区:2009/02/26(木) 22:21:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009022500848
民主「閣議」、国会では開かず=政府への情報漏れ警戒
 民主党は25日、「次の内閣」定例会議の開催場所を国会内から党本部に変更することを決めた。政府への情報漏れを防ぐためで、党本部で開かれた同日の会議では、「立ち入り禁止」の張り紙が掲示される「厳戒態勢」となった。
 参院で民主党が主導権を握り、衆院選後の政権交代の可能性が現実味を帯びる中で、同党の動向は各省庁にとっても関心の的。国会内での会議では、壁やドア越しに聞き耳を立てる役所の若手職員の姿が見られ、「政策が盗まれている」との声が出ていた。
 鳩山由紀夫幹事長は同日の会議で「われわれの議論が政府に筒抜けというのもいかがなものか」と、今後は情報管理を徹底する考えを示した。 (了)
(2009/02/25-18:47)

4045千葉9区:2009/02/26(木) 22:22:38
>>4017
ZAKZAKの記事が、ついに時事通信にも
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200902/2009022400024&rel=j&g=pol
全閣僚が官邸に常駐=民主・鳩山氏が政権構想
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は23日、都内で講演し、次期衆院選後に民主党中心の政権が発足した場合、「閣僚は基本的に官邸の中で仕事をしてもらう」と述べ、全閣僚を首相官邸に常駐させる構想を明らかにした。官僚主導の政治を見直し、首相官邸機能を強化するのが狙い。
 鳩山氏は政権交代後の民主党政権の在り方に関し、「100人近い国会議員を政府に送り込み、組閣後2、3週間かけて政権の方針を議論し、決定する」と説明。この方針に従わない官僚に対しては「少なくともラインから外れてもらわなければならない」と述べた。 
 また、事務次官会議にも政治家を参加させ、同会議での政策決定の在り方を改める考えを示した。(了)
(2009/02/24-01:04)

4046千葉9区:2009/03/02(月) 21:56:20
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090303k0000m010068000c.html
民主:小沢発言で社民ときしみ 衆院選前に新たな火種
 民主党の小沢一郎代表の在日米軍削減論により、次期衆院選後の連立相手と想定される社民党ときしみが生じている。小沢氏の発言が米軍削減と同時に日本の防衛力強化を意味し、憲法改正や集団的自衛権行使の解釈変更につながりかねないためだ。執行部には「護憲の党是にかかわる。連立参加の議論自体やりにくくなった」との指摘が出ており、次期衆院選を前に民主党は新たな火種を抱えた。

 「決して民主党と連立するとは言わないでほしい」「彼らは自民党右派と同じ。一緒にはやっていけない」。2月28日に開かれた社民党の全国代表者会議。党本部に集まった約100人から、民主党との連立政権に反対論が相次いだ。

 福島瑞穂党首は2日、毎日新聞の取材に「皆が自由に本音を言えるのが社民党。さまざまな意見が出て良かった」と述べた。ただ、民主党との連立については「今は選挙に全力を尽くす時。皆の意見を聞いてしかるべき時期に判断する」と言及を避けた。

 小沢氏は2月24日、「第7艦隊で米軍の極東でのプレゼンスは十分。後は日本が役割を担うことで話がつく」などと発言した。小沢氏は政権交代後の日米関係について「対等なパートナーシップ」をクリントン米国務長官との会談などで強調しており、今回の発言にも、現在の米軍再編計画が前提とする世界戦略を一から協議し直そうとの姿勢がうかがえる。

 小沢氏に近い民主党関係者は「他党との立場の違いを鮮明にしようとする“選挙対策”」との見方を示す。与党側の「米国頼み」を露呈させるのが狙いというわけだ。

 しかし、「第7艦隊で十分」という以上に、詳細な説明はない。米海軍横須賀基地に拠点を置く第7艦隊は、日本国内では佐世保、沖縄などに展開しているが、小沢氏の言う「米軍が引き、後は日本が担う」部分がどこを指すのか不明だ。こうしたあいまいさが「自衛隊増強、ひいては憲法改正につながる発想ではないか」(社民党幹部)との警戒感を増幅している。【白戸圭一、渡辺創】

 ◇小沢代表の発言要旨
 ◆2月24日、奈良県香芝市で記者団に

 米軍再編に絡む問題は、米国に唯々諾々と従うのではなく、私たちも世界戦略を持ち、日本に関連する事柄はもっと日本自身が役割を果たすべきだ。今の時代に前線に部隊を置く意味が米国もない。軍事戦略的には第7艦隊がいるので極東でのプレゼンスは十分だ。後は日本がそれなりに役割を担うことで話がつく。

 ◆2月25日、大阪市で記者団に

 日本に関係の深い安全保障面で日本が役割を負担すれば、米軍の役割はそれだけ少なくなる。米軍が実動部隊を日本に置く必要はない。ただ東南アジアには不安定要因が大きいので、米軍のプレゼンスは必要。それはおおむね第7艦隊の存在で十分。米軍が引くことで、日本の防衛に関連することは日本が責任を果たせばいい。

 ◆2月27日、横浜市の記者会見で

 在日米軍の役割の中で日本の防衛に関係する部分はできる限り日本が役割を果たせば、米軍の役割は少なくなり、米軍の前方展開の負担を軽くすることもできる。政権をとって米国に具体的なことは聞いてみなきゃ分からない。

4047千葉9区:2009/03/02(月) 21:57:03
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009030200851
社民、国民新が急接近=スクラム組み民主に圧力
 社民、国民新両党が急接近している。単独では参院で過半数に届かない民主党の足元を見透かし、スクラムを組んで同党への発言力を強めるのが狙い。両党は週内にも福島瑞穂党首と綿貫民輔代表が会談し、次期衆院選に向けた連携強化を確認する見通しだ。
 「民主党は衆院選で勝っても、国民新党と社民党がノーと言ったら政権維持できない。その怖さを分からずにのぼせ上がっている」。国民新党の亀井静香代表代行は2月25日の記者会見で、民主党が2009年度予算案の同月中の衆院通過を容認したことに怒りを爆発させた。その上で、同党との協議の席には当面着かないと宣言した。
 国民新党が新人を擁立する衆院神奈川1区に民主党が独自候補を発表したことも、両党間の火種となっている。国民新党は、同区を譲らなければ参院での統一会派解消も辞さないと民主党に通告。一方、社民党では、在日米軍削減に言及した小沢一郎民主党代表に対し、日本の防衛力増強を目指しているのではないかとの警戒感が出ているのに加え、労働者派遣法見直しでも「民主党は及び腰」と不満を募らせている。
 両党が強気に出る背景には、民主党は同党系無所属議員らを含めても参院で113議席しかなく、過半数の122議席に達しないという事情がある。いずれも参院で5議席を持つ社民党と国民新党が連携すれば、「事実上のキャスチングボートを握れる」(国民新党幹部)というわけだ。
 このため、両党は先月中旬から幹事長レベルの定期協議をスタート。さらに、今週中にも福島氏と綿貫氏による党首会談を行い、郵政民営化見直しの具体案策定と衆院選協力の強化で合意する方向だ。
 両党の連携に民主党は表向き平静を装うが、ある党幹部は1日、顔を合わせた社民党幹部に対し「うちと組みたくないなら、衆院選後は自民党の一部と連携したっていい」と露骨にけん制してみせた。ただ、こうした言葉に確たる裏付けがあるわけではなく、民主党としても社民、国民新両党の圧力を軽視できないのが実情だ。(了)

(2009/03/02-20:47)

4048千葉9区:2009/03/02(月) 21:58:25
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090302/stt0903020008000-n1.htm
【民主党解剖】第1部「政権のかたち」(1)「小沢首相」は大丈夫か (1/5ページ)
2009.3.2 00:04

 2月上旬、都内で開かれた民主党議員と支持者による会合。党代表、小沢一郎が発した言葉に会場は一瞬凍りついた。

 「拉致問題は北朝鮮に何を言っても解決しない。カネをいっぱい持っていき、『何人かください』って言うしかないだろ」

 日本人の人権と日本の主権を蹂躙(じゅうりん)した北朝鮮の犯罪をカネで決着させる−。あまりにもドライな小沢発言は、当然のごとく、箝口(かんこう)令が敷かれた。

 外交・安全保障をめぐる小沢の「危うさ」が露呈し始めている。

 2月24日、記者団に「米海軍第7艦隊で米国の極東の存在は十分だ」と語り、波紋を広げた。「対等の日米同盟」を土台に、日本の防衛力増強を志向すると受け取れる発言の真意を、側近は「安保論議を活性化させようとして投じた一石だ」と代弁する。だが、党内にも「先を見据えない、浅はかな言葉だ」(幹部)との批判が出ている。

 「民主党に国民は不安も抱いている」。1月18日、民主党大会で国民新党代表、綿貫民輔はこう指摘した。民主党が政権に王手をかけたいま、小沢が唐突に繰り出す持論は、野党の足並みも乱している。

   

× × ×

 小沢はどんな「政権のかたち」を描いているのか。

 麻生内閣の支持率が超低空飛行を続ける中、次期衆院選で民主党が単独過半数(241)を獲得するとの観測が強まっているが、小沢は単独政権を選択できない。参院の過半数(122)まで届かず、統一会派を組む国民新党、新党日本のほか、社民党や無所属議員との協力が、少なくとも来年夏の参院選までは不可欠だからだ。

 「どれだけ民主党が次期衆院選で勝っても、国民新党や社民党と連立しないと自民党にやられるぞ」

 2月20日、小沢は都内の個人事務所を訪ねてきた国民新党代表代行、亀井静香にこう助言され「分かっている」とうなずいた。野党3党による連立の政権公約策定についても、小沢は「選挙がもう少し近づいてからだ」と答えた。

 しかし、連立政権の行く手は容易ではない。とりわけ社民党とは憲法や安保などの基本政策をめぐる溝が深い。社民党がソマリア沖への自衛艦派遣に反対したため、民主党が態度を決めきれないのが好例だ。「旧社会党の右派が抜けた残党の社民党はよりたちが悪い」と民主党保守系議員は警戒する。

 綿貫、亀井ら「うるさ型」が率いる国民新党も一筋縄ではいかない。

 「来年の参院選で単独過半数をとれば、そこから本格的な民主党政治が始まる」。民主党副代表、岡田克也が2月23日の講演でこう述べたのも、社民、国民新両党を牽制(けんせい)するためだった。

   

× × ×

 昨年8月、小沢は細川連立政権時代に、たもとを分かった元官房長官の武村正義と東京駅前のホテルでフランス料理をともにした。

 「なぜ殿様(細川護煕元首相)は、8カ月で辞めちゃったんだろうか」

 ワインを口にしながらたずねる小沢に、武村は「よくわかりません」と答えただけだった。

 武村と会食した小沢の狙いは、首相官邸で細川の傍らにいた武村から、細川の真意を探りたかったのだと小沢の周辺はいう。

4049千葉9区:2009/03/02(月) 21:59:22

 「当初予算を2回組めば政権は安定する」「3年間政権を維持すれば自民党と官僚内閣制はつぶれる」…。

 小沢は、新政権を安定軌道に乗せるための持論を周囲に漏らしてきた。自民党単独政権に終止符を打たせた細川連立政権が短命に終わった教訓を、迫る「大勝負」に生かしたい小沢の思いが見て取れる。

 もっとも側近議員は、「小沢は政権の枠組みについてフリーハンドを握っていたいようだ」と語る。党内には「民主党が選挙に強い小沢氏の『顔』を使い、小沢氏が民主党の『数』を利用している関係だ」(中堅)という声も漏れる。

 周辺は、小沢の戦略をレーニンの「2段階革命論」とダブらせる。「小沢は次期衆院選での政権交代を第1段階とし、想定される来年夏の参院選と衆院選とのダブル選後を第2段階と考えているのではないか」

 自民党解体を究極の政治課題とする小沢には、「民主党政権も踏み台でしかない」(民主党中堅)のかもしれない。

 「大蔵(財務省)も目ざといな。おれのところによく来るようになった」

 小沢は昨年12月、広島市内で地元の連合幹部と懇談した際に、上機嫌でこう語った。財務省だけではない。経済産業、外務両省など霞が関がここにきて民主党幹部への接近を強め「政権交代シフト」を敷きつつある。

 霞が関では、100人以上の議員を政府に送り込むショック療法で政治主導の確立を唱える「小沢政権」への警戒とともに「民主党はくみしやすい」との声も漏れる。若手・中堅は政策の理解度が高いだけに、役人と融和する「『新・族議員』が増えるはず」と財務省関係者はささやく。

 「小沢さんは私に好きなポストを選べと言ってくれている」

 党内に即戦力が乏しいのも事実だ。東海地方選出の幹部は最近、地元支持者との会合でこう語っているという。政権交代前夜のムードに酔って浮足立っている議員も少なくない。

 小沢は主要閣僚に民間人を多用し、衆院解散直後に閣僚名簿をサプライズ公表する構想を温めている。党幹部は「民間人の経済閣僚候補の1人は昨秋から内諾を得ている」と明かす。

  

× × ×

 「あんたは性格がよくないし、人相もよくない。だが、いまの日本の先頭に立つのはあなたしかいない」

 1月5日、小沢は都内で会食した亀井静香に、首相就任への覚悟を求められ、うなずいた。小沢も「選挙で勝った政党の党首が首相になるのは当たり前」と明言している。

 しかし、「小沢は首相にならない」という疑念は消えない。

 木綿の豆腐とワカメのみそ汁…。都内の閑静な住宅街にたたずむ小沢邸の朝の食卓には、低カロリーで消化のよいメニューが並ぶ。昼食は党本部などで、夫人の手作りのおにぎりを口にする。2月23日夜の参院民主党幹部との会合でも、天ぷらにはしをつけなかった。別の場では、トンカツをほおばる同席者を「うまそうだな」とうらやんだ。

 小沢は平成3年に狭心症で入院して以来、健康管理に余念がない。周辺によると、日課の早朝の30分ほどの散歩の際には、かつて愛犬とともに早足で歩いていたが、いまは心臓に負担をかけないために犬は留守番だ。約2時間の昼寝を欠かさず、アルコールも1日、日本酒を3合までに控えるよう心がけている。

 健康不安説に加え、国会に縛られたがらない性分もある。小沢は今国会の召集日(1月5日)から2月末まで11回開かれた衆院本会議のうち4回欠席した。首相の施政方針演説に対する代表質問もしなかった。

 「予算委員会で7時間もイスに座るなんて無理だろう。小沢は苦痛なポストはさっさと投げ出し、院政を敷きたいのが本音だ」。周辺はこう打ち明ける。小沢自身も「議会制民主主義を日本に定着させ、国民の生活を安定させる政治を実現したら、私の役目は終わりだ」と語ったことがある。

 循環器系の専門医である多比良医院院長、多比良清はこう指摘する。「食事制限などを考えるといまも狭心症の疑いがある。そうならば、首相の激務に耐えるのは厳しいかもしれない」

 代表以外の議員が首相に就任する「総(総理)・代(代表)分離論」も党内でささやかれ始めた。「小沢は自民党をぶち壊すことが最優先で、首相ポストには恋々としないだろう」と党中堅はいう。皮肉なことに政権交代が実現した瞬間に「ポスト小沢」レースの号砲が鳴るのは確実だ。(敬称略)

     



 麻生政権が迷走し、次期衆院選後の「民主党政権」発足が現実味を帯びてきた。民主党とは一体、どんな政党か。第1部では「小沢首相」の政権構想や党が内包する課題を解剖する。

4050千葉9区:2009/03/02(月) 22:36:17
>>4046-4047
神奈川1区と沖縄3区の相互推薦くらいやると面白いね

>>4048-4049
>自民党解体を究極の政治課題とする小沢には
小沢は(保守)二大政党論者なのであって、自自民党解体が目標ではないと思うのですが・・・

4051とはずがたり:2009/03/03(火) 22:52:11

西松建設違法献金・裏金問題等此処迄の時系列順の纏め
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1071129446/90-106

4052とはずがたり:2009/03/03(火) 23:15:48
西岡は文部閥だもんね。
私学だけでなく国公立もやっちょくれ。

民主:「私学振興推進議連」設立総会開く
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090227k0000m010019000c.html

 私立学校教育の充実を目指す民主党の「私学振興推進議員連盟」(代表発起人・西岡武夫参院議員)が26日、国会内で設立総会を開いた。鳩山由紀夫幹事長ら衆参79人の国会議員が名を連ね、削減傾向にある私学助成の増額を求めることや、保護者や生徒への助成制度創設などの政策提言をする方針を決めた。

毎日新聞 2009年2月26日 18時34分

4053B層活用会議 ◆S3/.7DxKSg:2009/03/03(火) 23:24:15
民主党オワタ…。

4054とはずがたり:2009/03/03(火) 23:36:43

小沢代表:「問題ない」 幹部会で献金疑惑に大半割く
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090304k0000m010085000c.html
民主党幹部会を終え、党本部を出る小沢代表=東京・永田町で2009年3月3日午後4時18分、平田明浩撮影

 準大手ゼネコン「西松建設」側からの違法献金疑惑が浮上した3日、民主党の小沢一郎代表は、予定より1時間10分遅れの午後3時10分になって党本部に姿を現した。「そのまま姿を現さないのではないか」との憶測も党内に飛ぶ中、「河村君は来てるんだろうな」と職員に声をかけ、名古屋市長選出馬を表明している河村たかし衆院議員との面会に臨んだ。

 その後、小沢氏は引き続き党本部で幹部会に臨んだ。菅直人代表代行、鳩山由紀夫幹事長、輿石東参院議員会長、山岡賢次国対委員長、直嶋正行政調会長が出席。約1時間に及んだ幹部会では、本来の議題だった内閣不信任案や首相問責決議案の提出時期なども話題には上ったが、大半が小沢氏の献金疑惑に費やされた。小沢氏からは「全く問題はない。全く心当たりがない。きちんとやっている。すべて合法的にやっている。適正に処理している」などと説明があり、「必要があれば自ら説明する」との姿勢を示したという。

 小沢氏は1月31日、盛岡市での記者会見で、西松建設からの政治献金に関して「全部政治資金規正法にのっとって報告している。原資そのものが違法だという事実がはっきりすれば対応を考えたい」と語っていた。これに関連し、3日の幹部会で小沢氏は「個人的な献金と思っていた。そうでないなら返却する」と語ったという。

 小沢氏は3日午後4時20分ごろ、記者団の問いかけには無言のまま党本部を出た。秘書の逮捕後は深夜まで姿を見せなかった。【渡辺創】
毎日新聞 2009年3月3日 20時27分(最終更新 3月3日 21時40分)

小沢代表:資金管理団体捜索 「自・民ともに混とん」
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20090304k0000m040105000c.html

小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の事務所の家宅捜索に向かう係官ら=東京都港区で2009年3月3日午後5時28分、山本晋撮影

 東京・赤坂のビル「チュリス赤坂」7階にある小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」には、3日午後5時10分ごろ、東京地検特捜部の係官7人が家宅捜索に入った。報道陣約40人が見守るなか、管理人に声をかけ、無言のままビルに入った。

 近くに衆院赤坂議員宿舎やタワーマンションが建ち並ぶビル街。近くの会社に勤務する世田谷区の男性会社員(27)は「報道陣がたくさんいて驚いた。自民の悪いことばかりが最近取り上げられてきたが、今回の事件で民主、自民ともに混とんとしてきた」と話した。【鈴木一生】
毎日新聞 2009年3月3日 20時58分(最終更新 3月3日 21時07分)

