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民主党スレッド

1とはずがたり:2003/11/13(木) 11:03
民主党関係全般
http://www.dpj.or.jp/

1917片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 01:12:55
>>1915-1916
あっ、こちらでは初めましてでしょうか。

この平野貞夫の文章は見たことなかったですが、私の抱いた印象がそのまんま出ていて、逆に驚きました。
メール事件直後の場面では、渡部の特性がうまく生かされて党にとっていいように転んだが、本来は要注意人物でしょう。

仙谷が党外と結んでいるというのは、私の人物評にはまだ載ってません。平野氏はちょっとトバシ記事を書きことも多いので、それに関しては一応聞き流すだけにしておきます。

1918新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 01:29:03
>>1917 某スレでお目にかかってました。こちらでははじめまして。仰るとおり、平野は平野で十分に要注意人物でありますがw 小沢の元側近で現在も「小沢代表が代表の立場ではいえない本音ベースを、第三者の振りをしながら世論に浸透させていく重要任務」メディアベースで実行していますw 従って、小沢や小沢的立場の人達の本音を知るためには、平野の言動を追っていくことが大事かと思います。渡部に関しては、小沢支持者の私も昔から煮え湯を飲まされてきた食えない奴としか思えません。何時の間にか、黄門様になったり、時事放談に出たりしていますが。利点を持ち合わせない、単なる権力屋と見ます。

1919新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 01:48:22
中塚一宏の日記2001〜現在を追っていけば、小沢や自由党所属議員の「苦境」が見て取れます。新自由主義を売りにしていた小沢や自由党が、小泉の登場で立ち位置が難しくなり、生き残りのために「左翼と馬鹿にしていた」はずの民主党にもぐりこみ、現在に至っては、「非自公以外の総野党結集路線」のために、修正自由主義ならぬ旧保守的立ち位置を取らねばならぬ小沢の苦しさ。そしてその小沢の立ち位置を日記につづる中塚の苦しさ。そして、その日記を読まされる、改革を掲げていた頃の小沢支持者である私の悲しさ。http://www.nakatsuka-net.com/message2006.html

1920とはずがたり@新進党(初代)民主党共闘最強野党連合論者:2006/09/13(水) 02:17:08
初めまして。片言丸さんとはお知り合いのようで。とはずがたりと申します。以後宜しゅう。
現民主党は元来新自由主義的な小沢や岡田・羽田らとリベラルな菅・横路・仙谷らが自民党体制を潰すために共闘している状態ですから,小沢が改革保守の首魁となるのは自民党型保守政治を壊してからになりましょう。
リベラル派支持の私としては仙谷氏(前原グループの親玉)が党内野党として一定の活動をしているならむしろ頼もしく思いますね。政権交代をやってくれそうな小沢の脚を余り引っぱらないで欲しいとは思いますが。

1921とはずがたり:2006/09/13(水) 02:25:35
>>1914の「渡部は強情な動きをすることが多い」ってのは具体的には何を念頭に置いてるんでしょうか?
経世会の7奉行にのし上がっただけに本来権力屋であるのは仕方がないことかもしれませんが悪事を知らないのでいまいちピンときません。

1922新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 03:00:27
>>1920 こちらこそはじめまして。なるほど、良く分かります。確かに、新進党と民主党が、あの頃に選挙協力していれば、96年の総選挙で橋本政権を倒せていたでしょう。私も、何時もそれを思います。つまり、今、小沢と菅と鳩山が組むということは、新進党と民主党が組むと言う事なのに他成りません。しかも、あの頃こそ、自民党は古い自民党でしたし、一方で小沢の人気は今以上にあったと思います。それがゆえに、小沢の足を引っ張る奴も多かったわけですが。そして、仰るとおり新進党は新自由主義的であったし、民主党はリベラル的であるという、政策的な嗜好も違っていました。同じ野党でありながら、新進党と民主党は近親憎悪のような関係であったのです。それは支持者も同じでした。旧民主党と、自由党も、その近親憎悪に包まれていました。もっと言えば、細川政権と、自・社・さ政権もそうでした。つまり、93年の政界流動以降、野党陣営は、ずっとこの不毛の対決をしてきたのです。その挙句に、時は流れて自民党には小泉が誕生してしまい、奇跡の復活を果たすにいたりました。私の政策嗜好としては、昔の小沢支持ですので、新自由主義・新保守主義です。つまり、小泉・安倍にかなり惹かれています。奇しくも色んな人が言っています。「小沢が目指した改革は小泉がやってしまった」と。確かに、そうでしょう。それは昔の小沢信者も否定しません。でも欲を言えば、同じ新自由主義・新保守主義であっても、「政権交代を伴って」行われて欲しかったのが私の想いです。自民党が生まれ変わって政権交代がなし、じゃなくて、改革を掲げた新進党が自民党を倒して自民党と言う政党が消滅した挙句に更なる政界再編が行われて、それこそ小沢的な政党と、菅的な政党と言う、新たな保守・リベラルの二大政党のページが開かれるべきであったと思います。自民党と言う恐竜が残存してしまって、野党が逆に弱くなっている現実は残念です。しかし、そんなことを言ってても現実は現実なのかもしれません。小沢が代表になり、菅も代表代行、鳩山も幹事長で、岡田も政調会長になろうとしています。各人、各支持者、私も、とはずがたり氏も、複雑でしょう。本音ベースで言えば、私は、今の小沢には幻滅しています。気持ちは小泉・安倍の政策を支持しています。ただ、気持ちは層でも、体はというかw 昔信者だった政治家ですし、小沢の功績は認めているので、小泉に美味しいところを持っていかれて自民党から「古い政治家」扱いされて政界から消え去朗としている現実は悲しすぎる。今の小沢の政策には不満ですが、何とかして天下を取らせてヤリたいと思ってます。確かに、小沢には批判されるような部分があったのも事実です。しかし、罪だけではなくて、功もあったと思います。もし、本当に小沢が権力闘争のみで、金権政治化のみで、権力の権化のみであったとしたら、今の今まで政治家として残っていたでしょうか。自由党と言う政党を作って、何の組織も持たずに600万票も得られたでしょうか。15年近くも前に書いた日本改造計画が、今でも人々の記憶にあるのです。選挙制度が小選挙区制に変わったからこそ、派閥の力が弱まり、二大政党制化して、党首対党首の時代になったのではありませんか。単なる経世会出身の古い政治家と切り捨てられている現状が不満です。野中と小沢とは違うはずです。すいません。とはずがたり氏への返答のつもりが、私の心境ばかり書きつづることになってしまいました。恐らく、かつての小沢支持者は私と同じ気持ちでしょう。これからも何かありましたら、このスレにお邪魔させてもらいます。私の立ち位置と言うか、スタンスは、以上です。とはずがたり氏の感情は、私とは全く逆に旧民主党サイドからの想いでしょう。私とは逆の立ち位置でつらいと思います。今の民主党というのは、政治家も支持者も複雑です。張り裂けそうな思いになります。複雑ですね・・・

1923新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 03:05:48
キーボードの調子が悪く、エンターキーが壊れていて、改行ができません。その他、誤字脱字も多く、読みにくくなってしまいました。すいません。

1924とはずがたり:2006/09/13(水) 03:49:56
御説非常にご尤もです。改行無いのも却って迫力が出ております(笑
私も少々長いですけど個人的な所感を2点程主張したいと思います。

まず小泉が自民党を改革政党にしたのか,もっと云えば改革したのかであります。私は政権交代至上主義者(保守でもなんでも取り入れて自民党を下野させてくれというスタンスですので新自由主義の新進党最強野党論者さんの真逆の立ち位置は我が掲示板の常連さんで云うとリベラル至上主義のあかかもめさん辺りになりましょうか?)でして従って小泉は一切改革などしなかった,全てはまやかしであると発言し続けておりますが勿論煽り半分でありまして,それなりに変えたことは変えたでしょう。併し身のある改革は特になく公共事業をガンガン減らして地方(の自民党の支持基盤)を疲弊させた事ぐらいが功績であると思ってます。北朝鮮との首脳外交も何も国益にプラスにはなってなく,靖国参拝は明瞭に国益を害し,高速道路も結局計画道路は全部出来るわ国民負担も多分減らないわで散々,郵政は本当に効率的な組織経営が出来るかどうかこれから判るという段階です。但し自民党は変わりました。此ははっきりしてます。現行制度での自公の選挙はこうやるんだと完成型を示したのが野中でしたが,小泉はこの制度のもとで党内を掌握し国民を煽動するにはこうやるんだという完成型を示したと思います。しかし結局平成研から権力を奪い清和会の自民党にしただけであり,土建屋や医師会をはじめあらゆる組織が基本的に自民党を支援すると云う形は不変です。その組織の落ち込みを公明党と無党派層で埋めているだけで自民党支持組織の間の利権配分という本質的な部分で自民党は何も変わってないと判断してます。私が政権交代至上主義者であるのはこの利権配分という本質的な部分を変えるには自民党を下野させるしか無いと思うからです。

次は民主党に就いてです。青木辺りに散々に民主党はバラバラであると云われ,民主党本人もややもすると弱気にそう思っているフシがありますが(某民主党落選候補者その後繰り上げ当選の方とメールした時もそれを感じた),全く的はずれな批判であると思います。民主党は20世紀の遺物であるイデオロギー政党(自民党や社会党や共産党の様な政党のこと)を超克した存在であり,近代の超克=ポストモダンな政党である(ポストモダンが古い用語に成ってしまったという批判は甘受するとして)と認識しております。つまりイデオロギーなんかではなく国民の生活を良くする為に何をするかで一致点を見出し党として一体的な行動が出来ると云うことです。日の丸や夫婦別姓などで党議拘束を掛けないとするならばそれは民主党の弱点ではなく美点である筈です。自民党や共産党はこういう問題で政治家の良心に任せることが出来ずに党議拘束を掛けてしまうと民主党は批判すべきである。既にイデオロギーは最大最重要の国民的課題ではなくなっており,如何に政府の支出を国民へ配分するのがが課題になっている時に,族議員によって固定化された自民党的な利益配分法ではなく,問題毎に賛成反対の議員が流動的な民主党的な党内輿論の形成方法が非常に好ましいと思える訳です。

そういう意味で私は現行の民主党を苦しい立場とは思っておりません。原敬政友会以来の日本型保守の伝統(我田引鉄から土建国家への系譜)が簡単に壊れるようならそれに応じて自民党も雲散霧消,民主党が自民党の残党を吸収して巨大化後二つに分裂,保守の日本自由党とリベラルの民主進歩党の二大政党政治で必要に応じて国民が適切な政党を与党に選ぶという形になるでしょう。また日本型保守が強ければ自民党は解体せず暫く新しい民主党と旧来の自民党で政権を争うと云う今の形が続くのでは無かろうか?とそんな風に思っております。昔は下野すれば自民党など雲散霧消だと思ってましたが最近では,兎に角改革の風潮が政権交代で一巡した後はしぶとく評価され生き残るような気もしてます。

1925片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 03:53:56
>>1921
私は昔のことを知らない(新進党のころなんかはまだ子供でした)し、最近のテレビと新聞のニュース見てるだけですので、その時々の自分なりの感覚で書いてます。
なので、当時それを感じた根拠をはっきりとは思い出せないところがあるんですが、
まず渡部サン、国対委員長に推されたのは、それは人格的な魅力やキャラクターを買われてのことであるわけで、彼の策略とかではないと思うんです。
渡部サンがテレビに出たことにより、「しょうがねーなぁ、まぁいいか」という気分の国民が増えたことは間違いないと思います。そこは、党に対する功績ではありましょう。下手すれば離党者なんかも出かねない流れでしたからね。
ただ、メール事件収拾の際も代表選の際もですけど、好々爺イメージを振りまきながら、ご意見番のような顔で、けっこう他の政治家の立場を傷つけるようなことをするんですよね。渡部サンの思う結論に事態を導くためには良策なのでしょうが、好々爺&融和のシンボルとは実質的にかけ離れた言動がチラチラ見えました。(メール事件収拾の際はまだよかったけど、代表選のときに特にひどいと思いました。)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1113230287/260
↑のときなんかは、確かに今から考えれば永田辞職で情勢が反転した面がありましたけど、当時はかなりの誘導だなと思いました。このころは渡部サンは既に有名人であり、発言の意味合いが大きかったです。テレビにもこの件でよく出てたし。
メール事件は、結果として党にとって良かったとは言えるでしょう(私は、まだ当時の状況での辞職には国民の立場から疑問を持ってますが・・・)。
でも、前原辞職で代表選に話が移ったとき、渡部サンは民主党のためというより、若手系と自分のために動いたように見えました。自分の知名度・人気を生かして小沢鳩山の動きを「談合」とテレビなどで触れ回った。好々爺キャラの人が「談合」って言ったら、テレビの前の多くの人が影響されるんですね。
結局そのうち、小沢待望論が高まり、一方で菅も意欲を見せたと。党二分の危機にもなったため、鳩山邸で選挙後の融和を誓いつつ渡部を真ん中に置いて小沢と菅が握手したわけですが、これ、浅いマスコミには融合の象徴として渡部サンが映ってたかもしれないけど、とんでもないですね。
で、小沢優勢のときか当選後か忘れましたが、小沢の機嫌取りみたいなことを言ってみたり。
こういう人を野に放つと、テレビで私情優先のことを言うのがわかりきってるから、小沢は渡部サンを国対に留任させて、変なことを言わせないようにしたんだろう、と当時思ったというわけです。

