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農業総合スレ

2513とはずがたり:2019/10/30(水) 11:08:32
>>2512-2513
 コンクリートのダムだと降雨が強くても貯水量が拡大することもなく、あっと言う間に限界に達してしまう。たとえば台風19号の際に空っぽの八ッ場ダムが一夜にして満水になったと話題に上がったが、あの程度の貯水量では、河川の水位を数センチ引き下げる程度の効果しか望めないだろう。

 もちろん、地表が水没するほどの降雨量なら、土壌層の間隙すべてに水が入ることもあるかもしれない。そうなると治水効果もなくなるが、そんな状態では土壌が地下水の浮力によって安定を失ってしまうから、崩壊し流れてしまう。「緑のダム」そのものがなくなる。その意味では限界はある。ただ平地や部分的な斜面はともかく、山全体が水没することは考えにくい。

森林整備しても治水効果は疑問

 やはり洪水など水害を防ぐには、「緑のダム」を充実させることが重要だと思わせる。

 そこで林野庁などは「森林整備」を進めて森林の治水機能を高めようと呼びかけるわけだが……これまた「俗説」となる。

 森林整備と言えば、植林や下草刈り、間伐などを林業的な作業を指すことが多い。しかしそれが「緑のダム」を強める効果につながるだろうか。

 森林整備の名の元に、林内に道を伸ばし車両などを入れると、森林土壌がえぐれて斜面が傷つくことも増える。昨今、進めている主伐(という名の皆伐)は森をなくしてしまうのだから、雨が降れば土壌を流し去ってしまいかねない。むしろ逆効果だ。間伐で地表を明るくし草を生やす効果もあるが、それは治水機能とは別の役割だろう。

 ときには落葉樹を植えたら落葉が土壌をつくる……という意見もある。だが腐葉土では地表水に流されるし、落葉が分解して土壌になるのは100年で数ミリの単位だ。目先の森林整備で土壌がすぐに分厚くなることは望めない。

 何より土壌とは、長い時間の間に基盤の岩が地球的な活動(造山運動や地震、地熱、水の浸透……)によって風化してつくられるものであり、人為的に操作できるものではない。当然、土壌の間隙のサイズを変えたり量を増やしたりすることなどできないのだ。

 結論としては、「緑のダム」を軽んじてはいけないが、同時に万能でもないし、また人が手を加えて機能を強化することなど無理だということだろう。ただし「緑のダム」を壊すのは、ある意味たやすい。人は、長い年月をかけて築き上げてきた森林と土壌の相互作用をなるべく壊さないようにするべきだろう。

田中淳夫 森林ジャーナリスト

日本唯一にして日本一の森林ジャーナリスト。自然の象徴としての「森林」から人間社会を眺めたら新たな視点を得られるのではないか、という思いで執筆活動を展開。森林、林業、そして山村をメインフィールドにしつつ、農業・水産業など一次産業、そして自然界と科学(主に生物系)研究の現場を扱う。自然だけではなく、人だけでもない、両者の交わるところに真の社会が見えてくる。著書に『鹿と日本人 野生との共生1000年の知恵』(築地書館)『森は怪しいワンダーランド』『絶望の林業』(新泉社)など多数。Yahoo!ブックストアに『ゴルフ場に自然はあるか? つくられた「里山」の真実』あり。

2514とはずがたり:2019/11/19(火) 19:41:36
>ウイルス性家畜伝染病であるアフリカ豚コレラは人には感染しないが、感染豚の突然死、高熱と出血性病変が特徴だ。日本で発生している豚コレラと異なり、有効なワクチンはなく、感染経路はダニ、感染豚の非加熱製品を残渣(ざんさ)とする餌、感染した野生動物の侵入・排せつ物など多岐にわたる。
なんと,アフリカ豚コレラと豚コレラは違うのか!

米山さんはこう↓云ってるけど,防疫体制で優位さを発揮できれば,日本の田舎も一旦FTAで潰滅しても中国の食糧基地として再生できる可能性があるのかも。

https://twitter.com/RyuichiYoneyama/status/1196575443119296512
>アフリカ豚コレラで恐らく世界の畜産市場は一気に逼迫します。それ故日米FTAが結ばれても国内畜産にそれほどの影響はない可能性もありますが時間差で国内畜産壊滅後に世界の食肉価格が暴騰する可能性も否定できません。米国追従で国内産業保護に無関心な政権に危機感を覚えます

そのイデオロギックさに辟易せざるを得ない農業経済学者は田圃は一旦耕作放棄すると雑草が生えて田圃に戻すのは難しいから米を輸入するなと云うけど,養豚なら一旦辞めて雑草生えても大丈夫やろ!

豚肉が不足する中国の爆買い 世界の食肉市場を翻弄=三石誠司
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20191126/se1/00m/020/049000c
2019年11月18日

世界中で食肉価格が上昇している。FAO(国連食糧農業機関)の世界食肉価格指数(2002年から04年の平均が100)は18年10月の166・3から、今年10月には182・7に到達した。1年で16ポイント(10%)も上昇したことになる。 特集:食肉大争奪https://weekly-economist.mainichi.jp/%E9%A3%9F%E8%82%89%E5%A4%A7%E4%BA%89%E5%A5%AA/

 食肉価格高騰の背景は、経済成長による生活水準の向上もあるが、今回はアフリカ豚コレラの影響による国内需給の逼迫(ひっぱく)が大きい。

 ウイルス性家畜伝染病であるアフリカ豚コレラは人には感染しないが、感染豚の突然死、高熱と出血性病変が特徴だ。日本で発生している豚コレラと異なり、有効なワクチンはなく、感染経路はダニ、感染豚の非加熱製品を残渣(ざんさ)とする餌、感染した野生動物の侵入・排せつ物など多岐にわたる。農林水産省によれば、05年以降に発生した地域は、欧州19カ国、アフリカ29カ国、アジア11カ国にのぼる。中でも最大の懸念が中国での感染爆発だ。

 中国では18年8月3日に1例目が確認されて以降、急速に感染が拡大。その結果、世界最大の豚肉生産・消費国である中国の動向は、世界の食肉貿易にも影響を与えている。米中貿易戦争が注目を浴びる背後で豚肉をめぐる環境が大きく変化しつつある。

人間はさまざまな肉を食べるが、現代社会では牛・豚・鶏が中心である。これら3種の食肉の年間生産量合計は約2億7000万トン(19年、米農務省資料、以下数字は同)。その内訳は豚肉が39・7%、鶏肉が37・3%、牛肉が23・0%。この順番は長年不動だったが、ついに2020年、鶏肉が豚肉を上回りそうだ(図3)。

 健康志向による豚肉や鶏肉など白肉人気(赤肉は牛肉・羊肉)もあるが、これに拍車をかけたのがアフリカ豚コレラによる豚肉生産の大幅減少である。

 とくに世界の豚肉生産量の約半分(17年で48・6%)を占める中国の影響が大きい。

 中国の豚肉生産量は18年に5404万トン、全食肉生産の74・9%を占めていたが、これが20年には同3475万トンと、1929万トンも減少する見込みである(図2)。中国の豚の飼養頭数は16年時点で、4億5112万頭と世界の養豚の半分弱を占めていた。しかし、米農務省は20年に2億7500万頭まで激減すると予測している。

 この減少にどう対応するか。中国の牛肉需要は年600万トン強とあまり動いていない。鶏肉の生産は18年から20年にかけて年410万トン増加する見込みだが、豚肉の減少分(1929万トン)を補うには圧倒的に不足している。

 残された唯一の手段は、国際市場からの豚肉輸入である。既に中国が本格的に市場参入したことで国際食肉貿易は大きな影響を生じつつある。

豚肉輸入の上位に日中

 だが、豚肉の国際貿易数量は年間1000万トンに過ぎない。輸入の上位3カ国は、中国、日本、メキシコだ。なかでも国内生産を重視する中国は、大豆など油糧種子以外の農産物輸入は可能な限り避けてきた。豚肉も例外ではなく、国内の生産動向で多少の変動はあるが、厳格な国の管理の上、おおむね中国の豚肉輸入は年150万トン前後で推移してきた。

2515とはずがたり:2019/11/19(火) 19:42:00
>>25114
 ところが、18年のアフリカ豚コレラ・ショック発生以来、中国の豚肉輸入は急増し、今年10月時点の米農務省の見通しでは19年に260万トン、20年は350万トンと史上最高水準に達する見込みである。

 これが国際市場にいかに大きな影響を与えるか。日本の豚肉生産・輸入量と比較してみよう。

 日本の生産量は18年で128万トン、輸入量は135万トン(食料需給表ベース)。一方でアフリカ豚コレラ・ショック発生以前の中国の国内豚肉需要は約5600万トンで、このうち輸入は約150万トンに過ぎず、97%が国産であった。これが20年の生産量見通しが3475万トンとなると、前述した通り約2000万トンが不足する。日本の豚肉輸入量の約15年分である。

 牛肉需要がそれほど増えない中では、仮に鶏肉生産量が年200万トンペースで増えたとしても、国内の豚肉生産が完全に回復しない限り、5年後でもまだ1000万トン不足する。アフリカ豚コレラの猛威が長引けば、それ以上の不足となる。言い換えれば、この数量プラスアルファが今後の中国の豚肉潜在輸入量になる。

 周知のように現在、中国は米国との貿易戦争の真っただ中にある。農産物では、米国産大豆の輸入についてブラジルなど他産地からの輸入で対応していたが、アフリカ豚コレラの発生により、国内飼料需要が減少しただけでなく、大量の豚肉輸入が火急の課題となってきた。そのため、自国産品の大量購入「確約」を迫る米国に対し、市場の需給に応じた自由裁量を主張する中国という形で奇妙な構図が出現している。資本主義の米国が政府介入を、共産主義の中国が自由貿易を主張しているというわけだ。

 こうした状況が、世界の豚肉貿易にどう影響するか。

表はこちら
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2019/11/14/20191114se100m020015000q/0.pdf?1
(注)2020年は予想 (出所)米農務省資料より筆者作成

 豚肉の輸出入に関わる主要な国は、実はそれほど多くない。世界の豚肉輸出1000万トン(米農務省の20年見通し)のうち、EU(欧州連合)390万トン、米国331万トン、カナダ130万トン、ブラジル105万トンで、この4カ国で956万トンと見込まれている。

 これに対し豚肉輸入国は、中国350万トン、日本151万トン、メキシコ128万トン、韓国70万トンと上位4カ国で700万トンを占める。

 つまり、増加した豚肉需要を中国が輸入で満たす場合、EU、米国、カナダ、ブラジルで確保するのが最も効率が良い。現実的にはこれら各国からの買い付け状況を踏まえつつ、メキシコやチリ、ロシア、豪州など小規模輸出国からの輸入や、牛肉、羊肉など、豚肉と代替可能な他の肉を可能な限り買い付け、少しでも不足分を手当てするしかない。

 中長期的には人工肉(植物由来肉や培養肉)など科学技術を活用して他国からの輸入依存を少しでも軽減する形へシフトする結果、人工肉への関心や研究開発、投資が急増する──という流れが見え始めている。

 世界における豚肉の総輸出量1000万トンという市場で、突如として2000万トン以上の追加潜在需要を持つ中国が国際市場で動き始めたという現実は非常に重い。年5000万トン以上の豚肉需要を持つ中国から見れば、日本の輸入数量はわずか3%に過ぎない。中国の爆食の前には、日本産豚肉が輸出にまわるのか、という懸念よりも全ての豚肉がのみ込まれる可能性の方が現実味を帯びる。

根こそぎさらう中国

 需給が逼迫(ひっぱく)して価格が高騰すれば需要減少(レイショニング)が起きる。米農務省は18年から20年にかけて中国の豚肉需要が5540万トンから3815万トン、つまり1725万トンの需要減少が起こると見込んでいる。だが、それが現実化してマーケットが落ち着くまでは、豚肉とその代替品をめぐる熾烈(しれつ)な競争が継続する可能性が高い。とくに良質の豚肉を生産している国や、小規模な輸出を継続していた国は輸出対象分を根こそぎさらわれる可能性がある。

 既に必要量の豚肉の半数を輸入に依存する形でグローバル化した日本も、いまのところは豚肉価格が比較的落ち着いているが、今後はこうした状況に少なからぬ影響を受けることは間違いないだろう。

 こうした状況のなか、世界の食肉最大手のJBSや米国の豚肉生産大手のタイソンフーズ社は、米国では一般的だったが、これまで中国で禁止されていた豚のホルモン剤使用をやめることを公表している。これは中国市場への本格的輸出整備が整ったということに他ならない。

(三石誠司・宮城大学教授)

2516とはずがたり:2019/11/19(火) 19:45:20

アフリカ豚コレラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%95%E3%83%AA%E3%82%AB%E8%B1%9A%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%A9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

アフリカ豚コレラ(アフリカとんコレラ、African swine fever)とはアフリカ豚コレラウイルス感染によるブタの熱性伝染病。臨床症状および病理所見は豚コレラと類似する。家畜伝染病予防法における家畜伝染病であり、海外悪性伝染病防疫要領においては海外悪性伝染病の一つである。法定伝染病である。ブタ及びイノシシに特有の病気でありヒトには感染しない。日本においては、家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられている[1]。

原因
African swine fever infected macrophage.jpg

アフリカ豚コレラは二本鎖 DNA をゲノムに持つアスファウイルス科アスファウイルス属のアフリカ豚コレラウイルス (Asfarviridae Asfivirus) の感染を原因とする。宿主はブタとイノシシであるが、イボイノシシ、ヤブイノシシ、カワイノシシでは一般に不顕性感染を示す。本ウイルスの感染細胞は赤血球を吸着し、細胞質内封入体が観察される。

疫学

1912年、ケニアでの発生が最初の報告である。アフリカ大陸のサハラ砂漠以南およびイタリアのサルデーニャ島で常在している。イボイノシシではダニの媒介なしに感染環は成立しないが、ブタでは経口、経鼻、ダニによる吸血による感染が起こる。また、ブタは感受性が高く、ブタからブタへの感染が成立する。 アフリカではダニの間でアフリカ豚コレラウイルスが保有され、ブタに感染する。イタリアではダニを媒介して豚から豚に感染する。

また、アフリカ豚コレラウイルスは豚肉に 3 - 6 ヶ月間残存し、冷凍豚肉で 110 日間以上、スペイン産生ハムで 140 日間以上、燻製や塩漬のハム等で 300 日間以上にわたり活性を保つとの報告があり、汚染された豚肉や豚肉加工品が他のブタ等への感染源となりうる[2]。

ヨーロッパを超え、2007年11月からロシア、2018年8月には中国でも初めてアフリカ豚コレラの発生が確認[3]。2019年現在、北朝鮮にも拡大しており、韓国では感染した野生のイノシシが非武装地帯を越えて侵入しないよう注視していたが[4]、9月17日、軍事境界線に近い京畿道坡州市の養豚場で初めて感染が確認された。

日本国外では、59か国・地域で確認され、サハラ砂漠以南のアフリカ、東ヨーロッパ、ロシアのほかアジアでも拡大している[5]。

日本での発生の報告はない。2018年10月1日に北京から新千歳空港に到着した旅客の携帯品の豚肉ソーセージ(1.5kg)について遺伝子検査(PCR)を実施したところ陽性の結果が出たため改めて水際対策を徹底している[6]。日本は本病の清浄国であるが、アフリカでは常在的に、ロシア及び中国やその周辺諸国でも発生が確認されているため、今後とも、海外からの侵入に対する警戒を実施し、発生予防に努めることが重要である[1]。



治療

治療法はない。

予防
ワクチンは実用化されておらず、対策としては摘発淘汰が最も一般的である。

ASF(アフリカ豚コレラ)について
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/asf.html
更新日:令和元年11月18日
担当:消費・安全局動物衛生課

2517とはずがたり:2019/11/19(火) 19:54:47

swine feverのswineは<集>豚・猪とのこと。豚熱ってことか。

で,豚コレラウイルスとは別に豚コレラ菌もあるそうなw

豚コレラ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%9A%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%A9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

豚コレラ(とんコレラ、英: classical swine fever、CSF、hog cholera)は、フラビウイルス科ペスチウイルス属によるブタのウイルス性疾病であり、症状はコレラとは異なる。ブタ及びイノシシに特有の病気であり、ヒトには感染することはない[1][2][3]。豚コレラという病名は、1800年代に米国で初めて発生が確認された際に、同地域において、ヒトのコレラが流行していたことから、関連は判然としないまま hog cholera と命名されたことに由来しており、我が国ではこれを直訳した豚コレラという名称が使われている。科学的には、ウイルスによって起こる豚コレラは細菌で起こるヒトのコレラとは何ら無関係である[4]。

2019年11月11日、日本の江藤拓農林水産相は、「豚コレラ」の呼称を、英語名の「CSF(クラシカル・スワイン・フィーバー)」に変更すると明らかにした。無関係なヒトのコレラを想起させるとして、名称の見直しを求める声が発生県などから上がっていたという[5]。農林水産省のHPでは11月12日付で「豚コレラ及びアフリカ豚コレラの名称変更について 」という発表を掲載した[4]。

原因

コレラ菌やブタコレラ菌ではなく、豚コレラウイルスにより起こる。ブタ、イノシシに感染し、ヒトには感染しない[4]。ヒトが、豚コレラにかかったブタの肉を食べても感染することはない[4]。

なお、ブタコレラ菌 (Salmonella enterica serovar Choleraesuis )はサルモネラの一種で、ヒト、ブタ、いずれにも感染し、豚コレラではなくサルモネラ症を起こす。

防疫

現在はアジアを中心に発生[1]。日本では家畜伝染病予防法において法定伝染病に指定されており、対象動物はブタ、イノシシ。日本では生ワクチンの使用が限定的に認められていたが、2006年3月にワクチン接種を完全に中止して、摘発淘汰を基本とした防疫体制となり、2007年4月1日より国際獣疫事務局(OIE)の規約に基づき、日本は豚コレラ清浄国となった[8]。しかし2018年9月以降は、岐阜県岐阜市からの疑似患畜により、ワクチン接種の再開と感染国に戻っている(後述参照)。

2019年(令和元年)9月14日時点では、愛知県・長野県・滋賀県・大阪府・三重県・埼玉県の養豚場に感染範囲を拡大しており、養豚場を消毒の上に検査において陽性豚については殺処分が行われている[12][13][14]。後述の通り、野生イノシシでの感染が継続して報告されており、農林水産省は2019年(平成31年)2月22日の報道発表資料で、野生イノシシに対して餌ワクチンを設置する方針を発表した[15]。

ただし、飼育豚に対してワクチンを使用すると、「清浄国」への復帰に時間がかかるため、農林水産省は慎重な姿勢を示している。また、日本国政府の調査チームは、岐阜県で全養豚場に対して飼養衛生管理基準順守の指導を進めており、愛知県でも実施する意向を示している[16][17]。同月26日には岐阜県・愛知県以外の7府県37農場対しても発生予防および蔓延策が出され、経営再建支援が制限区域外の農家にも出ている[18]。

CSF(豚コレラ)について
http://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/index.html
更新日:令和元年11月19日
担当:消費・安全局動物衛生課

豚コレラウイルス
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%9A%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

自然宿主はブタおよびイノシシであるが、実験的にヒツジ、ヤギ、ウサギに感染する。豚および猪に豚コレラを引き起こす。豚コレラウイルスの侵入門戸は扁桃。

ワクチン接種のデメリット
http://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/eisei/usibuta_sippei/30/attach/pdf/index-10.pdf

資料62ワクチン接種のデメリット※ワクチンを接種した豚群においても、全ての豚が十分な抗体を得るとは限らないことから、野外ウイルスの侵入を許す可能性、また侵入時の感染豚の発見を困難にする。

2518とはずがたり:2020/01/11(土) 17:59:00
>トランプ米政権は、中国が向こう2年間に米国から農産物を400億ドルないし500億ドル分購入し、中でも大豆の購入を大幅に増やすだろうと主張している。

>大豆は、ほとんどが家畜の飼料か植物油に加工される。貿易紛争が始まる前の段階で、大豆は中国に輸出される米農産品の約60%を占めていた。中国のコンサルタント会社JCIによると、400億ドルの目標を達成するには、中国が過去最大量を約3分の1も上回る規模で米国産農産物を買う必要がある。

>ラボリサーチの推計によると、アフリカ豚コレラ(ASF)の影響で、大豆を飼料とする中国の豚は半減した。

>米国農家自身も問題を抱えている。貿易戦争への懸念に加え、悪天候により大豆の生育期が短縮したため、今年の生産量は前シーズンを約20%下回った。

2020年1月11日 / 08:13 / 10時間前更新
コラム:米国産大豆の対中輸出、トランプ氏の夢「大幅増」は幻か
https://jp.reuters.com/article/china-us-soy-breakingviews-idJPKBN1Z80E6?taid=5e198c59ceb08f000129e9c6&amp;utm_campaign=trueAnthem:+Trending+Content&amp;utm_medium=trueAnthem&amp;utm_source=twitter
Anna Szymanski
2 分で読む

[ニューヨーク 8日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 大豆が脚光を浴びている。トランプ米政権は、中国が向こう2年間に米国から農産物を400億ドルないし500億ドル分購入し、中でも大豆の購入を大幅に増やすだろうと主張している。貿易紛争により、米国の農家にとって巨大な輸出市場だった中国の市場は縮小した。しかし、米国が世界貿易機関(WTO)との輸入枠規制を巡る交渉でうまく立ち回れたとしても、米国農家にはいくつかの問題点が残るだろう。

大豆は、ほとんどが家畜の飼料か植物油に加工される。貿易紛争が始まる前の段階で、大豆は中国に輸出される米農産品の約60%を占めていた。中国のコンサルタント会社JCIによると、400億ドルの目標を達成するには、中国が過去最大量を約3分の1も上回る規模で米国産農産物を買う必要がある。