4055とはずがたり:2009/03/03(火) 23:45:34
小沢氏秘書逮捕:地元も困惑 「問題ないと確信」後援会
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090304k0000m040107000c.html

 小沢代表の地元岩手県などでは関係者に戸惑いが広がった。

 同県奥州市にある地元事務所には報道関係者約20人が詰めかけた。応対した女性事務員は「東京から連絡はない。私では分からないのでお答えできません」とだけ話し、玄関を閉じた。

 後援会水沢連合会の小野寺伝会長は「連絡もなく内容が分からないのでコメントできない」と困惑しつつも「解散・総選挙をにらみ窮地に追い込まれた相手が仕掛けてきた。問題ないと確信している」と強気に話した。民主党県連の佐々木順一幹事長は「伝えられていることが事実なら残念。推移を見守りたい」と話した。

 大久保容疑者は同県釜石市出身。地元の県立高校を卒業後、91年市議に初当選。2期目の途中で市長選に出馬するため辞職。99年4月の市長選に出馬したが落選した。その後、小沢代表の秘書になったという。

 大久保容疑者を知る関係者の中には「地元建設業者との窓口となり、衆院選の度に業者を動員してポスター張りや有権者名簿を提出させるなどしていた」と話す人もいる。

 一方、民主党宮城県連幹部によると、次期衆院選に立候補を予定する新人陣営が小沢代表と並んで映るポスター印刷を急きょストップした。県連幹部は「刷らないと決めたわけではなく、事態の推移を見守る」と話す。【岸本桂司、鬼山親芳、念佛明奈、藤田祐子】

毎日新聞 2009年3月3日 21時02分

4056とはずがたり:2009/03/04(水) 00:16:07

献金の違法性否定、「全く問題ない」=小沢民主代表−幹部は進退問題発展を否定
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009030300706

 民主党の小沢一郎代表は3日午後、党本部での幹部会で、東京地検特捜部が政治資金規正法違反の疑いで自身の政治団体の捜査に着手したことについて「全く問題ない。心配いらない。適切に処理している」と違法性を否定した。これに関連し、鳩山由紀夫幹事長は記者団に対し、小沢氏の進退に関し「この問題で今すぐとはならない」と述べた。
 幹部会終了後、小沢氏は無言で党本部を出た。鳩山氏は「いずれ代表自ら説明すると考えている」と強調。一方で「国策捜査のような雰囲気がする」と捜査を批判した。
 山岡賢次国対委員長も記者団に「こういうことをやるようでは、末期症状だ。政治の権力を利用した許されざる行為だ」と政府・与党を強く非難した。 
 幹部会では、党として、献金の正当性を主張していくことを確認した。
 小沢氏は1月31日に盛岡市で行った記者会見で、西松建設OBが代表を務めた政治団体からの献金は認めつつ、違法性を否定。ただ、「(献金の)原資が違法だとなれば、どうするか対応を考えたい」として、返却を検討する考えを示していた。(了)
(2009/03/03-18:59)

4057とはずがたり:2009/03/04(水) 00:17:51

西松建設献金で小沢氏公設秘書ら3人逮捕
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/227762/
2009/03/03 17:45更新

 準大手ゼネコン「西松建設」(東京)が、政治団体をダミーにして政界にトンネル献金をしていたとされる疑惑で、献金が事実上の企業献金だった疑いが強まり、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反容疑で、民主党の小沢一郎代表の公設秘書で資金管理団体「陸山会(りくざんかい)」の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)と、西松前社長の国沢幹雄容疑者(70)=外為法違反で起訴=ら3人を逮捕、東京都港区の陸山会事務所を捜索した。小沢氏側への献金総額は2億円近くに上るとみられる。

 地検によると、ダミーにされた団体は「新政治問題研究会」(新政研、平成7年設立)と「未来産業研究会」(未来研、11年設立)で、3人は18年10月ごろ、新政研の名義をダミーに使って、陸山会に対して行われた西松建設の企業献金100万円を授受した疑い。

 また大久保容疑者は16年3月〜19年3月、西松から受領した2100万円を、ダミーである新政研と未来研からとする虚偽の記載を、政治資金収支報告書にした疑いが持たれている。

 捜査関係者によると、両団体の事務所所在地は同じで、各代表にはそれぞれ西松OBが就いていたが、ともに18年末に解散した。

 政治資金収支報告書によると、両団体が18年までの12年間に集めた会費は総額約5億1500万円で、両団体名義で行われた与野党の国会議員側などへの献金やパーティー券購入の合計は、約4億8000万円。このうち小沢氏側へは2億円近くにのぼる。

 18年には、小沢氏が代表を務める政党支部「民主党岩手県第4区総支部」も、新政研から100万円、未来研から100万円の計200万円を受け取った。

 西松関係者によると、両団体の会員は主に西松社員で、本社の人事部と政治団体の代表が、社員から団体の会員を選び、1口6万円の会費納入を指示。会費は賞与に上乗せして、西松側が穴埋めするかたちで負担していた。献金先は、土木、建築の両営業本部が総務部に指示し、OB2人が会社を訪れた際に伝えられていた。

 複数の西松幹部が特捜部のこれまでの調べにに、政治団体の設立を主導したのは、国沢容疑者だったと供述しているという。

 検察幹部によると、特捜部は両団体を西松のダミーだったとみており、トップダウンで事実上の企業献金が行われていた事実を重視したものとみられる。

4058とはずがたり:2009/03/04(水) 01:00:34
小沢代表の公設秘書逮捕=西松建設から陸山会に献金、違法性認識か−東京地検
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009030300845

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」(東京都港区)が準大手ゼネコン「西松建設」(同区)から違法献金を受けたとして、東京地検特捜部は3日、政治資金規正法違反容疑で、小沢代表の公設第一秘書で同会会計責任者大久保隆規容疑者(47)、同社前社長国沢幹雄容疑者(70)=外為法違反罪で起訴=ら3人を逮捕した。特捜部は同日、陸山会事務所を家宅捜索した。
 西松建設の不透明な資金をめぐる一連の疑惑は、大物政治家秘書を巻き込む事件に発展した。
 政治資金規正法では、政党以外への企業献金や他人名義の献金を禁じている。西松建設はOBが代表を務める2つの政治団体をダミーとして与野党幹部らに対し、実質的に多額の企業献金をしていたが、特捜部は、大久保容疑者が同社からの献金と認識していた疑いがあるとみて事件の全容解明を進める。
 逮捕容疑では、大久保容疑者は2006年までの4年間、陸山会が同社から計2100万円の寄付を受けながら、「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」から受けたと虚偽記入していた疑い。一方、国沢容疑者らは同年10月に新政治問題研究会の名義で寄付したとされる。
(2009/03/03-21:14)

4059名無しさん:2009/03/04(水) 02:22:08
ある外国人に、日本は北朝鮮に似ていると言われた。
官僚国家、政権交代がないなど、いわれみると・・
政権交代可能な政党を育てるという気構えがなく、
与えられたものを受け入れる
粗朶tれるという、農耕民族的特性なのか・・
年金さえまともに運営出来ない自民党なのに
消費税上げしても無理に決まっている。
財団法人 多すぎ!

4060とはずがたり:2009/03/04(水) 16:17:31
辞任は否定し検察と徹底対決を選んだようです。

小沢氏、辞任を否定 「何らやましいことない」
2009年03月04日
http://kumanichi.com/news/kyodo/main/200903/20090304005.shtml

 民主党の小沢一郎代表は4日午前、準大手ゼネコン西松建設からの違法献金事件をめぐり党本部で記者会見し、「何らやましいことはなく(辞任は)考えていない」と代表を辞任しない意向を表明した。

 小沢氏は、公設第1秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者を務める大久保隆規容疑者が東京地検特捜部に逮捕されたことについて「政治資金規正法にのっとって報告しており、逮捕や強制捜査を受けるいわれはない。違反は全くない」と強調。「衆院選が取りざたされている時期の異例な捜査には政治的にも法律的にも不公正な検察権力の行使という感じを持つ」と述べ、検察の捜査を厳しく批判した。

 小沢氏は会見に先立ち緊急役員会に出席、同様の説明をし了承された。党内の一部には辞任論もあるが、執行部は当面、捜査の成り行きを見守る方向だ。

 小沢氏は役員会では「秘書のことで国民、民主党員、党所属国会議員に心配と迷惑をかけ、おわびしたい」と陳謝したが、記者会見では「近いうちに嫌疑は晴れ、正当性が証明される。おわびする理由は見当たらない」と全面対決の姿勢を示した。

 ただ、西松側の献金の処理に違法性があれば返却する考えをあらためて示した。(共同)

4061とはずがたり:2009/03/04(水) 16:18:06

地元岩手「一体何が」 民主・小沢代表秘書逮捕
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090304t33019.htm

 西松建設OBが代表を務める政治団体の違法献金問題は3日、小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が逮捕される事態に発展した。東京地検特捜部が政治資金規制法違反容疑で逮捕した大久保隆規容疑者(47)は釜石市議を2期務め、現在は小沢代表の大勢の秘書のまとめ役。岩手県奥州市の小沢氏事務所は報道陣が殺到するなど騒然とし、支持者や党県連関係者にも動揺が走った。

 奥州市水沢区中心部の小沢代表の事務所には午後、報道陣約20人が集まった。地元秘書は「東京の事務所から何の連絡もなく、答えようがない」と当惑した。

 小沢一郎後援会水沢連合会の小野寺伝会長も「事情が分からないのでコメントできない」。別の後援会幹部は党岩手県第4区総支部が問題の献金を受け取っていたことに「後援会は関知していない。事務所の会計責任者しか分からないのではないか」と話した。

 大久保容疑者は釜石市議から1999年の同市長選に出馬して落選。その後、「しっかり政治を勉強したい」と小沢代表の書生になった。3年前には小泉純一郎元首相の秘書官を務めた飯島勲氏を引き合いに「小沢政権の飯島になる」と豪語したこともあった。

 民主党籍があり、大久保容疑者を知る達増拓也岩手県知事は報道陣の取材に「(寄付が)不適切だったという根拠はないと思う。事実関係が明らかになるのを見守りたい」と動揺を隠せない様子。大久保容疑者については「新しい政治をつくっていこうとした立派な秘書。わたしにとっても小沢先生にとってもそうだと思う」と述べた。

 党県連の佐々木順一幹事長は「全体を把握する立場になく確かなことは分からない。(秘書逮捕など)伝えられていることが事実であれば残念だ」と語った。党県総支部連合会も過去に献金を受けていたことには「今の段階では分からない」と明言を避けた。

 これに対して自民党県連の千葉伝幹事長は「(小沢代表)本人および関係団体は国民、県民の政治不信を招かぬよう事実関係を明らかにすべきだ」とコメントを出した。

<小沢氏無言、責任論も>
 「一体何があったのか」「陰謀だ」。民主党の小沢一郎代表の公設秘書らが逮捕された3日午後、東京・永田町は騒然とした雰囲気に。同党議員からは戸惑い、驚きとともに小沢氏の責任論が広がった。思わぬ敵失に与党議員からは「選挙準備を早めなければ」との声も出た。

 小沢氏を交えた幹部会が開かれた永田町の民主党本部。50人近くの報道陣が詰め掛けた。会合を終え小沢代表が玄関前に姿を見せたのは、秘書の逮捕が報じられる前の午後4時すぎ。マスク姿でうつむいたまま無言で車に乗り込んだ。

 鳩山由紀夫幹事長、山岡賢次国対委員長ら党幹部も記者に囲まれ、もみくちゃに。鳩山幹事長は記者団に「問題はない。陰謀だ」と険しい表情で語りながらも、視線は定まらない。

 同党の川内博史衆院議員は「小沢さんほど法令に従って処理する原理原則を重んじる人はいないはずだが…」。事務所で事件を報じるニュース番組を見ていた中堅議員は「ダメージだ。なぜこんなことになるんだ」と吐き捨てるように話した。

 ある参院議員は「代表自ら全国行脚をして地方組織にねじを巻いていたが、『おまえこそしっかりしろ』だ。代表交代もあるのではないか」と憤った。
 政敵のつまずきに、低い内閣支持率にあえぐ与党からは反転攻勢につなげたいとの思惑も。閣僚経験者は「早期の次期衆院選も視野に準備を進める」と明かした。

 自民党の平沢勝栄衆院議員は「これからという時に民主党はいつも『ホップ、ステップ、肉離れ』になる」と指摘。ただ「敵失を利用するのは邪道だ。政治不信を一掃するのが先決だ」と慎重に言葉を選んだ。

 問題の献金を受けた資金管理団体「陸山会」が入る東京都港区赤坂のマンション。午後5時15分ごろ、東京地検の係官7人が、待ち受けた報道陣のカメラのフラッシュを浴びながら足早に中に入った。
2009年03月04日水曜日

4062とはずがたり:2009/03/04(水) 16:18:31

上げ潮民主にショック 東北選出国会議員
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090304t73030.htm

 西松建設の違法献金に絡み、小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が東京地検特捜部に逮捕された事件は、東北の国会議員にも衝撃を与えた。民主党議員は一様に動揺を隠せず、「政府・与党の陰謀ではないか」との声もあった。一方、自民党議員からは、民主党への反撃よりも政治不信の広がりを懸念する声が強かった。

 「(小沢代表は)幹部会で、すべて手続きにのっとって処理していると説明している。何かあれば説明するとしているのでそれを待ちたい」と話すのは、民主党の岡崎トミ子氏(参院宮城選挙区)。突然の逮捕の知らせに驚き、言葉少なげだった。

 同じく民主党の平野達男氏(参院岩手選挙区)も「今後の代表の説明を注視したい」としながら、知り合いの議員に電話をかけ、情報収集していた。「逮捕は唐突な感じがした」と話すのは同党の吉田泉氏(衆院比例東北)。定額給付金などの財源を確保する2008年度第二次補正予算関連法案が4日の衆院本会議で再可決されるタイミングと絡めて、「何かの陰謀でもあるのか」と疑問を呈する。

 こうした声に対して、自民党の土井亨氏(衆院宮城1区)は「かつては田中角栄元首相だって逮捕されている。(陰謀説は)日本をばかにしている発言だ」と一蹴(いっしゅう)。同党の中野正志氏(衆院比例東北)は「建設業界と一部国会議員とのつながりもうわさされていたので、やっぱりかという思いもする」と、かなり前から西松建設を取り巻く不透明な関係が取りざたされていたことを認める。

 民主党の攻勢で押され気味だった自民党にとっては、反撃のきっかけにもなりそうだが、小野寺五典氏(衆院宮城6区)は「国民に与えるインパクトは大きく、政治不信につながるのではないか」と懸念する。

 共産党の高橋千鶴子氏(衆院比例東北)は「与党に広がる可能性もあり、一日も早い全容解明が必要だ」と強調した。
2009年03月04日水曜日

4063とはずがたり:2009/03/04(水) 16:19:03

西松、小沢代表支援を呼び掛け 下請け企業に
2009年03月04日
ttp://kumanichi.com/news/kyodo/main/200903/20090304003.shtml

 準大手ゼネコン西松建設が小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」に違法献金をしていた事件で、小沢代表の地元岩手県を管轄する同社東北支店が下請け企業に対し、小沢代表を支援するための政治献金や後援会入会などを呼び掛けていたことが4日、西松建設関係者の話で分かった。

 西松建設が、影響力を持つ下請け企業も動員し小沢代表を支えようとしていた実態が浮き彫りになった形で、東京地検特捜部もこうした事情を把握。小沢代表の公設第1秘書大久保隆規容疑者(47)が会計責任者を務める陸山会に対し違法献金をしていた経緯と併せ、解明を進める。

 西松建設関係者によると、同社は1960年代から、下請け発注を効率的に進めるため、それまで土木工事のたびに直接雇用していた技術者が複数所属する企業を各地で設立させた。

 こうしてできた企業は任意団体「松和会」をつくり、東北支店は、松和会の会員企業に小沢代表側への献金のほか、パーティー券の購入、後援会への入会などを依頼していた、としている。

 西松建設はOBが代表だった新政治問題研究会(新政研)と未来産業研究会(未来研)の2つの政治団体を隠れみのに、実際には同社による企業献金という実態を隠して違法献金を続けてきたとされるが、これとは別に下請け企業が直接、小沢代表側の団体に献金などをしていたことになる。(共同)

4064名無しさん:2009/03/04(水) 18:55:28
今日の会見で小沢一郎の政治生命は間違いなく終わってしまったと見ていいだろう
あれだけ検察批判をしたら後々事実が明らかになった時のダメージが大きすぎる

それにしても小沢本人はともかく他の議員まで陰謀論に与するのはいかがなものか
永田メールの悲劇を忘れたのか
あくまで冷静に対応すべき そうでないと民主党自体をつぶすことになってしまう

4065とはずがたり:2009/03/04(水) 19:37:20
確かにそういう危険は有りますよね>あれだけ検察批判をしたら後々事実が明らかになった時のダメージが大きすぎる

併し菅の年金未納がちゃんと調べてみると行政側の不手際だった様に,辞任させられたけど後から見るにわるくねーやんって可能性もあるので小沢としても承伏し難い面もあろうかと思います。

取り敢えず辞任した方が良かったのかも知れませんが,そうするにしても検察の捜査が一段落する迄役職停止とかして菅代表代行が文字通り代行し,第一秘書が罪を認めるなりすれば正式に辞めるし,そうでない場合は晴れて復帰するとか段取りすれば良かったのでは?本人は罪を認めず検察が十分な証拠有りと判断した時の判断が難しいでしょうけど。。

併し今回の件,小沢の集金力の危うさはまぁさておき(皆昔から知ってるしw),自民党と派閥の二重構造を髣髴とさせる小沢事務所と民主党の二重執行体制の矛盾みたいのが出てきたのかもしれません。

4066二階席:2009/03/04(水) 20:48:29
そろそろ参戦します。

小沢会見は、今のところあのように対応するしかなかった、と思います。
と言うより、警戒すべきは今後の自民党側の献金受領者の動きです。

民主党の対応を見た自民党の策士は、早くも「我が党に捜査が及んだ場合」
についてシミュレーションし始めていると思います。
特に「おしゃべりで最後低支持率だった元総理」に関しては、
「むしろ捜査が及ばないかな〜」と見守っているフシがあります。

そうです。そうなった場合に民主との違いを際立たせるために
「ヨシロー引責引退」を演出する可能性が高いのです。
(まあ、そうでなくても彼は民主新人女性候補に相当追い込まれてますからね)

数年後に、世襲で議席を取り返せば自民としても問題ないわけですから。
これ以上ない「トカゲのしっぽ切り」が出来上がってしまいます。

繰り返しますが、阿呆なマスコミの民主関連の報道に注目するよりは、秘かに動きつつある
自民側の今後の対応を注視しておいた方が良いと思います。

・・久々なのに長々と失礼しました。

4067おま天:2009/03/04(水) 20:50:25
私はもう1つ別の意味でもあの会見はマズイと思いますね。
鳩山幹事長らが触れた陰謀論も含めて。

もし自民党議員に検察の手が伸びたとき、本来なら痛み分けになるのに、
陰謀論を出したことで「民主の言ってたことは何だったんだ」となってしまう。
リークもずいぶん増えてきて検察も説得力を持たせてきましたし、
不起訴処分か起訴猶予にでもならない限り、この路線では難しそうです。
そして、起訴されない可能性ももはや極めて小さくなってるように思います。