「悪事」という言い方は違う気がします。ニコニコして人気のおじいさんで、世間で黄門といわれ、「党内仲良くするためにはこの人の方策がいい」みたいな感じになってるけど、その実は違っていて、自分の有利不利を嗅ぎ取って動く人であり、黄門とか言われたのを逆手にとって影響力を行使してる、という感じです。
まとめると、「タチが悪い」という感じでしょうか。

いろいろ思い出しながらですので、前後関係などちょっと曖昧ですが、だいたいこういうようなことです。

1926とはずがたり:2006/09/13(水) 04:12:31
>>1925
有り難うございます。色々と渡部の「たちの悪さ」を理解して来ました。
吉田学校さんの云うところの「経世会的アドバルーン」を自分の為に使ってると云う感じでしょうか。
前原辞任から代表選の流れの時の彼の言動をそれ程注意深く追ってませんでしたから,当時の渡部の発言が自分に代表ポストが転がってくる可能性を追っての(少なくとも自分に有利になるような)発言だったのかどうか気付かなかったですけど少なくとも二人の政治ウオッチャー(及び平野氏)がそう見てるとなるとそうだったのかもしれませんな。

1927新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:19:20
小沢一郎が変わったトコロ 中編(4月29日)http://www.nakatsuka-net.com/2006/200604/20060429.html

昨年のいまごろ。ある宴席で、お相手は某大学の教授と助教授。杯を重ねながら、小沢氏は言いました。「選挙に勝たなきゃ思い通りの政治はできない。勝つためには何でもありでも、いいですか?」。

小沢氏は自他共に認める、正統派の政治家。派手なパフォーマンスは好まず、地道に政策を訴えるのが今までのスタイル。支持者も大多数の人は、まじめな人が多くて、上っ面だけのパフォーマンスを嫌う人が多いのが実情です。

しかし「小泉政治」はまさに劇場型で、パフォーマンスだけで中身は何もない。でもこれが国民にはうけまくって、高い支持率をキープしているわけです。

いかに政策が良くても、新聞やテレビが政策を伝えてくれるわけではありません。マスコミはなんだかんだ言ってもパフォーマンスが大好き。そして国民の大多数は、そういうマスコミを通してしか政治に触れ合う機会がありません。その現状を批判しても、民主党が多数を占めることは出来ません。

1928新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:20:49
小沢一郎が変わったトコロ  後編(4月30日)http://www.nakatsuka-net.com/2006/200604/20060430.html

いい政策を提案しても報道しないマスコミが悪い、なんていったところで事態が変わるわけでもない。マスコミだって変わりません。いい政策を提案しているのに、国民が理解してくれない、といったところではじまらない。やはり大切なことは、現実をすべて肯定した上で、選挙に勝つということ。国会において多数派を占めるということ。これに尽きるのです。

小沢一郎氏も、この5年間ほどの間、日本の政治状況を見つめ続けて、自らも期するところがあったに違いありません。

同席していた大学教授、助教授は、「どんな手を使ってもいい。いわゆる知識層からバカにされたっていいじゃないですか。是非勝ってください。でなきゃ日本がもちません」そう言ってました。

お釈迦様は「人を見て法を説け」とおっしゃったそうですが、小沢氏もただただ真面目な政治家から、臨機応変な対応が必要であるということに気がついたようでした。それが小沢一郎氏の一番の変化です。

1929片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 04:31:31
>>1926
私は、代表ポスト狙いだとは感じませんでした。今思うと、そういう気持ちもあったかもなくらいには思いますが。
代表選の途中までは、若手系の後見人として居座るつもりに見えました。


それにしても、新進党最強野党論者さんは熱いですね。>>1919の書き込みにすごく迫力を感じました。中塚の日記、本音が出ていて面白そうですね。
それに触発されてとはずがたりさんも熱い熱い。久しぶりにとはずがたりさんの長文を見ました。新進党最強野党論者さんはいろんな意味ですごい!

1930新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:38:48
月刊ボス 11月号 平成15年9月22日(月曜日)――私の予測ですが、仮に新・民主党が政権を取れば、その後自民党は間違いなくバラバラになる。そしてもう一度、大きな政界再編成が起こると見ています。その場合、新たな対立軸は何になるのでしょう。

小沢 政治思想、政治哲学から言えば、日本の旧来の伝統的な哲学に根ざすもの、すなわちコンセンサス社会であり、内向きなクローズドな社会システムを是とする政党でしょうね。われわれはもっとオープンで国際社会に対しても外向きで、フリーな日本につくりなおそうと考えています。

ですから、内向きと外向き、クローズドとオープン、管理とフリーという思想的な対立軸でまとまるんじゃないですか。そしてそれが一番いいように思えます。ある時には日本的な和をもって尊きをなすという政治が必要な時もあれば、いまの状況のように、和をもってなんて言っていたんじゃどうしようもない状況の時もある。その時々によって、最適な政党を選べばいい。
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1931とはずがたり:2006/09/13(水) 04:51:05
>>1929
最近の時事ネタや現状分析では皆さんの分析力に遠く及ばないので…>触発されてとはずがたりさんも熱い熱い

【ここ半年の渡部国対委員長の発言や関連ニュース】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1068688996/1600-1900?KEYWORD=%C5%CF%C9%F4
>代表選の途中までは、若手系の後見人として居座るつもりに見えました。
>>1702では渡部氏、前原代表「任期までは務めさせたい」となってますし前原ら若手を経験で支えて後見人としてと云う感じでしたもんねぇ。前原も小沢や菅に対抗する為の後見人として頼んだ面もあったか?
それにしても旧社会党の神経を逆なでするような発言はなんだったのでしょうか?

1932新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 04:59:52
小沢は、自由党(小沢政策純化政党)時代には、フリー(自由)、フェアー(公正)、オープン(開放)と言っていた。自由党の政策を知らない人は、小泉にパクリと言うだろうが、小沢は小泉以前から新自由主義だった。民主党に合併した後の>>1930のインタビューでも、民主党政権誕生→自民党弱体化→政策による望ましい政界再編→自由主義と保守主義と述べている。もちろん、小沢は最終的に自由主義の立場に立つことを望んでいる。と言うか、かつての小沢信者としても、そこまで望んでいると信じたい。しかし、結局、そのために、民主左派や、国民新党や、社民党や、郵政造反派と組んで、非自公勢力を結集して、怪しげな政策で有権者を釣り上げようとしている矛盾。その矛盾のことを、中塚は日記で>>1927で書いているのでしょう。しかし、それは、かつての小沢信者の私から見れば、王道ではなくて覇道にも映ってしまうのです。小泉以前の古い自民党であれば、覇道を使ってでも自民党を倒すと言うメッセージは国民に理解されました。しかし、小泉以後の自民党に対して、覇道だけで理解が得られなくなってきたのです。自分達の改革をやりたいから、そのためには民主左派や、社民党や、郵政造反派や、国民新党と組むのも仕方が無いのだ、と言う小沢流の超リアリスト宣言は、正にその通りなのですが、「亀井と組んで、小泉・安倍を倒してから、本当の小沢改革をやる」と言う説明が難しくなっているのです。国民は、そんなややこしい手順を踏むよりも、今の小泉・安倍路線で頑張れよと言う風に変わってきているのです。小沢は、まるで、サーカスのようなアクロバティックな戦略的動きが求められています。何か一つでも躓くと、総攻撃を受ける状態です。過去の自らの発言と整合性を取りながら、菅や鳩山をひきつけつつ、民主若手を黙らせておいて、民主左派・社民党・国民新党・郵政造反派をひきつけて選挙協力を成し遂げて、自民党非安倍勢力に楔を打ち込み、小泉・安倍的な自民党を嫌うノスタルジックな自民党層にまでリーチして、尚且つ朝日・毎日をひきつけつつ、経済界には中国が行こうでアピールして、あわよくば創価学会にも振り向かせ、安倍晋三との党首討論に勝利して、補選に勝利する。それは、まるで、女子スケートで安藤美姫が、練習で成功したことがない4回転ジャンプを、オリンピックの本番で成功させることくらい、確立が低いものです。私は、来年の参院選挙で野党が過半数を超えることは、確立10パーセント程度かと見ています。かつての小沢も、そこまで追い込まれているのです。

1933片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 05:06:18
>>1931
あぁ、国対委員長の地位にいてさえ変なことを喋ってたか。
そもそも小沢のことが好きではないんじゃないかな、この人は。
で、小沢に寄って行く社会党系もそんなに好きではない、と。

これは講演で、渡部の得意なテレビではないので、計算した発言でなく本音がこぼれた失言に分類されるべきかも。

1934片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 05:21:57
>>1932
「小沢は、まるで、サーカスのようなアクロバティックな戦略的動きが求められています。」という文については、同意します。
ただ、そのあといろいろ列挙されました。ひとつひとつ挙げられたことは、的確な分析だと感じます。
しかし、それらを誰から見ても完璧にやるのは不可能ですが、現在までに党内の平定が一応なされた(補選はありますが)ことや参院選候補擁立が割合順調&リーズナブルになってるということの二点に注目します。そこを押さえていれば、田舎票対決になる参院選で成果が出る可能性がそれなりにあると思います。

対小泉の衆院選で民主党は非常に苦心しましたが、舞台が参院選に変わること、また党首が安倍に変わること、これらの要素も大きいと思います。
特に、党首が安倍に変わることについては、新進党最強野党論者さんは、「小泉・安倍」とひとまとめにしておられますが、自民党の路線としてもなかなか微妙なところがある現状です。
これらのことについては、自民党総裁選スレッドや自公観察スレッドなんかで時々書いてきましたが、初夏ごろの安倍政権イメージと現在の安倍発言はかなり違ってます。日ごとに「造反派」に甘くなっていく状況にあります。(私は、そうなる可能性が高いと読んでましたが。)

1935名無しさん:2006/09/13(水) 05:42:14
>>1913-1914
 「全国を300程度の基礎自治体にと云うのも小沢の前々からの持論」は江戸時代の藩数を意識してのことだと思います。
 官としての行政機構を国>都道府県>市町村の三段階から国>地方の二段階に変更するという発想です。「結果的な中央集権強化」の懸念もわかりますが、江戸時代に外国からは「連合王国」と見られた程、地方主権国家だった日本が、明治時代に意図して中央集権化したことを考えれば、その逆に戻すということだろうと考えます。
 尤も現在迄の道州制議論程度ではない、権限委譲が必要でしょうが。「(中央主権・地方分権といった)国内体制をどう構築するかは外交関係以上に重要問題である」というハイエクの言葉を思い出します。