しかし、ラボリサーチの推計によると、アフリカ豚コレラ(ASF)の影響で、大豆を飼料とする中国の豚は半減した。アグロコンサルトによると、中国の大豆購入量は2018―19年シーズンから約4%持ち直す見通しだが、ASFの感染拡大が始まる前の水準には届かないとみられている。

米国農家自身も問題を抱えている。貿易戦争への懸念に加え、悪天候により大豆の生育期が短縮したため、今年の生産量は前シーズンを約20%下回った。アグロコンサルトによると、中国に輸出できる量の上限は約2700万トンと、JCIが推計する目標量を40%下回る見通しだ。

最後にブラジルの存在がある。大豆生産で世界トップに躍り出る見通しの同国は、米中貿易摩擦に便乗して大半の大豆を中国に輸出し始めた。ブラジル産大豆の収穫量は米国産を約25%上回る見通しとなっている。

また、ブラジルの通貨レアルは、政策金利の引き下げと中南米の政情不安を背景に下落し、昨年は高値から約15%下がった。その後、底値からは持ち直したが、ブラジル農家の競争優位は保たれている。

こうして新たな通商パターンが根付いた今、米国の農家が中国から大量の需要を引きつけようとしても苦労する可能性がある。先行きが不透明なだけに、なおさらだ。米国農家としても、自分たちの大豆をまとめて何とかして中国に売り付けたいとは、もう思わないかもしれない。

●背景となるニュース

*トランプ米大統領は昨年12月31日、米国が米中貿易協議の「第1段階」合意に1月15日に署名すると述べた。合意の一環として、中国は今後2年間に米国からの農産物輸入を増やし、貿易紛争前の年240億ドルに対して同400億―500億ドルとする構えだ。

*ブラジルの中国向け農産物輸出は2018年、前年の266億ドルから354億ドルに増えた。米国産農産物の中国向け輸出はこの間、240億ドルから132億ドルに減った。中国はブラジルにとって最大の輸出相手国。米農務省は2日、ブラジルが米国を抜いて世界最大の大豆生産国になるとの見通しを示した。


(筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)

2519とはずがたり:2020/01/14(火) 15:24:15

田中淳夫『絶望の林業』を読む。商店街同様,相変わらずの経済効率性無視のばらまき補助金には怒りを禁じ得ない所である。全廃して将来的にベーシックインカムの財源にした方が良さそう。また公共事業同様の土地登記の杜撰さによる問題が根深い。

また零細漁船で外国に対抗し得なくなっている漁業の問題と同じく製材業が諸外国と太刀打ち出来ないのはスケールメリットがない零細業者がやってて碌な機械を入れられてない面にある様だ。これは中小零細保護がブラック企業の温存と無能経営者が贅沢に暮らす日本の宿痾と共通する。

要するに全部繋がっているのである。これでは生産性は上がらないし不足する労働資源も活用できない。衰退する国家ニッポンの問題点である。

2520荷主研究者:2020/03/14(土) 20:47:37

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/397367?rct=n_hokkaido
2020年02/28 05:00 北海道新聞
中国からの輸入激減 タマネギ一時90%減 道産切り替えの可能性 新型肺炎

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主に加工向けに使われる中国産タマネギの輸入量が大きく減っている。主産地の山東省などで人手が集まらず出荷が遅れたことで、今月前半には前年同期比で約90%落ち込んだ。国内の食品会社などは在庫でしのいでいるが、輸入減が続けば全国のタマネギ生産量の6割を占める道内産に切り替える動きも出てきそうだ。

 中国産のタマネギは、人件費の安い現地で皮がむかれ、パック詰めされた状態で輸入され、冷凍食品やレトルトカレーなどに使われるほか、外食用でも重宝される。国内で流通するタマネギの2割は輸入品で、その大半を中国産が占める。

 農林水産省の植物検疫統計によると、中国からのタマネギ輸入量は今月2〜8日に前年同期比89%減、9〜15日には8%減った。東京の輸入業者などによると、山東省などの一部加工場で春節(旧正月)休暇明けの2月上旬から皮むきをする従業員が集まらず、出荷できなくなったという。新型コロナウイルス対策で鉄道やバスが止まり帰省先から戻れなかったり、感染を恐れて出社しなかったりするケースが相次いだ。

 現在は操業が再開しつつあり、「出荷は平年の8割まで戻った」(タマネギ卸業者)というが、感染拡大に歯止めがかからない中で正常化のめどはたたない。

 食品メーカーや外食チェーンは在庫があり、現時点で目立った混乱は起きていない。ドレッシングなどをつくるキユーピー(東京)は「2カ月分の中国産野菜を確保している」と話す。

 ただ、牛丼で中国産タマネギを使う吉野家ホールディングス(同)は「中国産の仕入れが難しくなれば国産への切り替えも選択肢になる」。ホクレンの担当者は「中国産が足りなくなったときに道産タマネギを安定して供給できる体制を整えたい」と話している。(長谷川裕紀)

2521荷主研究者:2020/03/14(土) 21:12:26

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/743465.html
2020/3/5 19:00 静岡新聞
焼津港、19年の水揚げ額日本一 4年連続

 焼津市の焼津港(小川港含む)の2019年の水揚げ額は449億円(税込み、暫定値)で、前年比33億円減となったものの、全国主要漁港の中で4年連続で最高だった。中野弘道市長が4日、市議会2月定例会で池谷和正氏(凌雲の会)の代表質問に明らかにした。

 海外まき網船や遠洋カツオ一本釣り船などカツオの水揚げが好調だった。水揚げ量は前年比1%増の計17万2千トン。一方、近海のゴマサバ漁は極度の不振だった。市は魚種別や漁業別の詳細について集計中としている。

 焼津市の水揚げ量は全国2位の北海道・釧路漁港とほぼ同量。1位は千葉・銚子漁港の28万トンだった。水揚げ額の2位は福岡漁港の406億8千万円。

 中野市長は「引き続き、船主訪問や外地船誘致活動を実施し、安定した水揚げ確保に努める」と述べた。市内ではゴマサバのほか、大井川港のサクラエビ漁も記録的な不漁だった。中野市長は「県や関係者と連携し、新たな支援策を検討していく」と強調した。

2522とはずがたり:2020/04/02(木) 17:53:11
新型コロナに続き「世界的食料危機」の恐れ、国連とWTOが警告
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3276744.html
2020/04/02 14:39AFPBB News
(AFPBB News)

【AFP=時事】現在進行中の新型コロナウイルス危機に当局が適切に対応できなければ、世界的な食料不足が発生する恐れがあると、国連専門機関の国連食糧農業機関と世界保健機関、関連機関の世界貿易機関の3機関のトップが1日、警告した。

 世界の多くの政府がウイルス拡散を遅らせるためロックダウン(都市封鎖)に踏み切ったが、これにより国際貿易と食料品のサプライチェーンに深刻な影響が出ている。

 多くの国で、ロックダウンの対象となった都市の住民がパニック買いに走り、スーパーマーケットの陳列棚が空になった。これは食料品のサプライチェーンの脆弱(ぜいじゃく)さを示している。

 FAOの屈冬玉事務局長、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイェスス事務局長、WTOのロベルト・アゼベド事務局長は連名で共同声明を出し、「食料品の入手可能性への懸念から輸出制限のうねりが起きて国際市場で食料品不足が起きかねない」と述べた。

 これは根拠のない脅しではない。2007年の世界金融危機後には、コメの生産国であるインドとベトナムがコメの国内価格の上昇を避けようと輸出を規制した結果、コメの国際価格が急騰して一部の発展途上国で暴動が起きた。

 ロシアは、小麦の国内価格の上昇を防ぐためすでに備蓄の放出に踏み切り、輸出規制も検討している。3機関の警告はロシアを念頭に置いている可能性がある。

■労働者を集められない! 農業混乱の恐れ

 より長期的には、封鎖命令と人の移動制限によって農業労働者の確保や食料品の市場への出荷が不可能になり、農業生産が混乱するリスクがある。

 速やかに打開策を見いださない限り、米国ではメキシコからの季節的農業労働者の不足で多くの作物の生産がリスクにさらされる。西欧でも北アフリカと東欧からの労働者の不在により、同様の結果を招きかねない。

 FAOのシニアエコノミスト、アブドルレザ・アッバシアン氏は、AFPの電話インタビューで、「この危機は始まったばかりだ」と話し、生産よりもむしろ輸送やロジスティクスの問題だと述べ、人口と輸出国としての役割の大きさから、先月25日から全土で3週間のロックダウンに入ったインドの状況が鍵を握るとの見方を示した。

 FAO、WHO、WTOの事務局長らは、食料品のサプライチェーンに直接関わる人とそれ以外の人両方の健康を守り、食料品のサプライチェーンを維持する上で、食料の生産・加工・流通に携わる労働者を保護する必要があると強調した。

 イタリアとフランスでは、スーパーマーケットのレジ係が新型コロナウイルスに感染した例もあり、一部の労働者は感染予防措置や防護具が不十分だとして職場を放棄。米国でも、高級スーパーのホールフーズ・マーケットで職場放棄が起きた。

 FAO、WHO、WTOは、新型コロナウイルス対応策が引き起こす食料品不足を避けるには協力することが必要だと訴えた。 【翻訳編集】AFPBB News

2523チバQ:2020/05/31(日) 14:08:33
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-200530X037.html
現職中家氏が立候補=JA全中会長選
2020/05/30 11:20時事通信

 JA和歌山中央会は30日、同会会長で全国農業協同組合中央会(JA全中)会長を務める中家徹氏(70)が、次期JA全中会長選挙へ再選を目指して立候補すると発表した。7月3日開票で、任期は3年。

 中家氏の任期満了に伴う選挙で、立候補の受付期間は6月4日から12日。全国の農協組合長ら約250人による投票を行う。8月の総会を経て就任する。既にJA徳島中央会の中西庄次郎会長(69)が立候補することが分かっている。

 中家氏は「新型コロナウイルスは農業やJAグループに甚大な被害をもたらしている。会長としての3年間で培ったものを総動員し、ピンチをチャンスに変えられるよう取り組む」との談話を発表した。

2524とはずがたり:2020/05/31(日) 19:25:16
キノコ栽培キット、コロナ特需 人気で品薄続く 外出自粛が追い風 群馬・桐生
2020/05/31 09:54毎日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/business/mainichi-20200531k0000m040048000c.html

 キノコの種菌を生産販売する森産業(群馬県桐生市西久方町)の「栽培キット」が好評だ。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため家で過ごす時間が増えたことが思わぬ好影響をもたらした格好。注文が相次ぎ「品薄状態」という。【大澤孝二】

 販路を拡大しようと同社がシイタケやキクラゲ、ナメタケ、エリンギなどキノコの「栽培キット」のネット販売を始めたのは1999年。固形のおがくずに種菌を埋め込んだ商品で、冷暗所などに置いて朝晩水やりをすれば約10日で50個ほどのキノコが収穫できる。手軽に栽培できる商品として、もともと根強い人気はある。

 それが爆発的に売れている。

 きっかけは、ネット交流サービスのSNS。販路拡大を目的に、成長が早いキノコが、隙間なく、みるみる育っていく姿を公開したところ話題となり、注文が相次いだ。

 例年の販売数は年間6万セットほどだが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため「外出自粛」となった4?5月は、シイタケだけで4万7000セット以上が売れた。前年同月比で10倍以上の売り上げで、現在、品薄状態が続いているという。

 栽培した種菌を農家やJAなどに販売して今年で創業80年になるが、こんなことは初めて。同社の津久井壮介さんは「今はシイタケとキクラゲの2種類だが、秋からはシメジやエノキ、エリンギなど、種類が増えるので、ぜひ育ててみてほしい」と笑顔だった。

2525とはずがたり:2020/05/31(日) 19:56:33
育ててる。
やっと名前判明!

ウンベラータは落葉や黄変も大丈夫!夏の成長速度をなめるな
投稿日:2014年9月15日
https://kakublog.jp/interior/umbellata/

2526とはずがたり:2020/06/04(木) 09:58:55
中国、米産大豆の購入停止へ 香港優遇撤廃に対抗―ロイター報道
2020年06月01日22時05分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020060100982&amp;g=int

 【北京時事】ロイター通信は1日、関係筋の話として、中国が国有企業に対し、米国産の大豆と豚肉の購入を停止するよう求めたと伝えた。中国による香港への国家安全法導入をめぐり、トランプ米大統領が香港に対する優遇措置の撤廃を表明したことへの対抗策としている。
 中国はトウモロコシと綿花の購入も保留。米国が追加的な措置を取った場合、購入停止の対象を広げることもあり得るという。米中間の緊張状態がさらに高まる可能性もある。

2527とはずがたり:2020/06/05(金) 00:52:13

大豆
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1606/pdf/1606_03.pdf

世界生産量ランキング

1.アメリカ 106.934千t
2.ブラジル 100,000千t
3.アルゼンチン 59,000千t
4.中国 11,800千t
5.パラグアイ 7,500千t
6.インド 7,500千t
7.カナダ 6,235千t
8.ウクライナ 3,932千t
9.ウルグアイ 3,110千t

18.日本 232千t

世界消費量ランキング
1.中国 95,250千t
2.アメリカ 54,425千t
3.アルゼンチン 50,050千t
4.ブラジル 43,000千t
5.EU 15,320千t
6.インド 7,850千t
7.ロシア 4,550千t
8.メキシコ 4,290千t
9.パラグアイ 4,140千t
10.日本 3,095千t


ブラジルを世界有数の産地に変えた日本

1973年、アメリカの大豆輸出規制により、ほとんどをアメリカに頼っていた日本では豆腐の価格が高騰。
買い占め騒動まで起きます。そこで、輸入国の多角化を模索した田中角栄首相(当時)が着目したのがブラジルでした。
同国の内陸部には「セラード」という熱帯サバンナが広がっています。
日本国土の5倍以上の広さがありながら、不毛の大地とされていたセラードで日本とブラジルの共同事業が始まったのが1979年です。
さっそく事業計画や資金、技術の面で協力すると、700戸以上の農家が入植し、開拓。
その結果、セラード産の大豆は総生産量の6割以上までになりました。
このブラジルでの大豆生産の拡大は世界の食料需給に大きく貢献しています。
(話:清水純一農林水産省農林水産政策研究所上席主任研究官)


日本の大豆

■大豆の需要量と国産大豆の用途

日本の大豆の需要量 食用94万t30% 油糧用199万t65% その他16万t5%

食用大豆の国産・輸入割合 国産23万t24% 輸入72万t76%

国産大豆の使用割合 豆腐12万t55% 納豆4万t18% その他6万t27%


■大豆生産量ランキング

1.北海道 84,800t
2.宮城 18,200t
3.佐賀 14,900t
4.福岡 12,100t
5.秋田 11,600t
6.新潟 10,200t
7.富山 9,960t
8.滋賀 9.810t
9.山形 7.090t


2528とはずがたり:2020/06/09(火) 16:32:50
日本三大和牛の近江牛なくなるかも…農家悲痛「明日つぶれる」 飲食休業の余波で赤字続き
2020/06/09 11:00京都新聞
https://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/business/kyoto_np-20200609100833.html

 日本三大和牛の近江牛を肥育する滋賀県内の農家や卸業者が、新型コロナウイルスの影響を受け、窮地に立たされている。国内外の飲食店が休業し、需要が激減したためだ。枝肉の販売価格が出荷までのコストを大きく下回り、廃業を考える農家も出てきた。国や自治体は補助制度を設けるが、助成の条件は厳しく、農家らは「このままでは近江牛生産の存続は難しい」と危機感を募らせている。

 近江八幡市と東近江市にまたがる大中の湖干拓地は、肉用牛約6千頭が肥育される一大産地。約480頭を飼育する近江八幡市の鈴木牧場では毎月、生後約2年半の5頭前後を出荷する。鈴木睦雄さん(65)は「例年、企業の歓送迎会などで飲食店からの需要が高まる春は、枝肉の価格が上がるが、今年は下がった。赤字が続き、経営が厳しい」と話す。

 JAグリーン近江畜産事業部によると、近江牛1キロ当たりの取引価格は平均2600円前後。近年は外国人観光客が増え、飲食店の繁忙期は3千円を超えることもあった。ウイルス感染が拡大した2月以降、観光客が激減。緊急事態宣言を受け休業する飲食店が増えた4月下旬は、1500円台にまで下がった。4月以降、一月の収入が例年の4割減となり、廃業の危機に直面している農家もあるという。

 国は肉用牛の生産者に対し、経営体質を強化する条件を満たせば1頭につき、2?5万円補助する制度を新設した。しかし、示された5条件は、畜舎環境の整備や、血液や肉質の分析など費用や時間がかかるものばかりだ。

 肥育用の牛を購入して育てる場合、1頭(約500キロ)を出荷するまでのコストは平均約130万円。販売価格が生産費を下回れば、赤字分の一部が補?(ほてん)される国の制度もあり、県や近江八幡市などが補助の上乗せを決めたが、入金までには1カ月以上かかる。多くの農家からは「支援はありがたいが、明日つぶれるかもしれない。迅速に補助してほしい」という声が聞かれる。

 影響は飲食店や卸業者にも及ぶ。同市の近江牛レストラン「ティファニー」も団体観光客のキャンセルが相次ぎ、売り上げは8割減。料理長の桂田真一さん(50)は「近江牛は特別な時に食べるもの。外出自粛や節約の空気が高まると影響は大きい」と話す。

 近江牛を国内外に卸す同市の「びわこフード」は3月から4月中旬、海外への輸出がぴたりと止まった。国内の飲食店からは、テークアウト用を中心とした発注はあるが、ロースやヘレなどの高級部位が余り、売り上げは3分の1以下に落ちた。びわこフードの専務の佐野智哉さん(34)は「先が見通せない。近江牛を守るため、ネットをもっと活用するなど、新たな売り方を考えないといけない」と模索を続ける。

2529とはずがたり:2020/06/21(日) 18:05:57
近江牛農家、コロナで苦境 「出荷しても赤字」「餌代で月2000万円」 滋賀
毎日新聞2020年6月21日 10時31分(最終更新 6月21日 11時35分)
https://mainichi.jp/articles/20200621/k00/00m/040/047000c

 日本3大和牛の一つ「近江牛」の農家が新型コロナウイルスの影響で深刻な打撃を受けている。世界的な外出自粛の影響で需要が落ち込み、「出荷しても赤字」の状態が続く。国の補助制度は十分と言えず、近江牛のブランド価値を高めようとする新たな動きも出てきた。

 「餌代だけで月2000万円以上かかる。経営は非常に苦しい」

 近江八幡市で最多の約1300頭を飼育する「亀井牧場グループ」の代表、亀井利次さん(64)は話す。近江牛は高級レストランやホテルなどで消費される傾向が強い。訪日観光客の激減や営業自粛のあおりで、枝肉相場は低迷が続いている。

近江牛生産枝肉共励会で開かれた競り。新型コロナウイルスの影響で例年より安値が付いた=滋賀県近江八幡市長光寺町の滋賀食肉センターで2020年6月15日午後1時2分、村瀬優子撮影
 JAグリーン近江によると、近江牛1キロ当たりの取引価格の平均は、昨年4月は2791円だったが、今年4月に1883円まで下落した。4〜6月の平均では前年比で1頭当たり約40万円減になるという。

 長男頌司(こうし)さん(37)によると、子牛を買い付けて育てる場合、購入費や餌代など、出荷までにかかる費用は約120万円。1頭500キロの枝肉にした場合、1キロ2400円の売値がついてやっと元が取れる。しかし、3月以降は1500円以下になることもあり、「毎月50頭ほど出荷しており、大きな痛手。長く飼い続けると死亡のリスクが高くなり、餌代もかかるので出荷せざるを得ない」と話す。

交付金に不満の声も
 「牛マルキンが助けてくれる」。亀井さん親子は当初そう考えていた。標準的な販売価格が生産費を下回った場合、差額の9割が交付金として支給される国の補助制度だ。しかし、4月に販売した牛1頭当たりの交付金は約23万円だった。利次さんは「1頭50万円ほどの赤字というのが実感で、算定方法に疑問がある。農家が一番頼りにしているのが牛マルキン。もっと交付してほしい」と訴える。支給されるのも6月下旬と、販売から2カ月近くかかるのも難点だ。

 国の持続化給付金にも申し込んだが、利次さんのような個人事業主への支給は最大100万円で、1カ月の餌代にもならない。「資金がいつまで持つか」。頭を抱えたが、日本政策金融公庫から1億円の緊急融資が受けられることになり、胸をなで下ろした。

 近江八幡市は農家の経営基盤の強化につなげようと、母牛の購入補助などの支援策を打ち出した。頌司さんも「繁殖に力を入れ、子牛の相場に左右されずに利益を出せるようにしたい」と話す。

ブランド力高める試みも
 一方、国内の販路拡大のためにもブランド力を高めようと、今月15日に市内で開かれた「近江牛生産枝肉共励会」では新たな試みを取り入れた。

 繁殖農家らが育てた高品質な近江牛の表彰などを目的に年2回開催しているが、うまみの指標とされる「オレイン酸」の測定を初めて導入。「滋賀県生まれ、滋賀県育ち」をPRするため、牛の血統を4代前までさかのぼって公表した。

 最優秀賞を受賞した東近江市の「田井中牧場」の枝肉には1キロ3501円の値が付き、田井中美香子さん(44)は「相場が低迷していたので思いがけない高値に驚いた。『近江牛』というブランドに甘えず、消費者にアピールする新たな方法を模索していく必要がある」と話した。【村瀬優子】