4068とはずがたり:2009/03/04(水) 20:58:48

キングメーカーの地位を築いて我が世の春の森が,幾ら色々ごたごたで影響力を失ったとはいえ自己犠牲みたいな美しい去り際を考えてますでしょうかねぇ??
政治の失われた10年(経済の失われた10年の後の10年間)の元兇の森が潔く引いてほらみよ,これに較べて小沢はなんだとなれば確かに自民は民主とは違うとは成りましょうけど,井脇も大前も中川酒も岩永jrも赤城も福田も安倍も本人や親爺の不祥事や無能ぶりの露呈にも全く厚顔無恥でありますからねぇ。中山も前言を翻して出たがってる有様。

無能の安倍や福田は兎も角,不祥事の井脇・大前・中川酒・岩永(出るのは世襲して息子)辺りを全部次期候補から追放して公募でも一度盛り上げるとか自民党が出来れば可成り盛り上がりそうなんですけどどうでしょうかね。
05年みたいに一週間で決めたりすると可成り劣悪な人材しか集まらないけど,今から行き場所のない小泉チルを含めて公募やって大々的に公開討論会とかすると結構支持復活しそうな感じも。

4069とはずがたり:2009/03/04(水) 21:01:42
>>4068>>4066の二階席さんへのレスでした。

>>4067
確かに逮捕ってのは検察側としても相当自信がないと出来ない筈ですよね。
民主は常に最悪の事態に対処できるような反応を今はしておくべきであろうとは思うのですけど。

4070 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/04(水) 22:24:53
個人の体験談も大変参考になりますが、個人的に注目したのは
> 秘書が実際は西松建設からの献金と認識し、ダミーの政治団体を隠(かく)れ蓑(みの)にしてもらっていた
> のなら問題である。しかし、献金を受けとる側が「このお金はどこから出ていますか」といちいち聞くことは
> ない。善意の浄財(じょうざい)と思って受け取るのが普通である。
の部分。

私は政治に関しては潔癖症の対極にある価値観の人間なので、こういう企業の迂回政治献金は
グレーの濃淡のこそあれ、星の数ほどあったと思っています。
それをいきなり一例のみ「黒」と決めつけたのは、どういう経緯なのか。

ムネオ日記
2009年3月4日(水) 鈴 木 宗 男

 小沢一郎民主党代表の秘書が逮捕されたことを受け、昨夜からテレビ、新聞はこの件で持ちきりである。
 西松建設からの違法献金容疑と言われているが、それならば小沢代表の政治団体と同様に、西松建設
側から献金を受け取っていた与野党の政治家はどうなるのか。何か釈然としない部分もある。
 秘書が実際は西松建設からの献金と認識し、ダミーの政治団体を隠(かく)れ蓑(みの)にしてもらっていた
のなら問題である。しかし、献金を受けとる側が「このお金はどこから出ていますか」といちいち聞くことはない。
善意の浄財(じょうざい)と思って受け取るのが普通である。
 検察が何を考え、最終的に何をしようとしているのか、推移を見守りたい。

 10時近くから小沢代表が記者会見をされたが、わかりやすかった。「秘書を信じているし、適切に処理
されている」と明確に語り、「権力と闘う」と断言された。代表辞任についても一切触れなかった。現時点では
当然の判断だと思う。

 平成14年7月23日、私の事務所の政治資金担当者である女性秘書が逮捕された。その女性秘書は
その年の4月に子宮ガンの手術をし、その後放射線治療を受けていた。それにも関わらず、検察は彼女を
逮捕した。20日間勾留されている間、治療は受けられない。
 検察の意図が私に不利な調書を取ることにあったのは目に見えていた。それでも私は「命が大事だ」と言い、
早く20日間で出ることを優先する様にと弁護士に話した。案の定、その女性秘書の調書は検察の思い通り
のものであった。
 公判でその女性秘書は「検察に言わされました」と証言してくれたが、日本の裁判は調書主義で、裁判長
は法廷での真実の発言、叫びは採用してくれなかった。残念なことに、その女性秘書はガンが転移、進行し、
翌15年9月、亡くなってしまった。
 亡くなる直前に私は保釈されたが、その女性秘書との面会は禁止という検察側の条件が付いており、
お墓での対面となってしまった。
 その女性秘書を検察は起訴できなかった。最初から起訴できないことを承知で女性を拘束し、私に不利な
調書をつくり、自分達の都合の良いシナリオ、ストーリーを描いていくのが検察のやり方である。
 小沢代表の秘書も、検察の誘導、弾圧的な取り調べに屈しないことである。正直に堂々と真実を述べ、
信念を持って対処することが一番だ。

4071 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/04(水) 22:25:06
 今回の件を考えながら、政治とカネについて国会でしっかり議論を進めなくてはいけないと感じる。
 一つは、企業献金をなくすことである。
 国民一人当たり約250円、計約320億円もの国民の税金を政党助成金として戴きながら、企業献金、
団体献金を受け取るのでは濡(ぬ)れ手(て)に粟(あわ)である。しかも、政治資金は税金のかからないお金だ。
個人献金のみにして、その透明性を図ることが大事である。
 更には、政党助成金を廃止し、その代わりに幅広く国民に政治参加してもらうという意味で、パーティー、
セミナー等で浄財を戴く様にすることである。こうすれば、国民も理解してくれることだろう。
 また、企業、団体献金の制度を残しておくと迂回献金として利用されることになる。西松建設が二つの
政治団体をつくり、そこを使って政治家の政治団体にお金を回すやり方は、典型的な迂回献金の手口である。
政治の信頼回復を図る上でも、政治家一人一人が自浄能力、自浄作用を発揮することが急務ではないか。

 今回の件で、評論家宜しく、自分はさもさもきちんとやっておりますと言っている与党幹部、閣僚経験者、
特に自民党の議員は、率先垂範(そっせんすいはん)して自民党の国民政治協会のお金の使い方を公(おおやけ)
にし、国民に提示するぐらいの自浄能力を発揮してもらいたい。
 幹事長決裁で何億ものお金が具体的にどう使われているのか、今の自民党の政治資金には透明性がない。
他人の批判をするよりも、まず自ら国民に政治資金の使い方をガラス張りにし、透明性を確保することをお願い
したい。
 私は一人政党で政党助成金をもらっていないし、企業献金も該当しない。透明性においては一番だと自負
しているが、ここは政治の信頼回復のため、与野党なく国民に政治資金の公開をしていこうではないかと
訴えたい。もっともわかりやすい方法で。

http://www.muneo.gr.jp/html/diary200903.html

4072千葉9区:2009/03/04(水) 23:12:49
素人の酔っ払いの意見です。
今回の件「白黒つける」ならば黒でしょう。しかし、これを黒とするならば....

そんな話だと思っています。
自分の政治(にも関わらずたいていのことは)「MORE BETTER」だと思います。
現状に比して、「MORE BETTER」なら それで良いんじゃないですか!?

いっそのこと、企業献金完全解禁=代わりに迂回献金の完全なる禁止ってのも手段かもしれません。

京セラやスズキのように反自民政党をハッキリできますし。

4073千葉9区:2009/03/04(水) 23:21:31
さらに、(わりと多数派意見だと思ってますが)
政権交代「後」には小沢は不要ですが、政権交代「前」には必要不可欠な人材だと思います。
小沢が居ない民主で政権交代できるかと言うとはなはだ疑問です。

4074とはずがたり:2009/03/04(水) 23:30:00
今回のも小沢を突破口に自民党の全政治家をしょっ引こうという意気込みなら評価出来るんですけどねぇ>検察

4075二階席:2009/03/04(水) 23:36:56
>4068

とは様、レスをいただき感謝します。

>本人や親爺の不祥事や無能ぶりの露呈にも全く厚顔無恥

であるからこそ、そしてかつてないほどの危機感から
「あり得ない自民党延命策」を遮二無二実行に移す可能性は
あると思います。

・・・本人はそれも含めて「キングメーカー」の役割だと
勘違いしてますからね(苦笑)。
最近では小泉発言で「うるさいっ!!」て怒鳴ってみたり、
郵政選挙前は固いチーズを見せて拗ねてみたり・・・。

まあ、新年度が始まる頃にはO秘書の起訴or不起訴が決まる訳なので
そこまで様子見ですね。

東北の一般国民に関してはこの事件に関しては「どうでも良い」
それより「どこまでこの『雇用不安』をほっとくんだ、何とかしろ!!」
というのが大勢だと思います。
あと2週間もしたら、各地に派遣村が出来そうな情勢・・・。

4076B層活用会議 ◆S3/.7DxKSg:2009/03/04(水) 23:38:54
小沢君、どこ行ってもうたんや・・・
3年前に党首になった小沢君は、全然仕事をしません。
参院選では、うちには勿体ないような議席を取っていたので続投させましたが、
ふたを開けてみたら、
選挙応援に出たらいつまでたっても本会議に戻ってこないし、
お願いしたマニフェストを一ヶ月かかっても書き上げることができないし、
政治資金を任せてもいい加減で特捜部から大目玉を食らうし、
全く困ったもんなんです。
でもね、もう60を過ぎる彼を首にしてしまったら、
次に雇ってくれるところはないんじゃないかと思って、我慢しています。
そんな彼ですが、討論はまるっきりだめでも、
実は選挙を任せたらピカイチってことに最近気付きました。
根気よく使っていれば、長所が見つかるもんです。
このように、うちはエリートの集まりではありません。
労働組合の幹部から、「この子、民主党さんとこで世話したってくれへんやろか」と
頼まれて仕方なく採用したり、公募で採用しても永田君のような人しかきません。
それでも、それぞれの長所をうまく活かしてやれば、
自民党にだって負けないすごいもんが作れたりします。
極東にあるこんな小さな政党に、
クリントンさんなどの要人が
会いに来られるのは、その証拠です。
次回も、すごい人は望んでいません。
小沢君よりも仕事ができれば、御の字です。
でも、期待はしています。
あなたに、あの国の将来がかかっているんですから。

4077B層活用会議 ◆S3/.7DxKSg:2009/03/04(水) 23:40:59
↑ネットで拾った

4078千葉9区:2009/03/05(木) 00:06:44
>>4076
まさにその通り。
今よりマシならOKなんですよ。

だんだん話はずれますが、ある意味不安なのが、民主党政権なら
・腐敗ゼロ
・消費税据え置き
・高速もやすくなる
・当然、年金制度も立て直す


そんな風に幻想を抱いてる(抱かせてる)のはちと不安ですよね。

4079千葉9区:2009/03/05(木) 00:47:44
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090304/stt0903042222024-n1.htm
「1票くらい聖徳太子で」 民主・石井氏が脱線発言
2009.3.4 22:21

このニュースのトピックス:民主党

麻生首相に漢字パネルを示しながら質問した民主党の石井一氏=1月20日午後1時19分、国会・参院第一委員会室(酒巻俊介撮影) 民主党の石井一副代表は4日夜、都内で開かれた民主党衆院議員の資金集めパーティーであいさつし、参加者に個人献金を呼び掛けたところで勢い余って「1票くらい、聖徳太子1枚くらい出せば十分取れる」と、選挙買収を示唆するような「脱線発言」をした。

 石井氏は、小沢一郎代表の公設第1秘書が逮捕された政治資金規正法違反事件を念頭に「今、政治資金の問題が出ているが、個人献金は自由だ」と個人献金の重要性を指摘した。

 「聖徳太子」は1万円札を指すと思われるが、絵柄は昭和59年に「福沢諭吉」に交代しており、現在はほぼ流通していない。

4080小説吉田学校読者:2009/03/05(木) 06:54:33
見返り的、お礼的な金だったのか。
報道から推測するに、完全に西松側は検察捜査に屈服しております。完ゲロ状態。政界にとって、時限爆弾化するのは確実。

西松前社長「献金はダム受注目的」 影響力を期待
http://www.asahi.com/special/09002/TKY200903040170.html

 小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる違法献金事件で、政治資金規正法違反容疑で逮捕された準大手ゼネコン「西松建設」前社長の国沢幹雄容疑者(70)らが東京地検特捜部の調べに対し、「小沢代表側への献金はダム工事などを受注するためだった」などと供述していることが関係者の話でわかった。
 実際、西松建設は06年に、国土交通省が発注する岩手県奥州市の「胆沢(いさわ)ダム」工事の一部を約100億円で受注。同社側はこの受注を献金の成果と受け止めていたという。
 特捜部は、西松建設が東北地方のダムなど大規模公共工事の受注で便宜を図ってもらうよう期待して小沢代表側への献金を続けていた疑いが強いとみて、同代表の公設第1秘書と陸山会の会計責任者を兼ねる大久保隆規(たかのり)容疑者(47)=政治資金規正法違反(虚偽記載など)容疑で逮捕=らが公共工事の受注に関与していたかどうかなどについて調べを進めるものとみられる。
 調べなどによると、西松建設が陸山会に献金する際、会社名を出さないためのダミーとして使っていたのは、同社OBが代表を務める政治団体「新政治問題研究会」(95年設立、06年解散)と「未来産業研究会」(98年設立、06年解散)。他人名義での献金や政党側以外への企業献金は政治資金規正法で禁じられているが、大久保秘書は、西松建設からの政治献金(計2100万円)であることを知りつつ、この献金が両団体からの寄付だったように03〜06年の政治資金収支報告書に虚偽記載をした疑いなどが持たれている。
 一方、関係者によると、西松建設は、二つの政治団体の設立当初から、陸山会や小沢代表が代表を務める政党支部へ献金を始めたという。こうした献金を始めた理由について、国沢前社長は「西松建設は東北地方で仕事をとれないため、小沢代表側を頼った」という趣旨の供述をしている模様だ。
 複数のゼネコン関係者によると、小沢事務所は、地元の岩手県など北東北3県を中心に公共工事の受注で強い影響力を持つとされる。この地域での大規模な公共工事の一つとして、西松建設は他の2社との共同企業体(JV)で06年3月、国交省東北地方整備局が発注する「胆沢ダム」建設工事の一部の入札に参加。洪水時に流水をためるなどして安全に下流に流すための施設工事を約100億円(後に約90億円に減額)で落札した。
 関係者によると、国沢前社長や西松建設の営業担当者は、この受注について献金の成果が表れたと評価していたという。
 小沢代表は4日の会見で、「献金に対して私や秘書が便宜を供与した事実はあり得ない」と述べた。

4081小説吉田学校読者:2009/03/05(木) 06:58:49
ああ、いかにも「昭和の秘書」だなあ。この記事を読むと私は早坂茂三を思い浮かべる。
この種のネタ、たぶん、これから雨後の筍のように出てくるでしょう。傷は浅い内に治療すべきで、小沢代表辞任、離党したほうがいい。

小沢王国の工事でゼネコン統率 逮捕の秘書
http://www.asahi.com/special/09002/TKY200903030313.html

 西松建設の裏金問題を巡る東京地検特捜部の捜査は3日、政界に及んだ。西松の名前を隠した政治献金を受けた容疑で逮捕されたのは、政権交代をうかがおうかという民主党の小沢一郎代表の公設第1秘書大久保隆規容疑者(47)。「側近中の側近」とされ、地元の公共工事にも強い影響力があった、という。
 朝日新聞が入手した大手ゼネコンの「極秘資料」。そこに名前が何度か出てくる大久保秘書の役割は、小沢代表の地元・岩手県を中心とする東北地方で、迫りくる総選挙に向けた実務を取り仕切る大久保秘書の姿とは明らかに異なっている。
 資料はゼネコンが01年前後に、東北地方全域で展開した公共工事受注のための活動内容を詳細に記したものだ。そのなかに「盛岡(営)の所長より、県立病院」と題されたページがある。
 「小沢氏の考え、大久保氏を育てたいという意向を持っている」
 「仕事の話は大久保秘書にし、ほかはあいさつだけにしておいたほうがいい」
 大久保秘書は、その他のページにも登場する。同社関係者が小沢代表系の岩手県議(当時)とみられる人物と面会した際の記録だ。
 「本件の今後の進め方について」という項目。そこに次のようなくだりがある。
 「まず、大久保氏(小沢党首の秘書)を通じて根回しをする。その指示を待て」
 「営業所長は大久保氏を通じて今年度中にゼネコンのしかるべきトップと支店長で直接小沢党首に面談し『お願い』をすること」
 「大久保秘書の段取りした会見は小沢党首も従う」
 公共工事に絡んだ大久保秘書の影響力に一目置いていたのは、このゼネコンだけではない。
 別の大手ゼネコンの関係者は「口利き依頼、陳情……。最も力を持っていたのが大久保氏だった。大久保氏の意見なら小沢氏も聞く。小沢氏の番頭だ」と証言。「秋田、青森を含め北東北3県の大規模公共工事の受注は、小沢事務所関係者の意向で左右されると、ゼネコン側はみていた」と話した。
 ゼネコン関係者らは「岩手県内の工事は依然として『小沢王国』で自民党も太刀打ちできない」と口をそろえる。小沢代表の自民党時代から、小沢事務所は、岩手県内の建設業者だけでなく、仙台市に本拠を置く大手ゼネコンの東北支店などにも影響力を持っていたという。
 小沢代表が自民党を離党した後もこの構図は続き、ゼネコン側は小沢代表の元秘書などに小沢事務所への口利きを頼むことがあったという。この状態が続いた背景について、あるゼネコンの元役員は「野党であるにもかかわらず、小沢事務所の意向を最大に尊重する役人が国にも県にも今でもいると、ゼネコン側が認識しているからだ」と指摘した。
 大久保秘書は釜石市出身で地元高校を卒業後、同市議を経て99年の同市長選に立候補したが落選。その後、小沢代表の秘書になった。「小沢氏の権威をかさに着て恫喝(どうかつ)するようなタイプだった」と地元議員は話す。そんな大久保秘書が、数あるゼネコンの中で特に親しくしていたのが西松建設だったという。

4082 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/05(木) 10:58:14
>>4080-4081
一方の側の匿名者の言葉のみを載せる、産経レベルの記事にしか思えないのですが。
もちろん、特捜部がそのような記事を書くように誘導する情報を、流しているのでしょうが。

贈賄から収賄への隔たりは大きいし、その2つと政治資金規正法違反との隔たりはもっと大きい。
収賄を立件できないようだと、別件逮捕になりますよ。
いくらそれが常態化しているのが、日本の司法の実態とはいえ。

4083 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/05(木) 12:08:12
>>4072
> いっそのこと、企業献金完全解禁=代わりに迂回献金の完全なる禁止ってのも手段かもしれません。
> 京セラやスズキのように反自民政党をハッキリできますし。

同感です。

> アメリカ大統領選挙を見れば分かるが、政治家にとって重要な能力の一つは金を集める事である。
> オバマがヒラリーに勝ったのも集金能力であった。政治資金は政治家の力量を計る物差しというのが
> 民主主義国家である。