1936新進党最強野党論者:2006/09/13(水) 06:03:47
>>1934 私思い込みの強い駄文に、深夜にもかかわらずレスしてくれて恐縮です。参院選挙での民主勝利の可能性が「それなりにある」と分析されると、私もつい喜んでしまいます。私は単なる政治ウォッチャーで,片言丸氏のような選挙の知識は何一つありませんし。政局の流れや、世論の流れを見ているのみです。確かに、片言丸氏は、各スレで、安倍に対して若干の懐疑的スタンスを取っているかのように見受けられます。私が>>1932で、「小沢は未来の二大政党制を、自由主義と保守主義と想定している」と書きました。その伝で言えば、小泉は明らかに自由主義の空気をかもし出しているし、安倍は保守主義の空気をかもし出しています。日本の場合、戦後左翼的なものが大きかったために、いわゆる現実政治を担う政党自民党の中に何もかにもが詰め込まれていました。小沢が小選挙区制度を導入して、政権交代可能な二大政党制を謳ったのは、その自民党の中の雑居状態を解消して、自由主義と保守主義による二大政党の政権交代を行えと言う事だったのです。そこに行き着く前に、旧保守である自民党と、戦後左翼である社会党と言う、戦後化石の二政党を潰すステップが必要だったわけです。自由主義と保守主義。リベラリズムと、コンサーバティズムです。さきがけや、旧民主は、リベラリズムを象徴していたと、とはずがたり氏は仰るでしょう。確かにそうです。社会政策・経済政策で、ポリティカルコンパス風に言えば、民主党は、社会政策リベラル・経済中道左派のように思います。小泉は、社会政策リベラル・経済右派です。民主党は、労組を支持母体にしている以上、経済政策が中道左派っぽくなります。しかし鳩山等は、本音ベースで言えば小泉と殆ど代わりません。小泉改革は、だからこそ、社会政策リベラルの点では民主党支持者にもリーチできていたわけです。しかし、安倍は、社会政策保守・経済政策中道右派程度でしょう。社会政策においては、保守色が強まり、無党派層・野党支持者の離反を招きます。尚且つ、経済においても、新自由主義の小泉からすれば、中道右派程度、安倍の本音ベースでは再配分容認なのです。岸路線(愛国左派)と言う言い方をする人がいますが、正にそうです。こういった、新しい教科書を作る会的な、チャンネル桜的な、芳香は、確実に無党派層や、野党支持者の離反を招くと思います。しかし、安倍は安倍で、若さや、血筋や、ルックス、小泉改革後継者、古い小沢と新しい安倍、と言った、ワイドショーポリティクスに持ち込んで、逃げ込もうとしています。そして、相手が小沢である以上、そのワイドショーポリティクスで、一定の勝利を挙げられるのも事実です。実際に、小沢は、そうやって、相手に悪役レッテル貼りをされて、大衆人気動員に失敗してきたのです。顔が悪く、経世会出身、トークが苦手。私は、小沢民主が勝つ上で、一つ、二つの、スパイスが欲しいと思っています。それが、スキャンダルなのか、社会情勢の変化なのか。もっと言えば、自民党内の加藤紘一です。私は、加藤なんて、乱が失敗した時点で見捨てましたが、元来の民主党支持者にとっては、加藤紘一と言う名前はブランドな筈です。元来の民主党支持者にとっては、小沢の10倍以上も加藤が好きでしょう。もし、安倍総理が自民党内で立場を弱くして、それと軌を同じくして、非主流派の加藤らが、アジア外交(笑)か何かを名目にして自民党内でプレゼンスを高めて、それらと小沢民主が連携の動きを見せるだとか。そういった何かの動きが欲しい。このまま普通に党首討論して、補選やって、統一地方選挙やって、選挙協力してと言う、スケジュールどおりに流れていくだけでは、民主党は厳しいと思います。そこら辺、小沢は何がしかの策を練っているのでしょうか。元々、小沢は、表芸者よりも、そういった戦略軍師こそが、持ち味なわけで。今の小沢は、一人で表芸者もやりながら、戦略軍師もやってます。昔の細川護煕みたいな格好の男芸者がいれば、小沢自体は戦略軍師に専念できるのですが。小沢自身は、それ程総理の座に拘っているようには見えないのですが。それよりも、小選挙区制度と、二大政党制による政権交代を訴えて自民党を飛び出した以上、民主党政権を樹立して、政治生活に名を残したいんだと思います。そうすれば、戦後政治史に名を残せますから。自民党支配を崩した男として。実際に、細川政権で自民党政権を破っていますけど。その上で、総理の座が得られるのなら、それに越したことはない、と。

1937とはずがたり:2006/09/13(水) 12:12:15
>>1935
地方の住民自治を見るに全国300ではちょいと範囲が広すぎて機能が低下しやしないかと熱烈合併推進派の俺ですら危惧を感じます。地方に良くある市民総代会みたいな直接参加的な制度が機能しなくなるんじゃないかと思います。全国で300となると例えば鳥取県は鳥取市,倉吉市,米子市の3市ぐらいになりますね。静岡県だと静岡市,浜松市,沼津市,下田市,富士市,志太市,掛川市ぐらいか?京都府だと京都市,宇治市,乙訓市,木津川市,亀岡市,福知山市,京丹後市ぐらいか?広域合併した平成新市の住民自治の問題点を慎重に検証して行く必要があろうかと思います。

一方,広域行政としては江戸期の藩では小さすぎて,例えば現代の公共事業でもっとも地域の必要度が高いのは高規格道路でしょうけど,必要な道路を地元の判断で自己責任で建設するのが今後の流れに必要だと思うんですけど,建設の可否と建設費の負担を江戸期の藩単位に担わすには現代では少々狭すぎで,これは道州制ぐらいの範囲で必要性を検討しての政策決定が必要なのではないかと思う訳です。300自治体では自主財源が付与されても高速道路建設は無理でしょうし結局国が直轄で建設することになってしまい全国に総花的にばらまいてしまうのではないか?そんな印象があります。現在でも経済的交流環境ではなく政治的に別の県に分断されてるせいで道路整備が県境で遅れたりしてるのを見るに300にも別れた時のネットワーク性の確保にやや不安があります。但しもう一つの自治の柱である福祉なんかはそれくらいの規模でやったほうが良いのかもしれません。

1938片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 12:28:12
>>1936
ほんと、いい文章書かれますね。

昔から小沢の信念を応援してこられた方からすれば、現状の小沢の妥協を見て複雑に思うところ・失望するところがあるんでしょうね。
渾身の文章から、それが強く伝わってきます。

逆に社民主義に近いリベラルに期待してた人なんかも、保守政治家と妥協していくことに失望があるかもしれません。
ただ、こっちのほうの問題については、私の掲示板の民主党スレッド(http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1113230287/)であかかもめ氏と話したところにも関係するので、よければ参照してほしいです。

その点、とはずがたりさんは、共産党のようなやる気のない党やヘタレる政治家以外は自民党に対抗するために結集すべき、自民の基盤をも奪うべきという考え方ですから、現状路線にそんなに不満はない。

自民党が新自由主義基軸で来るなら民主党はリベラル基軸で行くことになる。しかし、参院選は非常に特殊な選挙で、ある意味一人区だけが有権者の意思を反映しますので、その票の奪い合いになる。
そのとき、新自由主義対リベラルといった原理原則論がどれほど意識されるかかなり懐疑的です。田舎においては新自由主義自体が強く支持されてきたわけではなく、非左翼による安心感を持った改革という意味で一定の支持を受けたものだと思っています。また、ノスタルジックな自民支持層とおっしゃいますが、田舎民の大部分は守旧的な側面を持ち合わせているものだと思っています。
昨年の衆院選の票の出方を見ると、小泉改革に爆発的支持を与えたのは都市部です。「改革」自体が好きなリベラル層も乗ったことにより、大勝を遂げました。

参院選は選挙制度が大きく異なり、安倍政権もインフラ・地方中小重視の色合いが強まる(「小泉改革の継承者」というイメージを捨てはしないでしょうが)。
選挙の構図が衆院選とは必然的に変化するでしょう。
中央公論(だったかな?)の最近号で世耕が対談してますが、「古い小沢と新しい安倍」というイメージで行こうとしてるのは確かに読み取れます。
それでどこまで引っ張れるのか、どこまで有権者がなびくのか、私には掴めないところがあるのですが。個人的には安倍さんの能力自体に疑問を持ってますが、離陸に成功し体制を固めれば、欠点がそれなりに埋まる可能性もあります。

私が、前に補選に言及したのは、安倍首相ご祝儀を利用して補選で自民が2勝すれば、安倍政権・安倍路線が信任されたとの印象が広がり、安倍政権が安定していく可能性が高くなるからです(「小泉からの継承」イメージの信認が得られ、選挙後の安倍主導体制の確立ができる)。特に大阪のほうの補選は接戦になりそうで、安倍政権にとって重要だと思います。
(参院選の空気自体は来年に決まるので、秋補選の直接影響が少ないですが、今度の補選は、安倍政権離陸に影響大だということです。)

繰り返しになりますが、参院選は特殊な形式の選挙です。(参議院という存在の問題点が今になってクローズアップされてきてますが、私は以前から思ってましたし、衆院選で自民大勝した直後にむしろ参議院のことばかり考えたくらいです。)
小沢がコツコツと候補擁立や野党間調整に励むことで、過去の参院選一人区の与野党間格差のイメージよりも、デフォルト(無風時)票数が与野党間で接近してる可能性があります。

新進党最強野党論者さんからすれば、自分のような小沢支持者でさえ離れて自民の路線を支持してるのにいったい誰が支持するんだ、とお思いの気持ちが強いかもしれませんが、特に大きな策略なくても自民と競るんじゃないかなと、私なりの感覚で思っています。
ただ、候補擁立・候補者調整・自民党対策で失敗すると、かなり苦しくなるでしょう。

小沢は、表芸者兼戦略軍師をやってるというのは、確かにそうです。やはり非常に的確な指摘をされますねぇ。
それどころか、むしろ居直って、参院選で勝つための軍師的なことをやっているのをわざわざマスコミにアピールしたりしてます。
千葉補選のときなんかは、わざわざ人が少ないところの演説をテレビで映させたりしましたが(笑)、そういったやり方に対して国民がどう見るか、非常に興味深いところです。

1939片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 12:41:20
>>1937
私も300自治体の下に何もないとしたら不安に思います。
権限を実質的に移行させるという発想は、それはそれでいいと思うんですが、300自治体の横のつながりがないと、中央が直轄して指示を出すという形になっていくのでは・・・。
財源面での偏りを調整するのは上部組織になるでしょうし。
県をいくつも合併させる形で道州をつくり、道州知事に発言力を持たせ、政策の自主性が発揮できる仕組みのほうがいいんじゃないか、と。

>>1938で示したリンク対象をもうちょっと絞っておきます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/2410/1113230287/301-317

1940とはずがたり:2006/09/13(水) 19:30:33
>>1932 >>1936 >>1938
自由主義と保守主義の用語の定義が必要そうですね。経済政策上の自由競争主義←→社会民主主義,政治思想上の保守主義←→リベラル主義あたりの混合に成ってくると思う訳ですが,安倍や小泉が自由競争+保守思想で来てるのに対し,小沢は安倍や小泉程保守思想に拘りがない感じがします。平沼とか保守でしょうし,民主党にも保守思想派は一杯いるようですが,それにたいする無理な純化をしないのが懐の深い政党ではないでしょうか?自民党も今は小泉・安倍一色に染まってますけど嘗ては相当に幅広いバラバラの政党でした。

いずれにせよ,小沢の生粋の支持者が”怪しげな左派や旧来の自民党的保守”と組まざる得ないのが嫌だと思うのは当然かも知れませんが,あんなに嫌がっていた学会と手を組んでも政権を維持しなければならないのが保守系の政治家の宿命であります。
難しくて無理だと仰いますけど「過去の自らの発言と整合性を取りながら、菅や鳩山をひきつけつつ、民主若手を黙らせておいて、民主左派・社民党・国民新党・郵政造反派をひきつけて選挙協力を成し遂げて、自民党非安倍勢力に楔を打ち込み、小泉・安倍的な自民党を嫌うノスタルジックな自民党層にまでリーチして、尚且つ朝日・毎日をひきつけつつ、経済界には中国外交でアピールして」位迄は結構巧くやってるし,この辺の小沢の手腕は小沢なんかよりも加藤等と組む事を期待してた自分でもやはり凄いと思います。

確かにこのまま何も起きずに無難に党首討論,補選,統一地方選とこなしていくだけでは駄目だというご指摘はもっともかと思います。また自民党内で居場所の無くなった加藤らが離叛してくれれば非常に魅力的でしょうけど,その大義名分が全く現状では立たないと言う事を小沢は良く理解していると思います。小泉+安倍の二枚看板相手に大善戦した参院選ですので,岡田が当時やったように愚直に政策論争するだけで或る程度の風は起こせると判断してるのではないでしょうか?それに小沢得意の組織を固めてゆく手法で大善戦出来るのではないかと期待しております。

補選は安倍総理就任ご祝儀選挙で自民が2勝する可能性も高いような気がします。安倍が造反組みの復党や地方のインフラ整備推進を言い出して,今迄の改革路線が後退し守旧じゃないかという批判を受けた時に,輿論はどの程度の支持率を出すのかまず興味があります。

ちょいと纏まらない文章失敬。

1941小説吉田学校読者:2006/09/13(水) 20:48:39
私のような浅学阿世の輩が口を挟むのは、過分にして僭越なのでありますが、私がやんわり変化球で常々批判していた渡部恒三の政治的立ち位置について、片言丸氏と意見を同じゅうしているのは嬉しいですねえ。
補選については自民が「2勝、辛勝でない」じゃないと安倍内閣への信任とは私は見なしません。
逆に言えば、民主は「1勝、それも辛勝」だと受け皿ではないということでしょうか。