牛マルキン(肉用牛肥育経営安定交付金制度)
 標準的な販売価格が生産費を下回った場合、差額の9割が生産者に交付される制度。交付金のうち4分の3は国、4分の1は生産者の積立金から支出される。4月販売分では、滋賀県の黒毛和牛1頭の生産費は約124万円、販売価格は約98万円とされ、差額約26万円のうち約23万円が交付される。生産費は県単位、販売価格は近畿統一で算出され、実情が反映されていないとの指摘もある。

2530とはずがたり:2020/06/21(日) 18:26:16

里芋,長芋,茄子,茗荷,生姜,ネギ,ゴーヤ,胡瓜,枝豆,バジル,パセリ,甘藷,サニーレタス,ミニトマト,オクラと自宅勤務だし腹立たしい女房と顔突き合わせるだけでは引き合わないので色々植えてみたけど鶏は一寸ハードル高いなw

ヒヨドリの雛たちは無事今日巣立って云って心が熱くなったが,それでもひゃーひゃー遠隔業務中五月蠅かったし。。

https://twitter.com/ReutersJapan/status/1274620571519799299
エストニアで、ニワトリ飼育がブーム 外出制限で急増(字幕・17日)

エストニアでは外出が制限される中、ニワトリの飼育やレンタルがブームになっている(ナレーションなし)。

2531荷主研究者:2020/06/21(日) 22:01:16

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/756014.html
2020/4/11 08:12 静岡新聞
ミカン取扱量3割減 ひょう被害打撃で不作 JA19年販売終了

ひょう被害があり、苦しいシーズンだった=2019年11月、浜松市北区

静岡県内産ミカンの取扱量と平均単価(JA静岡経済連)

 2019年シーズンの静岡県内産ミカンの販売が終了した。JA静岡経済連によると、主産地の県西部で11月に発生したひょう被害が大打撃となり、取扱量は前年比3割減と記録的な不作となった。単価も振るわず、全体販売額は過去10年で最低となる見通しだ。

 「収穫直前のひょう被害で約半分が出荷できなくなった。自然相手とはいえ、こんなことは前代未聞だ」。浜松市北区三ケ日町のある生産者は厳しかった今シーズンをこう振り返った。

 経済連によると、3月末までの取扱量は前年最終比27・2%減の3万7127トン、1キロ当たり平均単価は5・5%高(15円高)の286円。全体の販売額は23・2%減の106億1832万円と大幅に落ち込んだ。

 19年シーズンは全県的に生産量が少ない裏年だったことに加え、局地的なひょう被害で果実が傷ついたり、出荷できなくなったりした。価格面では、本県産のシェアが高まる年明け以降に、他産地の出荷量が例年より多く、本県産の相場が想定よりも上がらなかった。

 ミカンは気象条件に影響されやすいだけに、地球温暖化や昨年の台風被害など毎年のように天候に振り回される事態に、生産現場は危機感を募らせているという。県内では高温に耐性のある品種の育成・普及などにも取り組んでいる最中。同経済連は「来シーズンは、さらに高品質で安定した出荷ができるよう指導を強化していきたい」(柑橘果樹課)と話す。

2532とはずがたり:2020/06/22(月) 17:57:43
東アフリカで大発生したサバクトビバッタの大群、ついにインドに侵入。モンスーン、サイクローンの影響でさらに増大すると、食糧危機加速の懸念も(RIEF)
2020-06-01 21:15:11
http://rief-jp.org/ct12/103073

2533とはずがたり:2020/06/24(水) 17:47:03
https://www.huffingtonpost.jp/entry/locust-outbreak-argentina_jp_5ef2fb65c5b6aa825ac90696?ncid=tweetlnkjphpmg00000001
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WORLD
2020年06月24日 17時07分 JST
4000万匹のバッタがアルゼンチンを南下 農作物を食べ尽くし、食料危機の懸念も
今後、周辺国のウルグアイやブラジルでも広がる恐れがあるといい、警戒感が広がっている。

アルゼンチン政府機関の職員が18日にツイッターに投稿した、同国北部のバッタの大群の様子=ツイッターから
朝日新聞社
アルゼンチン政府機関の職員が18日にツイッターに投稿した、同国北部のバッタの大群の様子=ツイッターから
4千万匹のバッタ、アルゼンチンを南下 農作物に被害


 南米アルゼンチンの政府機関は23日、バッタの大群が同国北部に押し寄せ、農作物に被害が出ていると発表した。地元紙によると、大群は4千万匹ほどで、1日で牛2千頭分、3万5千人分の食料に相当する農作物を食い荒らしているという。

 アルゼンチンの農畜産品衛生管理機構(SENASA)の発表によると、バッタの大群は隣国パラグアイで発生、その後アルゼンチン北部に侵入し、風に乗って南下を続けている。地元農業専門紙によると、大群の帯は長さ10キロ、幅8キロほどに及び、毎日100キロほど移動。キャッサバ、サトウキビ、トウモロコシなどを食い荒らしている。


 今後、周辺国のウルグアイやブラジルでも広がる恐れがあるといい、警戒感が広がっている。

 アフリカでも数千億匹とも言われるバッタが大量発生。収穫前の農作物を食べ尽くし、食料危機の懸念が高まっている。(サンパウロ=岡田玄)

(朝日新聞デジタル 2020年06月24日 14時26分)

2534とはずがたり:2020/06/24(水) 22:15:51
溶かした「農家の血税」は10億円、JA全中がシステム開発で痛恨のミス
ダイヤモンド編集部 千本木啓文:記者
https://diamond.jp/articles/-/240838
特集 農協の病根
2020.6.24 5:45 有料会員限定

全国の農協を牛耳ってきたJA全中が、JAグループ内で追及の矢面に立たされている。きっかけはITシステム開発の失敗だ。全中は10億円もの損失を穴埋めするための費用負担を農協などに求め、猛反発を受けているのだ。特集『農協の病根』(全8回)の#4では、全中の内部資料を基に巨額損失を生んだ原因を追及するとともに、トラブル発生後の情報隠匿の事実にも迫る。(ダイヤモンド編集部 千本木啓文)

制度疲労の農協中央会の
「無責任」と「隠蔽体質」
 農協組織のピラミッドの頂点に君臨してきたJA全中は、2014年の農協改革で農協の監査権限を剥奪され、解体の憂き目に遭った。

 それ以降、新たな「役割」を確立できずに迷走。若手職員の離職が相次ぐなど、危機にひんしている。

 そんな中で全中が、組織の制度疲労と限界を象徴する「大失敗」をやらかしていたことがダイヤモンド編集部の調べで分かった。農政運動の片手間でやっていた鳥取県の農協向けITシステム(以下、システム)開発に失敗し、10億円もの追加コストを発生させたのだ。

 実はこの失態、偶然起きたのではない。全中を含む農協中央会という“レガシー組織”が放置してきた「制度疲労」と「丸投げ体質」が、システム開発の失敗という形で顕在化したものなのだ。

 では、システム開発の失敗の要因を分析した内部資料を基に、全中やJA鳥取県中央会などJAグループの無責任ぶりを見ていこう。

2535とはずがたり:2020/06/25(木) 20:59:44
昔の漁師が全裸で町を歩いていた理由
雑感https://pulin.hateblo.jp/entry/20110310/1299727346

2536とはずがたり:2020/06/28(日) 22:03:11

大連の割り箸産業
http://www.fukuokabank.co.jp/fuku/kaigai/asia/asia200607/dalian.pdf

…日本固有のものに思われている感もある割り箸は、以前は北海道や奈良などで生産されていましたが、現在、ほとんどが輸入品となっています。1980年代後半までは輸入品と国産品の割合はほぼ同じだったのですが、1990年代になると輸入品が徐々に増え、現在では95%以上が輸入品です。輸入相手国は、もともと韓国が多かったのですが、韓国でも割り箸が普及するとインドネシアなどの東南アジアに生産が移り、その後、価格競争力の強さから、ほとんどが中国製となりました。…

中国で生産されている割り箸は、木製のものと竹製のものとに分けられますが、そのうち木製のものが約80%を占め、ほとんどが中国北方で生産されています。木製の割り箸の多くは、シラカバ、アスペン、エゾマツを原料としており、黒龍江省や吉林省、内モンゴルあたりの森林から伐採されます。製造コストの面から、中国では一本丸ごとを割り箸の材料としており、…

竹製の割り箸は、中国南方の長江付近で生産されていますが、生産効率が悪いことやカビが発生しやすいこと、箸以外の竹製品を製造するほうが利益率が高いことなどから生産量はあまり増えていないようです。

3.今なぜ値上げか?
中国製の割り箸は低価格を武器にして日本市場を開拓してきました。ところが、昨年から中国の割箸輸出業者は2度に渡って日本向け割り箸の輸出価格引き上げを通告してきました。使用量のほとんどを中国に頼っている状態の日本としては受けざるを得ない状況です。なぜ値上げなのでしょうか?
その主な原因は製造コストの高騰です。今まで、中国製の割り箸は輸出が始まった頃に比べると価格を大きく下げて、日本市場でのシェアを伸ばしてきました。…最近は、主要な原料であるシラカバなどが、住宅用に使用されるようになり、また環境保護の面から森林の伐採が制限されたことから原木価格が高騰してきました。もともとシラカバは建築材料に使われることが少なかったため価格が安かったのですが、現在は住宅投資ブームによる住宅建設の急増を受け、フローリングや家具の表面などに使われるようになっているそうです。労働コストや電気代も上昇しており、価格競争で下がりきった今の価格では割箸業者が生きていけなくなってきており、最近の値上げ要求となったものです。

.今後の動向
急激に成長している中国では、現在、自国の資源確保に非常に熱心になっています。国での需要が急速に伸びつつある中で、川砂や木炭、希少金属などの輸出に制限をかける動きも出てきており、森林資源も同様の傾向にあります。割り箸の製造に使われているシラカバは40〜50年、アスペンは30〜40年の年齢のものを使うのが一般的ですので、植林してもなかなかすぐに増えるものではありません。こうした状況から見ると、今後、中国からの調達は現在より困難になるかもしれません。しかしながら、中国の割箸業者にとって、対日輸出が売上のほとんどを占めるといっても過言ではない状況なので、輸出禁止若しくは制限となると死活問題となってきます。

そこで、割箸業者は今、2つの面から活路を見出そうとしています。1つ目は原木をロシアなど他国から輸入し、生産することです。既にロシアからの木材輸入は始まっていますし、ロシアに工場を設置するところも出ています。2つ目は割り箸の材料を木から他の原料に切り替えることです。籾殻、澱粉、木屑などで現在開発が進められており、ある企業では今年中には新製品を発表できると言っています。

2537とはずがたり:2020/06/28(日) 22:11:37
割り箸(割箸)とその現状
https://www.shinrin-ringyou.com/topics/waribashi.php



割り箸は資源を有効活用することから誕生

現在使われている割り箸は,明治時代に吉野(奈良県)で樽材として使っていたスギの端材を有効に活用することから生まれたものです。…

一方,海外(とは註:>>2536)では,木材価格が非常に安いため,原木をすべて割り箸に加工します。

日本の割り箸工場数は急速に減少

現在…その97%は海外から輸入されたもの(殆どは中国製)です。

そのため,国内の割り箸工場は…年々減少し,2009年現在では99工場になっています。



都道府県別割り箸の生産量

国内の割り箸の生産量は奈良県(82工場)が最も多く全体の約7割を占めています。次いで石川県(1工場:とは註:1社で15%,でけえんだな。。)が約1.5割,北海道(7工場)が約1割を占めています。

割り箸の価格と原料

割り箸の店頭小売価格は元禄箸で,日本産(国産材利用)が1膳3円程度,中国産は1円程度(とは註:その後の価格差は?)


2538とはずがたり:2020/06/29(月) 01:59:03
>>2536-2537
2008年…田中さん『割り箸はもったいない?』を出す
2009年(H21)…200億膳弱・国内産5億膳
2013年…本記事執筆,生産量も国産量も2009と余り変わらず・中国の状況なども>>2536と余り変わらずか。竹は越南などが増え輸入元は多角化してるようだ。

激変!2013年の「割り箸はもったいない?」
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakaatsuo/20130803-00026967/
田中淳夫 | 森林ジャーナリスト
2013/8/3(土) 21:10

6年前(とは註:2007年となる)に『割り箸はもったいない?』という本を出版した。割り箸の誕生から現在までを歴史的に追い、感情的な排除論を抑えて、割り箸が森林環境へ与える影響を客観的に検証したものだ。そして割り箸が林業や地域経済に果たす役割を示した。…

しかし、出版して6年も経つと、割り箸を巡る事情は大きく変わった。だから、拙著の情報をそのまま引用されると不都合もある。そこで、重要な変化した点をいくつか指摘しておきたい。

まず大きく変わったのは、割り箸の消費量だ。拙著の執筆時(2006年)で得られた2005年の割り箸需要量は、250億〜255億膳だった。うち国産は5億膳程度と推計した。

ところが、その後の割り箸需給の統計を見ると、2005年はピークだったことがわかる。最終統計によると、259億5000万膳に達していた。内訳は、輸入量が約254億600億膳。そのうち国産は5億4500万膳。

2006年は250億膳だった。ところが07年は231億7000万膳に激減している。つまり出版した年の割り箸需要は、すでに減少局面に入っていたのである。そして2008年には約227億膳、09年は約193億膳。2010年は約185億膳。11年は少し増えて約195億膳。うち国産は6億膳程度だろう。

それにしても、わずか数年で消費量の5分の1が失われるというのは、驚くべきことだ。

なぜ割り箸需要が減少したのか。

一つは不況で外食が減ったという事情がある。だが大きな要因は、中国が輸出を渋り値上げを求めてきたことだ。… それに対して外食業界の各社が採用した方策は…プラスチックの箸、通称・樹脂箸の採用だった。言い換えると、割り箸不足をビジネスチャンスと捉えて売り込んだのは、プラスチック業界だった。…業界が研究熱心で、次々と機能やデザイン面で工夫した新商品を発売してきた。…こうした箸の登場が、外食産業の現場で一斉に割り箸から樹脂箸への転換をうながす。居酒屋や牛丼、ラーメン、ウドンなどの和食系チェーンは、一社で数百店舗を展開し、年間1億膳2億膳以上の割り箸を使っていたところもあった。それらが樹脂箸に切り換えたため、割り箸消費量は急激に落ち込んだのだ。

一方で、中国産割り箸は、輸入量こそ減ったが止まっていない。中国からの割り箸輸入量は、2009年には178億膳と、依然と全体の9割以上を占めている。

中国産以外では、ロシア産とベトナム産が増加中。ロシア産が09年に4億3000万膳、ベトナム産も3億8000万膳に。また、アメリカやカナダでも日本向けに生産を始めたという。

なお中国産割り箸も、材料がすべて中国産というわけではない。むしろロシアやモンゴルの木材を使っているケースが増えている。樹種はシラカバやアスペン、そしてトドマツである。原木だけでなく現地で板状に加工してから中国に送り、最終的な割り箸に加工するのが一般的だ。ロシアからベトナムに送って、そこで完成品にして輸出するというルートもあるそうだ。ベトナムには箸文化があるし、人件費は中国より安いからだろうか。

一方で、竹割り箸も増加している。これまでは中国南部で生産していたが、近年は6割がベトナム製になった。2011年の輸入量は約37億膳と、輸入割り箸の2割を占める。ただし竹製は大量生産に向いていず、人件費の高いところでは難しい。また、すぐにカビが発生するので防カビ剤が使われている。

中国の新たな動向としては、国内の割り箸消費が爆発的に増えたことがある。報道によると、中国の割り箸生産量は年間570億膳の割り箸だが、その約半分が国内用だという。輸出は日本以外に韓国や台湾、そして世界各国の日本料理店などにも出される。つまり輸出より国内消費が主流になってきたのだ。経済発展が続き、富裕層が増えるとともに衛生観念が発達してきて、割り箸を好む市民も増えてきたのだ。

なお輸入割り箸の値段は基本的に上がったが、ダンピング合戦もあるため、小売店の価格は以前と変わっていないという。卸価格で1膳80銭というケースもあるらしい。残念ながら、国産割り箸が太刀打ちできる価格ではない。

2539とはずがたり:2020/06/29(月) 01:59:22
>>2538-2539
国産割り箸の生産は、若干増えている。国産の生産量は、2008年が5億9600万膳、09年が6億1000万膳とわずかながら上向いた。… 一つは、樹恩ネットワーク。大学生協の経営する食堂に納品する目的で、授産施設を利用して生産している。それが新たな割り箸工場の新設を進めたのだ。徳島と埼玉に続き、広島、群馬、福島、茨城、東京など提携施設が増えた。ただ障害者が作業を行うため、生産量は工場の数ほど増えていない。それに製造した割り箸は、基本的に大学生協に引き取られるので、新規受注に応えづらい。

目立つのは、福島県だ。まず地元の建設会社が奥会津エコリード株式会社を設立して参入した。いわき市にも株式会社磐城高箸も誕生した。そして樹恩ネットワークの製箸所もある。設立はいずれも震災前だが、主に地元産の木材を使って割り箸生産を続けている。

とくに磐城高箸は「三県復興 希望のかけ箸」という名の商品(岩手、宮城、福島のスギ材を使用。売上の一部を被災地に寄付)を開発し、平成23年度の全国間伐・間伐材利用コンクールで間伐推進中央協議会会長賞を受賞した。

そのほか静岡県や香川県、岡山県、岐阜県などでも割り箸生産が再開・新たに始めるなど、各地に動きが相次いでいる。

ところで割り箸生産の最大手は、金沢の中本製箸である。製造法も独自に開発し、年間二億膳以上の生産を誇る。また地元の木材で割り箸を作りたいという希望に対して生産依頼も受け付けている。たとえば山梨県の森林認証FSCを取得した木材による割り箸や、岐阜県郡上市の割り箸プロジェクトの依託も受けて生産している。

一方、国産割り箸の生産ではなく販売に尽力する企業も登場してきた。

株式会社ハートツリーは、ナチュラルローソンで使われる割り箸を国産割り箸に変えさせることに成功する。その量は初年度で700万膳にも達している。

大阪の住宅販売・企画会社ライフワークス株式会社も、アドバシを取り入れて「食卓エンタ事業」を始めた。「割り箸一膳の革命」を謳い、箸袋に広告スペースをデザインして販売するものだ。そしてジャパン・フォーレスト株式会社として独立した。

ワリバシカンパニーという会社も登場した。全国各地で割り箸を生産する計画を進めており、「和Re箸」という言葉を掲げて、岡山県西粟倉村と岐阜県高山市の飛騨製箸に割り箸を生産を依託し始めた。ここでは使用済み割り箸を回収しておが屑にして畜産用敷き藁-堆肥へと循環させる計画も進めている。

ところで、繰り返し使える樹脂箸は、本当に割り箸よりコスト面で有利なのだろうか。

それについては樹脂箸を導入した外食チェーンのデータがある。

初期投資として、樹脂箸や洗浄機器などを購入し、ランニングコストは洗浄にかかる人件費、洗剤代、水道代。そこに包装資材費、その他備品、減価償却費(2年)で計算した。モデル店舗で計算したところ、樹脂箸の原価は2円だが、洗浄等を含めた1膳の単価は3,32円となった。これは、この会社が以前使っていた中国製割り箸の価格を大きく上回る。 

外食業界のなかには、割り箸にもどしたい意向があるそうだ。一度はブームに乗るように割り箸を樹脂箸に入れ換えたが、実際にはさほど経費節減にもならないし、従業員の労働量は洗浄などで増えるからだ。ただ「地球環境のため」を振りかざして樹脂箸を導入した手前、また中国産にもどしにくい。そこで国産割り箸を検討しているという。なかには自前の割り箸工場を建てる構想を持つ外食チェーンもある。

ちなみにプラスチック業界にとって、樹脂箸はさほど魅力的な商品ではなかったようだ。最初の注文を受けると、次は2年以上注文がなくなるからだ。耐久性がありすぎるため、意外と売れないのである。そのため撤退の動きもある。

いずれにしても、割り箸を巡る状況は大きく変化した。単純に割り箸は森を守っているのか破壊しているか、という論争は意味を持たなくなってきた。

それにしても、なぜ私は割り箸にこだわるのか? また世間も、割り箸には森林以上に関心を持つのか。

かつて「森を守れ」という声が盛り上がると、森林が危機→木を伐りすぎ→木材を使いすぎ→身近な木材商品を使わない→割り箸を使わない、という連想が働いたのだろう。

しかし、木を使わなければ森林を守れる、という短絡思考は気持ち悪い。複雑な物事の関わりを考えなくなる。割り箸の材料や作り方、作る人々に思いを馳せず、単純に良いか悪いかだけの二元対立に陥る。…

2540荷主研究者:2020/07/01(水) 20:03:08

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/415607?rct=n_hokkaido
2020年04/25 05:00 北海道新聞
加工用農産物の需要減 ホクレン 生産資材は確保

 ホクレンは24日、新型コロナウイルス感染拡大による農産物への影響について、「加工業務用を中心に幅広い品目で需要が落ち込んでいる」と明らかにした。生産資材は無事に調達でき、農作業への影響はないとしている。

 ホクレンによると、ジャガイモは外食・ホテルなどで使われるサラダ用の需要が大きく落ち込んでいる。このため19年産の原料イモが余り、20年産への切り替えが遅れる可能性があるとみている。

 タマネギも業務用需要が減少。需給調整のため台湾への輸出量を増やし、計画比3・2倍の1万6千トンを送った。砂糖は内食の増加で調味料の需要が伸びたが飲料や嗜好(しこう)品の生産調整による減少が懸念される。