だと思います。
確かに自民党の一強状態だった時期には、資金力を圧倒的に劣る野党を「保護」する必要があったかもしれません。
しかし、ドラフト制だ、FA期間だ、栄養費だ、などと無理に戦力を均衡化させる護送船団方式では、健全な
発展は望めません。
究極的には、政治資金も競争の原理を持ち込むべきだと思います。
国際スポーツであるサッカーでは、移籍金も新人契約も、特別な決まりは一切ありません。
(それと贈収賄などの犯罪行為とは、話が別です)

予言が現実になった
投稿者: 田中良紹 日時: 2009年03月04日 23:38

 麻生政権誕生時に私が予言したことが現実になった。「麻生政権は民主党の小沢代表をターゲットに
スキャンダルを暴露する以外に生き延びる術はない」と言った事がその通りになった。

 実は07年の参議院選挙惨敗以来、政府与党は民主党の小沢代表を失脚させる事に専念してきた。
小沢代表さえいなくなれば、仮に政権交代が起きたとしても民主党は少しも怖くない。なぜなら小沢代表
以外に「権力」の裏表を知る人間が民主党にはいないからだ。

 与党と官僚とが微妙な隙間を作りながら複雑に絡まり合い、どこに権力のポイントがあるのかを分から
なくする日本の統治構造は、国会議員であっても誰も内実を知らない。ましてそれを縦横に操る事の出来る
人間など滅多にいない。しかしかつて権力の内側に身を置き、権力を操った事のある「経験者」が小沢一郎氏
である。霞ヶ関の権力機構からすれば最も「目障り」で「恐ろしい」存在だった。

 小沢氏がいなくなれば、民主党を権力の手のひらに載せ、今の自民党と同じように溶かしてしまう事が
出来る。しかし小沢氏の手で政権交代になると本当に霞ヶ関は解体されかねない。だから07年から小沢氏
は権力にとってスキャンダル暴露の最大ターゲットであった。

 その事は当然小沢氏も分かっていた。だから07年11月に福田政権に対して「大連立」を仕掛けたと私は
見ていた。「大連立」は参議院選挙で権力の半分を失った自民党が権力にしがみつくための唯一の方法
である。次の衆議院選挙で勝ったとしても三分の二以上の議席は維持できない。参議院選挙で過半数を
獲得するまで自民党は権力が半分の状態を続けなければならない。10年以上もその状態が続く事になる。
しかし「大連立」が実現すれば権力の座に居続けられる。それを見透かして小沢氏は「大連立」を仕掛けた。

 民主党には3つのメリットがあった。一つは権力の内実を知らない若手議員に統治行為の訓練をさせる
機会が得られる。二つ目はあわよくば自民党から有為の人材を引き抜くチャンスになる。そして三つ目は
大連立に前向きな小沢氏を自民党はスキャンダルで潰せなくなる。「大連立」には「一石四鳥」の効果が
あると私は見ていた。

 しかし「大連立」は頓挫した。それでも福田政権が続く限り、小沢氏のスキャンダル暴露はないだろうと
思っていた。福田政権は民主党と対立する事の愚かさを分かっていると思ったからである。ところが麻生
政権が誕生したとき、人事を見て考えを変えた。今度は民主党のスキャンダルを暴露するための政権だと
思った。官房副長官に前警察庁長官を起用したからである。警察庁内部からもその能力には疑問符をつけ
られ、とても霞ヶ関を束ねる事に向いていない人物をなぜ起用したのかが問題である。

 検察は悪い人間を捕まえる捜査機関ではない。時の権力者にとって障害となる人間を捕まえるところで
ある。ロッキード事件が端的にそれを物語っている。55億円の賄賂が海外から日本の政治家に流れたと
される事件で、解明されたのは田中角栄元総理に流れた5億円だけである。後は闇の中に消えた。ところが
この事件を「総理大臣の犯罪」に仕立てて大騒ぎし、解明されたと国民に思わせたのは検察とメディアである。
「本ボシ」は今でも偉そうな顔をしてご活躍だ。

4084 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/05(木) 12:08:52
 これまで権力者のお先棒を担いできた検察だが、かつては政治的中立という「建前」を一応は守る姿勢
を示した。選挙がある時期に捜査着手は避けてきた。海外逃亡の恐れでもなければ捜査を先に延ばして
も何の支障もない。ところが今回はあまりにも露骨に意図が見え見えの時期の捜査である。私はその事に
驚いた。いずれやるとは思っていたが、ここまでタイミングを合わせられると、むしろ追いつめられているのは
権力の側ではないかと思えてくる。

 容疑は政治資金規正法違反だと言うが、そもそも政治資金規正法という法律がいわくつきのおかしな法律
である。国民は規正の「正」が「制」でない意味をよくよく考えた方が良い。本来政治資金を「規制」すべきで
ないと言うのが民主主義の考え方である。政治資金規正法の本来の目的は金額の規制ではなく、資金の
「透明化」にあった。ところが三木内閣が金額の規制に踏み込み、それを「クリーン」と宣伝したため、日本
では政治献金に「悪」のイメージが付きまとうようになった。

 アメリカ大統領選挙を見れば分かるが、政治家にとって重要な能力の一つは金を集める事である。オバマ
がヒラリーに勝ったのも集金能力であった。政治資金は政治家の力量を計る物差しというのが民主主義国家
である。ところが日本で「金権政治家」は悪の代名詞だ。なぜなら戦前から官僚機構は力のある政治家を
排除する論理として「金権政治」を使ってきた。星亨や原敬など、明治、大正時代に官僚と戦った政治家は
みな官僚から「金権政治家」のレッテルを貼られ、新聞に批判されて、憤った国民に暗殺された。官僚機構
が権力を脅かされると「カネのスキャンダル」を持ち出すのが昔からの常套手段なのだ。

 ところで今回はどうなるか。こんなに露骨な選挙妨害にメディアと国民がどう反応するかでこの国の民主
主義のレベルが分かる。今封切られているアメリカ映画「チェンジリング」は1920年代の実話で、堕落した
警察に立ち向かう一人の女性を描いているが、権力を持つ警察に立ち向かう事は難しく精神病院に監禁
される。しかし最後には市民が警察に抗議のデモをかけるシーンがあった。民衆が官僚の横暴に立ち上がる
のである。民衆が立ち上がるためには警察発表を鵜呑みにしないメディアの存在が必要である。検察の言う
通りにしか報道しないのが日本のメディアだが、産経新聞の宮本雅史記者のように、著書「歪んだ正義」
(情報センター出版局)で検察の実像を書いた勇気あるジャーナリストもいる。どのような報道が行われるか
をまずは注目したい。

http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_169.html

4085とはずがたり:2009/03/05(木) 15:01:26
>>4075
森はなんかそういう飄々としたキングメーカーと云うかお節介な保護者然としてるところがありますからね‥(苦笑)
乾涸らびたチーズは三文芝居をマニアが楽しむという意味で秀逸でしたしねw
確かに妙に使命感(ズレてるけどw)で動くような所もありますから森の動きは注目かもしれませんね。

4086とはずがたり:2009/03/05(木) 15:11:37
俺もええ加減な人間なんで,別件逮捕ぐらいはありかな,其れも巨悪を追い詰める為ならとは思うのですけど,小沢(の秘書)が主体的に偽装スキーム創設に拘わり,野党の分際でどうやって公共事業の采配をしたかでしょうね。
額で判断するなら与党のうまみのある議員も全員そういう事を広く薄くやってる訳でそちらもやって全自民議員捕まえないとあかんやろ,と公平性に関しては潔癖な自分は思います。

4087千葉9区:2009/03/05(木) 21:00:58
>>4048-4049
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090303/stt0903030003000-n1.htm
【民主党解剖】第1部 政権のかたち(2)「綱領」なき政党 (1/3ページ)
2009.3.3 00:00
 昨年10月下旬、民主党の若手衆院議員、長島昭久は国会内の廊下で同党政調会長、直嶋正行に詰め寄られた。

 「あれはどういう意味なんだ」。数日前、長島は衆院テロ防止特別委員会でソマリア沖の海賊対策で海上自衛隊艦艇による民間商船の護衛を首相、麻生太郎に提案していた。自衛隊の海外派遣につながることを懸念する直嶋が、長島に真意をただしたのだ。

 長島は、安全保障はじめ国家の根幹にかかわる基本政策で路線が異なる国会議員と同居する同党の実態を思い知らされた。

 「長島案」にとびついた政府・与党はトンビが油揚げをさらうごとく、ソマリア沖への海自派遣をとんとん拍子で決めた。

 民主党は平成8年に旧社会党と旧新党さきがけの一部が合流して産声を上げた。10年には民政党、民主改革連合などと合流し、15年に代表、小沢一郎率いる自由党と合併した。しかし、党の追求すべき理念や目標を明記した基本文書たる「綱領」をまとめたことがない。

 10年の合流直前に当時の民主党の枝野幸男、民政党の岡田克也、新党友愛の川端達夫ら政策担当者が合併に向け基本政策の調整を行ったときのことだ。「綱領をつくるのはやめよう」と切り出した枝野に異論は出なかった。結局、「最低限の共通項」(同党関係者)を確認する「基本理念」を作成するにとどめられた。

 もともと結党の原点は、自民党に対抗する二大政党の一角となるための「プロジェクト政党」だった。このため、民主党はいまも憲法や教育、安保、外交など足並みのそろわない基本政策は事実上、棚上げにされてしまっているのだ。

 政権を担う政党として、あるべき国家像をどう描いているのか−。最後のとりでの基本理念でも「地球社会の一員として、自立と強制の友愛精神に基づいた国際関係を確立し、信頼される国をめざす」と書かれているだけだ。

 党中堅はこう言う。「原則を言い始めるとバラバラになる。理念で集まっているわけではなく、何が何だか分からない政党だ。綱領なんかない方がいい」

 綱領なき政党のひずみは、個別政策の一貫性のなさに如実に表れている。

 終身刑創設、永住外国人への地方参政権の付与、人権侵害救済機関の創設…。民主党の基本政策を網羅した「政策INDEX2008」について党内の保守系議員から「第2社会党とみまがうような政策が並んでいる」という批判も聞こえてくる。

 小沢の変化も激しい。小沢は平成5年に上梓(じょうし)した自著『日本改造計画』には、規制緩和や自己責任、「小さな政府」を志向する政策を打ち出し、少子高齢化の到来に備え、消費税率を10%に引き上げ社会保障費に充てるべきだと訴えていた。

 ところが小沢はいま、「国民の生活が第一」と唱え、消費税率の「現行5%の維持」や「子ども手当」と農業者戸別所得補償制度の創設など社会的弱者に配慮する政策を掲げる。かつての持論は吹っ飛び、「バラマキ」路線をひた走っている。内政だけではない。

 「第2次大戦において歴史、民族、言語、文化などまったく異にする2つの国が死力を尽くして戦い、戦いが終わると太い絆(きずな)で結ばれた。その太い絆が日米安保条約だ」

 日米同盟について『日本改造計画』でこう力説していた小沢は、米国が主導するテロとの戦いに背を向け、「米国の極東での存在は米海軍第7艦隊だけで十分だ」とまで言い放った。

 11年に小沢が党首を務めていた自由党が自民党との連立を組む際にも、小沢の変化を象徴する出来事があった。関係者によると、自民党サイドが事前に「自由党の安保政策はのめない」と小沢に通告したら、小沢は「いいよ」とあっさり受け入れたという。

 新進党時代に小沢と一緒に行動をともにした自民党閣僚経験者はこう振り返る。「小沢の口癖は『公約は膏薬(こうやく)。張り替えれば効き目がでる』だった」。友党の国民新党代表代行、亀井静香も「小沢にとって政策はアメのごとしだ」と指摘する。

 「民主党は政党ではなく『選挙集団』。小沢にとって政策は二の次だろう。100年に1度といわれる世界不況の中で、このまま政権交代となれば国民は小沢に白紙委任状を渡すようなものかもしれない」

 民主党中堅は自戒を込めてこう漏らした。

4088千葉9区:2009/03/05(木) 21:02:29
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090305/stt0903050023000-n1.htm
【民主党解剖】第1部 政権のかたち(3)「小沢ありき」強硬突破 (1/3ページ)
2009.3.5 00:18

 4日午前、民主党本部で開かれた緊急役員会。代表、小沢一郎は公設第1秘書が東京地検特捜部に逮捕されたことを説明し、「こういう時期に迷惑をかけて申し訳ない」と頭を下げた。役員の大半が神妙な表情を浮かべる中、参院国対委員長、簗瀬進が拍手した。

 「こんな席で拍手するなんて違和感を覚えた」

 ある幹部は心の中でこう嘆いた。

 次期衆院選での政権交代に王手をかけていた矢先、「選挙の顔」を見舞ったスキャンダルに党内は動揺している。役員会では代表代行、菅直人も顔をこわばらせた。

 しかし、小沢は役員会後の記者会見で、秘書の不祥事で世間を騒がせたことについて、国民にも党所属議員にも謝罪することはなかった。4日午後の衆院本会議直前に国会内で開かれた代議士会には姿も見せなかった。

 小沢の姿勢には党内から、「捜査当局の手法に怒りがあるんだろうが、心配している同僚や党支持者に対するおわびがないとはいかがなものか」(閣僚経験者)という批判も出ている。

 ■「おれは戦う」

 それでも小沢は事件発覚後、党内で広がるショックもどこ吹く風のように、強気の姿勢を貫いている。

 「おれは戦う。公正にやっている。みんなによろしく伝えてくれ」

 3日夜、東京地検特捜部強制捜査が都内の事務所で行われた後、「現場」にいた小沢を訪れた元秘書の衆院議員、石川知裕に決意を示した。

 強制捜査入り前にも小沢は、国会にほど近いホテルで同期の党最高顧問、渡部恒三と約2時間、囲碁を打っていた。

 強制捜査が行われる報道が流れた後のことだ。囲碁の相手をした盟友は対局後、「小沢の打ち筋は普段通りだった。おれならちょっと弱くなっていたかもしれない」と周囲に漏らした。

 国民新党代表代行の亀井静香が同夜、「国策捜査だ」と電話でぶつけてきた怒りにも、「おれもそう思う」と応じた。

 「辞任は考えていない。不公正な検察権力の行使だ。秘書の嫌疑は晴れる。起訴などはない」

4089千葉9区:2009/03/05(木) 21:02:56
 ■沈静化に躍起

 記者会見でも、小沢の姿勢は揺るがなかった。小沢の「自信」はなぜか。

 東京地検特捜部の捜査に道理がないとの怒りに加え、自らの陣頭指揮で政権の座を手元にぐっと引き寄せた自負がある。「次期衆院選で政治生命をかける」と明言してきた小沢にとって、麻生政権を打倒し自民党解体に道筋をつける「最後の大仕事」を投げ出すわけにはいかなかった。

 副代表、石井一も平成21年度予算案が5日から参院審議に入ることを踏まえ「こうなったら全面対決だ」と息巻いた。3日の段階から小沢周辺や党執行部は「小沢続投ありき」の立場を早々と固め、「小沢降ろし」の動きを封じた。

 小沢に距離を置く副代表、前原誠司や元政調会長、枝野幸男らの若手・中堅グループは3日夜、都内のホテルで対応を協議しようとしたが、急遽(きゅうきょ)中止した。

 ■閉ざされる口

 将来の「ポスト小沢」への意欲を隠さない菅は同夜、自ら主宰するグループの所属議員に「余計な動きをするな」と指示した。

 待望論が強い副代表、岡田克也は、自身の8〜13日の東南アジア行きを見送るよう、複数の若手・中堅議員から要請されたが、首を縦に振らなかった。「ポスト小沢」をめぐる党内の動きから距離を置こうとしたのだ。

 3日夜に「小沢はもう終わり。岡田体制で総選挙だ」と息巻いていた若手・中堅議員たちも4日には口を閉ざした。

 「自分たちが代表を引きずり降ろしたといわれたくない。小沢の周囲が鈴をつけるべきだろう」。小沢と一線を画す中堅の言葉には無力感がにじむ。

 小沢擁護派には「小沢が政権交代の指揮を執るしかない」という空気が強い。一昨年夏の参院選で勝利をもたらした小沢は、小沢流の選挙戦略で政権交代への足場を固めてきた。小沢が全国行脚して候補者にハッパをかけ、地道な日常活動で人間関係を構築するよう説いて回った。

 一方で、政界有数の集金力を誇る小沢は、過去にも政治資金の処理をめぐり問題が発覚している。

 逮捕された公設秘書が会計責任者を務めていた「陸山会」をめぐっては政党助成金を含む政治資金で、都内の一等地などに計10億円相当の土地・マンションなどの不動産を購入し、登記簿上の名義はすべて小沢となっていた事務所費問題が露見している。

 「小沢は自民党元副総裁の金丸信を擁護したときも、ああいう対応だった。記者会見のやり方は間違いで、特捜部を燃え上がらせた」。幹部の一人はこう指摘する。

 ■執行猶予付き

 幹事長、鳩山由紀夫は4日夜、都内の党所属議員の会合で「この難局を乗り越えてこそ、真の強い民主党に脱皮できる」と述べ、政権交代に向けた党内の結束を訴えた。しかし、現実には執行部も含めて党内の大勢は当面、捜査の推移を見守るという姿勢だ。

 「地検は本気だ。もうひと山ある」。中堅議員は小沢辞任の「Xデー」に向けて「待ち」を決め込む。党内の小沢続投容認はいわば“執行猶予付き”の判断にすぎないのだ。

 民主党のあるベテラン議員は、「結果的に『壊し屋』の小沢に民主党もつぶされることにならなければいいが…。いまは小沢の説明を信じるしかない」とため息をついた。

 元民主党衆院議員の埼玉県知事、上田清司は4日、同党が失策により政権交代を頓挫させてきた歴史を例に引き、こう語った。

 「ホップ、ステップ、肉離れになっては何もならない」(敬称略)

4090とはずがたり:2009/03/05(木) 23:18:21
それにしてもこういう記事が出てきた瞬間に色々マイナスな発言が報道されるってのはどうなってんでしょうかね。
今迄も云ってたけど報道されてなかっただけって事か?