19421935:2006/09/13(水) 22:34:10
通りすがりにお付き合い下さり有難うございます。
>>1937
住民自治については必ずしも自治体の規模に拘る必要はないと考えます。より小さい単位、例えば町内会レベルで行うことも可能ではないでしょうか?
広域行政について「例えば現代の公共事業でもっとも地域の必要度が高いのは高規格道路」という見方もあると思いますが、これは地方分権論とは直接の関係有りませんが、今後の人口減少社会を展望すると当面新規の公共投資は打ち止めにする位の気構が必要と考えます。
少なくなった子や孫の代に膨大な借金と使わなくなった公共投資の残骸が残る社会は想像したくないものです。
いっそ八田達夫ICU教授の「東京一極集中でなにが悪い」との発想通り、寧ろ首都圏(と場合によっては地域中核都市)に公的資本建設を集中するのも手でしょう。政治的には困難でしょうが、恐らくは正しい選択です。
以上は小沢氏の考えではなく私見ですが、現在の道州制の議論には財源&権限の委譲と共に地方政府に自己責任原則を導入したいとの発想が見受けられるのですが、単に巨大化した都道府県である道州制度が寧ろモラル・ハザードを助長し兼ねない点を懸念します。
よってアンチ・テーゼとして小沢氏の意見には価値ありと考える次第です。

1943群馬関連:2006/09/13(水) 22:38:24
群馬関連で毎日新聞から続報です

富岡参院議員の収支記載漏れ:「寄付の個別氏名把握せず」規正法違反の疑い /群馬
 民主党県連会長の富岡由紀夫参院議員が初当選した参院選(04年7月)で、部落解放同盟県連合会などからの寄付を政治資金収支報告書に記載していなかった問題で、富岡会長側の弁明の一部に政治資金規正法違反の疑いがあることが12日、分かった。富岡会長側は記載漏れの報道に対し「陣中見舞いは寄付した団体が会員のカンパを集めたもの」として、団体名の記載義務はないと弁明している。だが、同法では

「匿名寄付の禁止」の規定があり、寄付団体が集めた金を、個別の寄付者氏名を把握しないまま受け取れば同法違反になる。この点について富岡事務所は「会計責任者が自殺しており、事実関係を把握できない」としている。

 富岡会長は、参院選直前の04年6月、部落解放同盟県連合会から100万円、同高崎支部と富岡市議からそれぞれ10万円の陣中見舞いを受けながら、政治資金収支報告書などに記載しなかった。

 同法では年間5万円を超える献金については報告書に団体名などの記載を義務付けている。しかし、富岡事務所は同連合会からの寄付100万円について「連合会が会員から集めたカンパ。5万円以下の小口の個人献金の集まり」とし、法律違反はなく、報告書の修正の必要もないとの見方を示している。

 同連合会は毎日新聞の取材に「募金者の金額、名前などを記したリストはない」と明言。寄付した団体が把握していない個別の寄付者氏名をどのように知り得たのか、同連合会と富岡事務所側の説明は食い違いを見せている。県選管は「寄付者の氏名を把握していないのであれば、『匿名の寄付をしてはならない。受け取ってはならない』と定めた同法22条に違反する」と指摘している。【杉本修作】

毎日新聞 2006年9月13日

1944とはずがたり:2006/09/13(水) 23:00:36
>>1941
浅学阿世の輩等と何を仰いますやら。吉田学校さんの博識ぶりにはいつも勉強になっております。
俺なんかマスコミレベルの好好爺のイメージしかなかったし不明を恥じるばかりっす。
補選の関心は既に大阪で民主が勝てるのかどうなのかに掛かってくると思われますがどうなりますやら。強気予想でならす俺ですら今度は2敗かなぁと弱気です。
神奈川は次期総選挙で選挙区私物化批判で現在は自民だけど出馬に色気を見せた厚木市長を引っ張り出せないかなぁ・・

>>1942
町内会レベル以上の住民参加が地方では機能している場合もありますので,そういう意見の掬い上げを全国300分割後の自治体がどの程度い得るのかちょっと不安です。
地方の無駄な道路行政が目に余る一方で都市部や都市近郊でのインフラ不足も日本の経済成長の阻害要因と成ってるようにも見られます。東京一極集中の集中の利益は混雑の費用で相殺されてしまうでしょうから恐らく誤りだと思いますが,投資効率を考えてもっと都市重視たるべしという主張なら賛同できます。一方で,田舎に或る程度の財源を委譲し,自己責任で道路造りたいなら限られた予算の範囲内でそれを造り,他を犠牲にする分その投資が失敗して地域経済が沈滞しても自分らの責任でやって下さいというのが望ましい方向性だと思われます。投資対効果がシビアに自分達に返ってくる制度設計の元ではモラルハザードは抑止できますし,地域の実情が解ってない国が画一的な施策を打つよりも効率的であると思います。

>>1943
富岡氏説明には色々齟齬が生じてきた様ですね。

19451935:2006/09/13(水) 23:15:11
>>1944 早速有難うございます。

 一極集中は確かに混雑の費用で相殺される面があります。この解消にはインフラ投資と合わせて建蔽率・容積率の規制撤廃が処方箋と考えます。
 地方政府の自己責任化には今までの暗黙の政府保証による資金調達を脱却すると同時に(既にその方向ですが)、信用格付の積極的導入に加えノンリコース条件での
調達が有効ではないかと考えます。仮にノンリコース調達不可能であれば、地域住民から資金調達してでもやるか、止めるかということでしょう。

1946片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 23:23:26
>>1940
○○主義については、それぞれの捉え方によるところが大きいですね。

私には、日本の保守主義の根っこというものが、どこにあるのか、よくわからないんです。
保田與重郎の『述史新論』や武内好の『近代の超克』買いましたが、なかなか進まないし頭に入らない(笑)。

かなり前、ここの掲示板で、ある名無しさんと議論したとき、「真の保守主義」というような話になりましたが、
そのときは、日本におけるこれまでの保守主義は正統な保守主義ではなくて、
アメリカの保守主義=経済自由主義(古典的自由主義)が真の保守主義であり、それを日本で実行すべきというのが当該名無しさんのご主張でした(ちゃんと論理を追えていなかったら、名無しさん、すみません)。

新進党最強野党論者さんは(というか小沢は?)、保守主義と自由主義を対照されますが、それはアメリカ的ではないともいえるわけです。
(ただ、そのアメリカも、民主主義を他国に拡大するということをやっていて、保守としてはそういった他国介入の流儀自体は新しいことらしいです。それがネオコンと称されていて、その保守としての正統性を問われています。)

私の感覚では、「リベラル」も経済のひとつの考え方の中にあります。これは、市場原理主義を修正して個人の自己決定の基盤を確保しようという自由主義で、古典的自由主義(クラシカル・リベラリズム)に対抗して出てきた、ニュー・リベラリズムです。日本の政治家が安易に「リベラル」という言葉を振り回したせいで、政治家結集の為の曖昧な用語になっているのが残念です。

社会民主主義は、社会主義(共産主義)の側から修正されてできてきたもので、それは欧州の左翼の流れと重なると思います。私の考え方では、社民主義というのは、個人の自由を守るためってよりは、そもそもの目標に社会的公正があるものだと捉えています。「労働に応じた分配」という社会主義・共産主義の香りを残しつつも、個人の権利を奪うことはなく、多数決政治は尊重するという修正主義です。

リベラルと社会民主主義は、結果的に近づき、混同されることも多いですけど、あまりに混同されすぎていると私なんかは思います。

このように、他国の用語を用いて何か話す場合は、基本的に経済で比較すべきだと思います。精神活動の自由とか経済活動の自由といった概念が経済に織り込まれていますので。


ただ、日本独自の考え方(特に権威の扱い)もあって、それで複雑化してくる面があると思うのです。

そこで、日本の保守主義というものがよくわからなくなってくるのです。

対外政策と思想軸の関係をどう位置づければいいか。これは、まだ考えを煮詰めてませんので今は書けませんが。(これに関しては、愛知和男代議士政策秘書の櫻田氏(「雪斎」氏)が詳しそうですね。)

1947片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/13(水) 23:37:00
あ、一応。
新自由主義(ネオ・リベラリズム)というのは、リベラル(ニュー・リベラリズム)の弊害(行き過ぎた福祉国家化)を批判して、政府の介入する部分を減らそうとする考えです。かつてのシンプルな自由主義に立ち戻ろう、というのも含意してます。
これに対し、新自由主義改革で悪化した失業率や拡大した所得格差に目を配るのが「第三の道」という感じです。

日本はそもそも欧米と経済思想をともに歩んできてないのに言葉だけ導入しようとして訳わからなくなるんだと思います。
何かを批判して、修正しようとして出てきた考え方ばかりですからね。

日本では、まだ「国土均衡発展」=守旧といったものが問題の焦点にありますからね。
アメリカなんてのは、地元愛と市場経済の折り合いをどうつけてるのかなあ。

1948とはずがたり:2006/09/13(水) 23:51:44
>>1946-1947
たまにこの掲示板でも議論になりますが,決着が付かないのがイデオロギー論争ですね。

ちょっと片言丸さんの言葉等をつかって整理してみるとこんな感じでしょうか?
国土均衡発展+明治体制への郷愁+大企業体制or資本主義体制の規制による堅持が旧来の自民党
平和憲法の堅持+労働者の権利擁護が社会党

現在小泉が国土均衡発展を捨て大企業体制を規制から競争へ変化させた訳ですが,安倍が再び国土均衡発展は復活させようとしてると云った感じでしょうか?
で,民主党は資本主義制の競争による維持+労働者の権利擁護(この両者の両立が第三の道,民主中道路線ですかね?)で立ち向かう。私の理解だとイデオロギーを超克したので民主党には明治への郷愁派も護憲派も居るという感じです。

アメリカは国家愛は民主・共和両党にあって日本みたいに敗戦してないし問題にならない,国土均衡発展州単位で考えることで国政はキリスト教的な価値観を巡る対立になってる印象です。アメリカには詳しくないので飽くまで印象ですけど。

1949とはずがたり:2006/09/13(水) 23:53:13
>建蔽率・容積率の規制撤廃>>1945
確かにそういう側面からの開発支援も必要でしょう。
都市計画とか全くの素人なので,その規制緩和更には撤廃が災害対策や住環境に与える悪影響をちゃんと評価しないと将来に不安も残ります。

>少なくなった子や孫の代に膨大な借金と使わなくなった公共投資の残骸が残る社会は想像したくないものです。>>1942
 使わなくなった公共投資は国鉄赤字ローカル線を漫然と作り続けた戦後日本の体制を見るに十分不安ではありますが,少なくともクルマを使わない世界が来るとは思えないですし,合併前の小さな町が何処も金太郎飴みたいに中途半端な何とかホールとかを乱立させてしまった方が勿体ないと思います。
 ただ300自治体にしてしまうと地方では中心市街地へ出るだけでも相当な時間が掛かります。(定住圏構想とかが余り機能しなかったがあの位かもっと広い地域を一つの自治体としようとしているのではないか?)
 一方で,過疎の町をだらだらと金を注ぎ込んで延命する様なマネこそ直ぐ辞めるべきで,過疎の村は死ねと云える政治家が本来は必要な気がします。過疎の村もそこに昔は人が沢山住んでいたのはボランティアでも犠牲の精神でもなくそのに産業と仕事があったからであり,それが無くなった以上人がいなくなるのは当然の話です。ダムも誰も経済的にペイしない田舎暮らしに金をばらまくような面があって,その辺が無駄である気がします。

 あとちょっと気になったことですが,豊かな東京がびた一文も地方にカネをやらんという姿勢では国が成り立たないと思います。(石原にはとかくそんな傲慢な意識が見受けられ品格の無さが感じられますけど。)
 地方が(国からの保証無しで)自己責任で借金をするかどうか以上に,どの程度の規模で平衡交付金のようなもので富める地域から貧しい地域へカネを渡すのかの国民的合意の形成が重要なんではないかと思います。

19501935:2006/09/14(木) 00:31:14
>>1949 有難うございます。

「過疎の町をだらだらと金を注ぎ込んで延命する様なマネこそ直ぐ辞めるべき」は全く同感で私の真意です。
日本においては受刑者でもない限りは居住の自由がある訳で、その観点からはざっくりした議論ですが、都会がいい人は都会に田舎がいい人は田舎に住めばいい話であって、国土均衡発展などどいう発想はそもそもナンセンスと言えます。
そもそも選挙区制度の弊害とも思いますが、選挙制度を変える事によって完全に解決されうる問題ではないでしょうし(大選挙区制にしても有名人に有利といった弊害あろうし)、極力市場原理で解決すべきかと存じます。
道路かホールかと言った問題は、先程述べたノンリコース調達で相当程度解決する部分もあろうし、MITのロナルド・コースが灯台を引き合いに看破した通り、利用者課金不可能な公共財は実は殆どないのだと存じます。
尤もご指摘の通り、法人課税の影響で東京の税収が多い問題はありますが。本当に大胆にこの問題を解決するならば道州でも300自治体でも当該地方政府が自由に税率を選択可能として、誘致合戦をする等の方式が考えられます。結果税率の引下競争となるでしょう。