 中国からの輸入が多い農業資材や肥料の調達は、工場稼働率の低下や港湾の利用制限の影響が懸念されていたものの、早期に予約を取りまとめたのが功を奏して必要量を確保できた。来期の安定供給に向け、仕入れ先の多元化や早めの手配に取り組むとしている。(生田憲)

2541荷主研究者:2020/07/01(水) 20:32:37

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/418963?rct=n_hokkaido
2020年05/08 05:00 北海道新聞
道内生乳生産 初の400万トン超 19年度 供給過剰の懸念も

 2019年度の道内生乳生産量が前年度比3%増の409万1890トンとなり、初めて400万トンを超えたことが農林水産省の調べで分かった。酪農家の規模拡大が進んだほか、好天で牧草の育ちがよかったため。全国に占める道産のシェアも55・6%と過去最高だったが、新型コロナウイルス感染拡大が長引けば需要減に拍車がかかり、生乳がだぶつく恐れもある。

 道内ではここ10年ほど生乳需給の逼迫(ひっぱく)で乳価が上昇したほか、国が環太平洋連携協定(TPP)などへの対策で設備投資への支援を拡充。これを受け、酪農家が搾乳ロボット導入や牛舎の増築などを積極的に進めたことが生産増に寄与した。

 全国生産量は1%増の736万2371トン。北海道を除く46都府県は酪農家の高齢化や後継者不足が深刻で生産量が1%減った。北海道が全国の需要を支える構図が鮮明になっている。

 道内から都府県に貨物船などで運ばれる「移出量」も7%増の52万9010トンと6年連続で増えた。農水省は道内からの移出が限界に達していると見て、都府県の供給力維持を目指す。

 懸念材料は新型コロナ感染拡大だ。小中学校の臨時休校で学校給食に出される牛乳が減っているほか、菓子原料など業務用乳製品の需要も落ち込んでいる。

 このため生乳を保存が利く乳製品向けに回さざるを得ず、脱脂粉乳の在庫は3月末時点で7万6270トンと13年8カ月ぶりの高水準に達した。道産生乳は7割が乳製品向けであることから、在庫がだぶつけば乳価が下落する可能性がある。

 ホクレンは国の補助を活用して脱脂粉乳を飼料などに回すほか、消費喚起に力を入れる。担当者は「在庫を少しでも減らしたい」と話す。(長谷川裕紀)

2542とはずがたり:2020/07/02(木) 14:18:11
社会
養殖真珠の産地でアコヤガイ289万個死ぬ…昨年も200万個超、海水温上昇の影響か
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200701-OYT1T50282/
2020/07/02 14:07

 三重県は1日、養殖真珠の産地、志摩市の英虞あご湾周辺で養殖中のアコヤガイ計289万2000個が死んだと発表した。昨年も200万個超が死ぬ被害が出ており、県は海水温の上昇で餌のプランクトン量が減っていることが影響しているとみて、養殖業者に水通しのよい、編み目の大きな養殖かごを使い、水温が低い深さまで沈めるなどの対策を呼びかけている。

 県水産研究所が6月、269業者にアンケート調査し、114業者から回答を得た。死んだのは稚貝が250万8000個(養殖量の36%)と大半を占めた。例年、稚貝は15%程度が死ぬが、昨年は7割が死んだため、今年は養殖数を3倍近くまで増やしている。2、3年目の貝の一部では、貝殻を作る外套がいとう膜が縮む症状が出ているという。

 6月上旬の海水温は平年より2度前後高かった。高水温は今後も続くと見込まれ、県は稚貝をある程度の大きさまで水槽で育ててから業者に出荷するなど対応を検討する。

2543とはずがたり:2020/07/08(水) 20:09:57
>>2536-2539

「割り箸」から日本の林業を考える
2014/06/02
https://www.murc.jp/report/rc/column/search_now/sn140602/#:~:text=%E5%89%B2%E3%82%8A%E7%AE%B8%E5%88%A9%E7%94%A8%E3%81%AE%E6%A6%82%E6%B3%81,%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%A8%E3%81%84%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%80%82

2544とはずがたり:2020/07/14(火) 19:52:18
サクラエビ漁「乗り子」大量退職へ 船主「漁存続の危機」 待遇改善求め嘆願書 見えぬ組合側対応
7/12(日) 7:50配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fb9abba9d997856698778f30d9e5b83c715bdad
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS
サクラエビ漁船の「乗り子」らがまとめた嘆願書のポイント

 不漁が続く静岡県の駿河湾サクラエビ漁で、6月5日の春漁終了後、「乗り子」と呼ばれるサクラエビ漁船の乗組員が少なくとも50人以上辞める意向を固めたことが11日、関係者への取材で分かった。雇用している船主に慰留され、今後も乗船する意思を示した乗り子からも待遇改善を求める複数の嘆願書が、漁業者組織の県桜えび漁業組合や川勝平太知事宛てに提出されている。今後、辞める乗り子が増えれば、秋漁の操業に支障が出かねないとの見方も広がっている。

【写真】サクラエビ漁の乗り子がまとめた処遇改善などを求める嘆願書

 春漁の水揚げが漁史上最低の25トン余りにとどまったことで、サクラエビ漁師を辞め“下船”を決めた乗り子が増えた。「ここまで乗り子が一気にいなくなれば漁の存続にとって緊急事態だ」。由比地区(静岡市清水区)の船主は嘆く。関係者によると、サクラエビ漁師が所属する由比港漁協(同区)と大井川港漁協(焼津市)を合わせて50〜80人の乗り子が辞める意思を持っているという。

 「(サクラエビ漁は)拘束時間が長い割に薄給で、辞めた方が別の仕事に専念できる」。すでに春漁後に辞めた男性(41)は不満を吐露する。サクラエビ漁の乗り子は600人以上とされ、「雇用主」の船主と乗り子の雇用関係は曖昧で、給与明細をもらっていない乗り子もいる。

 男性には共働きの妻、小学生と幼稚園の子がいる。春漁の収入は8万9370円。現在はシラス漁や自営業で生計を立てている。男性は組合の操業方針に疑問を呈する。春漁では2日にわたる自主禁漁区内での操業も判明。「資源状況が悪化している中、組合の判断が信用できなくなった」と漁の将来に不安を抱いたことも大きいという。

 一方、用宗港(静岡市駿河区)と吉田港(吉田町)、相良港(牧之原市)でシラス漁を兼業する乗り子たちは処遇改善を訴える嘆願書をつくり、11日までに組合に提出した。船主と乗り子の水揚げ金配分の改定や、別のアルバイトを掛け持ちしている乗り子のために日々の出漁判断を速やかに伝えることなどを盛り込んだ。

 実石正則組合長は「乗り子としっかりコミュニケーションを取り、協力したい」と述べるが、船主の収入減や組織硬直化から具体策につながっていない。

静岡新聞社

2545とはずがたり:2020/07/16(木) 00:30:16
サクラエビ「減船必要」5割超 「生活、非常に厳しい」7割 静岡新聞漁業者調査
(2020/6/6 13:55)https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/773513.html
静岡新聞社 漁業者意識調査
 深刻な不漁が長期化する駿河湾サクラエビ漁について、静岡新聞社は春漁に合わせ3月から5月末まで、漁業者や加工業者らを対象に意識調査を行った。5日までにまとまった結果によると、回答した136人のうち、現在の120隻のサクラエビ漁船について「減船が必要」と答えた人が5割を超えた。新型コロナウイルスの感染拡大による需要減などで水揚げ量が史上最低となった春漁を受け、「乗り子」と呼ばれる船主以外の乗組員のほぼ全員が、経済状況が厳しいと回答。「非常に厳しい」とした乗り子は7割近くに上り、改めて深刻な苦境が浮き彫りになった。
 減船が必要と答えた人は53・7%で、「現状維持でよい」の24・3%を大きく上回った。理由に「権利だけ持ち、配分をもらえれば良い。そうすれば維持費がかからない」「水揚げに対して船数が多い」「実際に操業している船が20〜30隻なら120隻もいらない」などが挙がった。
 一方、「現状維持でよい」と答えた人は「自主規制で実質、減らして操業してきた。減船したら簡単に戻せない」「湾内でエビを探すにはそれなりの船数が必要」とした。
 乗り子のうち経済状況について「非常に厳しい」は67・6%で、「厳しい」の26・9%と合わせると94・5%に達した。国からの補償金などが比較的手厚い船主で「非常に厳しい」と答えたのは5割だった。乗り子からは「借金をしないと生活ができない」「200万〜300万円あった収入が100万円以下に減った」と切実な訴えもあった。「乗り子への補償をもっとしっかりしてほしい」との意見もあった。
 水揚げ金額を漁業者で均等割りする「プール制」では、「一部改革の必要はあるが、維持するべき」と答えたのは49・3%で、「このまま維持するべき」の33・1%を上回った。
 自由意見では「乗り子も意見を言える労働組合的なものをつくってほしい」「行政は1次産業の担い手にもっと目を向けてほしい」など組合や行政に対する注文が目立った。

2546とはずがたり:2020/07/16(木) 00:42:55
長周新聞 > 記事一覧 > 社会 > 種苗法改定で何が変わるのか―サトウキビ生産の現場から 日本の種子を守る会・山本伸司
種苗法改定で何が変わるのか―サトウキビ生産の現場から 日本の種子を守る会・山本伸司
社会2020年5月29日
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/17397

2547とはずがたり:2020/07/26(日) 23:59:15


(非常時・補助金付とはいえ)遂に一次産品の原木を中国に買って貰うことに。検査抑制して経済恢復おくらせてんじゃないぞ,日本政府。木の伐採も森林環境税とかいう我々の税金も入ってるのでは?

【新型コロナ】滞留原木、中国輸出へ 大湊港(むつ)で荷役作業/第1便3500立方メートル
2020/7/25 09:00 (JST)
c株式会社デーリー東北新聞社
https://this.kiji.is/659547348363396193

 むつ市の大湊港で24日、下北地域のスギの滞留原木を中国に輸出するための荷役作業が始まった。青森県産原木は新型コロナウイルスの影響による住宅需要の落ち込みや工事中止に伴い、荷動きが停滞。県内各地で土場(どば)や港に積み置かれた状態だったが、県の輸送経費を支援する対策もあり、出荷にめどが立った。

 原木の出荷に当たる県森林組合連合会によると、大湊港には1カ月ほど前から原木が集まり始めた。出荷されるのは、合板加工などに用いられる原木3500立方メートル(長さ4メートルの原木約1万3千本)で、同港の滞留原木はほぼ解消される見込み。運搬するのは中国船で、25日に上海近郊の太倉港に向けて出港する。

 県内の滞留原木は4月末現在で約6万立方メートルあったが、経済活動再開などに伴い、3万7千立方メートルは出荷のめどが付いているという。

 残る2万3千立方メートルのうち、第1便となる今回の大湊港分に加え、8月上旬の津軽港(鯵ケ沢町)と、同中旬のむつ小川原港(六ケ所村)と合わせて計1万500立方メートルが中国に輸出される。それ以外の1万2500立方メートルも単板積層材(LVL)を製造する六戸町の木材加工場への供給と、中国輸出で解消できる見通し。

 同連合会の須藤広明専務は、輸送費の3分の2を支援する県の対策で、滞留原木処理のめどが立ったことに謝意を示し、「価格に影響するほど材質の劣化も起きておらず、輸出できて良かった」と話していた。

2548とはずがたり:2020/08/16(日) 11:50:53
羊肉を長和町の特産に、住民が耕作放棄地を活用
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20200816/KT200809GDI090009000.php
長和町の国道沿いでサフォーク種の羊を飼育している佐藤さん
長和町の国道沿いでサフォーク種の羊を飼育している佐藤さん
 長和町大門の国道152号沿いで、羊の姿が通行人の目を引いている。近くの農業佐藤恵一さん(58)が耕作放棄地を使い、食肉として販売しようと飼育。現在は10頭ほどだが、将来は一緒に飼う仲間を町内で募って出荷できる態勢を整え、羊肉を名物にしたい考えだ。

 羊は黒い頭や脚が特徴のサフォーク種。繁殖させて40頭ほどに増やすという。大門地区には大型農機が入らない山間地の農地が多く、耕作放棄地が増加して鹿などによる農産物の食害が増加。耕作放棄地に羊を放牧し、鹿がすむ山間地との「緩衝地帯」にできないかと考えている。

 町出身の佐藤さんは首都圏から約5年前にUターン。それまで町を訪れるたび、鹿の侵入を防ぐ柵が増えるなど環境の変化を感じていた。「荒れた里山を何とかしたい」。県内の牧場などを見学して羊を飼育する構想を温め、昨年飼い始めた。

 国道沿いで放牧したのは興味を持ってもらうため。仲間が増えれば、餌の共同購入などでコストを抑え、飼育のノウハウを共有できると期待する佐藤さん。「(耕作放棄地がなかった)故郷の風景を次の世代にも残したい」と話している。

(8月16日)

2549とはずがたり:2020/08/18(火) 11:09:59
JA理事対立「まともな組織でない」
辞意の田波JA福井県組合長が会見
2020年6月16日 午前11時35分
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1105680

 「理事がけんかしているような状態では、まともな組織とはいえない」。JA福井県の田波俊明代表理事組合長は6月15日、理事間で対立があったことを説明し、就任わずか2カ月半で自ら身を引く意向を示した。農産物販売などの経済事業を巡る考えの違いが対立の背景にあり、役員人事を含めた攻防は長期にわたった。

 田波氏によると、5月28日に組合長辞任を求める動きが表面化した。本店(福井市)と各基幹支店をテレビ会議システムでつないだ理事会。基幹支店からオンラインで出席するはずだった過半数の理事が、田波氏に辞任を迫ろうとして本店に直に集まった。

 理事会は成立せず流会となり、改めて6月2日に設定したものの対立は収まらず、16日に再び延期になった。これに伴い総代会も当初の予定よりずれ込んだ。

 田波氏は15日、翌日の理事会を前に、自らの考えを理事に説明するための場を設けたが、出席した理事は全55人中十数人にとどまり、辞任を求める理事は欠席。溝の深さをうかがわせた。

 理事を二分する対立についてある理事は「組合員の所得にも直結する農産物販売を巡った改革が進んでいない現状への強い不満がある」と語る。

 合併前、各JAは生産者から集荷し、直接、またはJA県経済連を通して業者などに販売してきた。合併後は、JA福井県が一元的に集荷・販売を行い、流通を簡略化することで効率化、コスト削減を図って組合員の所得向上につなげる計画としていた。「販売体制は変わっていない」との声があることに田波氏は会見で「発足して2カ月で変えるのは難しい」と、今後改革に取り組む意思があったと説明した。

 5月下旬の定例会見では「県域合併したのになぜ主に経済連を使うのかという理事もいる」と認めた上で「(JA越前たけふとは合併がならず)経済連を統合できない以上、上手に使っていかないといけない。コラボレーションしてやっていく」と説明。経済連が持つ販路を活用する考えを示していた。

 発足してわずか2カ月での対立を権力争いだと指摘する声もある。別の理事は「こんなことをしていても組合員のためにならない。早く良い形で決着させるべきだ」と訴えた。

2550とはずがたり:2020/08/20(木) 22:49:06
広がるアグロフォレストリー 農業と森林確保両立 樹木植えながら作物栽培 気候変動対策で脚光
8/18(火) 8:11配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a28436c59d32e36ade17d131e15ddc60f3de748
日本農業新聞

 農業と林業を掛け合わせたアグロフォレストリーが世界で広がっている。気候変動の主因といわれる二酸化炭素(CO2)の吸収源である森林を伐採して農地を確保する従来の手法を改善し、森林保護と農業を両立させながら、気候変動に対応できるためだ。世界各国で現在、6億ヘクタール以上で普及している。

 アグロフォレストリーに熱心な国の一つがアイルランドだ。政府は毎年7%ずつ温室効果ガス総排出量を減らして30年までに(20年比)51%削減、50年までに排出量ゼロにするという野心的な目標を掲げている。その中で、農業を食料生産の手段だけでなく、温室効果ガス削減の公益産業に位置付け、農家による森林保護を推進するとした。

 一環として、全農家に野生生物カレンダーを作成することを促す。農家は、自身の土地で見かける野生生物や植物の様子をカレンダーとして作成し、政府生物データ管理部門に提出する。カッコウ鳥の初鳴きやカエルの出現、スピノサスモモ(スモモ属の低木)の開花など。政府は、農家のカレンダーに基づき、季節変化に伴う動植物の動態変化と気候変動への影響を究明し、関連対策の構築に役立てる。

 インドのモディ首相は7月、アグロフォレストリーと森林生態系保護の重要性を強調し、林業を政府の重要戦略として取り組むと宣言した。50年までにアグロフォレストリー実施面積を、現在の1350万ヘクタールから8700万ヘクタールに増やす目標も打ち出した。各自治体では海外財団などと連携し、積極的にアグロフォレストリーに取り組んでいる。

 ブータンとの国境地域にある北東部アッサム州のユーダルグリ村では4500人の農家が約2000ヘクタールの土地に210万本の植樹をするプログラムを実行中だ。森林では薬用植物とキノコを採取し、農家の収入向上につなげる考えだ。

<ことば> アグロフォレストリー
 生物多様性を生かした資源循環型の耕作畜林複合経営が理念。樹木を植え、森林を管理しつつ、その間の土地で農作物の栽培や家畜の飼養を行う。農業(アグリカルチャー)と林業(フォレストリー)を掛け合わせた造語で、東南アジア諸国などの熱帯地域を中心に進めている。

 米国の非営利シンクタンクのプロジェクト・ドローダウンの推計によると、世界でアグロフォレストリーに取り組む規模は約6億5000万ヘクタール。50年までに7億7000万ヘクタールに増やした場合、温室効果ガスを30年間で最大42億トン削減できる。日本の年間排出量約12億トンを毎年10分の1減らせる計算になる。

日本農業新聞

2551とはずがたり:2020/08/26(水) 22:49:14
https://twitter.com/IshikawaKaori11/status/1298603478709727233
衆議院議員 石川 かおり@北海道11区中くらいの星十勝中くらいの星
@IshikawaKaori11
アメリカがどさくさに紛れて、生食用ジャガイモの輸入も解禁するよう要請し協議されると。
#北海道
#じゃがいも
#農家
だまっちゃいられないですよ!

2552とはずがたり:2020/08/27(木) 23:54:26
なんとっ

夏野菜の「先祖返り」に要注意!食用の野菜が”危険な野生種”に逆戻りする
PLANTS
大石航樹
2020/8/26(水)
https://nazology.net/archives/67403

2553荷主研究者:2020/09/05(土) 13:06:26

https://www.sakigake.jp/news/article/20200709AK0013/
2020年7月9日 11時32分 秋田魁新報
タマネギ出荷量増へ模索続く 大潟村、産地化目指し努力

埴生さんの畑で行われたタマネギ収穫作業=先月24日

 タマネギの産地化を目指している秋田県大潟村で、本格栽培3年目となる今季の収穫、出荷作業が行われている。昨季は出荷量が目標を大幅に下回っており、関係者が改善に向けて模索を続けている。8日はJA大潟村(小林肇組合長)の「潟たまねぎ出発式」が、同JAの乾燥・貯蔵・調整施設で開かれた。

 タマネギは昨年秋に植え、収穫作業は先月下旬に始まった。村内の約40ヘクタールで収穫する予定。

 大潟村たまねぎ生産組合副組合長の埴生望さん(57)は2・5ヘクタールで3品種を栽培している。今月に入り雨が続いて収穫作業が難航しているが、10アール当たりの収量は昨季を上回る5〜6トンとなる見込みだ。小玉傾向だった昨季に比べ大きく、玉ぞろいも良いという。

 越冬前と春先の生育バランス管理や土壌の改良が難しく、課題はまだ残るという。埴生さんは「収入につながるスタイルを確立しなければ、後に続く農家が出てこない。生産者が一体となって進んでいきたい」と話す。

 8日の出発式には生産者や卸売業者ら約20人が出席した。小林組合長が「今年は皆さんの期待に応えられる品質になった。千トンの収穫を見込んでおり、農家の所得向上につながる努力を続けていきたい」とあいさつ。10トンのタマネギを積んで秋田市の市場へ出発するトラックを、出席者が見送った。

 同JAはコメに代わる高収益作物として2017年秋からタマネギ栽培を本格化させた。昨年2月には、国の助成を受けて乾燥・貯蔵・調整施設が完成した。

 ただ昨季の出荷量は、目標の千トンを大きく下回る約400トンにとどまった。施設に搬入した約1200トンのうち多くが腐敗し、廃棄されたため。村地域農業再生協議会による検証委員会の調査などでは、同JAの施設運用体制の整備不足が指摘された。

 同JAは、再発防止に向けて施設運用のマニュアル整備や人員増などの対応を取ったとしている。小林組合長は「今季はスムーズに出荷できるよう、万全の体制を取る。まだ産地化を目指す途中だが生産者の能力は高い。しっかりと実績を残せるよう取り組みたい」と話した。

2554とはずがたり:2020/09/11(金) 00:53:17
高級魚イサキの完全養殖成功 京都府立海洋高マリンバイオ部が7年間取り組み
毎日新聞2020年9月8日 10時46分(最終更新 9月8日 12時33分)
https://mainichi.jp/articles/20200908/k00/00m/040/057000c
社会一般
京都府
速報


水槽内で泳ぐ完全養殖されたイサキの稚魚=京都府宮津市上司の府立海洋高で2020年9月3日午後5時14分、松野和生撮影
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 京都府立海洋高(宮津市上司)マリンバイオ部の生徒たちが、7年間にわたり取り組んできた高級魚・イサキの完全養殖に成功した。釣り愛好者に人気があり、広く養殖もされているが、高校生による成功例はないという。

 夏の魚の代表格といわれ、脂がのった白身が特徴。幼魚には体表に黄色いしま模様がある。マダイやヒラメに比べ、ふ化直後は口が小さいため餌には極めて小さなプランクトンが必要で、種苗生産は難しいとされている。成魚になるまで4〜5年かかるという。

 部員たちは2013年8月、調査のため同校桟橋で実施したサビキ釣りで、アジに交じったイサキの稚魚数匹を捕獲した。管理しながら成魚まで育て、17年夏に産卵・ふ化に成功。20年6月には、この成魚から産卵・ふ化させ、完全養殖に成功した。約50匹の稚魚は、体長5センチ前後にまで成長している。

 校内の水槽で飼育し、25人の部員全員が作業に関わってきた。稚魚の病気を防ぐため、日ごろから頻繁に水槽内を清掃し、小さいプランクトンを与えるなど餌やりには細心の注意を注いだ。

 1年生の時から飼育を続けている海洋資源科・栽培環境コース2年の小林祐斗さん(16)は「先輩たちが始め、自分たちの代で完全養殖できてうれしい。飼育を続けて後輩たちに引き継ぎたい」と話した。【松野和生】

2555とはずがたり:2020/10/02(金) 22:27:54
加古川水系広域農業水利施設総合管理事業の系統模式図
http://toban-yosui.jp/project/sogo-kanri.html#

糀屋ダム [兵庫県](こうじや)
http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=1504

流域面積/湛水面積 101.8km2 ( 直接:3.8km2 間接:98km2 ) /87 ←異様な直間比率に注目
総貯水容量/有効貯水容量 13500千m3/13328千m3
着手/竣工 1965/1989

間接流域となれば導水路がある筈で下がれば直ぐにほら,みつかる☆
http://maps.gsi.go.jp/#16/35.066526/134.911101/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

しかし様子がおかしい。普通は川から取水してダムに貯めるのでダムの標高<川の標高なのにここは逆なのである。。
ダムからこんな方向に水を?