>>4087
>党中堅はこう言う。「原則を言い始めるとバラバラになる。理念で集まっているわけではなく、何が何だか分からない政党だ。綱領なんかない方がいい」
民主党は自信がないのでしょうかねぇ。
党綱領なんて20世紀の遺物だ。労組系・市民派・改革保守の糾合が,自民党利権を排除しつつ,経済の活性化政策と労働者や消費者政策を取り合わせるベストミックスだと何故自信を持って云えないんだろ。

4091とはずがたり:2009/03/06(金) 06:36:32
>関係者によると、新政研などが小沢代表側の3団体に献金する際、1―2週間程度の間で5、6回に分散させていた。特捜部は、大久保容疑者が、西松建設からの献金を目立たないように配慮、違法性も認識していた可能性があるとみている。
まぁこの辺の一つ一つにどうやって丁寧に答えて行けるかでしょうね。

小沢氏聴取を検討 東京地検、違法性認識問う
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/03/20090305t33037.htm

 準大手ゼネコン西松建設から違法献金を受けていたなどとして、小沢一郎民主党代表の公設秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者大久保隆規容疑者(47)が逮捕された政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は4日、小沢代表から参考人として事情聴取する検討を始めた。

 小沢代表側への献金額や献金先は、陸山会側が指定していたことが関係者の話で既に判明。特捜部は、大久保容疑者が違法性を強く認識していたとみており、陸山会代表者の小沢代表にも違法性の認識の有無を確認する必要性が高いと判断。同容疑者の監督状況なども聴く方向とみられる。

 特捜部は同日、民主党岩手県第4区総支部が入る同県奥州市の小沢代表の事務所を家宅捜索した。関係者によると、大久保容疑者は逮捕容疑を否認している。

 西松建設は、OBが代表をしていた新政治問題研究会(新政研)と未来産業研究会(未来研)の両政治団体を隠れみのに、同社による企業献金という実態を隠し違法献金を続けてきたとされる。

 関係者によると、新政研などが小沢代表側の3団体に献金する際、1―2週間程度の間で5、6回に分散させていた。特捜部は、大久保容疑者が、西松建設からの献金を目立たないように配慮、違法性も認識していた可能性があるとみている。

 政治資金収支報告書などによると、両団体は2004―06年、陸山会のほか、小沢氏が代表の第4区総支部と最高顧問を務める同党岩手県連の3団体に献金。総額は新政研が2400万円、未来研が900万円で、04年には12月6―20日の約2週間で1500万円を500万―100万円までに小口化し、6回に分けて献金した。

 また、小沢代表の地元岩手県を管轄する同社東北支店(仙台市)が、影響力を持つ下請け企業に対し、小沢代表を支援するための政治献金や後援会入会などを呼び掛けていたことも、西松建設関係者の話で分かった。
2009年03月05日木曜日

4092とはずがたり:2009/03/06(金) 14:22:13

小沢氏、進退は「きちんと結論出てから」 違法献金事件
http://www.asahi.com/politics/update/0306/TKY200903060184.html
2009年3月6日13時15分

 資金管理団体をめぐる違法献金事件で、民主党の小沢代表は6日午後、党本部で記者団に「現段階で、進退については考えていない。きちんと結論が出てからのことだ」と述べ、今後の捜査の展開をふまえて進退を判断する考えを示した。4日の記者会見では、代表辞任について明確に否定していた。

 小沢氏は「現時点では、政治資金について(東京地検特捜部と)認識の違いはある」と述べたうえで、事件の詳細について「大久保(秘書)が逮捕されたりということでわからない。大久保にすべて任せている」と語った。「収賄の容疑があるとか、事実として一切ない。そのような犯罪を犯しているかのような前提で論じられるのは心外だ」とも語った。

4093とはずがたり:2009/03/06(金) 16:34:11

献金、年2500万で調整 西松建設と小沢代表側
03/05 12:54
http://www.shizushin.com/news/social/national/2009030501000325.htm

 西松建設の巨額献金事件で、同社がダミーとされる政治団体を使った献金システムを作り出した1995年ごろ以降、小沢一郎民主党代表側との間で毎年2500万円前後を献金するよう調整していたことが5日、関係者の話で分かった。
 また、西松建設から小沢代表側への献金総額は10数年で約3億円に上り、同社関係者が東京地検特捜部に「東北地方の公共工事で小沢代表側に便宜を図ってもらう目的があった」という内容の供述をしたことも判明。
 特捜部は、こうした献金調整を通じ、小沢代表側が実際には西松建設側から支出された違法な献金だったと明確に認識していたと判断。小沢代表の公設第1秘書で資金管理団体「陸山会」の会計責任者大久保隆規容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=らを調べ、献金の経緯や趣旨などを捜査している。
 ダミーとされる団体は、いずれも西松建設OBが代表だった新政治問題研究会(95年設立)と未来産業研究会(99年設立)。政治資金収支報告書によると、両団体は2004−06年、陸山会や小沢氏が代表の民主党岩手県第4区総支部、最高顧問を務める同党岩手県連の3団体に計3300万円を献金した。
 関係者によると、ここ数年は年2500万円の“ノルマ”のうち、約1500万円はダミーとされる両団体から小沢代表側の3団体に分散して献金、残り約1000万円は下請け企業から第4区総支部などに献金させるようにしていたとされる。

4094とはずがたり:2009/03/06(金) 16:58:36
さて,段々検察側から情報が出されて来ましたけど,こうなってくると代表辞任や離党,更には議員辞職等も視野に入れた方が良いのではないか。

小沢氏側、ダミー団体設立に関与 西松と事前協議
03/06 02:05
http://www.shizushin.com/news/social/national/2009030501001082.htm

 西松建設の巨額献金事件で、同社が1995年、ダミーとされる政治団体「新政治問題研究会(新政研)」を設立して献金を始めた際、小沢一郎民主党代表側が事前協議の上、了承していたことが5日、関係者の話で分かった。違法献金システムの構築に小沢代表側が関与していたことが明らかになったのは初めて。
 両者は当時、毎年2500万円前後を献金するよう調整していたことが既に判明>>4093。東京地検特捜部は、小沢代表側が当初から違法性を認識し、巨額の献金を受け入れていたことを裏付ける事情とみて、引き継ぎを受けた小沢代表の公設第1秘書大久保隆規(おおくぼ・たかのり)容疑者(47)=政治資金規正法違反容疑で逮捕=から詳しい経緯を確認している。
 95年の改正政治資金規正法施行で、政治家個人への企業献金は資金管理団体に限定された。
 関係者によると、この際、西松建設は1社からの献金額突出が表面化しないよう、新政研を迂回させる献金システムへの切り替えを小沢代表側に提案、了承された。大久保容疑者は小沢代表の資金管理団体「陸山会」の会計責任者に就任した2000年、前任者からこうしたシステムを引き継いだとしている。
 西松建設はその後、もう1つのダミー団体「未来産業研究会」を設立したが、06年の解散までの3年間の収支報告書によると、献金先は小沢代表側だけだった。

4095 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/06(金) 20:02:39
まず、検察側から出てきているのは、「関係者の話」でしかない点に留意すべきかと。

献金額を調整するのって、ある意味、当然ですよね?
いきなり2000万円献金します、なんて話があるわけがない。
長期的に献金するのであれば、どのぐらいの金額をどの程度の期間するつもりなのか、話し合うでしょう。
10数年で約3億円、1年あたり2500万円強、その程度で調整したということ。

> 残り約1000万円は下請け企業から第4区総支部などに献金させるようにしていた
これなんて政党支部への企業献金ですから、全く適法ですよね。
「企業献金自体が悪だ」という観点を持つ人には、別の意見になりますけど。

で、>>4094の事前協議が事実だとして、誰が担当したかと言えば・・・

巨額献金の枠組み決定 逮捕秘書の前任者か
2009年3月6日 夕刊

 西松建設の巨額献金事件で、年間二千五百万円を寄付する枠組みを西松側と話し合って決めたとされる
のは、逮捕された公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)の前任秘書(55)だった可能性の高いことが
関係者の話で分かった。東京地検特捜部は、二〇〇〇年から小沢代表の資金管理団体「陸山会」の会計
責任者になった大久保容疑者がこうした献金システムを引き継ぎ、西松側から十数年で三億円の献金を
引き出したとみて捜査を進めている。

 関係者によると、西松側は元秘書の要求を受け、十数年前に年間二千五百万円を献金することを取り
決めた。政治資金規正法の改正で一九九五年以降、企業側から政治家への寄付の受け入れ先が、年間
五十万円を限度にして資金管理団体に絞られたため、元秘書らと話し合い「新政治問題研究会」(九五年
設立)などダミーの政治団体を使って献金する枠組みを考案したという。

 元秘書は一九八〇年から小沢代表の秘書を務めた。二〇〇〇年に辞職して衆院議員となったものの
〇三年の総選挙には出馬していない。陸山会の会計責任者を引き継いだのが、大久保容疑者だった。

 元秘書は本紙の取材に「小沢や大久保のことで話を聞きたいなら一切お答えするつもりはない」としている。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009030602000258.html

高橋嘉信(55)
1980  小沢一郎私設秘書
1990  小沢一郎公設秘書
1998  小沢一郎政策秘書
2000  衆議院議員(自由党 比例東北)
2003.9 民由合併により民主党所属
2003.11解散後、出馬せず引退
2004  民主党離党
2006  奥州市長選出馬、落選
2008  岩手4区から自民党公認候補として出馬し小沢に挑戦する事を表明

4096名無しさん:2009/03/06(金) 20:27:09
小沢さんは民主党の歴代代表政策で一番地方にバラマキ政策を掲げてると思う
今は自民より地方に優しい政策を提言してる気がする。自民で妥当か、多いかもしれないけど
都市部には自民より冷たい政治をすると思う、それでも、とっても有効かもしれないけどね
俺は都市部に住んでるから、即効代表交代してほしいけど、政策の事と、有罪判決決定まで推定無罪の原則と、芸能人の芳賀研二さんの有罪かも報道の中での、無罪だった事を考えて
逮捕されて拘置所にいれられて、長期間拘留されるまでは、留まってほしいかな。
個人的に、たぶん逮捕されないで、在宅起訴みたいだと思うけど、それなら有罪判決決定まで、この事件で交代しなくていいかな

4097名無しさん:2009/03/06(金) 20:38:21
あと今の駐車違反に関する改正道路交通法が、すげぇ厳しいと思ってるので、関係ないけど小沢さん応援
こんな法律続くんだったら、バイクと自転車の駐輪場全国一律5円にしてくれ、
お金ないし、景気対策なる気するんで、とにかくすぐに緩和してくれ

4098 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/06(金) 20:38:54
結局、「政治資金規正法の虚偽記載」という「別件逮捕」で得た拘留期間内に、
収賄=利益供与の立件ができるか、というのが焦点のようですね。

インタビューズ (2009年03月06日)
理解に苦しむこの時期の小沢氏秘書の逮捕
元検事・郷原信郎氏インタビュー

 西松建設からの政治献金の虚偽記載容疑で民主党の小沢一郎代表の秘書が逮捕された事件について、
検察OBで桐蔭横浜大学法科大学院教授の郷原信郎氏は、政治団体を経由した献金に対して政治資金
規正法の虚偽記載を適用することは非常に難しいとの見通しを示した。
 長崎地検の検事時代に自ら政治資金規正法がらみの捜査に携わった経験を持つ郷原氏は、そもそも
政治資金規正法は必ずしも実質的な資金の提供者を寄付者として記載することを要求していないことを
指摘する。「実際は西松建設がお金を出していることが分かっていても、政治団体から寄付を受けたので
あれば、政治資金収支報告書には政治団体の名前を記載しても違反にはならない。政治団体がなんら
実態の無いダミー団体で、しかも寄付を受け取った側がその事実を明確に把握していたことが立証されない
限り、政治資金規正法違反とは言えないが、実態の無い政治団体はたくさんある。」郷原氏はそう語り、
選挙を控えて政治的な影響の大きなこの時期に、あえて野党党首の公設秘書の逮捕にまで踏み切った
検察の意図に疑問を呈した。

http://www.videonews.com/interviews/001999/000869.php

4099とはずがたり:2009/03/07(土) 00:18:48

総選挙スレの方の記事転載

8138 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/03/06(金) 22:38:55
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-7782.html
国策捜査と情報操作がまかり通る暗黒国家日本

8139 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/03/06(金) 22:40:31
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/a4b49c927aed5a22c0e19db289b86b53
【大逆転】巨大ブーメラン、自民党の高橋嘉信支部長(岩手4区)が西松建設に献金を要求していた 読売

8140 名前:とはずがたり[] 投稿日:2009/03/06(金) 23:27:08
>>8139
現自民党支部長の高橋が全部悪かったというオチ!?転載しておきますね〜。
> 高橋嘉信・自民党公認候補予定者は西松建設に対して「他のゼネコンではこのくらいは献金している」などと具体的な金額を示しながら、献金額の積み上げを要求。西松はこれを受けて、年間2500万円前後を毎年献金する約束を取り交わし、1995年西松建設のダミー団体「新政治問題研究会」も利用することにした、と報道しています。
> 高橋支部長は、小沢一郎さんの政策秘書を経て、2000年比例東北ブロックから衆院議員になりました。しかし、その後も「衆議院議員 小沢一郎 秘書 高橋嘉信」という不可思議な名刺をつくり、ゼネコンにあいさつに来させ、「小沢には私から言っておきます」と述べながら全く連絡しないという行為を繰り返していたそうです。
> 小沢さんはそのことを知ったものの、秘書としての苦労を考えて、そのままにしていたものの、態度が傲慢になった高橋さんが、藤井裕久さんの前をあいさつせずに通り過ぎるのを目撃し、事実上の破門になったという経緯があったようです。


8141 名前:名無しさん[] 投稿日:2009/03/06(金) 23:40:18
┏━【 鳩山由紀夫のメッセージ 】━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
(略)
 検察も強制捜査、逮捕という強硬手段をとった以上、大久保容疑者の起訴に向けて、全力を挙げてくるでしょう。既に、「リーク」と思われる情報操作が盛んに行なわれています。私どもはこのようなやり方、即ちリーク自体が、立場上知りえた情報を漏らしてはならないという国家公務員法違反ではないかと考えますが、いずれにしても、官僚主導の政治を打破する直前に、このような事態になったことを深刻に捉えて、国民のみなさんの気持ちを大事にしながら問題の解決に当たってまいりますことを誓います。

4100とはずがたり:2009/03/07(土) 00:36:33
>>4985
小沢氏への弁護心強いっす。そうだそうだと肯定してても議論が深まりませんし,疑問を出してゆきますね。

>献金額を調整するのって、ある意味、当然ですよね?
>いきなり2000万円献金します、なんて話があるわけがない。
>長期的に献金するのであれば、どのぐらいの金額をどの程度の期間するつもりなのか、話し合うでしょう。
>10数年で約3億円、1年あたり2500万円強、その程度で調整したということ。
恐らく個人の善意の献金なら額を指定して毎年貰うと云う様には成らないのではと云うのが検察側の主張でしょうかねぇ。
もし此がそうだとなるなら自民党側の政治家の献金も全て調べて見て怪しいのは起訴せいとなりますけど。

>拘留期間内に、収賄=利益供与の立件ができるか、というのが焦点のようですね。
これはそう云う方向なんでしょうけど,在野の小沢がどう云う権限を持ってたとなるんでしょうかねぇ。
小沢が西松に有利な国会質問とかしてたらアウトなんでしょうか?

4101とはずがたり:2009/03/07(土) 03:01:09
俺は菅にやって欲しいけどそう云う流れには成りにくいでしょうかねぇ。。

2009年3月6日 19時50分 ( 2009年3月6日 19時50分更新 )
代表交代論も出る民主党 「ポスト小沢」トップは岡田副代表
http://www.excite.co.jp/News/society/20090306/JCast_37237.html

西松建設から違法な企業献金を受け取っていたとして、民主党の小沢一郎代表の公設秘書らが逮捕された。小沢代表は潔白を訴えており、2009年3月6日党本部で行われた会見では、代表を辞任しない考えを強調した。その一方、代表交代も取りざたされ、朝日新聞、読売新聞が党地方幹部に取材したところ、両紙ともに「ポスト小沢」のナンバー1に岡田克也副代表の名が上がった。
「岡田さんで出直すしかない」

民主党の小沢一郎代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢代表は2009年3月6日午後、党本部で記者団に対し、「現段階において自分の進退については考えていない」と述べ、改めて代表を辞任しない意向を明らかにした。

ところが党地方幹部から「ポスト小沢」に岡田克也副代表を推す声が上がり、「温度差」が生まれつつある。

朝日新聞は民主党都道府県連幹部への一斉取材を3月4、5日に行い、6日に朝刊1面で、
「『ポスト小沢』のトップは岡田克也元代表だった」

と、結果を報じた。
「岡田氏は政治資金規正法改正にも取り組んできたため、『信頼がもてる』」(秋田県連)「小沢さんが辞める時は執行部総退陣。岡田さんで出直すしかない」(中堅議員)

などの意見が上がった。

読売新聞も各都道府県連の幹事長らに3月4、5日にアンケートを行い、3月6日に結果を報じている。

小沢氏の進退について、「辞任すべきではない」が28都道府県、「捜査の進展や世論の動向を見た上で改めて判断すべきだ」が17県。
贈り物は一切受けとらない「真面目さ」

また、小沢氏が辞任した場合、後継代表として望ましい議員を聞いたところ、
「名前を挙げた回答の中では、岡田克也副代表が6府県で最も多く、鳩山幹事長、菅代表代行、長妻昭政調会長代理との意見も出た」

としている。

岡田副代表は、1953年7月三重県四日市市生まれ。父親はイオンの創業者で、名誉会長相談役の岡田卓也氏だ。

東大法学部を卒業後、旧通産省入省。36歳で衆院議員に初当選し、現在当選6回目。92年政治改革の実現を唱えて自民党を離党。98年の民主党結成後は政調会長、幹事長などを歴任し、2004年5月から05年9月まで代表を務めた。

役人出身で政策通であることから、「真面目」「堅物」というのが通り相場。また、中元、歳暮も含め贈り物は一切受けとらない、というのは有名な話だ。

4102とはずがたり:2009/03/07(土) 03:30:54
「選挙勝ってこい」党務再開の民主・小沢代表
http://www.asahi.com/politics/update/0307/TKY200903060382.html
2009年3月7日2時0分

 小沢氏は6日、党本部に姿を見せた。「検察批判」を展開した記者会見以来2日ぶり。大勢の報道陣を前に珍しく立ち止まり、約14分にわたって質問に答えた。

 強気に見える小沢氏の姿勢は、危機感の裏返しでもある。小沢氏はこれに先立ち、党本部で1時間半近く議員らと面談。党務を再開したが、石井一副代表には「なぜこんなことが起こるんだろうな」と漏らした。疑惑の報道に反論するよう助言されると「どこへでも出て、ちゃんと説明する」と応じたという。

 4月26日投票の名古屋市長選に立候補する河村たかし衆院議員とも会い、「とにかく勝ってきてくれよ。当選しないといかんぞ」と激励した。「現段階で自分の進退については考えていない」と記者団に語ったように、続投への意欲をにじませる。

 だが、取り巻く環境は厳しい。多くの報道陣に追われ、衆院選に向けた地方行脚の再開のメドも立たない。週末の報道各社の世論調査結果や、議員らが地元で接する有権者の反応次第では、党内の空気が緊迫する可能性もある。

 小沢氏は10日、自身に批判的な議員もいる党常任幹事会でも説明に立つ意向だ。党幹部は指摘した。「来週の常任幹事会がひとつのヤマだ」

4103千葉9区:2009/03/07(土) 10:02:05
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090306/stt0903061102002-n1.htm
【民主党解剖】第1部 政権のかたち(4)「小沢降ろし」じわり (1/4ページ)
2009.3.6 11:01

ポスター待った

 党代表、小沢一郎の公設第1秘書が東京地検特捜部に逮捕された3日。次期衆院選に出馬する関東地方の新人候補は、小沢との「ツーショット」ポスターの印刷をストップさせた。

 「小沢が写ったポスターは評判が悪くて張れない。別の党幹部に差し替えるしかないが、費用もばかにならない」と新人候補は天を仰いだ。

 党関係者によると、撮影日を調整中だった、小沢を前面に出したテレビCMも宙に浮きかねない状況だという。

 公職選挙法に基づき、衆院議員の任期満了半年前にあたる今月10日から候補者単独のポスターの掲示が禁止される。このため衆院選候補の多くは、小沢との「2連ポスター」を準備し張り始めていた。