1951片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/14(木) 01:07:38
>>1948
アメリカ。市場主義ってやっていっても、地域間格差出ないんですかね〜。州ごとにやると言っても・・・。
地域によって主張が違うのかもしれませんね。大統領と議会も対立するし(よく議会は保護主義に走る)。

NHK 視点・論点 2005.2.23 放送 「アメリカにおける保守主義運動」
中山 俊宏(日本国際問題研究所主任研究員)
http://www.jiia.or.jp/column/200502/24-nakayamatoshihiro.html
↑は、今見つけましたが、面白いですね。

これを見ると、アメリカの保守では伝統主義(=秩序重視)と自由至上主義(リバタニアニズム)と反共主義があるということになりますね。
そして、分裂しがちなそれらの一致点として反リベラルを掲げて、まとまったと。伝統主義や反共主義の側面から宗教勢力もかなり入り込んだと。

翻って日本を見ると、伝統(秩序)重視というのは「国土均衡発展」に通じるものでしょう。しかし、これを旧弊として叩くことで小泉自民は支持を得ました。ただ、票のベースでは実は自民党(特に地方部)最大の基盤です。公務員を叩くけど、中小企業税制なんかはかなーり大甘のままだし。
市場主義につながる自由至上主義については、不徹底ながら小泉自民で取り入れたと。積極的に小さな政府に賛同するタイプの人はこのへんの主張になびきます。伝統主義批判のリベラルまでもがなびいてしまいます(笑)。
反共主義は、根が深くて黒そうなところで語りきれないので、おいとくとして、

アメリカの保守は「リベラル」を敵に定めてまとまりましたが、日本の自民は伝統主義の一部(国土均衡や平等志向)を叩いて、自由志向の人から共感を得ようとしてるということではないでしょうか。それに加え、宗教や対外硬がどう関わるかという感じでしょうか。
安倍は、伝統主義を叩くのに引け目を感じていて、違うところから票集めをしようとしてると感じます。ただ、先祖がえりとなると、政策的にも現実的でないし批判も受けるので、経済的には穏和な新自由主義改革路線をゆくでしょうが。

社会党は、平和憲法の堅持と言いますが、それはそもそも、米国と結ぶ自民党に対抗する意味の党是である面が強いと思います。
冷戦後、その価値が減じてくるのは仕方ないでしょう。平和の精神自体は尊いですが、米国派を敵視するという立場は理解されづらくなった。
労働者の権利擁護なんて言っても、労働組合員に依存してしまい、それだけでは広がりが乏しく、消費税のような感情的反応で一時的に伸びるのが精一杯でした。

民主党がどういう道を行くか考えるとすれば、支持してもらえるような結集点を志向することがとにかく肝要かもしれませんね。
基本的に日本人は「伝統主義」の範囲内でぬくぬくとやってきたわけですから、それを崩したり積んだりしてる自民党と、山分け競争ってところでしょうか。

個人的には、おおまかにいえば、これまでの伝統的均衡主義を批判しつつ、人の尊厳を重視した自由経済を作ることではないかなと。
好戦的で過激で神話主義的なキリスト教が根付いてない日本においては、アメリカと同様の意味での保守結集は失敗すると思うんです。

自民党が、
・過剰な伝統叩き(自作自演気味)に走れば、カウンターパートの党はそれに対し堂々と自らの経済政策を示し、
・逆に伝統に立ち戻って生き延びようとするなら、カウンターパートの党はそれを指摘し、
・宗教勢力や極端な対外硬思想を用いて結集を図るなら、カウンターパートの党は穏健な立場を示すべきだと思います。

安倍は来年にはどっちつかずの道に行きそうではありますけどね。

1952片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/14(木) 01:18:00
>>1950
なるほどー。
そこまで徹底すれば、筋の通った話になるんですね。
頭では理解できました。

たとえば、故郷って概念に固執しがちな私なんかが我慢して涙を飲めば、かなり効率的なシステムが作れそうですね。

1953とはずがたり:2006/09/14(木) 04:01:47
>>1950
1935氏は応用ミクロ辺りをご専攻ですかな?私は成長理論を少々囓っている程度なので不勉強でコースの灯台の例を寡聞にして存じ上げませんけど,「利用者課金不可能な公共財は実は殆どないのだ」とはやはりちょっと言い過ぎなのではないかと思います。芸術関係への補助金などを一切廃止して金持ちが美術品の予想キャピタルゲインに応じてパトロンするだけで良いのかという話になります。一方でETCを進化させて全てのクルマに搭載を義務づけて,混雑する交叉点を通過する度に混雑税を掛けて交通の平準化とバイパスの建設を図るなどは現行の技術で十分可能ではないかと思います。

畢竟,政策目標として国民の間でどのようなコンセンサスが出来るかに依存すると思います。例え市場が完全でも,パレート効率性は実現しますが,初期賦存量に決定的に依存する配分の不公正性を直すメカニズムを市場は有しておりません。自治体の税金値下げ競争が必ずしも国民全体の経済厚生を増やすばかりではないと思っております。

>>1951
片言丸さんのご実家の田舎も過疎地の更なる衰退で周辺部から人を集めて都市化が進む可能性もありますし一概に涙する必要は無いと思います。故郷ってのを随分と山奥の小さな集落迄含めるというならそうかもしれませんけど。

1954新進党最強野党論者:2006/09/14(木) 23:54:35
>>1924 なるほど。とはずがたり氏の立ち位置了解しました。【政権交代至上主義・日本型旧保守破壊のための自民党下野必要論】。全く、120パーセント同感です。そして、ラスト4行部分も完全同意です。そして、小沢や小沢支持者の私は、最終的に、日本自由党を嗜好しますし、とはずがたり氏は、民主進歩党を嗜好するのでしょう。私と、とはずがたり氏は、来年の参議院選挙までは、120パーセント同じ夢を抱けるのです。一方で、参議院選挙以降の結果次第では、何かが起こるかもしれません。私の目線から見れば、小泉政治は【改善】であって【改革】ではありませんでした。やはり、【改革】と言うならば、それは政権交代、つまり自民党下野が必要でした。そこも、とはずがたり氏と120パーセント同じです。違うのは、自民党を倒した後の最終形が、日本自由党なのか、民主進歩党なのか、なのです。しかし、有権者が、参議院選挙で、【小泉改善OK/政権交代NO】の審判を下すのなら、政権交代必要論は下火になり、政界潮流は憲法論議へと移っていくと思われるからです。やはり、93年の細川政権の熱気から、時は流れたのかもしれません。物事には、旬というものがあります。96年総選挙での、新進党と民主党の野党分離は、本当に悔やまれます。あの時、橋本自民党を倒していれば、今頃、小沢日本自由党と、菅民主進歩党の、二大政党で、政権交代を争っていたかもしれません。はその時に、今の民主党の姿形を保てているとは思えません。来年の参議院選挙、民主党が、と言うよりも、日本の政治にとって、正念場です。93年以来の細川政権の想いは、続くのか、終りを告げるのか。

1955新進党最強野党論者:2006/09/14(木) 23:56:48
相変わらず、キーボードのエンターキーが故障のため、改行ができません。大変読みにくくなってしまって、吸いません。自分でもイライラしますw

1956新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:43:56
●小沢はんって、口開いたら「政権交代、政権交代」言うてはるけど、「政権交代」言うたかて「政権交代して何を変えるんか」て言うことが大事なんとちゃうんか。なんか、自民党とあんまり変わらん政策並べて「政権交代にこそ意味がある」言うんも、なんか変ちゃうか。

■おまえ、小沢はんの政策が自民党と変わらへんと思うか?。
今は小泉政権のキャッチフレーズになっとる構造改革とか郵政民営化とかは、元々小沢はんが言い出したことや。言うならば小沢はんこそが本家や。今はたまたま分家のほうがが羽振りが良うて本家を凌いどるけど、やっぱり本家は本家。分家と同(オンナ)じにされたら怒るやろ。

●そやけど、実際同(オンナ)じちゃうんか。

■まぁ、これは小泉はんのやって来はったことを見る目ぇにもよるけど。ワシはあんまり小泉はんは評価でけへん思う。全然とは言わんけどな。
小泉改革の目玉やて言われとる道路公団民営化と郵政民営化についても「看板掛け替えただけ」みたいなとこあるしな。
郵政は小泉はんのライフワークみたいなもんやさかい、まだ出来がええかもしれん。それでも、郵貯銀行を地域分割せぇへんかったさかい、単に巨大国立銀行を作っただけやて言う見かたもあるわ。
道路公団については説明する必要もないくらいやろ。無駄な道路を作らへんためにやった改革やのに、結局高速道路は全部作ることになったわな。これをまともな改革やって言う人はあんまりおらへんのとちゃうか。
年金制度改革に至っては、あれが改革に値するもんか? ちょこちょこっとパラメータをいじっただけっていう気ぃするし。

●具体的な改革の中身はワシら一般の国民にとっては難しいさかい、あんまり分からへんわ。そやさかい、よけいに違いが分かりにくいのかも知れんな。与党の先生方が「すっごい改革やでぇ」て言わはったら、「そうなんかなぁ〜」って思てしまうもんな、ワシら素人は。

■小沢はんが代表にならはってから、まだ短いけど、結構あちこちで、いろいろと明確な政策を言うてはるで。たとえば、靖国問題とか、年功序列と終身雇用をセーフティネットに使うとか、結構具体的にいろいろとな。でもまあ、本格的には9月になってからかも知れんけどな。
ワシは「小沢はんの政策が自民党と変わらん」とは思わんけど、まあオマエの言うように、百歩譲って政策が全然変わらへんかったとしても「政権交代をすること」そのものに、大きな意味がある思うねん。

●へぇ〜。どういう意味があるん。

1957新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:47:02
■例えばやな、ある一戸のマンションがあるとせぇや。

●なんでマンションがあるねん。言うとくけどワシ、マンションなんか買う金あらへんで。

■うるさい。黙って聞いとけ。
あるマンションがあってやな、ある一家がそこに住んどるとするわな。新築の時に入居して、はじめの頃は新しいさかい、気持ちええわ、きれいやし。そやけど、長いこと住んでるうちに、あちこち汚れてくるやろ。タンスの裏とか冷蔵庫の下とか、そういうトコは滅多に掃除もせぇへんさかい、ホコリも溜まってくるわな。

●そやねん。ワシ、大掃除とか模様替えとか大嫌いやさかい、大型家具は置いたら置きっ放しになってしもとるわ。表面的には掃除して、前から見たら綺麗に見えるけど、家具の後ろとかの隙間は、相当ホコリが溜まって汚ない思うわ。

■そやろ。ひょっとしたらゴキブリの干物とか転がっとるかも知れんで。冷蔵庫の裏なんか湿気と温度がちょうどええさかい、キノコが生えとるかも知れんで。

●げ〜っ。気色悪ぅ。

■ところがや。その一家がマンションから追い出されて、新しい住民が入ってきたらどうなる? 置きっ放しの大型家具も退(ノ)けなあかんやろ。退(ノ)けてみたら、その陰に隠れて普段掃除機のノズルが届かんかったトコも掃除することになるやろ。ゴキブリのミイラも毒キノコも綺麗に取り除かれるっちゅうわけや。

●なるほど、そのとおりや。ワシとこも定期的に引越ししょうかな。

1958新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:48:46
■アホ。たとえ話しとるんやで。おまえが引越しせんでええわ。
つまり、「政権」て言う「マンション」に「自民党」て言う「住民」が60年も住んどったら、「官僚」て言う「家具」の後ろににはホコリが溜まりまくって、積もったホコリの中に何があるか分からんような状態になっとるかもしれん。えげつないもんが隠れとるやろな、ほぼ確実に。
「政権交代」て言うことは、その「マンション」から「自民党一家」が追い出されて「民主党一家」が新しく入居するみたいなもんや。そうしたら、今まで家具の陰に隠れて見えへんかった汚いもんが、白日のもとにさらされて一掃されて、根本から清潔になれるっちゅう算段や。タンスの裏にガメとったへそくりも見つけられてしまう、て言うこっちゃ。

●ほな、追い出された「自民党一家」はどないなんねん。ホームレスか。

■今度は「民主党一家」が「マンション」を汚しよるさかい、「自民党一家」はスキを狙って「民主党一家」を追い出して、また家を取り戻したらええねん。
つまり、そういうふうに定期的に住む家族が入れ替わったら、マンションが魑魅魍魎(ちみもうりょう)の棲家みたいにならんで済むやろ。

●なるほど。「政権交代は引越しみたいなもんや」て言うんやな。
なんとなく分かったわ。

1959新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:50:55
■60年の間には一回だけ細川内閣って言う非自民の政権が出来たんやけど、これが短命やったさかい、引越しの途中で終わってしもたみたいなもんや。ちなみに細川内閣を仕掛けた人は何を隠そう小沢はんなんやけどな。