と思ったがよく見たら高田頭首工・杉原川揚水機場とある!
ここから喞筒(ポンプ)で揚水かよ!!!!!

こんなことしてるからコメの値段上がって誰も喰わんくなんねん。くっそみたいな稲作偏重政策のツケを日本人は今払わされてるのである。怒れ。

2556とはずがたり:2020/10/03(土) 00:02:18
>>2555
この辺から12kmの導水路と自然勾配使って貯めろよなあ。。
勿論,建設費は掛かるがw
http://maps.gsi.go.jp/#14/35.111589/134.914942/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1

2557荷主研究者:2020/10/11(日) 10:30:35

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63112050X20C20A8L60000/
2020/8/27 16:17 日本経済新聞 関東 栃木
栃木・矢板に米集出荷センター 低温管理で品質安定

2558荷主研究者:2020/10/11(日) 11:19:17

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63243530R30C20A8L01000/
2020/8/31 16:18日本経済新聞 電子版 東北 宮城
岩崎牧場、宮城初のギガファームへ21億円投資

2559とはずがたり:2020/10/19(月) 13:54:18
この小島正美某,マスコミ出身なのにマスコミ批判を拗らせてる胡散臭さはあるけどこれは興味深い記事


第18回 ウイルスを使った、驚くべき高速育種
2020年9月12日
https://foodnews.online/2020/09/12/post-174/

2560とはずがたり:2020/10/26(月) 15:42:01
“やっかいもの”が海の豊かさを取り戻す!?
2020年9月3日 15時33分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200903/k10012595551000.html

食卓に欠かせないアサリ。その漁獲量が激減してしまった有明海でいま、復活に向けた取り組みが始まっています。そこで一役買っているのが養鶏会社が大量に抱えている“やっかいもの”。海を救う救世主になるかもしれない。漁師たちから熱い視線を集めています。(福岡放送局記者 金子泰明)

海のための“肥料”
8月22日、有明海に面した熊本県玉名市。大浜漁港近くの干潟に地元の漁師など20人余りが集まりました。

干潟に穴を掘っておもむろに並べ始めたのは直径25センチ、高さ12センチの円柱形のブロックです。海のための“肥料”だというのです。
この干潟ではいま深刻な問題を抱えています。アサリが姿を消したのです。平成17年度には400トンあった漁獲量は年々減少。昨年度(令和元年度)にはほぼゼロになりました。

原因はアサリの餌となる植物性プランクトンの減少だと考えられています。その植物性プランクトンを増やすための「肥料」がこのブロックなのです。
ブロックの正体は
福岡市にある養鶏会社が運営する佐賀県内の鶏舎を訪ねました。この会社では年間に600万羽の鶏を育てているといいます。
一角には黒色をした土のような山がいくつもあります。ひよこや鶏から毎日出される「鶏ふん」、実はこれがブロックの正体です。

年間2万トンにものぼるその量だけでなく、特有のにおいもあり、産業廃棄物として捨てるしかありませんでした。

この“やっかいもの”を何とか生かせないか。窒素やリンなどの有機物が豊富に含まれていることに着目して、農業用肥料の開発に取り組んだのが、製造・開発部長の福岡浩一さんです。
トリゼンオーシャンズ 福岡浩一製造・開発部長
菌を使って完全に発酵させる技術を開発することで、大腸菌やにおいを取り除くことに成功し、農業用肥料は完成しました。

しかし、この分野にはライバル企業も多く、思うように利用者を増やすことができませんでした。
海への挑戦
そんな中出会ったのが、広島大学のある研究でした。海が「貧栄養」、つまり栄養不足に陥っていることを指摘する内容でした。

福岡さんは窒素やリンが植物性プランクトンの餌にもなることに目を付けました。
「海の“肥料”という発想は斬新かもしれない」新たな挑戦が始まりました。

しかし、海に有機物を入れるには大きな壁があります。「赤潮」の懸念です。窒素やリンは大量に海に入れると赤潮の原因となってしまうのです。
ポイントはゆっくりじわじわ溶け出すようにすることでした。試行錯誤の末、今のブロックの形に完成しました。

完全に発酵させた鶏ふんをブロック状に固めて乾燥させたこの製品は、3か月から4か月かけて窒素とリンが溶け出す構造になっています。
安全性と効果を検証するために海の貧栄養化を研究している広島大学の山本民次名誉教授が協力しました。

山本名誉教授は下水などの浄化処理技術が発達した結果、海がきれいになりすぎたことが植物性プランクトンの減少につながっていると指摘しています。

ブロックから海に溶け出す窒素とリンは赤潮を引き起こすほどの量ではないうえ、水質に悪影響を与える大腸菌も含まれておらず、ブロックに含まれる微生物は乳酸菌と酵母だけであることを確認しました。

このため、海の“肥料”として使うことができると判断したということです。
広島大学 山本民次名誉教授
山本名誉教授
「いままでは、有機物の負荷で海が汚れていたので、海に有機物を入れてはいけないと思っていたんです。福岡さんが開発した肥料は、完全に発酵させた完熟鶏ふんで、雑菌が全くありません。それをチェックして、それなら使いましょうと考えました」
現場は手応えアリ
冒頭で登場した熊本県玉名市の干潟で最初にブロックを設置してから半年。まだ短い期間ですが、漁師たちは手応えを感じているといいます。

アサリをふるいにかけて確かめたところ、生存数や成長の度合いに明らかに改善が見られるということです。



2561とはずがたり:2020/10/28(水) 15:03:52
22道府県がコメ作付面積を減へ
20年産、前回調査から増加
https://this.kiji.is/656817574075991137?c=39550187727945729
2020/7/17 20:18 (JST)7/17 20:29 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社

 農林水産省は17日、2020年産の主食用米について、農家が6月末時点で予定している作付面積の都道府県別の意向調査結果を公表した。4月末時点の調査と比べて、面積を減らすとの回答は12府県から22道府県に拡大した。一方、米どころを含む25都府県は前年並みとしたため、コメの消費量が減り続ける中、農水省は供給量が需要を大きく上回ることによる主食用米の価格下落を懸念している。

 農水省によると、主食用米の作付面積を減らす理由は、国に売る備蓄米や輸出用のコメの生産に切り替えたためだという。ただ主食用米の作付面積は微減にとどまると分析している。

2562とはずがたり:2020/11/18(水) 19:26:29
2018年7月31日
神明、「念願かなった」中国向け日本産米輸出記念式典・輸出米試食会
https://www.ssnp.co.jp/news/rice/2018/07/2018-0730-1749-14.html

(株)神明(藤尾益雄社長)は30日、神戸港近辺で、中国向け日本産米輸出を記念した式典と、輸出用日本産米の試食会を開催した。去る5月、子会社の(株)神明きっちん阪神工場が中国向け輸出(燻蒸)指定工場の認可を取得したことを受け、30日に第1便として富山コシヒカリ17tが中国に向けて出荷された。8月8日に神戸港を出港し、10日に大連に入港、9月上旬には店頭に並ぶ予定となっている。

(株)神明では、中国向け輸出量の目標として、2020年2,000t、2025年1万tを掲げている。現時点ですでに第2便の追加オーダーを受けているとし、9月上旬には第2便の出港を予定している。中国市場輸出に際して、〈1〉中国現地法人との連携で販売を拡大する、〈2〉業務用ユーザーへの提案強化、〈3〉EC販売の強化、〈4〉現地大手企業の福利厚生、通信キャリアのポイント特典用途の普及など新しい販路の開拓――という4つの重点目標を掲げた。「同業者の委託製造も受け、オールジャパンで輸出の拡大に貢献したい」(藤尾社長)とする。式典で中国駐日大使館の景春海参事官は「日本の米は2007年に初めて中国に来て、それから10年間多くの人に食べられ、評価されている。これをきっかけとしてますます拡大するように願う」と祝辞を述べた。

藤尾社長は「7年越しで輸出が実現した。2007年の(株)全農パールライス東日本(当時)神奈川工場以来、11年ぶりの新たな認可となり、第1便が出荷できるのも皆様のおかげ。長年の念願がかなった。2025年に1万tを目標にしている。本日の式典を第一歩として実現していく。これまで以上に普及に努め、自給率向上にも貢献していきたい」と語った。

引き続き開催された輸出米試食会では、今回出荷された富山産米と兵庫産米をおにぎりにして食べ比べし、そのほか米を使ったメニューやデザートなどが提供された。来賓である全米輸(《一社》全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会)の木村良会長(全米販理事長)は「中国向けの精米工場が増え、本日のコンテナが出発するシーンは感無量だった。米の消費は減っているが、水田を守る課題もある。輸出は喫緊の問題だ」と語った。

〈米麦日報 2018年7月31日付より〉

2563とはずがたり:2020/11/18(水) 19:32:27
コメ不足が構造的になって初めて聖域では無くなるしコメ偏重の農政も終わらせられるのだろう。。

足りなくなって値上がりした分みなパンに移行して終わりとなりかねんが。。

神明、外食再編から農業へ 回転ずし統合どころではなくなった
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/072200558/
奥 貴史
日経ビジネス記者
2019年7月22日

2564とはずがたり:2020/11/20(金) 12:53:47

法律を作っても効果ないと政府自ら認める ではなぜ急ぐ、種苗法改正案の採決
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/415996
2020年11月17日 12:30

 11月12日の衆院農水委員会。農産物の国産品種の海外流出防止を目的とした種苗法改正案について、政府は「(流出を)止めることは難しい」と答弁した。

 法律を作っても効果はない、と自ら認めた。なぜこんなことになるのか。

 日本で開発された果物などの種や苗が国外に持ち出され、栽培されている実態は確かにある。

 これに対して国が用意したのが種苗法改正案だ。

 現行法は、農産物の新品種を開発・登録した人の知的財産権を保護するが、農家が自分で種や苗を購入して収穫し、翌年から自分の農地で使う「自家増殖」は認めている。

 改正法案は、新品種のうち「登録品種」については自家増殖を原則的に禁止する。農家を萎縮させ、農業の伝統や流儀に大きな影響があると懸念されている。

 そもそも、国内農家の自家増殖を禁ずれば種や苗の海外流出が止まる、という理屈に飛躍はないか。

 世界の農業に詳しい印鑰(いんやく)智也氏は農水委の参考人質疑で「日本の農家が国外流出の犯人ということだが、その証拠はない」と述べ、海外での品種登録こそ必要と指摘した。

 海外での品種登録の必要性は農水省も過去に認めているが、なぜか着手されていない。改正法案は怠慢ともいうべき不作為を糊塗するのが狙いなのか、と邪推してしまう。

 自民・公明は17日にも採決に踏み切る構えだ。日本の農業に大きな影響を与えかねないのに、議論は深めようとしない。将来に禍根を残さないだろうか。

2565荷主研究者:2020/11/21(土) 16:14:15

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/475371?rct=n_hokkaido
2020年10/28 12:00 北海道新聞
小豆下落、十勝の農家悲鳴 コロナ影響、60キロ2万円切る 和菓子需要減り、業者も困惑

収穫が終盤を迎えている十勝管内の小豆=9月29日、音更町

 【音更、本別】小豆の価格が下落し、道産の7割を占める十勝の農家から悲鳴が上がっている。新型コロナウイルスの感染拡大による和菓子需要の落ち込みなどで、10月の60キロ当たりの価格は前年同月より7500円値下がりし、4年ぶりに2万円を切った。昨年までは供給が追いつかず価格が高騰していただけに、加工業者も急激な価格の乱高下に戸惑っている。

 「値段が安く、厳しい年になりそうだ」。十勝管内音更町の5ヘクタールで小豆を生産し、今季の収穫を終えた石川悟さん(58)は肩を落とした。収量は平年並みを確保できそうだが、春の干ばつに加え、秋の長雨による品質低下も悩みの種だ。

 小豆は、価格変動が大きく、収入も不安定なため、補償制度の充実を求める農家は多い。石川さんは「価格低下が続けば、他の作物へ転換する農家が増えるのではないか」と心配している。

 ホクレンによると、道産小豆の指標となる十勝産の価格は27日時点で60キロ当たり1万8千円。前年同月は2万5500円だった。

 2016年に道内に大きな被害をもたらした連続台風などで生産量が落ち、在庫が不足したため、菓子メーカーなど関係団体の要望も受け、十勝の作付面積は毎年拡大。今年は1万4900ヘクタールと、前年より500ヘクタール広げた。ホクレン担当者は「価格が上がったことで作付けを増やした生産者もいるはずで、かなりの痛手になる」とみる。

 価格低迷は新型コロナの影響が大きい。全国和菓子協会(東京)によると、百貨店での売り上げや観光客の土産物購入などが大幅に減り、今年3〜9月の全国の和菓子生産量は平年より約3割落ちたとみられる。同協会は「お彼岸の和菓子需要も落ちた。自粛ムードが和らぐまで状況は変わらないだろう」と予想する。

 同管内本別町の豆製品製造・販売「豆屋とかち岡女堂本家」の売り上げは一時、前年より6割以上減少。主力の甘納豆に使う小豆の在庫を消化できず、新規の購入を見合わせている。鈴木真智雄社長(60)は「昨年までは価格高騰で調達に苦労したのに、これほど値動きに振り回されるのは初めて」と困惑する。

 一方、小豆の需要減は短期的との見方もある。「あずきバー」で知られる菓子メーカーの井村屋(津市)は、昨年までの価格高騰を受け、原料をカナダなどの海外産で補ってきた。守田敏輝量販営業部GMSチーム長は「価格が下がれば、海外産に代わり十勝産が使われるだろう」と話す。

 小豆が宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙食に採用された帯広市川西農協の有塚利宣組合長は「十勝産は品質管理の徹底などでブランド力がある」としつつ、国内需要が回復するまでの暫定措置として海外産の輸入抑制を国に求めていることも明らかにした。(鈴木理詞、岡田圭史)

2566名無しさん:2020/12/06(日) 11:30:48
「根拠は『ネットで見た』」だけ!? 改正の根拠崩壊が明らかなのに与党と「ゆ党」が可決させた種苗法
12/5(土) 8:34配信
HARBOR BUSINESS Online
https://news.yahoo.co.jp/articles/49268e5d3c1510441afaffd2bafd37e5a2f81278

2567とはずがたり:2020/12/08(火) 17:49:21
>ほくでんエコエナジー(札幌)の仁宇布川発電所の放流水から取水する。

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/488523
北海道 農林水産 旭川上川 北海道「旬」ラボ
美深町の養殖事業 チョウザメ親魚水槽完成 「キャビア5年以内に」 3200匹飼育可能

 【美深】町が取り組むチョウザメ養殖事業で、辺渓(ぺんけ)地区の養殖研究施設の中核となる親魚飼育水槽が完成した。主にメスのチョウザメを飼育して、成熟させる。町は最大の目的であるキャビア(チョウザメの卵)について「5年以内の安定生産を目指す」としている。

 水槽は、今年5月から工事を進めていた。奥行き10メートル、横幅3メートル、深さ1メートルの大きさで、計18基。屋外の地中に埋められた形で設置されている。隣接する北電の関連会社、ほくでんエコエナジー(札幌)の仁宇布川発電所の放流水から取水する。総工費は地盤改良費なども含めて約9300万円。

残り:413文字/全文:684文字

2568チバQ:2020/12/09(水) 08:36:00
https://news.yahoo.co.jp/pickup/6378813
レタスや白菜 平年の半値に 野菜価格の下落止まらず
12/9(水) 6:24配信
農林水産省が野菜の価格調査を発表し、「レタス」や「白菜」などが例年の半値ほどとなっている。

先週(11月30日〜12月2日)の平均小売価格は、「レタス」は50%、「白菜」は47%、「キャベツ」は46%平年よりも安くなっていて、先週に比べても1割ほど安くなっている。

このほか「大根」は36%、「にんじん」は17%などと、調査対象の8品目すべてで平年を下回った。

天候に恵まれ、生育が良かったことや、新型コロナウイルスの影響で飲食店の需要が落ち込んでいることなどが主な要因。

https://www.fnn.jp/articles/-/116501?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&amp;utm_medium=referral&amp;utm_campaign=relatedLink
農家泣く泣く廃棄の決断 出荷1箱14本で10円以下
国内
2020年12月7日 月曜 午後7:25
新型コロナウイルスの影響は、わたしたちに身近な食材にも及んでいるとみられる。
だしのうまみがしみ込んだ、おでん。
ちくわや、はんぺん、卵など、数ある具材の中で、やっぱり欠かせないのが、大根。
後藤蒲鉾店・後藤直美さん「1番人気は“大根”です。今週に入って、下がってきた感じです」
東京都内にある、「スーパーイズミ」。
大根の値段を見てみると、1本98円だった。
このスーパーでは、2019年の同じ時期、高い時で1本180円で売られていた。
それが2020年は、半値に近い98円。
また、佐久間みなみキャスターの顔よりも大きい白菜は、80円。
2019年の同じ時期より、50円安くなっていた。
消費者にはうれしいかぎりだが、生産者からは、不安の声が上がっている。
神奈川・三浦市の畑で、すくすくと育っているのは、地元の名産品、三浦大根。
スズカク農園・鈴木彩子さん「大きい台風がなかったので、被害にも遭わず、よく育ってくれてます。14本1箱入って、10円を切る状態。箱代が1箱100円なので、出荷しても利益は出ない。これが数年続いたら、農家をやっていけない」
大きく育ちすぎた大根は、収穫体験などで提供している。
しかしそれでも、さばききれない状況となり、やむなく廃棄している。
同じような苦渋の決断は、別の野菜農家でも起きている。
出荷できるサイズまで育った白菜をトラクターでつぶしていたのは、茨城・古河市で白菜農家を営む、鈴木弘晃さん。
鈴木農園・鈴木弘晃さん「どこに出しても恥ずかしくないような白菜ですので、それを自分の手でつぶすのは、心を引き裂かれるような、そんなつらい思いです」
2020年は最高の出来となったという白菜だが、泣く泣く廃棄している。
理由は、こちらも値崩れ。
出荷価格は、例年1ケース4玉入りで800円だったが、2020年は200円と、4分の1まで落ち込んだ。
金額にして、およそ80万円分。
畑およそ10分の1の白菜が、食卓にのぼることなく、廃棄されるという。

2569名無しさん:2020/12/10(木) 19:14:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/976eea0de0b5fa6392eb6e4422a3ae5fbb979905
ニワトリの閉じ込め飼育続ける日本 採卵農場で女性従業員が見た“残酷”
12/10(木) 10:32配信
47NEWS

2570とはずがたり:2020/12/11(金) 13:37:02

「GoTo」でズワイガニ高騰「はや年末相場」 高級旅館など需要増え
12/11(金) 7:30配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d6de79da46896759b8a646dd565fc1d1200b1d7
神戸新聞NEXT

 山陰沖で11月6日に漁が解禁されたズワイガニの但馬での価格が高騰している。新型コロナウイルス感染拡大を受けた「Go To キャンペーン」や巣ごもり消費による需要増などが原因とみられ、同月の1キロ当たり平均単価は2007年度以降で最高を記録。関東方面の高級店などにも出荷されるとみられるが、一般消費者には手が出ないような高値が続いている。(金海隆至)

 12月9日朝。香住漁港西港(兵庫県香美町香住区若松)の競り場では浜値(はまね)(税別価格)が上昇するにつれ、首をかしげ、あきれ顔を浮かべる仲買人も見られた。

 松葉ガニ(雄)は1匹が最高2万3千円で競り落とされたほか、セコガニ(雌)は小サイズの1箱(50匹入り)に最高15万円の値が付いた。1匹換算は3千円。地元の民宿・旅館や各地の市場などへ出荷する仲買人は「はや(漁期中で最も高い)年末相場だ」とため息を漏らす。

 但馬漁協香住支所販売課長の澤田敏幸さんは「過去に記憶がない価格。香住産のセコガニは近年、首都圏で人気なので、高級料亭で使われるのではないか。われわれにはとても手が出ない」と驚きを隠さない。