 ところが「選挙の顔」だった小沢がスキャンダルに見舞われたうえ、代表辞任もありうるとの観測が広がり、党内ですでに「小沢離れ」の動きが出ているのだ。

 5日には、ポスターに頭を痛めている九州選出の中堅議員が選対委員長、赤松広隆の国会内の事務所に駆け込んだ。都内を地盤にする若手議員は、「事件発覚後、張りたての2連ポスターの何枚かが小沢の部分だけ破られたり、切り取られたりした」という。

 自民党内では先に、内閣支持率の超低空飛行にあえぐ麻生太郎首相とのツーショットポスターを避ける動きが表面化した。

 民主党はそれを人ごとのように見ていたが、期限の10日を目前に降ってわいたポスター問題に、別の中堅議員は「悪夢だ」と肩を落とした。

 

揺るがぬ強気

 「辞任否定会見」から一夜明けた5日、小沢は都内の個人事務所や自宅にこもり、公の場には姿をみせなかった。

 党の重鎮である参院議院運営委員長、西岡武夫は小沢を個人事務所に訪ね、約30分話し込んだ。小沢の様子を記者団に尋ねられた西岡は、「元気、元気」と語った。

 小沢の強気は揺らいでいない。4日の記者会見後も、「また地方行脚を再開するぞ」と側近に漏らし、代表を退く気は毛頭ない決意を伝えたという。

 「真実は必ず明らかになり、秘書の潔白や無実が証明されると確信している。国民の期待と負託に応え、政権交代に向け不退転の決意で邁進(まいしん)していく」

 5日の参院予算委員会の冒頭に質問に立った参院幹事長、平田健二は、用意したペーパーに目を落としながら、こう強調した。

 国会で野党幹部がこうした「決意」を示すのは異例だ。そこには党内の「小沢降ろし」の動きを封じるとともに、小沢体制下での結束をアピールする執行部の思惑が見て取れた。

 小沢に距離を置く議員たちも表向き、小沢続投を黙認し、目立った動きを控えている。事実上の小沢派といえる「一新会」も5日に予定していた定例会合を取りやめた。「いまは動かないほうがいい」(小沢側近)と考えたことがその理由の一つだ。

 

分水嶺は24日

 しかし、逮捕された秘書の起訴か不起訴が確定する「24日」が大きな分水嶺(れい)になるとの空気が、党内では支配的になりつつある。

 「秘書が起訴されたら小沢は自発的に辞任するしかないだろう。小沢が居座るようだと、小沢降ろしの動きに一気に火がつく」。ある党幹部はこう予測する。

 民主党の若手衆院議員、長島昭久は5日、「身に覚えがないということ(説明)がひっくり返るような事実があれば、別の判断にならざるを得ない」と述べた。

 小沢側近は「裁判まで断固戦う」と、検察との全面対決の道を選んだ小沢の決意を代弁する。小沢の思いは、「オヤジ」と慕った元首相、田中角栄と自身を引き立てた元副総理、金丸信が東京地検の標的になったことと無縁ではない。

 しかし、今回の事件を「国策捜査」と断じる小沢に異を唱える声も党内から出始めている。副代表、前原誠司は5日、「国民に検察のあり方で疑義をもたれるような物言いはあまりすべきではない」と語った。

 独自の選挙手法で党を政権交代の手前まで押し上げた小沢が選挙前に退場するマイナスと、疑惑で「傷」を負った小沢で選挙に臨むマイナスとでは、どちらが大きいか−。双方をてんびんにかけて戸惑う議員も党内には少なくない。

 中堅議員はこう言い切る。「小沢でなくても選挙は戦える。そのときが来たら、われわれが引導を渡す」。

 「小沢降ろし」は静かに始まった。(敬称略)

4104 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/07(土) 12:01:13
>>4081
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8149

単なる個人ブログを100%信じるわけにはいきませんが、大久保像が記事によって大きく変わるのは事実。
こんな指摘があるようです。

小沢さんという人は、広瀬隆さん流に云えば、「仲間を売るのが、三度の飯より好きな男」、まあそう見られ
ても仕方がないというか、まあ向背常なきというか、なかなか議員だけでなく、秘書さんの間の競争も激しくて、
側に仕えるのも難しい人であるようです。
そういうなかで、高橋氏も離れていったようですが、高橋氏が衆議院議員を務めている間に、地元秘書と
なったのが今回逮捕されている大久保氏です。高橋氏については、岩手県でさまざまな悪評があり(具体的
には書きませんが)、あちこちで非常に恨みも買っている人で、なんでこんな人を自民党は(あえて小沢さん
の対抗馬として)公認しているのか僕には謎なのですが、まあ「(小沢さんと高橋さんとは)互いに“ふぐり”
を掴み合っている」間柄に見えるのでしょう。一点、指摘しておけば、今回大久保氏の態度として報道されて
いる「秘書の頭の高い態度」というのは、実は殆ど高橋氏のコトであります。取材不足なのか、わざと混同
しているのかは知りませんが。

http://blog.livedoor.jp/rusuban_the_3rd/archives/51104735.html

4105とはずがたり:2009/03/07(土) 18:32:00
>>4104
この辺の事ですかねぇ>混同

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8149
秘書仲間ら資金集めに定評

 小沢一郎・民主党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢代表は6日、報道陣に対し、自らの関与を改めて否定するとともに、党代表を辞任しない考えを強調した。一方、逮捕された同会の会計責任者で小沢代表の公設第1秘書の大久保隆規容疑者の素顔を知る秘書仲間らの話から、小沢代表の「名代」として剛腕をふるっていた姿が浮かび上がった。

 大久保容疑者は、地元の高校を卒業後、住宅会社に就職。1991年の釜石市議選に出馬し、当選した。99年に自民・旧自由両党の推薦、支持を受けて釜石市長選に出馬したが、旧社会党の衆院議員を務めた小野信一氏に敗れ、小沢代表の秘書となった。以後、選挙実務など裏方に徹し、東北を始め各地の民主党候補者や業界を回っていた。

 「『小沢にしゃべっていいのか』『公認外すぞ』などと、候補者たちをよくどう喝していた」。大久保容疑者を知る県議の一人はそう明かした。元県議は「ちょっとしたことですぐどなったりする。『虎の威を借る狐(きつね)』だった」と憤まんをぶつける。

 大久保容疑者は、資金集めのうまさにも定評があった。釜石市議の一人は「カネを集めるのがうまいから、秘書のナンバーワンになれた。経理が得意で県内を歩いて業者を締め付け、仕事を与える代わりにカネを集めていた」と指摘する。別の議員秘書は「予算が出ると下請けをずらっとリストアップして『この業者を使って』と業界を回る。断ると『てめえなめてんのか』と態度が変わった」と振り返る。

 他方、面倒見の良さもあった。別の議員秘書は「若手の秘書を誘って、人とのつきあい方をアドバイスしていた。市長選で負けて、負ける大変さを身にしみて知っていたからピリピリしていた」と推し量る。

 県議の一人は「若い書生上がりが多い中で、政治家出身は彼だけだから、周りに適切なアドバイスができた」とかばった。

4106名無しさん:2009/03/07(土) 18:41:51
候補者ブログ。      

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/632ba878101f043a38d30044f538ec09

4109名無しさん:2009/03/07(土) 22:35:08
>>4102
ヴェルディの「アイーダ」だと、ラダメス(エジプト軍の将軍)を「勝ちて帰れ」と言って送りだすのはエジプト王女アムネリス。
このあと、父であるエチオピア王と恋人ラダメスが戦う羽目になった王女アイーダがアリア「勝ちて帰れ」を熱唱することになるわけだけど、
小沢=アムネリス、河村=ラダメスとするなら、アイーダは…鳩山?

鳩山兄弟「大連立」で意気投合? 西松事件では火花
http://www.asahi.com/politics/update/0307/TKY200903070170.html
ただ、民主党の小沢代表が「捜査は不公正」と訴える西松建設の違法献金事件に質問が及ぶと険悪に。「代表の申す通りだ」(由紀夫氏)、「法相を約1年やって、国策捜査なんて絶対ありえない」(邦夫氏)。ともに口が重かった。

4110おま天:2009/03/08(日) 04:19:09
小沢秘書逮捕事件以降、民主党も民主支持者も特定の政党を強固に支持しているわけじゃない一般有権者
(註:別に支持政党を持たない有権者が一般的というわけではないですが、ここでは便宜的にそのように
呼びます)の視点を忘れてしまっているのがどうにも心配です。目の前の自民党と自民党支持者と
政権と検察しか見えてないように感じてしまいます。

「自民党の議員もやってるだろ」というのは自民党に対する反論としては有効ですし、「国策捜査だ」
というのも漆間の発言もあって政権や検察に対しては有効だと思います。「たかがこれぐらいで」というのも
政界をよく見ている人にしてみれば意味のある議論です。…が、それが一般の有権者の胸に届き、
「小沢さんは悪くないし、やっぱり次の総理は小沢さんがいいと思う」と思わせるかと言えば、
相当に無理がありそうです。
もちろんこれらの議論は有権者に「自民党と麻生政権も汚いよな」と思わせる効果はありますが、
小沢代表への支持を維持する効果はかなり小さいと思います。民主vs自民、民主vs検察という構図だけで見れば
「検察の国策捜査」という主張と「小沢サイドが悪い」という主張は相容れないように見えますが、
一般有権者からすれば簡単に両立すると思うのですよね。「自民や政権のやり方は汚いと思うし、
小沢さんはちょっとかわいそうだと思う。でも、小沢さん側のやってたことも悪いし、次の選挙で
小沢さんを総理にしたいと今も思えるかと言えば、ちょっと無理」というふうに。

そのように考えてみると、世論調査の数字にこの事件がモロに響いたのも当然だと見ています。
それに民主党にそこそこ好意を持つ有権者は金権政治を嫌う人達が多いでしょうし、次の衆院選は
「次の総理を選ぶ選挙」という意味合いがこれまでとは比較にならないほど強いことも合わせて考えれば、
なおさら厳しい状況と思えます。そういった人達の「政党としては自民より民主がいいけど、
今回は民主が勝つと小沢さんが総理になるんだよな…」というわだかまりを解くのは容易ではなさそうです。
今はまだ総理の資質ゼロであることが証明された麻生が相手だから何とかなってますが、このままだと
与謝野(ごとき)に交代されただけでもマズイと思います。とすると、小沢代表が検察のリークなどで
さらに追い詰められるかどうか以前に、「民主党が勝った場合の次期総理」の意味を持つ野党第一党党首を
続けることには限界が来てると感じます。

もちろん私も秘書が逮捕された当日は頭に完全に血が上って、検察への不信感が渦巻いてました。今でも
そういった不信感は強く残ってますが、いずれにしても民主党は次の選挙で絶対に勝たないといけないわけです。
そのためには、強固な民主党支持者でも自民党支持者でもない有権者の視点を考える必要があって、
そのことをいったん「恣意的な捜査じゃないのか、ふざけるな」という意識から数歩下がって考えてみたときに
「ちょっと民主党(と多くの民主党支持者)のこのやり方はヤバイのではないか」と思い始めています。

4111小説吉田学校読者:2009/03/08(日) 10:42:59
「東北はなんといっても小沢さん」とあります(いろんな意味で、「東北はなんといっても小沢さん」であるのは間違いない)が、一昔前は故人となった政治家や大手ゼネコン元支店幹部だった時代もあったわけでして、そういった地域ボス的なものの存在を東北の土建業者は求めていたんじゃないんでしょうか。そして、その底流には土建独特の談合体質が私には見えるのです。

【小沢氏秘書逮捕】「東北は何と言っても小沢さん」献金は受注狙いか
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090307/crm0903070129003-n1.htm

 小沢一郎民主党代表の資金管理団体「陸山会」の政治資金規正法違反事件で、献金の目的が、東北地方の公共工事受注を期待したものだった疑いが強まっている。小沢氏側は東北での影響力を否定しているが、業界関係者によると、ゼネコン側は“小沢事務所詣で”を繰り返していたという。「工事をお願いした」「献金しないと受注の邪魔をされる」。西松建設などゼネコン関係者が、畏怖(いふ)の念を込めてこう口々に語る“豪腕・小沢”側の真の実力とは、どのようなものだっただろうか。
 ▼地元の「裏選対」
 「東北は何と言っても小沢さん。献金は、小沢さんの公共工事での影響力を期待したから」
 西松の元幹部は、西松がダミーの政治団体を使って多額の違法献金を続けてきた理由をそう話す。
 政界関係者によると、小沢氏は、建設業界に長く君臨した故田中角栄元首相や、故金丸信元自民党副総裁の腹心で、自民党を出た後も業界に影響力を持ち続けてきたといい、特に岩手、青森、秋田の北東北3県で強いといわれる。
 ゼネコン側は、その影響力を頼りに、選挙では小沢氏側の集票と資金集めに奔走するという。ゼネコン汚職が摘発された平成5年には、新生党代表幹事だった小沢氏の地元選対が、ゼネコン社員を動員した“裏選対”を組織していたことが国会で取り上げられた。
 当時の名簿によると、総括責任者が鹿島、本部長が大成建設のそれぞれ地元支店幹部で、委員には西松の支店幹部も名を連ねた。
▼元秘書側が考案?
 ゼネコン関係者によると、東北地方では古くから、ゼネコン最大手の鹿島が、強固な営業基盤を誇っていたという。西松の元幹部は、「西松は東北では後発だったため、受注拡大を図るには、小沢さんに頼るしかなかった」と話す。
 西松関係者によると、小沢氏側の窓口となったのが、陸山会の会計責任者、大久保隆規容疑者(47)の前任者で、小沢氏の「側近中の側近」といわれた元秘書だったという。
 西松は平成7年ごろ、元秘書側と、毎年2500万円前後の献金をすることで合意。ダミーの政治団体「新政治問題研究会」を使ったトンネル献金システムを考案したとされる。11年からは「未来産業研究会」もダミーに加えた。
 ある国会議員秘書は「北東北3県の公共工事は、鹿島の東北支店幹部と元秘書側が調整し、受注高に応じて小沢氏側への献金額を決めていた」と証言する
▼180億円受注
 こうしたノウハウを元秘書側から引き継いだとされるのが、12年に陸山会の会計責任者となった大久保容疑者だった。東北地方の建設会社幹部は「仕事を取るためだけでなく、邪魔をされないためにも献金する。大久保さんは小沢さんの代理人。東北の業界では知らない人はいない」と語る。
 業界関係者によると、西松も大久保容疑者の“言いなり”で、献金を続けたことによって、東北での受注を拡大したという。
 工事経歴書によると、西松が16〜20年に着工した国や自治体発注の主な公共工事は10件で、総額は約180億円にのぼる。最も受注額が高かったのが、国土交通省東北地方整備局が18年に発注し、西松が受注した岩手県の胆沢(いさわ)ダム関連施設工事で約47億円。また、秋田県の森吉山ダムの本体工事が約44億円、山形県の長井ダムの本体工事が約41億円と続く。
 ダムではほかに、宮城県の長沼ダムも約16億円で本体工事を受注した。胆沢ダムをめぐっては、西松前社長の国沢幹雄容疑者(70)が、大久保容疑者に工事受注の口利きを依頼していた疑惑もある。特捜部は地元・岩手の小沢事務所関係者からも事情を聴くなど調べを進めている。

4112 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/08(日) 11:41:11
>>4110
「無党派受け」を考える党首選びは、既に福田を切って麻生を選んだ自民党という、悪い例があると
思うのです。
党内政局が安定し、野党との接点を持ち、政策の理解度も高かった(代わりに官僚の説明を聞き入って
しまうところがあった)福田を切り、麻生を選んだ結果がどうだったと言えば・・・

選挙に強く、自民党や国民新党、大地、海外要人ともコネクションがあり、何よりも霞ヶ関を中心とした
権力構造の表も裏も知っている人物と言えば、今の民主には小沢しかいません。
「無党派受け」を考えれば、小沢より上の人物は多々いますが、残念ながらそれを優先させるほどの
経験値が、今の民主党にはないと思います。


本当に怖いのは、政権奪取後のスキャンダルです。
スキャンダルは事実である必要すらありません。疑惑レベルで十分なのです。
細川内閣も、佐川急便借入金未納問題で潰されました。
簡単に「辞める」というのは言語道断、「辞めたい」と漏らしたと「報道」されただけで退陣に追い込まれます。
今はむしろ、スキャンダル対応の良い勉強をさせてもらってると、開き直った方がいいでしょう。

小沢だから起きた問題じゃありません。
小沢だから灰色が濃いのは間違いないですが、菅や岡田の灰色が淡くても、スキャンダルは仕立て上げ
られるでしょう。
政治家である以上、政治資金は必要なのですから。

4113おま天:2009/03/08(日) 12:56:05
>>4112
私の書き込みの意図がうまく伝わらなかったようです。私の表現が誤解を招く原因でしたが。
私は無党派受けを狙えと言いたいのではなく、行動する際に「有権者の理解が得られるか」
という視点をちゃんと持っているかどうかということです。

普段は小沢民主党だってその意識は強く持っています。たとえば補正予算への対応などは、
給付金への国民の反対意見の強さを見据えつつ動いていたことは間違いないでしょう。
理解が得られると思えば強気に出られるし、思えなければやや穏健に対応する、
何気ない行動にもそういった冷静な計算が普段は裏にあります。
民主党が審議拒否戦術に消極的な態度を示しがちなのもそうでしょう。
今回の民主党は感情ばかりが先行して、そのソロバンを弾いてる姿が見えてこない、ということです。

民主主義である以上、有権者の理解を得ることを切り離すことはできません。
あまり引き合いに出したくはないですが、ネット右翼みたいに国民の関心が薄いことばかり叫んで、
横への広がりがないまま、内部の人達の熱度だけを高めても仕方ないのです。
今回の件では強固な民主党支持者は非常に熱くなってますが、
そうでない有権者との強烈な温度差を感じずにいられないのです。

もし小沢代表で最後まで突っ走るという覚悟であるなら、
小沢代表への有権者の信頼感を取り戻すプランこそが必要です。
支持者以外の有権者の胸にこそ火をつけないといけないのですから。
「検察が悪い」「自民もやってる」「微罪だろ」じゃダメなのです。
「最近の自民は民主の悪口ばかり」の裏返しになってしまいます。

4114とはずがたり:2009/03/08(日) 13:26:39
>>4112
>「無党派受け」を考える党首選びは、既に福田を切って麻生を選んだ自民党という、悪い例があると思うのです。
麻生が無党派受けするとは選ばれる前からどうしても思えなかったですしあれは願望に近い自公の勘違いだったと思う訳でして,無党派受けを狙うなら小池なり石原なりを選ぶべきではなかったでしょうか。
石原もぼんぼんの2世で安倍ちゃんと大差ない能力でしょうし,小池は人望もないし党内も纏まらないかもと思うと適材ではないのかもしれませんけど。
勿論民主も前原を選んで大失敗した前科があるので若くて有権者から得票できそうと云うだけで選ぶと大変なミスをするでしょうけどね。
アメリカ大統領選挙の予備選みたいに延々と候補者が試される過程がないのでなかなか難しいのかも。

>>4110
>そのように考えてみると、世論調査の数字にこの事件がモロに響いたのも当然だと見ています。

輿論調査の数字ですが未だ麻生よりも高い等小沢への期待は未だ未だ高いですよね
>「麻生首相と小沢氏のどちらが首相にふさわしいか」との設問では、13%まで減らした小沢氏が10%の麻生首相を上回っており、ある自民党若手は「これだけの好機なのに、まだ負けているのか。首相では戦えない」とため息をついた。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1146286762/8160