●へぇ〜。そうやったんかいな。
ところで、自民党が60年も居座っとったら家具の裏は汚いっちゅうレベル越えとるんちゃうか。人前に出せへんもんとかも隠してあったり。隠したことさえ忘れてしもた、何が出てくるか分からん、恐ろしいもんが出て来そう、とか。

■そう思うわ。
そやさかい、与党は絶対に政権を放したないんや。放したら最後、自分らが隠した変なモンが全部見つかってしまうさかいな。
今政権交代が起こったら、政権の家具の後ろからは何が出て来るんやろ。なんせ、異臭が漂って来とるし、表から見ても相当汚れとる。裏は想像を絶する状態かも知れんな。

●白骨死体でも出てくるかも知れんな。
楽しみ言う気持ちもあるけど「見たない」言う気持ちもあるな。

■5年くらいの周期で与党と野党が入れ替わっとったら、あんまり汚なならへんうちに家具の入れ替えするさかい、ええねんけどな。

●なるほど。ほな、ワシのボロアパートとおまえんとこのマンション、交換せぇへんけ。定期的に入れ替えなんだら家具の裏に毒キノコ生えるかも知れんさかい。

■それだけは勘弁してくれ。

1960新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 00:52:28
あるブログからの引用。何か、笑ってしまった。ttp://blog.goo.ne.jp/zzzmain/1

19611935:2006/09/15(金) 01:01:51
>>1935
有難うございます。とはずがたりさんこそお詳しいですね。
コースの灯台の例とは、多くの経済学教科書に政府が供給すべき純粋公共財の例として灯台が挙げられていたものを、後にノーベル賞を受賞するロナルド・コースが英国の例を引き合いに出して、実際に民間主体により運営・課金されていた例もあると正したというお話です。
芸術関係の補助金については私は基本的には廃止論者です。というのは補助金など行わない方が、芸術の質を高めると思われるからです。
日本が世界に冠たる漫画文化がその好例と考えます。そこに政府の介入は殆ど存在しません。
以前巨匠永井豪氏が欧州のある国を訪問した際、その国は漫画を奨励していて、税金を投入した立派な漫画美術館がある。中にはぎょうぎょうしく漫画が飾られているが、肝心の漫画そのものはちっとも面白くない。手厚く保護されるのは却ってよくないかも知れないという趣旨のコメントをされていたことがあります。
流石巨匠、本質を踏まえていると感嘆した次第です。私が考えますに大衆・パトロンに迎合する方が、政府・官僚に迎合するより余程ましです。

>>1952
愛郷精神はご立派と存じます。ただ、ばら撒き的な公共投資が却って地方の個性を弱め衰退に導く可能性はあると存じます。

とはずがたりさん・片言丸さん有難うございました。小沢氏の300自治体構想から随分話は飛びましたが、今回はこの位で失礼します。またの機会ありましたら宜しくお願いします。

1962片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 01:40:01
>>1961
愛郷精神というか、親族の生活基盤がそこにあるから、そのしがらみが解けないってだけなんですけどね。
自分が意を決して、自由に動けばいいだけなんで。

私のほうは、どうも感傷的で拙いことをレスしてしまい、すみません。
またよろしくおねがいします。

1963新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 02:08:38
>>1939 びっくりしました。片言丸氏も、掲示板を開いているわけですか・・・ というか、とはずがたり氏とか、片言丸氏は、何かの研究者か何かですか。大学の教員とか。テーマの広さといい、深さといい、凄すぎます。もちろん褒め言葉として。紹介してもらった、民主スレでの議論そのものよりも、そちらに圧倒されているところです。

1964とはずがたり:2006/09/15(金) 02:19:54
>>1963
良く我が掲示板を見つけていただきました。何がきっかけで見つけました?
私はまぁなんと云うか中途半端な身分の者ですが,政治趣味が高じてえらくディープな情報収集と政治談義の掲示板になってます(笑
カタコト倉庫も凄いですよね。片言丸さんをはじめ参加して下さってる皆様,そこらの政治評論家や政治討論番組よりも為になるし刺戟的で面白いっす。

1965とはずがたり:2006/09/15(金) 02:22:01
>>1960
理系の方が小泉に疑問を持って始めたブログのようですねぇ。
そういう人が増えてくれると良いんですけど。

1966片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 02:27:11
>>1963
私も、本来やるべきことをおろそかにして遊んでる面が「かなり」強く、全く威張れるものではありません。
メモ的に「倉庫」を作っただけなんですが、かかりきりになってしまい、あまりよくないなと思ってます・・・。
>>1964
とはずがたりさんのページは、地方議員や過去の国政候補者の名前を入れたりすると、上位でヒットしやすいですねぇ。
ちょうどいい情報があったとおもったら、よく、とはずがたりさん作成ということがあり、驚きます。

1967とはずがたり:2006/09/15(金) 02:30:22
云われてみれば自分で検索して自分のページが引っかかることあります。おれ,こいつのこと知ってたじゃんみたいな(笑
けど政治は生ものですからちょっと手を抜くと直ぐに古くなってしまって,今読み直すとアップデートや修正訂正補遺したい部分がいっぱい見つかって困ります。

1968新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 02:41:36
>>1964 何故、とはずがたり氏の掲示板にたどりついたかは、ちょっと正確には思い出せません。色々と考えてみたのですが、http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/000.html#04のサイトを見つけたからかもしれません。93年以降の政界再編の動きを調べたい関係で、例えば「新進党」などのキーワードで検索したときに、何かのページが引っ掛かったりして、そこからこの掲示板を発見したという仮説が一応成り立ちます。連合参議院なんて、忘れかけていたフレーズを思い出しました。後に、自由党掲示板http://jbbs.livedoor.jp/news/680/がリンクされているのを知り、嬉しかったのですが、残念ながら余り盛り上がっていませんw

1969とはずがたり:2006/09/15(金) 02:49:23
>>1961
調べたらコースの出した例は 私立の灯台があって入港した船から利用料を取っていたそうですが,入港しない船からは取れない等フリーライドの問題は出てくる訳ですよね?違ってたら済みません。但し今よりももっと公的なやると思いこんでる部分を民営化できるというのはそうでしょう。公園だって住宅分譲会社が宅地が高く売れるような環境整備のために作ればいいのかもしれませんし。日本の漫画やアニメは酷い環境に置かれながらも凄い価値を生み出していて素晴らしいですね。リンク先のカマヤンさんの所で話題になっましたが,テレビ局なんかの搾取が酷いようです。もうちょっと公正な利益配分があっても良いような感じですけど。

例えば美術品は一つ一つが高額でしかも一つ一つ不可分なものですから,市場原理を適用すると貧乏人はいっさい触れることすら出来ないことになります。俺は美術には余り興味がない方ですが,民間が美術館を経営して高い料金で提供するだけでは足りないのかなと思います。美術はまぁ嗜好品ですから良いとして公教育等は機会の平等の為にも一定の費用を負担するにコンセンサスは出来ているのではないでしょうか?
市場原理というのは厳しいもので世の中に役に立たない人間に対して健康で文化的な最低限度の生活を保証しません。貧乏人は麦を食えは正論ですが,じゃあ死んでしまえと迄云えるのかといったら否であると思います。
私は市場原理主義者ですが,市場原理主義者は市場の限界を誰よりも自覚的にならないと誤りを冒しかねないと思っています。
色々実のある議論が出来て感謝です。また何か有りましたら是非御発言下さい。

>>1962
私も実家のある故郷に関しては感傷的になりますし,そもそも不適切なレスではなかったと思います。お気になされず。

1970新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 02:55:18
ちなみに私は、93年以降の政界再編を整理する上で、http://politics.j.u-tokyo.ac.jp/lab/edu/seminar/study/1st-semi/mokuji.htm#post-shin2_jiyu_rinenを、一番参考にしています。私が大学生の頃でしたが、居酒屋でバイトしていた頃に、バイトの帰り道で新聞の号外のようなものが配られていたのです。その号外には、細川護煕氏が新しく結成する政党名「日本新党」が大きく書かれていました。文芸春秋に、細川護煕が、「自由社会連合宣言」と言う論文を発表した後です。細川は、その時言っていました。今、私は、小さな声を一人で上げるが、やがて、それは大きな輪になり、オーケストラとなっていく、と。学生であった私は、半信半疑でありながらも、激動する政治に関心を持ち始めました。丁度、今、小泉劇場に目覚めた学生と同じようなものです。そして、細川の予言は実現するのです。忘れもしません、「非自民連立政権の統一総裁候補に細川護煕氏へ」との見出しが新聞に躍った日のことを。

1971とはずがたり:2006/09/15(金) 02:56:48
>>1968
おお,前々からROMはして頂いていたんでしょうか?
か余り新規の参加者が増えてくれないのでなんか書き込みにくいのではないかと心配しているところです。まぁえらくマニアックな話題で盛り上がってるので書き込みにくいのは事実でしょうけど(笑

>>1954で理解頂いたように,現状の民主党は将来の日本自由党支持者も民主進歩党支持者も支持出来るものであり,そもそも政党は時々の政治課題に柔軟に離散集合して対処すべきものであり,現状に於いて民主党が過渡的でも暫定的でもましたやバラバラでもなく,自民党型旧来の利権配分構造打破という政治課題に最適な(と迄は云えなくてもそれなりに有意義な)政党であると誇りを持って良いのではないかと,特に民主党の議員どもに云ってやりたいです。

1972とはずがたり:2006/09/15(金) 03:04:38
>>1971
蒲島先生のウェブサイトですな。私も大変参考にさせて頂きました。私の作成したこれhttp://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/sakigake01.htmlなんかはこれhttp://politics.j.u-tokyo.ac.jp/lab/edu/seminar/study/1st-semi/soshiki/sakigake/01.htmの自分なりの改良版です。

私も細川連立政権は大学生の頃の話ですから新進党最強野党論者さんとは同じ位の世代でしょうか?あんなに面白い政治ドラマがあったというのに(93年の総選挙の結果の新聞とかは保存しましたのでそれなりにマニアだったのは確かですが),それ程夢中にならなかったのは今にして思えばちと残念でした。

1973新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 03:06:55
>>1966 某巨大掲示板での、参議院スレでの、冷静な分析、丁寧な議論には、感心します。議員板といいながら、盲目的な信者や、確信犯的なアンチ、排外主義者、など、マトモな議論が出来るスレは少ないものです。参議院スレは、元々、選挙の行方を占うと言うスレの性格上、ある程度の知識や、ある程度のウォッチャー歴がナイト、入れません。従って、スレ参加者も、一定以上の質が保たれていると思います。時折、片言丸氏が、交通整理をやっているのもあると思われます。最近は、ブログなども出てきましたが、結局、ブログ開設者も、普段は某巨大掲示板に在中している人間な訳で、ブログ議論も質が低いものが多いのが現状です。珠に、突っ込んだ政治ブログがあったとしても、それは一定の政治的立場に立ったものが多いのです。小泉賞賛ブログとか、アンチ小泉ブログ、とか。そういった意味で、参議院スレ、片言丸掲示板、とはずがたり掲示板などは、自らの政治的立場を持ちつつも、他者の意見にも耳を傾けながら、冷静な議論が期待できる、質の高い場と個人的には見て、ちょくちょく訪問しています。

1974とはずがたり:2006/09/15(金) 03:19:00
私も昔は議員板に出入りしてましたが(良質コテハンが一杯居て皆で野党の選挙協力とか論じ合ったりして楽しかったです),小泉マンセーで埋め尽くされたころから向こうへ出ていくのが億劫になってこっちでぬくぬくとしてることが多くなりました。最近は殆ど行ってないですね・・。
手前味噌ですが自分の所はえらい良質の掲示板になったと,これも参加してくれる皆様のおかげなんですけど,誇らしく思っております。
どうしても2ちゃんみたいに人が増えちゃうと荒れちゃうのは仕方ないですね。

1975新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 03:24:03
>>1972 確かに、マニアックです、このサイトw 中々、このサイトの図解を見て理解できる人も少ないでしょう。私は、覚えていますが。  思い出しました、ユートピア研究会とか、田中秀征とか。安倍派の、杉浦正健も、ユートピア研究会に入ってたんですね、離党はしなかったが。確かに、あの頃は、自民党からの離党者は総勢で60人以上に登ったと思うのですが。小沢らが35人、さきがけが10人、その後海部やら、色々。小泉劇場どころの騒ぎではないほどの、祭りでした。とはずがたり氏と同世代ですね。今の学生は、小泉劇場とイラク戦争でしょうが、私が学生の頃は、細川政権と湾岸戦争です。湾岸戦争を指揮したのは、海部総理--小沢幹事長です。その後、小沢は、自民党内で、小沢憲法調査会を設立します。そして、「普通の国」論を唱えるのですが。自民党の安保政策を取りまとめていた小沢が、いまや、回りまわって、社民党との選挙協力欲しさに、安全保障政策について、口を濁す有様です。