 県但馬水産事務所によると、沖合底引き網漁船44隻が出漁した11月はしけも少なく、水揚げ状況は総漁獲量が前年同月比3・2%増の約381トン(松葉約195トン、セコ約186トン)だったが、総漁獲額は同33・3%増の約22億6千万円(松葉約14億3千万円、セコ約8億3千万円)と大幅に伸びた。

 1キロ当たりの平均単価は松葉ガニが同35・9%増の7348円、セコガニが同16・9%増の4458円と、調査可能な07年度漁期以降でいずれも過去最高を記録。それぞれ7千円台、4千円台は過去に例がなく、総平均単価を同29・1%増の5939円に押し上げた。

 政府が推進する観光支援策「Go To トラベル」は旅行代金の35%を割り引いた上で、15%分の地域共通クーポンを配布する。同事務所は「旅行代が割安になる分だけ、高級旅館で高い地ガニを食べようとする人が増えている」と分析する。

 城崎温泉(豊岡市)の旅館「千年の湯古まん」と「千年の湯権左衛門」を経営する「古まん」によると、活ガニ料理付きの宿泊予約が急増。1泊3万〜4万円台の高額プランだが、一時は年内の受け付けを停止した。現時点で昨年同時期の倍近い数に上るという。

 香美町香住区香住の海産物直売店「にしともかに市場」では「Go To トラベル」の利用者がクーポンを使ってカニなどを買い求めている。京都市から訪れた主婦(60)は1匹1万円を超える松葉ガニを手に「仕事で忙しい夫への土産に購入した。冬の観光といえばカニと温泉。コロナ感染者は増やしたくないけど、動かないと経済も回らないから複雑」と話した。

2571荷主研究者:2020/12/27(日) 20:10:53

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/202012/20201202_12014.html
2020年12月02日水曜日 河北新報
カツオ水揚げ、気仙沼24年連続日本一 量・金額は2割減で関係者困惑

気仙沼漁港に水揚げされたカツオ。小さいサイズが目立った=8月26日

 宮城県気仙沼市の気仙沼漁港で今季の生鮮カツオの水揚げが終了し、水揚げ量は1万5538トン(11月末現在)で24年連続日本一の座を守った。ライバルの勝浦漁港(千葉県)の3倍近くに達する規模となったが、量、金額ともに前年比で約2割減少。関係者は「日本一でも素直に喜べない」と困惑している。

 気仙沼漁港へのカツオの水揚げは11月14日が最後。拠点としていた漁船はほぼ、四国や九州などの母港へ帰った。市魚市場を運営する気仙沼漁協によると水揚げ量は前年より4365トン減った。金額も40億856万円と9億6176万円減少した。

 気仙沼でカツオ水揚げが始まる5月、ビンチョウマグロが異例の豊漁だった。市魚市場の水揚げ額はビンチョウだけで16億円以上に達し、同月全体では20年ぶりに20億円を突破。このため、大半のカツオ一本釣り船は浜値が安定したビンチョウ漁を優先し、カツオは序盤から伸び悩んだ。

 カツオのサイズが小型中心だったことも、水揚げ額が10億円近く減少した要因となった。水揚げの大半を「ピンガツオ」と呼ばれる1.8キロ未満が占め、味が淡泊な4.0キロ以上の「特大」も例年より目立った。

 量販店などの需要が高い1.8〜3.9キロが少なく、単価を押し下げた。水産物仲卸「足利本店」(気仙沼市)の足利宗洋社長(49)は「シーズンを通してピンかジャンボ(特大)ばかりで、取引先が求める商品を提供できなかった。こんな年は経験がない」と振り返った。

 漁業情報サービスセンター(東京)によると、11月末現在の勝浦漁港のカツオ水揚げ量は5775トン(速報値)。気仙沼は7月に逆転してリードを広げ、最近5年で最大の約9800トンの差をつけた。

 勝浦の水揚げ量も前年の約5割にとどまっており、カツオの資源減少への懸念がより浮き彫りになった。気仙沼漁協の臼井靖参事(56)は「地球温暖化の影響も考えられる。国際的な資源管理が必要かもしれない」と話した。

2572とはずがたり:2021/01/19(火) 15:10:02
家食が増えて家でのコメ消費が増えたって事らしい。全体で増えたかどうかは勿論不明。

コメ消費、2割弱が増加 コロナ禍で変化―内閣府調査
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021011500999&amp;g=pol
2021年01月15日17時04分


 内閣府は15日、食生活に関する世論調査の結果を公表した。新型コロナウイルス感染拡大の前後で、コメの消費量がどう変化したか尋ねたところ、「増加した」が17.9%で、「減少した」の4.0%を上回った。「変わらない」は77.4%だった。
日本人のコメ消費

 増加の理由(複数回答)は「家庭で米を使った調理の機会が増えた」(85.5%)が最多。次いで「お弁当やおにぎりなど米を使った中食(なかしょく)の回数が増えた」(31.0%)、「米に限らず食べる量が増えた」(25.3%)の順だった。
 農林水産省の担当者は、新型コロナ感染拡大に伴う外出自粛の影響などにより、自宅で食事をする機会が増えたことが主な要因と分析。「コメの消費拡大を進める上で、消費者がどのようなものを求めているか把握し、施策を打ち出すことが必要だ」と語った。

2573とはずがたり:2021/01/22(金) 11:50:51
鵜呑みにしてはいけない
「ウナギ豊漁」報道
近視眼的な日本の漁業
勝川俊雄 (東京海洋大学准教授)
https://wedge.ismedia.jp/articles/-/3653

2574荷主研究者:2021/02/04(木) 22:51:05

https://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/850099.html
2021/1/10 16:30 静岡新聞
焼津港の水揚げ額日本一 412億円、5年連続

焼津港の水揚げ推移

 焼津市の焼津港(小川港含む)の2020年水揚げ額は412億円(税込み、速報値)で、前年と比べ37億円(8・3%)減少したものの、全国の主要漁港の中で5年連続で最高だった。水揚げ量は15万3500トン(前年比10・8%減)で全国3位。全国の漁協を調査した青森県八戸市や焼津市への取材で9日までに、分かった。

 水揚げ量ベースで、焼津魚市場(焼津港)が14万4400トン、小川魚市場(小川港)が9100トン。焼津港の魚種別の主な内訳は、マグロ類5万4400トン、カツオ8万9100トンだった。

 マグロは前年と比べ、キハダとミナミマグロの減少が目立った。一方、ビンナガは前年の3倍に増え、メバチも増加した。カツオは海外まき網船、遠洋一本釣り船とも減少し、水揚げ好調だった前年から約2割落ち込んだ。

 新型コロナウイルスの世界的なまん延で出漁できなくなるなど、遠洋漁業は苦戦を強いられた。

 小川港は主力のサバが前年比8・8%減の7100トン、イワシ類が7・3%減の1400トンなど。

 水揚げ量の全国1位は千葉・銚子で27万1800トン。2位は北海道・釧路の19万1千トンだった。

2575とはずがたり:2021/02/09(火) 09:51:07

中国の穀物輸入が急拡大、前年比3割増の背景
内外価格が逆転、養豚業の需要増加も後押し
https://toyokeizai.net/articles/-/396117
財新 Biz&Tech
2020/12/21 3:20

中国の穀物輸入が急拡大している。中国海関総署(税関)が12月7日に発表したデータによれば、中国が2020年1〜11月に輸入した穀物は累計1億2920万2000トンに上り、前年同期比29.6%の大幅増を記録した。

背景には中国国内と海外の穀物価格の逆転がある。中国政府の所管部門の調査によれば、国内産の穀物価格は外国産に比べて小麦が1トン当たり333元(約5301円)、コメが同16元(約255円)、トウモロコシが同609元(約9695円)高く、外国産の価格優位は明らかだ。

穀物貿易を手がける複数の卸売業者は、この内外価格差が需要家たちを外国産の「買いあさり」に走らせていると話す。中国の養豚業の回復により飼料原料向けの需要が増加していることが、そこに拍車をかけている(訳注:中国では2018年8月から家畜伝染病のアフリカ豚コレラが流行し、養豚業界が大打撃を受けた。感染は2019年にかけて徐々に落ち着き、今年は豚の飼養頭数が急回復している)。

トウモロコシ輸入量が低関税枠を突破
中国政府は国内の穀物農家を保護するため、小麦、トウモロコシ、コメの輸入に割当制を採用している。そのうちトウモロコシの2020年の輸入枠は720万トン。この枠内なら輸入トウモロコシの輸入関税は1%にすぎないが、枠を超えた場合は最低65%の高関税が課される。

そんななか今年10月、トウモロコシの輸入が初めてこの割当量を突破した。海関総署のデータによれば、2020年1〜10月のトウモロコシの累計輸入量は728万トンと、前年同期比97.3%増加。なかでも10月は単月で1年前の12倍の114万トンが輸入された。

外国産トウモロコシの主用途は養豚用の飼料の原料だ。中国最大の飼料メーカーである新希望六和の担当者は、同社の飼料原料のなかでトウモロコシは約半分を占めており、2020年の年間消費量は約800万トンを見込んでいると説明する。


本記事は「財新」の提供記事です
この担当者によれば、新希望六和は海外の穀物価格が低迷していた今年4月から9月にかけて年間消費量の3割相当の大量買い付けを行った。同社は中国国内の穀物価格が引き続き上昇し、輸入拡大のトレンドは持続すると予想している。

(財新記者:黄?倫)
※原文の配信は12月8日

2576とはずがたり:2021/02/12(金) 11:04:16
ウナギ稚魚36%出所不明 2020年採捕、「不正流通」が横行
https://news.yahoo.co.jp/articles/2a657c49e4a741750a3a5ecd1c42484337d6320b
2/9(火) 8:35配信
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

シラスウナギの国内採捕量

 2020年漁期(19年11月〜20年5月)に国内で採捕されたシラスウナギのうち、36・8%が出所不明だったことが8日、水産庁への取材で分かった。シラスウナギは絶滅が危惧されるニホンウナギの稚魚で、養殖に使われる。国や採捕を許可する都府県は取引の透明化を進めているが、密漁や横流しなどの不正流通が依然として横行している実態が浮かび上がった。

 20年漁期に国内の養殖業者が池入れしたシラスウナギは計20・1トンで、このうち3・0トンは中国などからの輸入だった。17・1トンは国内の漁師が採捕したとみられるが、各都府県への報告は10・8トンにとどまり、6・3トンが出所不明となっている。

 出所不明の割合は前年の漁期から3・7ポイント低下したものの、豊漁だったこともあり、不正流通量は4・2倍に増えた。漁は静岡県など24都府県で行われ、本県を含む主産地の多くで出荷先が指定されている。ただ、取引価格の高騰でシラスウナギは「白いダイヤ」とも呼ばれ、県内の複数の関係者によると、「正規価格より高く買い取る裏ルートが存在する」という。

 水産庁は密漁の罰則を強化するとともに、漁の形態を現行の特別採捕から厳格な許可漁業に移行して流通の適正化につなげる方針。

2577とはずがたり:2021/02/18(木) 16:30:59
021年01月31日 16時42分 JST
みかんの皮、どこからむきますか?裏からじゃない「有田むき」を知ってますか?
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_601651d1c5b653f644d47289?ncid=tweetlnkjphpmg00000001

みかんの名産地である和歌山県ではその皮の剥き方に他とは違うコツが有るようです。

2578とはずがたり:2021/03/09(火) 11:22:07

虫食いのあかね材で照明インテリア 山林荒廃防止に一役 和歌山
https://mainichi.jp/articles/20210309/k00/00m/040/048000c
毎日新聞 2021/3/9 10:54(最終更新 3/9 11:02) 616文字

 虫食い痕が残る「あかね材」の活用に取り組む和歌山県田辺市の経営者らによるプロジェクトチーム「BokuMoku(ボクモク)」が、照明インテリアを開発し、同市に贈呈した。【竹内之浩】

 あかね材はスギやヒノキの枯れ枝から侵入した「スギノアカネトラカミキリ」に幹を食べられ、穴やしみができた木材。強度や耐久性などに問題はないが、見た目から利用が進まず、放置されて各地で山林荒廃の一因になっているという。

 同チームはあかね材を活用して熊野の山を守ろうと、家具店や建築士、製材、木工、育林業などに従事する30〜40代の6人が2017年に結成。食害や変色の痕を生かしたデザイン性の高い家具や雑貨を開発してきた。

 新たに開発した照明インテリアはヒノキ製で、いずれも高さ約30センチの円柱(直径約10センチ)と角柱(縦横約9センチ)の2種類。内部にLEDライトが設置され、くりぬいた無数の穴からライトの光が美しく漏れる仕様になっている。


 海南市の木材加工会社「竹千代」が製作協力し、価格は1万5000円(税別)。1個売れるごとに植樹の苗代として500円をメンバーの育林会社に寄付する。

 2月25日には田辺市役所で同チーム代表の榎本将明さん(43)らが直接、真砂充敏市長に照明インテリアを贈呈した。榎本さんは「熊野の山の現状に関心を持つきっかけになってほしい」と話した。問い合わせは榎本さんが経営する家具店「リバラック」(0739・22・6100)。

2579とはずがたり:2021/03/21(日) 12:03:22

https://twitter.com/ShinShinohara/status/1373467151814684672
shinshinohara
@ShinShinohara

特に製造業がない地方での就職先は、建設業か、農協か、医療・介護か。建設業は衰退、農協も合併合理化で衰退。医療・介護だけが大口の就職先。
他の道を探したい若者は都会へと出て行く。

地域が衰退する理由は明らかである。すなわち、地域外へ生産物を移出し、地域外から所得を得る基盤産業が衰退した地域は、衰退することが避けられないのである。
宮崎雅人「地域衰退」p.89

小学校がなくなるということは、その校区から若年層がいなくなり、地区の持続や再生産が困難であることを可視化することになる。小学校は校区の「将来性」の象徴として機能しており、それがなくなることで、校区や地域全体への諦めがさらに強まる可能性がある。
p.92

規模がな大きくなればなるほどコストが削減されるわけではないことが、いくつかの研究で明らかにされている。(略)秋山(2014)は、コメの生産において、個別経営の場合は7haていどで、組織経営の場合に15haで、10a当たり生産費の費用曲線は水平になり、規模のみ経済の効果が頭打ちになる
p.103

大規模畑作が行われている北海道十勝地方では、10a当たり農機具自動車費+労働費は、作付面積が10haを超えたあたりで低減しなくなっている。(略)100haを超える経営体でさえも(略)家族以外の人を雇う雇用労働力を用いた経営のあり方は未確立(略)人を雇うための費用がその効果に見合わない。
p.105

2580名無しさん:2021/03/21(日) 19:15:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3c723f2679a4f9ee94df043826c139caf618dc3
繰り返される「牛乳有害論」の真偽は? 給食で提供を止める地域も
3/21(日) 10:56配信
デイリー新潮
 牛乳といえば、「ザ・健康」。幼少期、自分は牛の子じゃないかというほどたくさん飲まされた向きもあるだろうが、他方で従来、「有害」「危険」との指摘が繰り返されてきたのも事実。論争の現在地はいかに? 

 ***

 学校給食では必ずと言っていいほど出される。法律で決まったわけでもないのに普及率は9割超。まさに完全食の帝王といった位置を占めている牛乳。

 が、SNSで検索してみると、「有害論」にも行き当たる。「牛乳を飲むと骨が弱くなる」「がんの発症リスクを高める」「これらは当たり前の話です。何故テレビや新聞で報道しないのかが不思議です」云々。あるいは「今すぐ逃げて牛乳の正体」「牛乳飲みすぎると体がボロボロになる3つの理由」など、おどろおどろしい言葉が並ぶのだ。

 この論争、ネット上の風説と一笑に付すわけにはいかない。過去に何度もあり、しかもおよそ5〜10年に1度は繰り返される印象。素人だけでなく、医師や栄養士の立場からも指摘されてきたから根深い。

 代表的なのは、牛乳を飲み過ぎると、「女性ホルモンのエストロゲンが増加し、乳がんリスクが高まる」「たんぱく質の過剰摂取で骨粗鬆症になりやすい」、あるいは、「小魚や海藻に比べカルシウムが少ない」といったもの。

 最も気になるのはがんのリスクだろうが、こちらについては、中国は乳がんでの死亡率が1万人に1人。それは乳製品の摂取量が少ないからではないか――との説を唱えた英研究者が『乳がんと牛乳』なる著作まで出し、日本も含め世界10カ国以上で刊行されたのだ。

過剰評価
 もちろんこれに乳製品の業界団体は反発。

 20年前、「新潮45」誌が同様の記事を掲載した際、彼らは大挙して編集部に押し寄せ猛抗議したこともあった。現在は、HPなどに長文の反論を寄せている。

 一般社団法人「Jミルク」の担当者は言う。

「最近はSNSで有害説がよく発信されていますね。ネット情報になるとフォローしきれない部分もありますので、根拠を示しながら解説していくしかない」

 がんについては、リスクが高まるほどのエストロゲン量ではない。骨粗鬆症も、たんぱく質の量とは因果関係は認められない、としている。

「団体側も有害説を否定するためにさまざまな研究結果を出している。現段階で“有害”と断じることは難しいとは思います」

 と感想を述べるのは、管理栄養士の幕内秀夫氏。

「ただ、業界団体が『牛乳は完全栄養食品』などと過剰評価してきたことは問題です。牛乳に限らず、これさえ飲んでいれば健康に生きられるという食品などあるわけがない。学校給食で毎日出すほどのものなのでしょうか」

 最近は新潟県三条市をはじめ、「ご飯と合わない」との理由で給食での提供を止めている地域もちらほら。一方で、同市がその試みを始めた7年前には大論争が巻き起こったほど、「牛乳神話」が根強いのも事実。

「戦後、日本の食生活はたんぱく質とカルシウムが不足していると言われ、給食での提供が始まりましたが、それを示すデータはないまま今に至っています。飲みたい人が飲むのはいいですが、強制するのではなく、コーラやビールと同じ嗜好品として捉えるべきものです」(同)

「週刊新潮」2021年3月18日号 掲載

新潮社

2581とはずがたり:2021/03/26(金) 15:18:57

「世界一背が高い花」のはずが…別種? ハラハラ開花待ち 広島
https://mainichi.jp/articles/20210324/k00/00m/040/452000c
毎日新聞 2021/3/24 21:51(最終更新 3/24 21:51) 661文字

 世界で最も背の高い花とされるインドネシア原産「アモルフォファルス・ギガス」が、広島市植物公園(広島市佐伯区)で間もなく国内3例目となる開花を迎える。職員らは心待ちにして見守ってきたが、開花を目前にして花が別の種である可能性が急浮上。開花後に花の種類を特定しようと、固唾(かたず)を飲んで観察を続けている。

 「アモルフォファルス・ギガス」は、インドネシア・スマトラ島にのみ自生するコンニャクの仲間。ミズバショウなどにみられる花びらのような仏炎苞(ぶつえんほう)が、雄花と雌花の集合体を包み込む。深夜に開花し、臭いで虫をおびき寄せるため、強烈な腐敗臭を放つことでも知られる。自生地では高さ4メートルを超す例もある。

 植物公園は2017年、国内の業者から約5000円で苗を購入し、栽培を続けてきた。24日現在で2・75メートルまで育っている。

 ところが、成長が進むにつれ、赤茶色のはずの仏炎苞の先端部分が、クリーム色であることに職員が気づいた。

 別種の可能性を疑い、資料を調べるなどしたが、国内の栽培例がほとんどないこともあり、個体差によるものなのか、同属別種の苗なのか判断がついていないという。

 植物公園は、開花後に写真を撮影し、東京大付属植物園(小石川植物園)に送って「鑑定」を依頼する。国内で確認された2例の開花は、いずれも小石川植物園だったためだ。

 開花は3月中と見込んでいるものの「その日にならないと咲くかどうか判断がつかない」といい、待ち焦がれる日々は続く。問い合わせは同園(082・922・3600)。【賀有勇】

2582とはずがたり:2021/03/26(金) 16:00:40
海洋保護区の設置は、自然も漁業もどちらも救う最善策 研究
海に回復の余裕を与えることで魚の個体数と生息地が回復、気候変動も抑制可能に
2021.03.23
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/21/031900137/

 2030年までに世界の海の30%を保護するというキャンペーンは70カ国以上の支持を得ている。ただ現状の達成度は、高い志に反して低い。現時点で保護されている海はわずか7%、そして厳重に保護されている海となるとわずか2.7%だ。 (参考記事:「日本を含む14カ国が「持続可能な海の管理」合意、その大きな意味」)

 ペルーの水産学者パトリシア・マジュラフ氏は「『30年までに30%』を達成可能と考えるのは、あまりに楽観的すぎます」と話す。マジュラフ氏は漁業関係者の強い抵抗に直面しながら、ペルー沖に深海保護区をつくろうと取り組んできた人物だ。ペルーが保護しているのは沿岸域の0.5%にも満たない。ペルー沿岸から延びる海底山脈を保護する「ナスカ海嶺(かいれい)海洋保護区」が提案されており、2021年の春に最終決定される予定となっている。保護区が新設されれば、ペルーの保護水域は8%まで拡大する。 (参考記事:「パラオの海洋保護区、その効果が実証される」)

 南米諸国をはじめとする発展途上国には、領海の3分の1近くを保護する余裕などないというのが漁業関係者の言い分だ。海洋保護区の大幅な拡大に反対するこうした声は世界中で聞かれ、漁業資源の減少と世界人口の増加に伴う魚介類の需要増加とともに、自然保護団体と漁業関係者の溝は大きくなっている。

 そうした物語を劇的に変える論文が2021年3月18日付で学術誌「Nature」に発表された。この論文によれば、海洋の30%を保護することで、海洋生態系の生物多様性を取り戻すことができるだけでなく、世界の年間漁獲量を800万トン増やすことができるという。800万トンは現在の漁獲量の約10%にも相当するものだ。しかも、底引き網を使うトロール船によって海に放出される海底からの炭素が減ることで、気候変動に対する「安価で自然な解決策」を提供できるという。…

2583とはずがたり:2021/04/07(水) 13:02:11
そんな動きがあるのか。。

ホクレン分割に反対 農水委で石川議員
https://kachimai.jp/article/index.php?no=530116
2021/04/07 11:17

 【東京】衆院農林水産委員会が6日に開かれ、立憲民主党の石川香織氏(道11区)が生乳流通の在り方を質問、一部で浮上したホクレン分割に反対する姿勢を示した。

 石川氏は、3月に開かれた規制改革推進会議農林水産ワーキンググループで、ホクレンなど指定団体の分割に複数の委員が言及したと指摘。「生乳供給の安定や農家の収入を支える仕組みは、先人の知恵で築き上げたもの。災害時の需給調整も含め、指...