これが国民の小沢政権への期待なのか冷静に事態の推移を見守っているのかどちらなのかって事にもなりましょう。

>>4112-4113
そういう意味で今後の有権者から直ぐに見放されない程度には信頼感を勝ち得ている民主が,今後の事態の推移での行動で一挙にそれを失うかも知れず,一方で容易に快復させうる可能性もあり慎重な行動が必要かもしれません。
まぁ我々がする分には構わんとは思うのですけど,民主党としては安易な検察批判はするべきでないでしょうし,捜査の結果が出た時にその結果にどう対処するかが重要かと思います。

4115 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/08(日) 13:31:29
>>4113
> 「検察が悪い」「自民もやってる」「微罪だろ」じゃダメなのです。

これがダメだとすれば、やはり「世間を騒がせたのを理由に辞任する」しかないと思います。
説明不足と言われますが、説明をすれば「自民党も含め、多くの事例のある政治資金規正法の違反であり、
通常は行政指導で済まされるところを、検察が秘書逮捕に踏み切った異常事態」としか言えないのですから。
これを「潔くない」と言われるのであれば、対応手段は「潔く辞任」しかないでしょう。

説明を尽くそうとしても、マスメディアは検察のリークを記事にするので、頭がいっぱいです。
民主党のHPや、鳩山・安住などのメールマガジンなどでは詳しい説明が載ってますが、これは結局
「内部の人達の熱度だけを高め」ているに過ぎないでしょう。
民主党支持者以外が読むことは稀なのですから。
後は実際の候補者が、街に出て訴え続けることですが、地上戦を重視する小沢選挙戦術らしく、
効果が出ているようです。

民主党の青年総支部長に主権者からの温かい励まし
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/632ba878101f043a38d30044f538ec09

しかし、これも面を向かって激励をする人は多くても、罵倒をできる人は少ないわけで、
「内部の人達の熱度だけを高め」ている現象の一つだと言うことができます。

4116 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/08(日) 13:49:17
続報に期待
> このところメディアでは「政治とカネ」の話がにぎやかだが、登場する学者、法律家、評論家らが語る
> 「政治とカネ」の話はことごとくおかしい。驚くばかりの無知蒙昧である。「アメリカは個人献金で企業献金
> はない」とか「選挙に金をかけない政治が民主主義だ」とか信じられない大嘘がまかり通っている。
> 「政治とカネ」の関係についてこれほど嘘が大手を振って歩いている国も珍しい。そこで「本当の話」を
> 次回から書く事にする。

プーチンの真似も出来ない

 民主党のスキャンダルを暴露するために麻生総理が起用したと私が見ていた官房副長官は、自分が
仕組んだ「爆弾」が麻生政権を救ったと自慢したかったのだろう。懇談で余計な事をしゃべって問題になった。
日本の官僚がこの程度にレベルダウンしているから、この国を官僚に任せては置けない。

 秘密警察を使って政敵を失脚させるロシアのプーチン政権を麻生総理は真似しようとしたのだろうか。
警察官僚を近くに配置して政権をスタートさせた。しかし悲しいかなプーチンほどの愛国心も強い政治力も
国民の人気もこの総理にはない。プーチンは「百年に一度の危機」に対抗するため強力な指導力で国家
統制経済体制を作り、自国の産業を保護するため他国に対しては強硬姿勢をとっている。まるで戦前に
岸信介らが作った「1940年体制」をロシアは再現しようとしている。

 ところがわが麻生内閣は「国際協調」とか「景気対策」とか言うばかりで、アメリカやロシアに対して軟弱
な外交姿勢を見せている。アメリカもロシアも今は喉から手が出るほど金が欲しい。目を付けているのは
日本の金だ。政府に金はなくとも国民には1500兆円の資産がある。その一部を提供せよと言われても
不思議でない。どのようにして国民から吸い上げるかは日本に知恵を出させる。そういう状況が迫っている
時にスキャンダルを暴露して選挙に勝とうとする程度では、とても国際社会に負けない国を作ろうとしている
とは思えない。

 今回のスキャンダル暴露の目的は小沢代表の代表辞任にある。小沢代表のイメージを悪化させる事で
民主党議員に不安を与え、選挙直前の議員心理を揺さぶるのが狙いである。小沢代表とのツーショット・
ポスターを嫌がる議員が出てきて、それをマスコミに騒がせ、小沢氏が代表にふさわしくないと世間に
思わせれば、それで目的は達せられる。

 恐らく何人かの民主党議員には「選挙を有利にしてやる」との餌でマスコミ界や経済界から説得が行われて
いるはずだ。「恐喝」と「買収」が政治の裏舞台にはつき物だが、私が見てきた政治の経験では、まさに
それが行われるにふさわしい状況が今である。小沢代表辞任を言い出す民主党議員がいたら、手がまわった
と考えて間違いない。本人がどう言おうとそれは信じない方が良い。選挙があると議員にとって最も怖いのは
マスコミだ。筆先三寸で落選させられる。そして経済的支援には誰でもが飛びつく。

 官房副長官の「自供」で、さすがに政府与党は慌てた。せっかくの仕掛けが逆転する可能性があった。
麻生政権が仕掛けて検察が動いた事が明らかになれば、政権も検察も吹っ飛ぶ。明治以来140年の官僚
支配構造が崩壊する。政府与党は速やかに打ち消し発言を行なう一方、与党からも人身御供を出さざるを
得なくなった。そうすれば公平感は保たれ、官房副長官の「自民党には捜査が及ばない」発言を打ち消す
事が出来る。誰か犠牲者が選ばれる事になるだろう。与党側に傷がついても、目的は小沢氏の代表辞任
だから、多少の犠牲には目をつむる。

 それほどに小沢代表を排除したい事を今回のスキャンダル暴露は示している。政権交代は仕方がない。
しかし小沢代表に権力を握られるのは困る。それが現在の官僚側の本音である。何でも官僚の言う事を
聞く自民党から何でも官僚の言う事を聞く民主党に代わるのはかまわない。今の民主党を見れば、口では
官僚批判をするが、誰も権力のツボを知る者はいない。その程度の政治家を操る事は、これまで散々
自民党でやってきた。政治家操縦のノウハウは十分にある。

 しかし、竹下内閣の時に官邸の中枢にいて官僚を操り、海部内閣では自民党幹事長として総理以上の
権力を握った小沢代表だけは「手ごわい」。権力のツボを知っている人間に総理になられた霞が関はこれまで
とは逆に操縦される側にまわってしまう。140年の官僚支配に終止符が打たれる。だから小沢代表だけは
排除したい。明治以来の日本の歴史を見れば一目瞭然だ。官僚にとって「手ごわい」政治家は常に金がらみ
のスキャンダルで潰された。

4117 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/08(日) 13:49:31
 官僚支配に都合の良い法律が「政治資金規正法」である。そもそも政治資金は「規制」すべきものではない。
これは民主主義の根本である。だからわざわざ「規正」と言う字を用いている。目的は政治資金の「入り」と
「出」を透明にすることである。金額が多いとか少ないは関係ない。多いから悪いと言う考えを民主主義社会
はとらない。アメリカなどは献金を多く集める政治家ほどリーダーになる資格がある。

 ところが三木内閣が「クリーン」を売り物にして、政治資金の「規制」に踏み込んだところからこの法律は
おかしくなった。献金を集める事が「悪」と考えられ、ロッキード事件以後は企業献金が槍玉に上がり、献金
は次第に闇に潜るようになる。今では企業献金は駄目だが企業の政治団体は献金して良いなどと「屁理屈」
をこね回すような話になった。政治資金規正法は公職選挙法と共に権力には便利な支配の道具である。

 このところメディアでは「政治とカネ」の話がにぎやかだが、登場する学者、法律家、評論家らが語る
「政治とカネ」の話はことごとくおかしい。驚くばかりの無知蒙昧である。「アメリカは個人献金で企業献金
はない」とか「選挙に金をかけない政治が民主主義だ」とか信じられない大嘘がまかり通っている。「政治
とカネ」の関係についてこれほど嘘が大手を振って歩いている国も珍しい。そこで「本当の話」を次回から
書く事にする。

投稿者: 田中良紹 日時: 2009年03月07日 17:11
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_170.html

4118 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/09(月) 00:52:32
別スレでも書きましたが、「1/3ポスター」なども、解釈を変えれば簡単に公選法違反となります。
参院選の後も、青木愛のポスター貼りの作業は無償で行うべきだったと、小沢の秘書を立件しようとしました。
これは結局、無理筋として不起訴になったようですが。
http://www.asyura.com/07/senkyo41/msg/408.html

今回の問題は、小沢だから起きた問題ではありません。
解釈を変えれば、菅だろうが、岡田だろうが、前原だろうが、「誰でもやっている法律違反」はあるでしょう。
「潔く辞任」以外の対処方法を考えないと、ブーメラン政党と言われていた頃の繰り返しになります。

>  スピード違反だけの話ではない。公職選挙法も「厳格に守った人間は必ず落選する」と言われるほど
> 「守る事が難しい法律」である。「お目こぼし」と「摘発」は警察の思いのままだ。税金も「何が脱税」で
> 「何が節税」かの区別は難しい。政治資金規正法も「守るのが難しい」法律である。みんなで同じ事を
> やっていても、取り締まる方が目をつけた相手は「摘発」され、同じ事をやっているその他は「お目こぼし」
> になる。これで政治家はみな官僚に逆らえなくなる。

政治とカネの本当の話(1)

 企業献金は「悪」だと言う。なぜなら企業は「見返り」を求めるはずで、政治が企業の利益に左右され、
公共の利益を損ねるからだと言う。一見もっともらしく聞えるが、なぜ企業献金が全て公共の利益に反する
と断定できるのか。こうした考えは「民主主義の根本」を犯す事になりかねない。世界の民主主義国で
こんな事を言う国はない。

 仮に政治家がA社から献金を受け、A社の要求に応えたとしても、それがA社の利益にとどまらず、広く
公共の利益になることであったなら、それでも企業献金は「悪」なのか。企業献金を全て「悪」と言うため
には、企業の利益が常に国民の利益に反するという前提に立たなければならない。こうした考えに私は
極めて懐疑的である。

 まず前提として「民主主義政治」とは何かを考えよう。世の中は立場の異なる多種多様の人間が生きて
いる。男と女、老人と子供、都会と農村、それらの人々の利益は必ずしも同じでない。立場の違う人間が
対立し、いがみ合えばみんなが不幸になる。そこで立場の違う人間を「共生」させる知恵を出す事が必要
になる。それが「政治の役割」である。

 民主主義でない政治はどうするか。例えば王様の政治や独裁政治では権力を持つ者が「正しい」と
決めた「政策」を全員に押し付ける。その「政策」で救われる人間もいるが、命を失う人間も出てくる。しかし
民主主義でない政治は、権力者が「正しい」と決めた事が全てである。無視される立場の声は一顧だに
されない。

 民主主義政治は異なる立場の人間の声に耳を傾けようとする。だから様々な立場の人間が自分たちの
代表を政治の場に送り込み、自分たちの要求を主張してもらう。政治の場では様々な意見がぶつかり合い、
議論を重ね、お互いが相手の主張を理解した上で結論を出す。話が折り合えば「妥協」が成立する。話が
つかなければ多数決で決める。その場合でも、少数意見を尊重し、みんなが少しずつ「譲歩」する修正を
施し、なるべく不満が残らないようにする。民主主義政治は「正しい」政策を選ぶ政治ではない。みんなで
話し合ってみんなで「妥協」する政治である。

 国民はそれぞれ自分たちの代表を選ぶ。そしてその議員を応援する。応援とは政治活動費を献金する
事である。献金を多く集める政治家は多くの人から支持されている証拠である。いや違う。金持ちや企業
からの献金の方が多額になると言うのなら、貧乏人は小額でも数を集めて対抗すれば良い。そして投票
するのに金はかからないから、民主主義は貧乏人が不利になる仕組みになっていない。

 ところがこの国には「政治献金は金持ちを有利にする」と不満を言う人がいる。しかし献金をしなくとも
投票の権利はあり、小額でも数を集めればパワーになるのに、それもしないで不満だけを言う身勝手な
人間が多い。そういう人間に限って、他人が献金するのを妬ましく思うのか、妨害する。それが民主主義
を妨害しているとは思わない。

4119 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/09(月) 00:52:45
 「利益誘導政治はけしからん」と言う人がいる。これも民主主義を否定する理屈である。民主主義政治
で政治家がやる事は自分を応援してくれる人たちの主張を実現する事である。言い換えれば支持者に
「利益」を誘導してやる事である。それを否定してしまったら民主主義政治は成り立たない。企業の利益を
代表する政治家、労働者の利益を代表する政治家、女性の利益を代表する政治家、農家の利益を代表
する政治家、それらの政治家がみな支持者のために働くところに民主主義がある。

 企業の利益を代表する政治家が「企業献金」を受けて、企業の利益を図るのは別に問題ではない。問題
となるのは、その企業の利益と公共の利益が相反し、にも拘らず公共の利益にならない事を権力を持つ
政治家がやった場合である。それは贈収賄と言う犯罪に当たるから捜査機関が摘発すればよい。しかし
一般的な企業献金まで「悪」だとする考えは民主主義政治を否定する考えだと私は思っている。

 ところが日本では企業献金を「悪」だとして禁止している。そのため何が起きているか。企業が政治団体
を作ればその献金は認められるという、「まやかし」と言うしかない制度が作られた。その政治団体が企業
の利益と反する要求をするはずがない。企業そのものと考えておかしくない。それなのに企業は駄目で
政治団体なら良いという不思議な仕組みの中に官僚支配のからくりがある。

 官僚が国民を支配する要諦は「守る事が難しい法律」を作る事である。車の法定速度を守ったら渋滞が
起きる。誰も守っていないのが普通である。警察は普通は見逃している。それで国民生活に支障はない。
しかし時々警察は捕まえる。運転手は「運が悪かった」と思う。この時々警察の都合で捕まえるところに
官僚の「裁量」が働く。官僚は法律違反を常に見逃しながら、都合で取り締まる。警察に歯向かう人間は
取り締まられ、警察にゴマをする人間は見逃される可能性がある。

 スピード違反だけの話ではない。公職選挙法も「厳格に守った人間は必ず落選する」と言われるほど
「守る事が難しい法律」である。「お目こぼし」と「摘発」は警察の思いのままだ。税金も「何が脱税」で
「何が節税」かの区別は難しい。政治資金規正法も「守るのが難しい」法律である。みんなで同じ事を
やっていても、取り締まる方が目をつけた相手は「摘発」され、同じ事をやっているその他は「お目こぼし」
になる。これで政治家はみな官僚に逆らえなくなる。

 政治資金規正法を厳しくすると、最も喜ぶのは官僚である。これで政治が官僚より優位に立つのを抑える
事が出来る。政治が力を持てばいつでも「摘発」して見せ、メディアに「政治批判」をさせ、国民を「政治不信」
に堕ち入るようにする。「政治不信」こそ官僚にとって最も都合が良い。これで政治家を官僚の奴隷にする
事が出来る。その事に協力してきたのがかつての野党とメディアである。

 「政治は汚い」と国民に思わせるように官僚は仕組んできた、それに応えてメディアは「政治批判」をする
事が「権力批判」だとばかりに、口を極めて政治を罵倒し、官僚と言う「真の権力」にゴマをすってきた。
国民はこの国の権力の本当の姿を見せられないまま、政治に絶望してきた。

 アメリカには個人献金もあるが企業献金もある。日本ではオバマがネット献金を集めた話ばかりが伝え
られているが、オバマを勝たせたのはウォールストリートの企業献金だと私は聞いている。政治献金は
透明性が大事であって、裏金は問題にすべきだが、表に出ている政治資金で捜査機関が政治の世界に
介入する事は民主主義国では許されない。そして金額の多少を問題にする国も民主主義国家ではない。
それを問題と考えるのは、政治に力がつくと困る「官僚の論理」である。これを私は「民主主義」と対立する
「官主主義」と呼んでいる。「小沢代表の金額が突出して多い」と問題にするのは官僚か、その奴隷に成り
下がった政治家とメディアだけだ。次回は政治献金の金額を巡る「嘘」を書く事にする。

投稿者: 田中良紹 日時: 2009年03月08日 17:11

4120 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/09(月) 00:54:45
>>4118-4119
肝心のHPのアドレスを書くのを忘れました。
http://www.the-journal.jp/contents/kokkai/2009/03/post_171.html

4121とはずがたり:2009/03/09(月) 05:17:50

小沢氏の自発的辞任求める声、民主党内に広がる
http://www.asahi.com/politics/update/0308/TKY200903080137.html
2009年3月9日0時3分

 世論調査で民主党の小沢代表の辞任を促す声が過半数となり、同党内でも辞任は避けられないとの見方が強まってきた。小沢氏は現時点の辞任を否定しているが、「小沢おろし」の激化を懸念する党内では自発的辞任を求める声が広がっており、進退を判断する時期が焦点となってきた。

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日、NHKの報道番組で「進退問題が浮上しないだろうと言い切るつもりもない。新たな事実が判明すれば、新たな展開になる」と指摘し、現時点では執行部として小沢氏の説明を信じて支えるが、捜査の展開次第では進退に影響するとの見方を示した。

 地元に戻った議員からは辞任論が噴き出している。小沢氏に近い議員でさえ「有権者の声は『一刻も早く代表を辞めさせるべきだ』が多い。もたないということになるんじゃないか」と危機感をあらわにしている。

 党内の関心は進退判断の時期に集まっている。小沢氏が「現段階で進退については考えていない。いずれきちんと結論が出てからのことだ」と語り、捜査状況を見ながら判断する考えを示したためだ。

 今月下旬に秘書が起訴された場合や、別の容疑につながる新事実が発覚した場合に判断するなど、党内では複数の見方が出ている。秘書が起訴されても小沢氏が代表のまま法廷闘争に突入すれば、民主党の印象がさらに悪化しかねないと懸念する声もある。

4122とはずがたり:2009/03/09(月) 05:24:52

小沢代表の進退問題に発展も 「新事実あれば」と鳩山氏
03/09 01:12
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/national_pol/2009030801000197.htm

 民主党の鳩山由紀夫幹事長は8日午前のNHK番組で、西松建設の巨額献金事件をめぐる小沢一郎代表の責任論について「新たな事実が判明すれば、新たな展開になる」と述べ、捜査に新たな展開があれば、進退問題に発展する可能性を指摘した。
 一方、共同通信社など報道機関の世論調査で小沢氏の辞任を求める声が強かったことを受け、今後、民主党内で自発的な辞任を求める声が強まる可能性が出てきた。幹部の1人は8日夜、「世論調査結果で、党内の空気が変わるかもしれない」と述べた。
 鳩山氏は、逮捕された小沢氏の公設第1秘書が起訴された時点での辞任については「起訴されただけで罪が明らかになったわけではない」と慎重な見方を示した。鳩山氏の発言に関し、民主党幹部は「『新たな事実』とは収賄容疑などだが、そのような事実はないという前提での話だ」と説明した。

4123名無しさん:2009/03/09(月) 07:41:37
http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/6e569873159bf14da85c2760bff551bd