1976とはずがたり:2006/09/15(金) 03:37:31
あの時の自民党からの離党は中選挙区制度の事もありましたし,現在ではどの程度野党に落ちた自民党から離党者が出るのだろうかと考えると,>>1924で「日本型保守が強ければ自民党は解体せず」と書いたように崩壊まではしないかもしれぬと思わなくもないと云うわけです。
「回りまわって、社民党との選挙協力欲しさに、安全保障政策について、口を濁す有様」なのもあの時小沢が保保連合に舵を切り新進党を潰してしまったからで,公明系を離叛させていなければ,今頃社民など歯牙にも掛けずに政権交代だったかと思うと巡り合わせの皮肉ですかね。
それにしても学会と自民党の厚い支持組織を相手に,労働組合の組織率も低下する一方で殆ど徒手空拳状態の民主党が此処迄やれるというのも感無量であります。去年は小泉に手痛くやられましたけど。

1977片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 03:44:02
>>1974
私も怒りっぽくて皮肉っぽい人間ですが、あそこはもっと一筋縄ではいかない人が多く、すぐ修羅場になってしまいますね。
立場の違う人同士の議論でも、良質なものと悪質なものがありまして、悪質なものに堕することが多い場所です。
名無しで議論できたり、早期に面白い情報が取れたりするのはいいんですけどもね〜。

1978とはずがたり:2006/09/15(金) 03:52:59
やはり悪貨は良貨を駆逐しますかねえ?
そろそろ落ちます。お休みなさいまし。

1979新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 03:53:56
>>1976  耳が痛い意見です。確かに、あの頃、二説ありました。小沢らの、保保連合路線と、細川・羽田・鹿野らの新進・民主共闘路線。自分でも、この議論を始めるとエンドレスになります。政策嗜好か、政治勢力結集か。野党の永遠のテーマでした。来年の参議院選挙に賭けましょう。

1980新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 03:54:54
お休みなさい。

1981とはずがたり:2006/09/15(金) 10:52:46
>>1979
まぁ,あの時の小沢は手っ取り早く自民党と合同して「日本自由党」を直に作ろうとしてましたからねぇ。自民党もしたたかだったと云う事でしょう。
取り敢えず来年の参院選が一大政治決戦ですね。

1982とはずがたり:2006/09/15(金) 10:54:28

渡部氏が総裁3候補の辛口批評「安倍氏なら民主有利」
自民総裁選
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20060914i313.htm

 民主党の渡部恒三国会対策委員長は14日、都内で講演し、自民党総裁選の候補者3人を批評した。

 安倍官房長官については、「国民の最大の関心事である格差是正に取り組む意欲が全く感じられない」と批判。安倍内閣は国民の支持が得られないと断じ、「次の国会では民主党が非常に有利になり、来年の参院選は民主党が勝つ」と楽観的な見通しを示した。

 一方、谷垣財務相については「格差是正など、国のためにやらなければいけないことを言っている。国民のためには(首相に)なってほしいが、100%なる可能性はない」と論評。麻生外相には「さすがに吉田茂・元首相の孫だと思わせる勇気ある発言もある。ただ、テレビの時代になって政治が変わった」と述べ、「見た目」の印象で損をしているとの見方を示した。
(2006年9月14日19時6分 読売新聞)

1983新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 21:45:47
自民党からは、新庄打診とか。真偽の程は分かりませんが。その他にも、藤原紀香だ、増田明美だと、名前が挙がります。一方で、民主党からは、有名人候補の名前が挙がりません。私は、新庄や、藤原や、増田の政治的能力なんて、何一つ評価はしていません。ただ、スポーツ紙や週刊誌レベルの噂においても、民主党から有名人候補の名前が何一つ挙がらないのは、何故でしょうか。①打診していないのか  ②打診はしているが、出てくれないのか  もし、打診しているけども出てくれないとしたらこれは問題です。名前のある人が、リスクをとって出馬するだけの魅力が民主党から失われているということかもしれません。昨年の郵政選挙以降、自民党、小泉、安倍と言う流れができていて、議員も、国民も、議員になろうとする人も、勝ち馬に一斉になろうとしているのかもしれません。私個人の意見ですが、今の民主党と言うのは、ある意味、相撲で言えば、昔の舞の海のようなものだと思うのです。正面から横綱相撲を仕掛けていって、自民公明に勝てるだけの体力が有るようには思えません。そして、党の存亡を来年の参議院選挙に賭けているわけです。使えるものは、使いたいです。たとえ、それが新庄でも。別に、新庄と言う固有名詞を言ってるわけではありません。新庄で勝てるなら、新庄を使いたいのです。現状の民主党というのは、常に、先手を仕掛けて、話題を振りまき、マラソンで言えば先行逃げ切りを図る必要があると思います。自民公明に先行されて、後ろから抜き去るだけの、地力は、残念ながら無いと思うのです。来年の夏まで、全力でスタートダッシュを切り、有無を言わさずにゴールインしたいものです。

1984片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 22:02:44
高橋佳代子、麻木久仁子、木村優子あたりは話に出ますけどね。
基本的に、芸能界や興行団体、ヤクザのツテは自民党(特に清和研究会)が手広く、民主党のほうは小沢は手広いけど、あとは・・・という感じでは。

下らない候補出すとあとから足引っ張るし、やめたほうがいいと思いますけど。

1985新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 22:08:58
確かに、国民新党や、造反組、平沼とゴルフをしたり、それは分かりますが、それはあくまでも玄人の話です。素人相手の話はどうしたのか、と言いたいです。もちろん、素人相手のサプライズ候補は、最後に隠し玉で置いてあるのかもしれません。ライトな改革期待は無党派層からは、民主党のイデオロギー面が鼻につくでしょうし、レフト側の人達からは、小沢などは自民党側の人間に見えるのでしょう。そういった、左右両側への配慮により、「民主党政策のもっさり感」が出てきます。その「もっさり感」の、目くらまし装置として、サプライズ候補が欲しいのです。93年の、非自民連立政権誕生の時は、サプライズ候補は、日本新党でした。細川護煕でした。良く考えてみれば、細川の政策に目新しさは無かったのですが、細川の登場には目新しさがありました。「サムシング・ニュー」の象徴でした。参議院選挙までに、「サムシング・ニュー」的な仕掛けが出来るでしょうか。昔の小沢には、二階俊博と言う「男は黙って、選挙特殊部隊」がいました。最終的な決断は、小沢が下すのですが、小沢の手足に、二階がいたのです。今の民主党には、かつての二階のような人物が欠けています。格好良くテレビに出たり、政策をやりたがる人は多いのですが、裏方で泥にまみれながらの仕事師が見当たりません。今、安住選対委員長がやってますが、彼に何処まで期待できるか。従って、代表にしわ寄せが全て行きます。使える人材が、何人かいればいいのですが。

1986片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 22:16:46
参院選だけでは政権取れないので、出し尽くすと手がなくなるって面もあるんじゃないですか。
実務向けの人とか地方首長とかからどんどんスカウトするのも考えられそうだけど、野党に置いとくと腐っちゃいますからね。
それに、参院選は都会向けの目耳を引くやり方があまり合わないです。
参院選は、ちょっと自民党に反撥する流れが強まれば、カンタンに与党は過半数を割ると考えてます。
それに対して衆院選のほうは、いろいろな手段を打っても差を覆すのは難しいことだと思われます。

1987新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 22:18:21
>>1984 確かに、古くは野村サッチー、最近では大橋巨泉の姿が目に浮かびます。やはり、落ち着いて考えれば、片言丸氏の言うとおりかもしれません。私こそ、スポーツ紙や、週刊誌に煽られて舞い上がっているのかもしれません。ついつい一喜一憂してしまいます。未熟なもので、すいません。

1988新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 22:24:01
>>1986 片言丸氏の言、信じてみます。民主党に、来年の選挙で勝って欲しいの一念です。

1989片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 22:35:26
>>1987
特に野党だと、異質なものが混じるとそこで生じるゴタゴタが多く報じられがちなので、注意したほうがいいというのもあるでしょうねぇ。
カカシでない有名人がたくさん立ってくれるのは、たしかに良いことではあるんですが。

>>1988
参院選は、地方で自民党に首をかしげる人が少し増えるだけでけっこう荒れると思います。
あと、小泉安倍というバトンタッチがうまくいくかに疑問もってますね、私は。
小泉と比較して安倍の力量に疑問符がつくと自民は大変だと思います。

で、参院選で与党過半数割れたとしても、民主党にとって甘くない展開が待ってそうではありますが。

1990とはずがたり:2006/09/15(金) 22:56:57
アホっぽいのを擁立するのは民主党のイメージ戦略に逆行するかもしれませんね。
タレントにしても有名人にしても知的なのを擁立して欲しいところです。01年落選組の幸田シャーミンとかもう出てくれないのかな?
造反組受け容れて,インフラ重視を喧伝して,竹中の首を切って,アホっぽいけど有名人擁立して,自民は完璧な布陣で望もうとしてますね。
>甘くない展開が待ってそう
確かにそうでしょうけど参院で自公が過半数を失えばそれなりにインパクトでかいと思いますけど。

1991片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 23:06:20
>>1990
自公過半数割れの事態になれば、安倍では難局をやっていけないと思うんです。
そこで、妥協的な総理が出てきて、解散せずに時間が流れると、民主党はやや厳しくなると思います。
参院で法案ストップさせることはできますが、意地でも解散やらないならどうなるか・・・。

窮地に陥った安倍が思いつきの信念振りかざして解散カマすとかなら一挙に解決しそうな気もしますが・・・。

1992新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 23:09:04
政調会長(岡田希望)、国対委員長(正直、恒三はウザイのだが放置すると・・・)、前原をどう処遇するか(前原グループの分断統治)、「小沢ビジョン」を基にした党基本政策の深堀り(小沢と岡田の腹合わせ)、安倍政策の研究

1993新進党最強野党論者:2006/09/15(金) 23:17:17
個人的嗜好だが、WBSの小谷真生子を擁立したい。昔、日本新党も、WBSの小池百合子を擁立した。小谷氏は、経済番組のキャスターゆえ、財界とのパイプもあるし、アジア外交重視路線。改革期待の保守層からも票が取れる。女性高感度も高い(さっぱり系)。民主党が女性にアピールできないと言う弱手の克服にもなる。民主党の女性候補と言うと、フェミニズム系や、市民運動系が多いという「印象」あり。保守層にリーチ出来る大人の女性候補が欲しい。ただ、小谷が現在のポジションを捨ててまで、現状の民主党の参議院議員と言うポストに魅力を感じてくれないのだろうけど。

1994片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/15(金) 23:29:19
>>1992
私の印象では、前原グループなんてのはあまり機能してないんじゃないのかなぁ。
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/seiji/2005minshu.html

これ見ても、安住や細野といったエース格は小沢に取りこまれてるし、枝野小宮山山井古川仙谷は路線が違う感じ。野田のまわりもだいぶ小沢になびいているし。
前原は、派閥の領袖という姿からは程遠いと見てるのですが。一応のリーダー格だったというだけで。

>>1993
女性好感度・恭順度からいけば、上に挙げた思いっきりテレビの女性司会者「高橋佳代子」はかなりいいと思いますけどね。
岩手出身で小沢に近い存在のうえに、変な色がついていないし、女性なのに女性に人気がある。

1995とはずがたり:2006/09/15(金) 23:29:28
でしょうね>小谷が現在のポジションを捨ててまで、現状の民主党の参議院議員と言うポストに魅力を感じてくれないのだろうけど。
確かに魅力的ですが。口説いてみるくらいの努力はしてるのかなぁ。。

そういえば女性へのアピールが民主党にないと云う弱点は全然克服されてないでしょうし,なんか対策練らなきゃ駄目ですね。。

前回の参院選はイラク派兵問題や年金問題で小泉+安倍で順風満帆の筈が,終わってみれば何故か自民への逆風でしたが,今回はどこまでそういう風を吹かせられるのかでしょう。

1996とはずがたり:2006/09/15(金) 23:33:48
>>1994
なるほど!>高橋佳代子
女性に人気のある女性というのはポイント高いですな

前原Gは最も派閥的行動を嫌うので纏まり無くも見えるんじゃないでしょうかね?と好意的に解釈・・。

1997新進党最強野党論者:2006/09/16(土) 00:19:40
今、某局の深夜ドラマを見ていました。「黒い太陽」と言うドラマです。政治の世界も、夜の世界も、闇の世界も、権力闘争ですね。私は、それを否定しない。もちろん理念や政策も大事です。しかし、そこに行き着くまでの権力闘争が又面白い。あるものは勝利し、あるものは敗れ去っていく。いろんな事を考えさせられたドラマでした。