2584とはずがたり:2021/04/13(火) 15:07:51
なぜ北海道でジンギスカンが広まったのか
http://kai-hokkaido.com/town_vol35_takikawa01/

北海道で羊肉が食べられるようになったのは大正時代。
農家の副業として江部乙村で5頭の羊が飼育され始めたのは1913(大正2)年。
滝川町では1915(大正4)年に13頭の飼育記録が残っている。
数ある羊肉料理の中から、なぜジンギスカンがこれほど広まったのか。
矢島あづさ-text 伊藤留

2585とはずがたり:2021/04/27(火) 11:28:21
玉蜀黍・小麦・大豆と穀物全般高騰中らしい。

https://twitter.com/yurumazu/status/1386713267649671169
Emin Yurumazu (エミンユルマズ)
@yurumazu
トウモロコシがぶっ飛んでいます。これはまずいことになりますね。

2586とはずがたり:2021/07/07(水) 09:17:55

資源大国日本の復活なるか?!伐られるあてのない花粉撒き散らすだけの杉、桧が大量にあるぞ。

「ウッドショック」で木材価格が1年で4倍 供給懸念も
2021/05/06 18:00朝日新聞
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/ASP565G72P56ULFA00B.html
(朝日新聞)

 「ウッドショック」と呼ばれる木材不足の深刻化で、木造建築に欠かせない加工木材の供給が滞り始めた。世界的な品薄状態で、先物価格は過去最高水準になるほど高騰。住宅メーカーからは業績悪化への懸念の声が上がっている。

 米ブルームバーグ通信は5日、米シカゴ市場の木材先物価格が、最も取引が多い限月としては初めて1500ドルを突破したと報じた。新型コロナウイルスの感染が世界に拡大した昨春には300ドルを割った時期もあったが、その後、木材不足を背景に上昇傾向が続き、この1年で価格が4倍超にまで高騰した。

 国内の住宅建設にも影響が出ている。木造建築に使用される「プレカット」と呼ばれる加工木材の国内最大手「ポラテック(埼玉県越谷市)」では、契約日通りに木材を納入できない状況になりつつあるという。同社の北大路康信専務は「4月よりも5月、5月よりも6月の方が木材不足は激しくなる」と予想する。

オイルならぬ「ウッドショック」木材不足で戸建てピンチ
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP4V6QS5P4VULFA01L.html?ref=goonews
友田雄大2021年4月27日 7時00分

 世界的に木材不足が深刻になっている。米国の旺盛な住宅需要やコンテナ不足など、様々な要因が重なって多くの木材が値上がりしており、業界では「ウッドショック」と呼ばれるほどだ。長期化するとの見方もあり、国内でも戸建ての工期が遅れたり価格が上がったりする恐れがある。

 世界最大級の先物市場、米シカゴ・マーカンタイル取引所の木材先物価格は、新型コロナ禍が広がった昨年春、1千ボードフィート(2・4立方メートル)あたり一時300ドルを割った。ところが、昨年6月ごろから急上昇に転じ、足元では3倍以上の1千ドルを超えている。

「ツーバイフォー」の木材価格は…
 「最初は、対岸の火事だと思…

2587荷主研究者:2021/07/17(土) 23:21:02

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/554659?rct=n_hokkaido
2021年06/12 05:00 北海道新聞
道産農産物も「K字形」 コメや小麦、銘柄・用途で明暗

http://tohazugatali.web.fc2.com/nogyo/20210612hokkaido10.JPG

 新型コロナウイルス禍が長期化する中、道産農畜産物の品目や銘柄などによる価格の上昇・下落の差が鮮明になってきた。家庭向けには巣ごもり需要で追い風が吹く一方、業務用は外出自粛の影響で回復が遅れて在庫が積み上がっている。他の産業で見られている業績が二極化する「K字形」に近い動きとなっている。

 コメの業者間の相対取引価格(玄米60キロ当たり)は、「ななつぼし」や「きらら397」が業務用の需要減で右肩下がりを描く。道産米全体の主力である「ななつぼし」の価格帯は道外産との競合が激しく、今年4月に前年同月比1418円安の1万4420円まで落ち込んだ。

 一方、ブランド米の「ゆめぴりか」はもともと家庭向けが多く、「固定的な需要」(道農政部)に支えられて前年並みかやや高い水準で推移。特に緊急事態宣言が発出されるなど感染拡大の加速が消費者に意識された月は高値を付ける傾向があり、家で過ごす時間と価格が連動していることがうかがわれる。

 小麦は用途で明暗が分かれる。パン用はもともと国産の収穫量が少ないところに、巣ごもりに後押しされた高級食パンブームで需要が増え価格を押し上げ。今秋に収穫する2021年産の指標価格はパン用の「春よ恋」と「はるきらり」がいずれも前年産比3・5%高と値上がりした。一方、外食や中食向けが多い、うどん用の「きたほなみ」は15%安、主に中華麺に使われる「ゆめちから」は14・1%安となった。

 業務用の比率が6割と高いタマネギは昨年5月に平年の半値近くまで暴落したが、道産品が出回る昨秋以降は平年並みの価格を維持。ホクレンが出荷期間を延ばして月ごとの出荷量を抑えたのが奏功した。道産品は通常、9月〜翌年3月に出回るが、冷蔵や貯蔵庫の空気成分を調節して長期保存する技術を駆使し、現在も出荷している。干ばつが起きた台湾へも輸出したため、ホクレンは「昨年産を売り切るめどは立っている」(広報)とする。

 一方、生乳は学校給食の一部停止やパーティーなどの減少により、飲用乳や生クリームの需要が減り、長期保存できるバターや脱脂粉乳を大量増産した影響が尾を引く。ホクレンによると、20年度の期末在庫はバターが前年度比34・9%増の3万8900トン、脱脂粉乳が6・3%増の8万1200トンもあり、在庫解消の見通しが立っていない。

 道の宮田大農政部長は「全体としては需要が減って販売は厳しい。ここで生産力を落とすと地域経済や将来の食料生産に影響するので、今こそ消費者に協力してもらいたい」と地産地消を呼びかけている。(生田憲)

2588とはずがたり:2021/07/27(火) 10:26:50
太平洋クロマグロ 国際会議開始 日本は漁獲量上限20%増提案へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210727/k10013162251000.html
2021年7月27日 10時21分

国際的に漁獲量が規制されている太平洋クロマグロの資源管理について話し合う国際会議が27日から始まりました。
日本は漁獲量の上限を20%増やすよう提案することにしていますが交渉は難航することも予想されます。

太平洋でとれるクロマグロに関する国際会議は27日から3日間の日程でオンラインで始まりました。

日本のほか、韓国や台湾、メキシコ、アメリカなどが参加しています。

それぞれの国や地域の資源管理の状況や、漁獲量の上限をどうするか、議論が交わされる見通しです。

日本は産卵できるマグロの資源量が2011年以降回復傾向が続いているなどとして太平洋での漁獲量の上限を20%増やすよう提案することにしています。

日本が上限の引き上げを提案するのは4年連続ですがこれまではアメリカなどが資源は十分に回復していないとして反対したうえ、去年は初めてのオンライン形式で議論が深まらず、漁獲枠の上限引き上げは実現していません。

水産庁では、科学的なデータに基づき、漁獲量を増やしても将来の資源の回復を妨げないと説明することにしていますがアメリカの反対姿勢は変わっていないと見られ、交渉は難航することも予想されます。

2589とはずがたり:2021/07/27(火) 12:03:28
佐賀の農業,コメ・麦・大豆の3毛作が可能で耕地利用率130%とか最強やん。。

2018年12月19日
特集記事
佐賀の農業は「票田」も耕す
https://www.nhk.or.jp/politics/articles/feature/12246.html

「知事の再選、決まりですね」
投票の3か月も前に、こんなつぶやきが聞こえた。
いま、一強と言われる自民党を向こうに回し、むしろ圧力をかける組織がある。
「票田」を耕し、育て続けるその存在。力の源泉は何なのか、「乱」の地から伝える。
(佐賀放送局 坂本眞理)

3か月前に「勝負あった」!?

今年9月中旬。
県庁3階の記者会見室には、大勢の報道陣が集まっていた。隣県・福岡からのマスコミの姿もある。3か月後に投票を控えた佐賀県知事選挙。
農協の政治団体である佐賀県農政協議会=「農政協」が、現職の山口祥義に推薦状を渡したのだ。

建設業、医師会、商工会…選挙では、様々な団体が候補者を支援する。
でも、特定の団体が推薦状を渡す場面に、テレビカメラがずらりと並ぶのを、私は初めて体験した。

「山口さんの再選、決まりですね」
どこかの記者がつぶやいた。

まだ投票日まで時間はある。
先入観は禁物だが、「票田は農協が握っている」。それがここ、佐賀県では“常識”なのだ。

“佐賀の乱”

組織の強さは、接戦を制したときほど、際立つ。

前回4年前の県知事選挙。自民党と公明党は、前の武雄市長・樋渡啓祐を擁立した。

樋渡は、市長時代、市立図書館の運営を大手レンタルビデオ店「TSUTAYA」に委託したことで話題を集めた人物だった。

ところが、農政協は樋渡の政治手法に反感を抱いていたことに加え、安倍政権が進める農政改革や、TPP交渉に対する不満もあり、最終的に元総務省官僚の山口を擁立した。

「自民党」対「有力支持団体」。異例の保守分裂選挙に突入した。

山口が立候補を表明したのは、告示のわずか9日前。当初は、樋渡圧勝とみられた選挙戦。

山口自身もこう振り返る。
「立候補を心の中で決めた日、佐賀で特急列車に乗っていたら、周囲から地元の人の声が聞こえた。『もう次の知事選は結果は決まっとろうもん(決まってるよね)』。誰から見ても無謀、そんな選挙だった」

しかし、終盤の追い上げで、山口が差し切った。
山口18万2795票、樋渡14万3720票。

出口調査によれば、自民党を支持すると答えた人の投票先は、「山口45% 対 樋渡50%」。自民推薦候補に反旗を翻した山口が、自民党支持者の半数近くから、得票したことになる。

佐賀放送局に保管されている当時の取材メモには、農協関係者のこんなつぶやきが記されている。
「もし負ければ、佐賀の農業はつぶされる」
死にものぐるいだった。

明治政府に、佐賀の士族が反乱を起こした歴史になぞらえて、翌日の新聞には「佐賀の乱」の活字が踊った。

自民に圧力

あれから4年。山口再選がかかる今回の知事選挙。

推薦状を渡した農政協の会長、金原は、まだ推薦を決めていなかった自民党を公然と批判、こう迫った。

「私は山口知事の後援会の会合で、今回の選挙では自・公の推薦をもらってくれと言った。そうしないと、新幹線の整備やオスプレイ配備などの国政課題が山積する中で、2期目の仕事がやりにくいだろう、と。保守系が割れてもいない今回の知事選は、前回と様相が違う。なのに現時点で、なぜ自民党が推薦を躊躇するのか、理解しがたい。明確に理由を聞きたい」

自民党、公明党は、その後、山口の推薦を決めた。

2590とはずがたり:2021/07/27(火) 12:03:49
>>2589
“続・佐賀の乱”

去年の衆院選でも“異変”が起きた。

県内2つの小選挙区で、農政協は、それまで自民党候補を支援してきた慣例とは異なり、自主投票とした。結局、2人の自民党候補は、小選挙区で野党系候補に敗れた。

自民党が小選挙区で“全敗”したのは、全国で佐賀県だけだった。

底力の秘密

平地が多く、冬も気候が温暖な佐賀県。
一つの田畑で二毛作ならぬ米・麦・大豆の三毛作ができてしまう。
耕地利用率、つまり畑をどれだけ活用しているかを示す数字は、100%以下の地域が多い中、佐賀県は130%越え。全国1位だ。

決して広い県ではないのに、ハウスみかんの生産量は全国1位、たまねぎの出荷量は全国2位。元気のいい数字が並ぶ。

元気な農業がどうして選挙につながるのか、少し説明が必要だ。

JAの正組合員、准組合員は合わせて12万人以上。県人口80万人の15%に当たる。
それだけではない。取引業者もある。運輸業や段ボールメーカー、機械メーカー。県の基幹産業は、大勢の暮らしと雇用を支え、いざ選挙となれば、動き出す。

「強さの本当の理由は、数の力だけではない」
関係者は誇らしげに、県の農業カレンダーを見せてくれた。

一年中、ぎっしり予定が詰まっている
「佐賀の農家の特徴は、農閑期がほとんどないこと。例えば、三毛作に加えて、たまねぎや葉物野菜もやっているという農家も少なくない。常に何かを作っている」

なぜ、農閑期がないと選挙に強くなるのか。
「いつも農家どうし、横のつながりがある。少なくとも月に1回は何らかの寄り合いがあるし、収穫期には順番を決めて、チームで『今日はあの人の畑の手伝い』などと決めて、みんなで作業をしたり。『互評会』と言って、お互いの畑を見回って出来を確認するなんてことも。タテ、ヨコの連絡体制は今もフル稼働しているので、ひとたび指示が出れば、あっという間に一般農家まですみずみに伝わる」

農村部は、都市部に比べれば、どこも結び付きが強いのだろうが、佐賀はひときわそうした文化が残っているということか。

票が読める人

JA佐賀中央会と、その政治団体・農政協の会長を兼ねる金原壽秀(かなはら・としひで)、68歳。

いまの県農業大学校を卒業後、家業を継ぎ、きゅうりやスイートピーなどの花、米、麦、大豆やたまねぎなどの栽培を続けてきた。

周囲は、彼をこう評す。
「票が読める人」

去年からは全国組織の全中=全国農協中央会の副会長も務め、永田町界隈を回る。
官邸や自民党の農政改革に「急進的で、現場を見ていない」と猛然と反対。党内で発言力のある有力議員のもとに足しげく通い、意見を交わす。自民党農林部会の発言録を取り寄せ、地元選出の国会議員などの発言に目を光らせる。

私は尋ねた。高齢化、担い手不足。どうやって農業は生き残るのか。
「改革は必要だ。でも、市場原理主義、利潤追求型では、日本の農業は守れない。現場を見ない改革は必ず失敗する」

そして、こう力を込めた。
「世の中を変えられるのは政治。政治を変えられるのは選挙。だから、選挙は全力で戦う」
再選、そして彼が向かう先は…

12月16日の投開票日。農政協の全面支援を受けた山口は再選を決めた。

翌日。山口は、妻や後援会関係者を伴って、JAを訪問した。

「農政の振興なくして、県政の浮揚なしということは、常に肝に銘じております。農業者の立場にしっかり寄り添い、皆さんとよく意見交換をしながら、佐賀県の時代を作っていくために、ともに頑張っていきたい」

金原ら、農政協の役員は、その言葉に拍手で応じた。


(文中敬称略)

佐賀局記者
坂本 眞理
新聞記者、WEBニュース編集者など経て平成20年入局。長崎局、政治部で勤務の後、29年7月から佐賀局で県政キャップ。3歳の娘の育児にまい進中。

2591とはずがたり:2021/07/29(木) 00:10:08

日本直ぐに乱獲するからなあ

太平洋クロマグロ 国際会議開始 日本は漁獲量上限20%増提案へ
2021年7月27日 10時21分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210727/k10013162251000.html

国際的に漁獲量が規制されている太平洋クロマグロの資源管理について話し合う国際会議が27日から始まりました。
日本は漁獲量の上限を20%増やすよう提案することにしていますが交渉は難航することも予想されます。

太平洋でとれるクロマグロに関する国際会議は27日から3日間の日程でオンラインで始まりました。

日本のほか、韓国や台湾、メキシコ、アメリカなどが参加しています。

それぞれの国や地域の資源管理の状況や、漁獲量の上限をどうするか、議論が交わされる見通しです。

日本は産卵できるマグロの資源量が2011年以降回復傾向が続いているなどとして太平洋での漁獲量の上限を20%増やすよう提案することにしています。

日本が上限の引き上げを提案するのは4年連続ですがこれまではアメリカなどが資源は十分に回復していないとして反対したうえ、去年は初めてのオンライン形式で議論が深まらず、漁獲枠の上限引き上げは実現していません。

水産庁では、科学的なデータに基づき、漁獲量を増やしても将来の資源の回復を妨げないと説明することにしていますがアメリカの反対姿勢は変わっていないと見られ、交渉は難航することも予想されます。

2592とはずがたり:2021/08/03(火) 17:51:05
人口比考えたら香港ダントツやん。米中香台のお得意様は大事にしなくては。。

食品輸出、初の5000億円超 3割増、牛肉や日本酒好調―21年上期
2021年08月03日17時44分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080300979&amp;g=eco

 農林水産省は3日、2021年上半期(1〜6月)の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が前年同期比30.8%増の5407億円だったと正式発表した。上半期で初めて5000億円を突破。牛肉や日本酒などのアルコール飲料が全体を押し上げた。20万円以下の少額貨物を含めると、31.6%増の5773億円となった。
 米国や中国で消費が回復したことに加え、新型コロナウイルス感染拡大で外食を控える動きが広がって家庭向け食品が伸びた。特に、九州地方が主な産地の牛肉は2倍強と大幅増。日本酒や日本産ウイスキーへの評価が高まり、アルコール飲料が83.1%増加した。

農林水産物と食品の輸出額 5700億円超 上半期として過去最高
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210803/k10013177001000.html
2021年8月3日 4時39分

ことし1月から6月までの農林水産物と食品の輸出額は5700億円を超え、上半期としては過去最高になりました。コロナ禍でも中国やアメリカなどで経済活動が正常に戻りつつあることが主な要因です。

関係者によりますと、ことし1月から6月にかけて、ネット通販などを含む農林水産物と食品の輸出額は5773億円となりました。

前の年の同じ時期と比べて31.6%増え、上半期の輸出額としては過去最高になりました。

これは、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大が続くなかでも中国やアメリカの経済活動が戻りつつあること、また外食を控える動きが各国で続くなか、家庭向けの食品の輸出に力を入れる事業者が増えたことが主な要因だということです。

品目別では
▼日本酒やウイスキーなどのアルコール飲料が前の年の同じ時期より83%増えて563億円となったほか、
▼牛肉が119%増と2倍以上に増え、223億円に、
▼ホタテ貝も74%増えて230億円になりました。

国や地域ごとの輸出額は
▼香港向けが1030億円と最も多く、
▼中国が1018億円、
▼アメリカが778億円、
▼台湾が546億円でした。

政府は農林水産物などの輸出額を2025年に2兆円とする目標を掲げており、輸出に取り組む産地への支援を強化していくことにしています。

2593とはずがたり:2021/08/07(土) 14:48:30
「こんな気温、経験ない」 北海道猛暑、どうなるポテチ
会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP855JVFP85IIPE00Y.html
井上潜2021年8月6日 13時30分

 長引く猛暑で日本の食糧基地・北海道内の農業が打撃を受けている。7月は降水量が例年の2割ほどと記録的な少雨で、麦やタマネギなど多くの作物が生育不良に直面している。この暑さが続けば、ポテトチップスの原料となる加工用ジャガイモの不足や、生乳生産の減少も心配される。

「川の王者」相次ぐ死 猛暑の北海道、河川で何が
まだまだ暑い北海道 旭川江丹別で38.4度 全国1位
 「体感的には1カ月ぐらい雨が降っていない。気温も毎日30度以上が続くなんて経験がない。麦は見込みより収穫量が2割減。大豆はこれからだが、間違いなく影響がある」。4日、旭川市郊外の水田で、「うけがわファームDEN―EN」の請川幹恭さん(46)が厳しい状況を説明した。

 請川さんは、約70ヘクタールの農地でコメや麦、大豆などを作っている。3日に収穫を終えた麦は丈が短く、穂の育ちも良くなかった。9月末から収穫予定の大豆も花の数が少なく、さやの中に入っている実の数も少なかった。

 コメはまだ影響は見られないが、「高温で田んぼの水がすぐにぬるくなってしまう。刈ってみないと分からないが、このままでは高温障害で米粒が白くなってしまう心配がある」。


【動画】高温と少雨で北海道内で農作物がピンチ=井上潜撮影
 札幌管区気象台によると、道…

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2594とはずがたり:2021/08/07(土) 14:51:35
クロマグロの群れが知床に 北の海で起きる「異変」とは
有料会員記事
https://www.asahi.com/articles/ASP814SQ3P81IIPE00T.html?iref=pc_extlink
神村正史2021年8月1日 18時30分

 世界自然遺産・知床の海、北海道羅臼町沖の根室海峡で今夏、比較的暖かい海を好むクロマグロの群れが到来する「異変」が起きている。羅臼漁港から出ているネイチャークルーズ船が、辺り一面でジャンプを繰り返す群れに遭遇する事態も。

 クルーズ船を運航する知床ネイチャークルーズによると、7月28日の午前便では、船を取り囲むように、見渡す限りの海面でマグロのジャンプが発生。マグロは砲弾形の体をすべて見せ、次々に海面から空中に飛び出し、激しいしぶきを上げていたという。

 なぜ、知床の海でこんな現象が起きているのだろうか。

 専門家が指摘するのは「海洋…

2595荷主研究者:2021/08/08(日) 14:01:18

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/559909?rct=n_hokkaido
2021年06/25 21:13 北海道新聞
タマネギ出荷へ選果場と貯蔵庫完成 カゴメと壮瞥の農業法人

お披露目会で公開した「そうべつアグリフーズ」の選果施設

 【壮瞥】胆振管内壮瞥町の農業法人「ミナミアグリシステム」と食品製造大手「カゴメ」(名古屋)が設立した会社「そうべつアグリフーズ」の選果場と貯蔵庫が完成し、同社が25日、お披露目会を開いた。9月から町内産生タマネギを道内外の市場に卸し、2022年から加工品の生産を始める。

 17年に閉校した旧久保内中の校舎と土地を利用し、昨年8月から工事していた。体育館を改装した選果場は鉄骨鉄筋コンクリート造り、新設の貯蔵庫は鉄骨造りでいずれも平屋。2施設を合わせた床面積は2252平方メートルで、貯蔵庫には最大2220トンのタマネギを保管できる。今年8月に着工する加工場の建設費を含め総事業費は約20億円。

 お披露目会には関係者約20人が出席し、選果設備などを見学。タマネギの収穫が本格化する9月から稼働を始め、初年度は取扱量1800トンを見込む。

 同社は「トマトの会社」から「野菜の会社」への転換を図るカゴメと道内の農業振興を目指すミナミアグリシステムの考えが一致し、昨年2月に設立。カゴメ関連のタマネギ加工用の拠点は国内初。(山中龍之助)

2596とはずがたり:2021/08/21(土) 23:14:18
人間のデブ遺伝子つええw

https://twitter.com/Kyukimasa/status/1427640763438047234
ゆきまさかずよし
@Kyukimasa
ヒトの肥満に関係する遺伝子を植物に組み込んだら、収穫量が3倍にも増加するイネやジャガイモができたという研究

Researchers Transfer a Human Protein Into Plants to Supersize Them
https://www.smithsonianmag.com/innovation/researchers-transfer-human-protein-plants-supersize-them-180978443/#.YRvGoAXJFGk.twitter

While a promising route to boosting crop yields, experts say more work needs to be done to understand why the tweak works
rice plant.jpg
Transplanting a human protein, known for promoting growth, into crops may engender larger, heavier and more bountiful plants. (jxfzsy/Getty Images)
By Shi En Kim
SMITHSONIANMAG.COM
AUGUST 17, 2021
325168
Every year, 9 million people in the world succumb to hunger?that’s more than the deaths from AIDS, malaria and tuberculosis combined. But the solution to the global hunger crisis isn’t as simple as ramping up agricultural production.