4124 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/09(月) 10:37:21
>>4123のブログの、別の投稿です。

とはさんあたりの心情としては、
> 私は小沢一郎さんに対して、「新進党を解党した」「小渕政権との自民党・自由党連立で自民党を
> 延命化した」という2つの理由で、「許せない」という気持ちがあります。
が近いのではないでしょうか。

また、>>4113のおま天さんの問題提起に対しては、
> まずはコアメンバーである2380万人の民主党支持者のうち1860万人が「納得できない」と
> しているのですから、これら「コアメンバー」への説明が先です。
> 無党派は後から付いてきます。
が回答になっていると思います。

【世論調査】57・5%が「小沢代表は辞任する必要ない」民主党支持層

読売新聞が3月6日〜8日に電話方式で実施した世論調査によると、民主党支持層の57・5%が「小沢
代表は辞任する必要はない」と考えていることが分かりました。
一方、自民党支持層の65・1%が「小沢代表は辞任すべきだ」と答えており、小沢一郎さんが自民党
支持層にとって手強い相手であることを裏付けました。
民主党支持層は前回28・3%→今回23・8%で、1割5分減ってしまい、厳しい数字です。しかし、8割
5分残った民主党支持層の5割5分が「代表続投」を支持しています。

私は小沢一郎さんに対して、「新進党を解党した」「小渕政権との自民党・自由党連立で自民党を延命化
した」という2つの理由で、「許せない」という気持ちがあります。
が、「国策捜査により民主党の代表が辞任する」ということには断固反対です。禍根を残します。このような
前例を作ってはいけません。

自民党支持層は前回の26・8%→24・1%と減っていますので、「政治不信」は高まっています。
衆院選での投票先(比例代表)は、民主党40%→34%、自民党26%→24%とともに減りました。
全体の42・6%が無党派層でした。
仮に投票率を60%とすると、民主党は小選挙区では単独過半数、比例代表を加えた総議席でも世直し
5党全体で過半数を獲得できる計算です。

今後の対応。
まずは民主党支持層をしっかり納得させることです。小沢代表の説明に納得できるという人が民主支持層
でも27・1%にとどまっていることから、毎日でも説明する。陸山会の政治資金収支報告書はインターネット
でダウンロードできますから、それを手に持って解説する。堂々とする。鳩山由紀夫幹事長、石井一副代表、
渡部恒三最高顧問、佐藤泰介財務委員長、平野博文幹事長代理らが協力して、1日1回は幹部の記者
会見がある状態にすればいいでしょう。

実数にして、民主党支持者2830万人のうち、450万人が無党派に転じ、2380万人が残った計算に
なります。まずはコアメンバーである2380万人の民主党支持者のうち1860万人が「納得できない」と
しているのですから、これら「コアメンバー」への説明が先です。
無党派は後から付いてきます。
そして自民党支持者2410万人のうち、65%が辞めてほしい「小沢一郎民主党代表」をしっかり守れば
総選挙に勝てます。
自民党に吹っ掛けられた戦いです、戦争です。すべては「総選挙に勝てるかどうか」で判断しなければ
いけません。現時点では、「小沢大将で攻め続けるべし」という結果が数字で裏付けられています。
というのが私の分析です。

しかしまあ、連日のテレビ攻撃はボディーブローのように効きますなあ。

http://blog.goo.ne.jp/kokkai-blog/e/ce3ac62faddf72539d93f5475d2f9037

4125 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/09(月) 12:53:03
郷原氏の発言は>>4098でも。
個人的に注目したのは↓
> そもそも、先ほど言ったように、今回の事件も資金の拠出者が問題となっているわけではない。
> ダミーかダミーじゃないかという問題に関しても非常に難しい。
> 小沢側が西松建設と直接やっていたとしても、そのこと自体で違法かどうかは分からない。
> 要するにダミーかどうかの政治団体の実体の問題だ。
> だから捜査する側は、そこを最大のポイントとしてやっているはずだ。
> それなのに、シロウト的に、全く分からない人が何かマスコミにしゃべっている。

http://blogs.yahoo.co.jp/deliciousicecoffee/39263008.html

その中にあって、私が非常に注目したのは、元東京地検特捜部や長崎地検などで政治資金絡みの事件
を担当した郷原信郎氏の発言だ。
郷原氏は、「今出ている情報で、小沢の秘書を政治資金規正法違反で立件するのは困難。この先、これ
までの情報以外の何かがなければおかしい。」と述べた。

郷原氏の見解を次にまとめた。

━━━━━━
郷原信郎(桐蔭横浜大学教授、元東京地検特捜部や長崎地検などで政治資金絡みの事件を担当)

今の政治状況からすると、政治的な影響は極めて大きい。
こういう時期にあえて政治的な影響を生じさせてまで捜査する事件としては、今、表に出ているこの「政治
資金規正法」違反は、明らかに小さく、軽微な事件だ。
この事件が今までに出ていないもっと特別な悪質性があるとか、あるいはその先に何か別の事件がある
ということでなければ、普通はこの時期にこういう捜査には着手しないと考えるのが検察に関係している
者の常識だ。
これ以外の何かがなければ、おかしい。

代議士本人か、その秘書かのいずれかに、西松建設からの献金だという認識がなかったとは考えられない。
そうであれば献金する意味がない。
ただ問題は、西松建設が実質的に出資した資金だと代議士本人か秘書が認識していればそれだけで
直ちに「政治資金規正法違反」が成立するかというと、そうではない。
「政治資金規正法」では、寄附行為者の名前と寄附金額を「政治資金収支報告書」に記載することが義務
付けられている。
しかし、資金の実質的拠出者まで記載する義務はない。

法律で義務付けられているのは、寄附行為者の名前と寄附金額だけだから、西松建設の2つのダミーの
政治団体の名前と金額を記載すれば良いのであり、仮に政治家が実質的な拠出者を西松建設だと認識
していても、政治資金規正法違反とはならない。
違反になるかならないかは、資金の拠出者が誰かということではなくて、この寄附行為者が本当に寄付
行為者と認められるかどうか。
本当に全く実体のないペーパーのような存在であれば、直接寄附をしたのと同じように見做されることになる。
そこが捜査のポイントになる。

西松建設が2つのダミー団体を支配していたとしても、政治団体として実体があれば、その実体のある
政治団体の名義の献金となる。
それ以上に、政治団体とは認められないような、まさにペーパーのようなダミー団体の実体が全くないもの
でなければ政治資金規正法違反とすることは難しい。

常識的に考えると、他に何かあるとしか考えられない。


今回、マスコミに情報をリークしているのは、本当に捜査を担当している(東京地検特捜部の)ラインの
ところとは考えられない。
今回、リークされ、マスコミが報道している情報にしても、不正確なことだらけ。
法令解釈の根本的な理解も欠如している。
捜査に深く関与している人間なら絶対に分かるはずのことを間違っているので、本当に捜査を担当している
者がリークしているのではない。

そもそも、先ほど言ったように、今回の事件も資金の拠出者が問題となっているわけではない。
ダミーかダミーじゃないかという問題に関しても非常に難しい。
小沢側が西松建設と直接やっていたとしても、そのこと自体で違法かどうかは分からない。
要するにダミーかどうかの政治団体の実体の問題だ。
だから捜査する側は、そこを最大のポイントとしてやっているはずだ。
それなのに、シロウト的に、全く分からない人が何かマスコミにしゃべっている。

4126 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/09(月) 12:53:15
政治資金規正法は、政治資金の透明化という観点からいえば、問題があるのは当たり前だ。
政治の世界は問題だらけだ。
しかし、それを政治資金規正法違反の罰則の適用の対象にするかどうかは別問題だ。
少なくとも、私が政治資金の問題を手がけ始めた1990年代の終わり頃は、今よりももっともっと出鱈目だった。
それが最近は少しは良くなった。
そういう歴史の中で、過去の時点で、罰則の適用対象をあまり曖昧に考えてしまうと、(東京地検特捜部は)
どこにでも入って行けることになり、これは非常に危険だ。
政治資金規正法違反を厳しくやるべきだということは理解するが、現実に今の実態の下で政治資金規正法
をどのように運用していくのかという話とは違う。
━━━━━━

元東京地検特捜部で現在大学教授の郷原信郎氏が、今テレビに出演して嘘を吐いたり間違ったことを
述べたりしているとは、到底考えられない。
郷原信郎氏が「サンプロ」で述べたことは事実であり、そうだとすると次のようなことが考えられる。

1.
検察は、西松建設が小沢への献金に使用した2つのダミー団体を全く実体のないペーパーのような存在
だとし、西松建設が小沢に直接寄附したと見做して政治資金規正法違反の罰則を適用しようとしている。
この場合、郷原氏は、「この時期にあえて政治的な影響を生じさせてまで捜査する事件としては、政治
資金規正法違反は、明らかに小さく、軽微な事件なので常識では有り得ない。」という。
また、これで有罪となる場合、二階俊博の他、尾身幸次や森喜朗や加藤紘一や山岡賢次なども、同罪と
なる可能性が高まる。

2.
政治資金規正法違反による小沢の秘書逮捕は、飽くまで別件逮捕であり、実際にはこの先に「あっせん
利得罪」とか「収賄罪」などの大罪がある。
ただ、この場合には、野党の党首の職務権限が大きな問題となる。

3.
東京地検特捜部の小沢の秘書逮捕は何らかの理由による暴走(フライイング)であり、現在東京地検
特捜部は大ピンチに陥っている。

4127とはずがたり:2009/03/09(月) 14:20:23
>>4124
>とはさんあたりの心情としては、
>> 私は小沢一郎さんに対して、「新進党を解党した」「小渕政権との自民党・自由党連立で自民党を
>> 延命化した」という2つの理由で、「許せない」という気持ちがあります。
>が近いのではないでしょうか。
ご理解感謝っす。確かに昔はそう云う面が強かったですけど,代表就任後の小沢の力強い活躍ぶりはそういう過去を帳消しにして余りあったと思ってます。

今回の事件は検察のリークで輿論を盛り上げてゆく方法や,金権政治というイメージなど色々考えさせられました。◆ESPAyRnbN2さんも今回の件で色々な情報提供下さいまして感謝しております。

その上で云いますと,カネを集めるのは確かに悪くないけど,その背景に公共工事を巡る隠然たる影響力に対する恐怖があるのは宜しくないと思います。(小沢が本当に影響力を持っていてそれを行使してたかどうかは兎も角も,です)

> 仮に政治家がA社から献金を受け、A社の要求に応えたとしても、それがA社の利益にとどまらず、広く
>公共の利益になることであったなら、それでも企業献金は「悪」なのか。企業献金を全て「悪」と言うため
>には、企業の利益が常に国民の利益に反するという前提に立たなければならない。こうした考えに私は
>極めて懐疑的である。>>4112
私,サイトのコンテンツからもご理解いただけてると思うんですが可成りの土木事業推進派なんですけど,それだけに不当に土木事業費が釣り上げられたり不要な事業が推進されるのが我慢成りません。
土建屋の政治献金に拠って得る利益は一般国民の利益に反しないことはないと云う印象で,土建屋は今迄みたいに裕福な暮らしを出来るのは言語道断で,青息吐息で云われた事業をやってれば宜しいと思ってます。
本来,自民党があらゆる業界団体からカネを貰って変わりに事業で利便を図ってきてその代償として一般消費者・労働者の福利厚生が阻碍され新しい発想の挑戦的起業家の行動が圧殺され成長への原動力が鈍らされてきたと云う自民党批判の原点を忘れてはならないと思います。

その上で今回の小沢の逮捕,納得がいかない点だらけなんですけどね。。その辺は事態の推移を見守っていると云う感じです。

4128とはずがたり:2009/03/09(月) 14:20:50
>>4127
× 小沢の逮捕
○ 小沢の秘書の逮捕

4129 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/10(火) 13:30:53
auは朝日新聞のヘッドラインニュースなどを自動配信してくれるのですが、その中の特集記事に
下記のような問題提起があり、少し驚き。
既存メディアも押し頂いたリークを無批判で垂れ流しているようだと、信頼性が危ぶまれるかもしれません。

[増刊] 西松建設事件 本質を見て報道すべきだ
民主党・小沢一郎代表の公設第1秘書が政治資金規正法違反で逮捕されて1週間が経った。
捜査がどこまで伸びるのか、検察が何を考えて秘書の身柄拘束にまで踏み切ったのか、
いま少し見極める必要があるだろう。
週明けに発表された、各社の世論調査の結果では、オア鷲野記者会見での説明に「納得できない」
というのが80%前後の数字になっているが、これは小沢氏のせいというより、自体を正しく伝えていない
マスコミの責任のような気がしてならない。
(EZニュースフラッシュ増刊号 山口一臣氏コラムより一部抜粋)

4130 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/10(火) 13:40:15
>>4129の詳細なので↓の記事を転載しますが、前日の「国策調査ですらない、税金の無駄遣い」という
指摘も独特で、面白いものでした。
> これまで小沢代表以外の政治家が同じことをやった場合、
> 政治資金収支報告書の修正で済ませてきました。
> そのために支出される税金は、わずかな額だったと思います。
> それが今回、東京地検特捜部を動かし、税金を使いまくっているのです。
> それがもし、一部検事の功名心や出世欲のためだとしたら、
> とんでもないことだと思います。
> まだ、政治的思惑や背景があったほうがマシかもしれませんね(爆)。

山口一臣(やまぐち・かずおみ)
-----<経歴>-----
1961年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒。ゴルフダイジェスト社勤務を経て、89年朝日新聞社入社。
高校時代から愛読していた『朝日ジャーナル』編集部に配属され、あこがれの「ファディッシュ考現学」(田中
康夫)を担当するも3年で休刊の憂き目に。『週刊朝日』へ異動し、事件&事件の日々を送る。その後、何を
血迷ったのか広島の公教育問題で日教組を徹底批判し、「朝日なのに産経と論調が同じ」と物議をかもす。
9.11テロ直後のニューヨーク、パキスタンを取材。米軍によるアフガニスタン市民への誤爆を伝えまくる。
デスク時代に北朝鮮拉致被害者関連の記事で下手を打ち、『週刊文春』に叩かれ、副編集長を解任、
更迭される(停職10日の処分付き)。その後、広報部へ配属されるが約半年でお払い箱。百科編集部で
子ども向け週刊科学誌『かがくる』の創刊などに携わり、05年5月から再び副編集長、同年11月から、
『週刊朝日』第41代編集長に。85年にわたる『週刊朝日』の歴史で中途採用者が編集長になるのは、
これが初めて。

「小沢辞めろ」コールはマスコミの怠慢
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/03/post_52.html

週明けの新聞各紙の世論調査で、
民主党の小沢一郎代表は辞めるべきだ、という意見が半数を超えていた。
さらに、小沢氏の記者会見の説明が、
「納得できない」
という意見が8割前後にのぼっていた。

これを受けて、民主党の党内までが揺れ始めたという。
曰く「小沢氏の秘書が起訴されたら、辞任は避けられないだろう」などなど…。

小沢氏の肩を持つわけではないが、
日本人はもっと冷静になったほうがいい。
一般ピープルならまだしも、いやしくも立法府の構成員である国会議員までが、
「起訴されたら……」とは、
この人たちは刑事罰の仕組みや刑事訴訟法の精神を理解していないのだろうか。

近く裁判員制度が始まり、
誰もが裁判員に選ばれる可能性があるのであえて言うが、
小沢氏が民主党の代表を辞めたら、
日本の民主主義は、ハッキリ言っておしまいだ。

知っている人にはまったく釈迦に説法だが、まず、
「逮捕された人=犯人」ではない。

刑事捜査の原則は任意である。
証拠隠滅や逃亡の恐れがある場合に限って、
被疑者の身柄を拘束できる。これが逮捕だ。

しかし、この段階では、
被疑者は捜査当局が罪を犯したと疑っているに存在に過ぎない。
逮捕された人、イコール犯人ではない。
新聞などでよく「捜査当局の調べによると……」と書かれているが、
あれもすべてが事実であるとは限らない。
あくまでも、警察や検察など当局がそう思っているという程度の話なのだ。

さらに言えば、起訴された被告人というのも、
検察官が処罰に値すると思っている人に過ぎない。
裁判で有罪が確定するまでの間は、いわゆる「無罪推定」なのである。

法廷で検察官が縷々述べる被告人の罪状も、
あくまでも検察側の「主張」であって事実ではない。
捜査員も検察官も人間だから、思いこみや間違いもある。
感情的になって、何かをやってしまうことだってある。
そのこと自体は非難できない。人間だから当たり前だ。

4131 ◆ESPAyRnbN2:2009/03/10(火) 13:40:25
つまり、何が言いたいのかとい言えば、
「秘書が起訴されたら、小沢氏は辞めるべきだ」
という論調が、いかに非合理かということだ。

小沢氏は例の会見で、「(秘書が)起訴されることはないと信じている」
と、なんともノー天気なことを言っていたが、これはあり得ない。
検察が捜査した事件なのだから、
検察はメンツに掛けても必ず起訴する。
秘書が起訴をされたら、小沢氏は、
「法廷で潔白を証明するよう(秘書は)努力するでしょう」
と、淡々と述べればよいのだ。
起訴の段階では「無罪」なのだから、堂々としていればいい。

こんな当たり前のことを説明しなければならないのは、
やはり、これまで日本のマスコミがずっと、

逮捕=犯人
起訴=有罪

というような報道をしてきたからだ、と自戒を込めてつくづく思う。

お恥ずかしい話だが、ぼくも駆け出しのころ、
警察・検察のやっていることはすべて正義で、
周辺から漏れてくる情報はまったく事実だと思っていた。
でも、この仕事を20年以上もやってると、
警察も検察も人間の集まりだとつくづく思うようになる。

恣意的な捜査はもちろんあるし、証拠のでっち上げだってやる。
ズサンな捜査、思いこみ捜査、ウソやデタラメだってある。
そのくせやりにくい相手は取り締まらなかったりする。
そんなことも、ごく普通にある。
だから、ぼくは納税者の視点での監視が必要だと思うのだ。

その捜査、本当に税金をかける価値があるのか? と。

人事異動が近いから、ちょいちょいと被疑者をつかまえて、
異動前にとっとと起訴してしまえば手柄になる。
野党第一党の党首なら「大金星」だ。
そう思っていたら、相手が思わぬ反発をしてきたので「けしからん」。
マスコミを通じて、どんどん悪性情報を流してしまえ。
検察を批判するような男を総理にしていはいけない!

そんな気持ちがどこかで働いていなかったか?

誤解しないで欲しいのは、検察官だって人間だから、
出世欲もあれば性欲、物欲もある。
だから、いろんな感情があって仕方ないのだ。
それ自体を否定しているわけではない。

ただ、そういうことがあることを知っておくべきだと言いたいのだ。
それから、マスコミで働く一員として、
こういうことをきちんと伝えていけなければならないと思う。
今回の事件を通じて、また改めて反省した。

検察は必ずしも正義ではない。
検察の言い分は「主張」であって事実ではない。
逮捕・起訴された人はイコール犯人ではない。
この当たり前の前提での報道を心がけないといけない。
それが、どれだけキチッとできているかが問われている。

釈迦に説法でした、すんません……。

投稿者: 山口一臣 日時: 2009年03月09日 17:42
http://www.the-journal.jp/contents/yamaguchi/2009/03/post_52.html


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