1998新進党最強野党論者:2006/09/16(土) 00:37:10
>>1994 人間て本当に現金なものですね。「前原を男にしたい」と言ってた細野が、小沢になびいていく。それが政治です。そこが又、面白い。そういった、細野だとか、安住といった、ピースを集めて、繋ぎ集めて、オセロゲームのように、一気に碁盤上を、黒から白に変えていく。「小泉、創価、見てろよ」これが、小沢の心境でしょう。ただ、小沢は、今一瞬の輝きを見せていますが、時間がありません。小沢は、前原よりも、20才以上も年を食っています。小沢には、最早、若さがありません。43才で、史上、最年少で自民党幹事長に上り詰めた男が、今、人生の最終局面を迎えています。参議院選挙で勝利できない場合、あらゆる局面が想定されます。勝てなければ小沢は用済みで、一丁上がり。若手は、又新しいリーダーを探すのでしょう。怖い世界だと思います。前原には、もう一度、どこかでチャンスが来るのではと思っています。ただ、小沢・鳩山陣営は、岡田を取り込もうとするでしょう。9月の人事で、それが見えてきています。小沢・鳩山・菅・岡田の4枚体制。小沢が失脚しても、一新会などのメンバーは、鳩山や岡田と組むでしょう。前原には、資金があるのでしょうか。鳩山は金を持ってます。菅と前原が組むのかもしれません。

1999新進党最強野党論者:2006/09/16(土) 00:47:05
>>1995 女性って、フェミニスト運動系の女性に惹かれないんですよね。女性解放とか、田島陽子とか、リベラル的甘言。それよりも、女性が支持するのは、やはり、美人であったり、社会的に颯爽と活躍していたり、品格があって燐とした強さを盛っていたり、自立した強さがあったり。小池百合子に、郵政選挙で女性が応援したのです。個人的似、小池百合子が好きかどうかは別ですが。そして、女性は、リベラル的甘言を唱える「ヤサ男・ナヨ保守」にも、今一つ憧れません。鳩山由紀夫よりは、小泉純一郎を支持するのです。やはり、女性は、男に対して、強さを求めるのでしょう。ありていにいえば、「銭を持って来ない」男には、用がないのでしょうか。そういった、部分が、民主党に欠けていると思うのです。女性候補にしても、男性候補にしても。

2000とはずがたり:2006/09/16(土) 01:45:20
>>1999
ですねぇ〜>リベラル的甘言を唱える「ヤサ男・ナヨ保守」にも、今一つ憧れません。…ありていにいえば、「銭を持って来ない」男には、用がないのでしょうか。

左派の俺から見ると民主党にフェミニスト系女性ってそんなに居ないイメージなんですけど。そういうのは票も政治家も社民にとられてるイメージでして。小難しい政治の話ではなく民主党に投票するとこんなにお得よという主婦受けも考えねばなりませんね。小沢の選挙は川上から戦略も主婦層への口コミという面では有効ではありそうですけど戦略が全面に出ちゃってもいやらしいですし。。

2001群馬関連:2006/09/16(土) 13:29:47

選挙:県議選 自治労県本部、黒沢・民主県連幹事長の推薦見送る /群馬

 ◇「会計問題未決着」−−来春県議選で

 自治労県本部は15日、みなかみ町で開かれた定期大会で、民主党県連幹事長の黒沢孝行県議の県議選(来年4月)での推薦を見送った。同県議の地元の太田市職労が「県連の会計問題が決着していない」などとして、要請を見送っていた。
黒沢県議は党の公認も得られておらず、選挙戦への影響が予想される。

 同大会では、来春の統一地方選で、同党の桑原功県議、周藤雅彦桐生市議の推薦を決めた。同本部は黒沢県議が書記まで務めた出身団体。

 同県連では、04年7月の参院選直前、県連と衆院群馬5区総支部との200万円の授受が政治資金収支報告書に記載されていなかったことが発覚。同参院選で初当選した富岡由紀夫県連会長が120万円の陣中見舞いを記載していなかったことも分かった。
選対事務局長を務めた黒沢県議の記載漏れへの関与も一部で指摘されている。太田市職労は「組合員の理解が得られない。今後、推薦するかは会計問題の行方を見て判断したい」としている。【杉本修作】

毎日新聞 2006年9月16日

2002とはずがたり:2006/09/16(土) 13:32:46
此で黒沢県議が引退とかになると少しは事態が改善するのでしょうか?

2003群馬関連:2006/09/16(土) 19:19:54
>>2002
 私は報道でこの件を知り、注視していた者です。報道・ネットの噂に加え、親友の知人に関係者に近い人がいて聞こえてくる情報もあります。以下収集した情報を。

 黒沢県議という人はどうも県連幹事長なってからは、相当驕りがあったようです。県連幹事長の立場を悪用し、富岡参院議員を抱き込み、(故人を悪く言いたくないですが)自殺した県連事務局長と結託して好き勝手な采配をしていた様子。県連や総支部を私物化していたそうです。

 要は公募で群馬へやってきた富岡氏をうまく篭絡して、富岡氏への陣中見舞いや供託金を裏金化していた様子。報道されている一連の04年参院選挙の不正経理はこのころのことだそうです。詳しくは知りませんが、報道されていないものもまだあるらしいですよ。

 特に角田氏が参院副議長就任したことから、県連会長に富岡氏が就任したことから、抑えがなくなりエスカレートしたみたいです。

 ところが県内の総支部長連が社会党系から保守系に替わったところで、これまでの好き勝手が出来ず、首が絞まりつつある様子。

 まあ驕り昂りが今回の各事案の露見に繋がっているのでしょう。犠牲者が出た件をおとなしくして反省することもせず、悪い事をした方が威張っているなら、天罰も下るのでしょう。

 いずれにせよ、今回の政治資金の不正処理問題は誰かが責任を取る必要があるでしょうから、黒沢県議が責任を取れば現在の県連膠着状態も解決の糸口が見えるのではないでしょうか?

 どうせ4月までの県議任期ですし、次の再選は無理とは思いますが(本人のHPを見ると最新の6月下旬のコメントで出馬の意向ですが)、出来れば潔く任期前に辞職する方が本人の為とも思います。逮捕されるより、責任とって辞める方が賢明とは存じますが。

2004あかかもめ:2006/09/17(日) 18:35:42
>>1999
基本的に女性は与党を支持すると言う傾向があるので現時点で支持率云々は余り意味がないと思います。
選挙時に如何に女性にアピールできて、なおかつ与党と差別化を図れる政策を掲げられるかが鍵になるんじゃないですかね?
構造改革みたいなテーマになれば理詰め一辺倒の民主よりわかりやすい小泉自民に流れがちですが社会福祉がメインになれば話は別です。
現に年金がテーマになった前回の参院選は民主党が上回りましたし、今回の選挙も主なテーマは社会福祉及び格差是正ですから勝機は充分にある。
ですから俺的には別段悲観してません。その意味では先日の党首再選で掲げた小沢氏の政策はわかりやすくて良いと思います。後はそれをどう体系化して説得力のあるものにするかにかかってるでしょうね。

2005名無しさん:2006/09/18(月) 09:43:00
>>2004 小沢のブレーンが、北大の山口二郎であることが日経に載ってました。あかかもめ氏の論調からすると、山口二郎的なアプローチは良いのでしょう。個人的に言えば、小沢が、山口二郎と組む日が来るとは考えもしませんでしたが。民主左派〜社民党系の支持者にとっては、山口二郎は馴染み深いのでは。

2007小説吉田学校読者:2006/09/18(月) 09:50:33
かつて、小沢氏は自民党幹事長時代に冗談交じりで「社会党の右とだったら組める」と言ったことがありましたな。
その社党右派のブレーンみたいな山口二郎教授と組む。。。隔世の感があるな。

安倍氏を「極右」とする対立軸戦略は、上手いと思います。

2008新進党最強野党論者:2006/09/18(月) 09:54:59
2005年12月/12月9日(金)/プレス民主  137号/戦後60年企画 小沢一郎前副代表×山口二郎北海道大学教授
/「戦後政治の到達点と課題」の記事が小沢のサイトにあるので、貼っておきます。今となれば、民主党代表と、民主党代表のブレーンの対談です。http://ozawa-ichiro.jp/massmedia/contents/appear/2005/ar20060108144356.html 細川政権の辺りでは、小沢と山口は、政治スタンス的に犬猿の仲だったわけですが、どのように整合性を取ってくるのか。それこそ、国会論戦では、中川秀直・高市早苗らが、「過去の小沢と、今の小沢の」発言の食い違いを衝こうとするはずです。小沢は、国会論戦を突破できるか。山口二郎は、「第三の道論者」とみていいのでしょうか。あるいは、欧州型社民主義者か・・・

2009新進党最強野党論者:2006/09/18(月) 10:03:58
>>2007 安倍を「極右」とする対立軸戦略は、某番組で、宮台真司と山口二郎が、小沢民主党の行方を話している時に、宮台も言ってました。宮台真司、山口二郎、高野孟、辺りの人達にとっては、この戦略は、共有されているのでしょう。だからこそ、彼らは、福田総理ではなくて、安倍総理を望んだのです。社会党右といえば、私の感じでは、伊藤茂、石橋元委員長、久保亘、赤松、山花あたりか。自・社・さ政権の頃に、「山花新党」が衆院で10名程度で着て小沢と組むと言う話がありましたが、阪神大震災が起きて、話が潰れたことが思い出されます。

2010新進党最強野党論者:2006/09/18(月) 10:27:50
私は、個人的に、好きな論調では有りませんが、左派の人達の論調を読む上で、目を通しているブログがあります。左派系の人気ブログ/世に倦む日々。書き手は、社会党・共産党の合併論者。その人が見た、山口二郎と民主党のあり方批判の記事があったので、貼っておきます。【山口二郎の「民主党はいま、何をすべきか」 - 「世界」12月号から/http://critic2.exblog.jp/1863762/】 社共合併論者は、山口二郎が嫌いなんでしょうw

2011新進党最強野党論者:2006/09/18(月) 10:54:44
こんな記事もあります。【法と倫理 − 規範の内面化と山口二郎の「政治改革」の失敗】http://critic2.exblog.jp/3243617/

2012新進党最強野党論者:2006/09/18(月) 11:11:09
「中央公論」 1992年5月号掲載/特集 日本国憲法45年目の着ごこち
小沢一郎、江田五月 対談 「タブーはもはやない」
小沢―― 憲法の解釈、憲法そのものも、世界情勢に合わせて変えていいはずなのですよ
江田―― 与党も野党も従来のスタンスに固執するのはやめて虚心の議論をするべきです

http://www.eda-jp.com/satsuki/1992.html

2013片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/18(月) 11:18:29
>>2005
ブレーンを「自任する」という書き方だし、ワンオブゼムである可能性も相当高そうですけど・・・。
山口さんも戦略家だけど、どこかズレてる(自分の趣向が入り込みすぎるから、勝てない戦略になる)のがあるから、民主党はこの人に頼り切ったらダメだと思いますけどね。

2014新進党最強野党論者:2006/09/18(月) 11:22:40
>>2013 同感。

2015とはずがたり@社民共産新社会沖縄社大合併論者:2006/09/18(月) 12:07:45
第三極は公明党ではなく社共を核とした革新共闘であって欲しいと思ってますが,難しいでしょうね。
社民党は共産党を嫌ってるし,共産党は共産党の党の論理で動いている。党と関係ない左派無党派の投票行動は柔軟であるが彼らの思考に組織の人間が着いて来れていない不幸がある。

安倍は極右だ+無能であるが有効だと思ってますw

世に倦む日々の人は共産党を右傾化せよといってるので新自由主義路線の民主党と社民路線の共産党で手を組めと云う主張ですかね?となると新自由主義路線の新進党とリベラルな民主党の共闘路線を彷彿とさせるものがあります。現時点では沖縄等での協議難航を見るに国政選挙で民主が共産と組むのには反対ですが。

2016片言丸 ◆MACDJ2.EXE:2006/09/18(月) 12:18:47
>>2015
世に倦む日々の人はアンチ新自由主義路線じゃなかったですかね。
情報収集力と分析力に優れるところがあるサイトですが、こちらもちょっと牽強付会な面があり・・・。

極右って批判自体はあまり効力がないんじゃないかと思われる昨今ですが、経済政策で持論なしなら安倍の本音はなんなんだ、というところを突き詰めていくと、なかなか面白いかもしれない。
一般人は左右って概念自体よくわかってない人が多い。一般人じゃない人でも概念の摺り合わせに苦労するくらいだし。右という言葉が、「日本の立場をしっかり主張する」という意味だと思われてるフシがある。(これはある意味、右を攻撃する人の功績かもしれないが。)
極右っていうより、一般の国民感覚から外れてるぞってところが浮き彫りになると安倍は厳しい。逆に、極右という批判の仕方だと、批判者自身の立場が固まっていないと崩れる可能性が高い。


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