For one, agriculture comes with a hefty carbon footprint, contributing 10 to 20 percent of the global greenhouse gases annually. Then, chemical overuse sows resistance in the pests and pathogens the substances intend to kill, making it harder for farmers to eradicate their associated diseases the next time around. Runoff from fertilizers may also pollute waterways.


It’s not enough to grow more food?humanity needs to grow more efficiently.

With an eye toward feeding the world’s growing population in a sustainable way, researchers from China and the U.S. may have found a clever solution?in the form of supersizing crops. Transplanting a human protein, known for promoting growth, into crops may engender larger, heavier and more bountiful plants, boosting agricultural yields by a whopping 50 percent, according to the new study in Nature Biotechnology. While the results are promising, experts say that more research needs to be done to test their agricultural mettle and ensure that the gains are replicable.

2597とはずがたり:2021/08/30(月) 12:35:37
2021/8/30 05:30神戸新聞NEXT
「原因不明」明石ダコが史上最悪の不漁 前年の25%以下
https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/202108/0014635037.shtml
神戸新聞NEXT

 明石ダコとして知られる兵庫・播磨灘のマダコが今年、史上最悪の不漁となっている。全国屈指の漁場の明石沖では、7月までの漁獲量が前年同期比で7割以上減少。もともと増減が大きい魚種だが、ベテラン漁師はかつてない状況に首をかしげる。過去に記録的な不漁の原因となった冬場の低水温もなく、専門家も「原因が分からない」と頭を抱える。

 明石市内の5漁協によると、1〜7月のマダコの漁獲量は約120トン。前年同期(約497トン)の25%以下に落ち込み、統計を取り始めてから最低の水準となっている。最盛期の6月以降も伸びは鈍く、7月の漁獲量は前年同月の18%。淡路島最大の水揚げがある富島(としま)漁協(淡路市)でも、前年の4分の1程度にとどまった。

 不漁で価格も上昇している。兵庫県漁業協同組合連合会(明石市)によると、各漁協からの仕入れ値は5月以降、前年の約1・5倍となった。卸値も同様の高水準で推移しており、小売価格に跳ね返る。


 生活協同組合コープこうべ(神戸市東灘区)は、生ダコの値段を据え置くが、ゆでダコは100グラム当たり598円と昨年より100円値上げした。担当者は「原価分を転嫁せざるを得なかった」と話す。

 マダコの漁獲量は「三八(さんぱち)冷害」があった1963(昭和38)年をはじめ、84年と2018年にも記録的な不漁を経験。県水産技術センター(明石市)によると、いずれも直前の冬に漁場の水温が平年を大きく下回り、寒さに弱いマダコの多くが死に絶えたとされた。しかし、今年の水温は平年並みだったという。

 同センターの長浜達章研究員(63)は「今年の不漁は過去の経験則で説明がつかない」とする。考えられる原因として、遊漁船やプレジャーボートによるタコ釣りの人気が高まったことや、海の栄養の低下を挙げ「減り続ければ、イカナゴのように深刻な事態になる恐れもある」と警告する。(山路 進、有冨晴貴)

【兵庫・播磨灘のマダコ漁】神戸市から赤穂市にかけてと淡路島で水揚げされる。通年漁獲されるが、水温が上がって動きが活発になる6月から8月が最盛期。漁法は海底に沈めた網を引く「底びき網」、穴に入る習性を逆手にとる「タコつぼ」、糸に付けた疑似餌でたぐり上げる「一本釣り」がある。タコ類の漁獲量は都道府県別で2位。マダコに限ると日本一とされる。

2598名無しさん:2021/09/04(土) 17:20:37
▼JA組合員が庭木の害虫(イラガ、シロヒトリ等)や雑草を放置して、近隣の非組合員宅に迷惑を掛けるケースが増えているようだ。

▼国策で農地の規模拡大に走った結果、庭木の害虫(イラガ、シロヒトリ等)や宅地・畔の雑草処理に手が回らなくなってるという声が聞かれる。

▼公道の路肩に生えている近隣の柿の木は 誰も消毒する様子が無くても毎年 鈴生りだったが、ここ数年は害虫で葉っぱが無く丸坊主だ。 

▼日本の農村は アメリカみたいに広大な農場に家1軒というのと訳が違う。

▼国策で農地の規模拡大に走るのであれば、大農家が庭木の消毒や除草に手が回らなって 規模拡大の外部不経済を周辺住民が蒙ることの無いようにして貰いたい。

2599荷主研究者:2021/09/11(土) 11:02:25

https://www.sakigake.jp/news/article/20210728AK0019/
2021年7月28日 11時24分 秋田魁新報
九十九島の景観配慮し圃場整備へ 推進委が全体構想策定

http://tohazugatali.web.fc2.com/nogyo/20210728akita01.JPG
田んぼに島々が浮いているように見える九十九島周辺(にかほ市提供)

http://tohazugatali.web.fc2.com/nogyo/20210728akita02.JPG

 秋田県にかほ市象潟町の国天然記念物「九十九島」周辺の圃場整備計画を協議する「景観保全型ほ場整備推進委員会」(委員長・市川雄次市長)は27日、農業法人設立や景観に配慮した圃場の大区画化などを盛り込んだ全体構想を策定した。課題となっている耕作放棄地の解消を図り、農業生産性の向上と景観保全につなげる。

 九十九島は鳥海山の麓に大小103の島々が点在し、田園地帯に浮かんでいるように見える象潟独特の景勝地。周辺圃場の所有者の高齢化などで耕作放棄地が32%に広がり、景観保全に支障を来している。

 にかほ市役所象潟庁舎で開かれた会合には、市と県、県土地改良連合会、JA秋田しんせいの担当者など9人が出席。計画の対象地域255ヘクタールについて▽地域農業の発展▽生活基盤の整備▽景観保全と交流人口の増加―を基本方針とする全体構想を決めた。

 構想では、象潟と前川の両地区で農業法人を設立して農地の保全・活用を図り、農業従事者の減少と高齢化に対応する。農地中間管理機構(農地バンク)を通じて農地を集積し、地域の営農を継続する。

 現状の10アールから1ヘクタールに圃場を大区画化。その際には九十九島を現状通り保全し、島の形状に沿ってあぜや水路などを設けることで、営農継続と景観保全を両立させる。

 このほか▽ネギなど高収益作物への転換▽スマート農業の導入▽地区内を縦断する市道の拡幅と一部新設▽島周辺の無電柱化の検討―などを盛り込んだ。

 市川市長は「対象地域に国の天然記念物を含む、全国でも非常にまれな圃場整備。景観保全型とすることで、持続可能な地域の創造にもつながる。先駆的な取り組みとしていきたい」と話した。

 圃場整備を巡っては、市と県が2019年度から測量や水路・道路の確認といった調査を進めている。調査は途中だが、整備の工事費用は数十億円規模を見込んでいるという。今後、国への事業申請を行い、採択を受けると24年度の工事開始、28年度の完了を予定している。

 全体構想は市のホームページから閲覧できる。

「象潟前川地区景観保全型ほ場整備グランドデザイン」が策定されました!  にかほ市公式サイト

2600荷主研究者:2021/09/11(土) 11:19:51

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/577423?rct=n_hokkaido
2021年08/12 05:00 北海道新聞
道内生乳 増産の一途  21年度 4年連続最多更新の見通し 農家が規模拡大 消費は低調

http://tohazugatali.web.fc2.com/nogyo/20210812hokkaido01.JPG

 2021年度の道内生乳生産量が前年度比3%増の426万9千トンに上り、過去最多になる見通しであることが、業界団体Jミルク(東京)のまとめで分かった。国の環太平洋連携協定(TPP)対策などで酪農家の規模拡大が進み、主力となる2〜4歳の乳牛が増えているため。ただ、新型コロナウイルス流行で乳製品の需要が落ち込んでおり、消費拡大が課題になる。

 Jミルクによると、道内の生乳生産量は今年4〜6月に前年同月比2〜3%増で推移。7月から来年3月にかけても2〜3%増になると予測した。道内の生産量は20年度まで3年連続で過去最多を更新しており、21年度はさらにそれを上回る見込み。牛は暑さに弱いため、最近の猛暑で生産量が一時的に減る可能性があるが、全体としては増加基調が続きそうだ。

 背景にあるのが酪農家の規模拡大だ。近年、生乳不足で乳価が上昇傾向にあったほか、国がTPPなどへの対策で機械導入など設備投資への支援を拡充し、酪農家が乳牛を増やす動きが拡大。21年度の道内の2〜4歳の頭数は前年度より1万頭ほど多い34万〜35万頭に上り、生産量を押し上げている。

 酪農家の後継者不足などで生産が落ち込んでいた都府県の生産量も1%増の329万5千トンとなり、全国の生産量は2%増の756万4千トンになる見込み。

 ただ、道産生乳が原料として多く使われる乳製品の消費は低調だ。長引く外食や観光の自粛で食材や土産用菓子向けが減少。脱脂粉乳は巣ごもり需要を受けたヨーグルトの販売の伸びが一服し、21年度末の在庫量は前年同期比13%増の9万1500トン。バターは外食向けなどが一部持ち直し在庫量が14%減の3万3400トンになるものの、コロナ禍前に比べると高水準だ。

 Jミルクはコロナ禍で落ち込んだ需要の回復が見通せていないとし、「脱脂粉乳やバターの在庫削減に生産者や乳業メーカー、国が一体となって取り組むことが重要」としている。(長谷川裕紀)

2601とはずがたり:2021/09/15(水) 20:12:24

衆院選 長崎2区 土改連 要望書を撤回 島原市長、自民選挙対策委で説明へ
2021/9/4 11:05 (JST)9/4 11:40 (JST)updated
c株式会社長崎新聞社
https://nordot.app/806707989492711424?c=174761113988793844

 長崎県内21市町などでつくる農業関連の公法人「県土地改良事業団体連合会」(会長・古川隆三郎島原市長)は3日、次期衆院選長崎2区で特定の人物を自民党の候補とするよう求めて党県連に提出した要望書を撤回した。県連によると、古川会長が5日の選挙対策委員会で経過を説明するという。
 同連合会とその内部組織「県農業農村整備事業推進協議会」(会長・松本政博南島原市長)は1日、同党現職の加藤寛治氏(75)が不出馬を表明したのを受け、長男竜祥氏(41)を公募ではなく話し合いで後任候補とするよう県連に要望書を提出。これに対し「公益性の高い団体が政治活動をしている」と疑問の声が上がっていた。
 同連合会の松尾一郎副会長が3日、県連を訪ねて古賀友一郎会長と三役に撤回を伝えた。その後、記者団に「私たちは政治活動とは思っていないが、いろんな方に迷惑をかけるので取り下げた。国からも連合会の立場をもっと意識してほしいと言われ、おわびを申し上げた」と述べた。
 県連の山本啓介幹事長も記者団の取材に応じ、選対での古川会長による経過説明を求め、松尾副会長の承諾を得たと明らかにした。加藤氏の後任の選定方法については「世襲や密室で決まることへの批判もあり、幅広い人材に応募してもらい、開かれた場で議論したい」と述べ、公募を選対に提案する方針を改めて示した。

2602とはずがたり:2021/09/25(土) 22:13:34
米国が福島県産などの食品輸入規制を撤廃 14の国・地域は依然規制続く
9/23(木) 9:55配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd1b8a0e8904b86114d3990fe9943a004185f1d0
福島民報

 農林水産省は22日、米国が東京電力福島第一原発事故後に実施してきた福島県を含む14県の食品に対する輸入規制を撤廃したと発表した。福島県はコメ、原乳、原木シイタケなど全国で最多の35品目の輸入停止措置が続いていた。海外での県産農林水産物の風評払拭(ふっしょく)、輸出拡大などが一層進むとみられる。14の国・地域では輸入規制が続いており、完全な撤廃に向けて国、県がどう取り組むかが課題だ。

 同省によると、県産農林水産物のうち米国の輸入停止措置が撤廃された品目はコメや原乳、原木のシイタケ、ナメコをはじめ、キャベツやブロッコリーなどの野菜、野生のフキノトウやコシアブラなどの山菜、ウグイなどの魚を含め35品目に及ぶ。

 2020(令和2)年の米国への農林水産物・食品の輸出総額は日本全体で1188億円。香港、中国に次ぐ世界3位となっている。菅義偉首相が4月、バイデン大統領に規制解除の働き掛けを行った。米国食品医薬品局が今回、独自検査や農林水産省から示された安全性のデータなど科学的根拠に基づき撤廃を判断したという。

 米国は日本酒や加工食品など県産品の最大の輸出相手国でもある。2020年度の輸出額は3億4700万円で、全体の約4割を占める。福島県から米国への農畜産物の輸出は原発事故発生前も含めて牛肉のみだが、事故前に年間数100キロ程度だった出荷量は2018(平成30)年度に統計開始以来最大の4577キロまで増えるなど福島県産の品質が高く評価されている。県は規制撤廃によって輸出拡大に弾みがつくと期待する。

 原発事故後に日本産食品への輸入規制をしていた国・地域は55あったが、米国の規制撤廃により14まで減少した。ただ、中国をはじめ、香港、台湾、韓国、マカオでは放射性物質検査の証明書の有無に関わらず輸入しない輸入停止措置が続いている。

 輸入の際に放射性物質検査の証明書などが必要となる輸入規制は欧州連合(EU)など九つの国・地域がある。政府による東京電力福島第一原発の処理水の処分方針決定後、福島県関係者からは「輸入規制撤廃の取り組みが後退するのではないか」と懸念の声も上がる。

2603JA共済は詐欺商品:2021/10/06(水) 11:26:32
◆「事故も起こしてないのに保険料が余り変わらなくって…」ってCMあるが、JA建更は「契約満了まで契約終了事由が生じなければ満期返戻金が受け取れて掛金がチャラになるばかりか、大きな収益が得られる」という売り込みだった筈なのに、事故も起こしてないのに掛金が余り変わらないどころか 予告なしに急激に掛金が引き上げられて 満期返戻金を受け取っても現時点で600万円くらいの赤字となる見通しだ。 今後 首都直下型地震でも起これば勝手に掛金を上乗せされ赤字額は1,000万円を優に超えるのではないかと戦々恐々としている有り様。 最初から掛金を引き上げて騙し取る積もりで掛金の大幅変動リスクを契約者に黙ってたとしか考えられない。

2604JA共済は詐欺商品:2021/10/06(水) 11:27:06
◆「大きな事故も起こしていない契約者の掛金も大幅に引き上げられ、満期返戻金を受け取っても数百万円を超える赤字となる重大なリスク」について金販法に基づく重要事項説明書にJA共済が全く記載せず、 大きな事故も起こしていない契約者の掛金を急激に引き上げて多大な損失を蒙らせている実態を農水省は正確に調査した上で、JA共済の法令違反を厳しく取り締まる積もりは全くないのか?
.
◆日本の農村では JA共済が契約者から600万円も700万円も騙し取るデタラメ詐欺商品を押し売りし、それを指摘する同業者、消費者の周辺をJA組合員が爆音バイクやアフターファイアを発する改造車で繰り返し徘徊。 監督官庁である農水省は天下り先のJA共済と癒着しまくって 見て見ぬ振り。 農水省の幹部人事権を握る与党議員の大票田である興農政治連盟に対して物を申しづらいと見えて JA共済が売り捌くデタラメ詐欺商品であるJA建更の不正(金販法違反)を改めさせたり 被害者を救済する素振りも見せない。 

◆国策で農地の規模拡大を推し進めているが、規模拡大農家では庭木の消毒や除草に手が回らなくなって シロヒトリやイラガなどの害虫が放置され あちこちの畔の雑草が伸び放題となって 周辺住民に多大な外部不経済を及ぼしている。

2605無産階級労働者であるJA職員は野党を支持している:2021/10/07(木) 09:41:36
◆JA(農協)は元来 組合員農家の相互扶助組織、協同組合であったが、発足から時間が経過するに連れて 出資者であり個人事業主である組合員農家と、サラリーマン組織であるJAの性格の違いが顕在化。

◆JAは組合員農家の相互扶助組織という建前から乖離し、JAはJA職員のために利潤を追求する営利企業のような色彩を帯びるに至った。

◆やがてJAは『消費者』、『預金者』、『保険契約者』である組合員農家に対し、『販売者』、『銀行』、『保険会社』の立場で利益相反の関係に立つようになった。

◆これに連れて JAの圧力団体として発足した興農政治連盟も 専ら無産階級労働者であるJA職員のためのロビー団体となり、JA組合員農家と利益相反する問題については 組合員農家ではなく 飽くまでJA職員の利益を代弁するロビー団体という立場を鮮明にした。

2606無産階級労働者であるJA職員は野党を支持している:2021/10/07(木) 09:56:52
◆無産階級出身者が多い公務員は長きに亘りマルクス経済学のメッカだったポンコツ東大卒が主流派を形成し 自治労も無産階級労働者を支持基盤とする野党への支持を鮮明にしている。 要するに野党支持者が多い無産階級出身の農水官僚は、天下り先とは成りにくい個々の組合員農家よりも 自分達の天下り先となるJA共済と癒着している。 

◆マルクス経済学や毛沢東思想にかぶれた野党支持の多い農水官僚とJA共済が結託して、大多数が与党支持者であるブルジョア大地主、ブルジョア土地所有者である組合員農家から多額のJA共済掛金を騙し取ることを黙認している構図が明らかに存在している。

◆無産階級労働者であり野党支持者が多いJA職員や農水官僚の利益を守るためのロビー団体に過ぎない興農政治連盟の肩を自民党は持つのか、それともブルジョア大地主である大多数の農家の利益を守るために 興農政治連盟や無産階級出身の農水官僚と自民党は戦うのか、速やかにポジションをハッキリさせる必要がある。

2607無産階級労働者であるJA職員は野党を支持している:2021/10/07(木) 10:08:44
◆個々の農家は直接 ブルジョア政党である与党議員の後援会に名を連ねているが、無産階級労働者であるJA職員のための圧力団体である興農政治連盟との接点は無い。 興農政治連盟は飽くまでもJA職員のために活動するロビー団体に過ぎず、屡々 農家とは利益相反関係に在る。

◆何れにしても JA共済を金融の素人である農水省の所管から 金融庁所管に移すべきである。 それが問題解決への第一歩だ。

2608無産階級労働者であるJA職員は野党を支持している:2021/10/09(土) 09:26:08
>『JA職員数(全国)』
.
☆2013年度(平成25年度)
.
☆全体 209,478人
.
☆うち共済 39,383人
.
『参考・JA組合員数』
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☆1,049万人(2018年度)
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◆JA職員数20万人に対して JA組合員数1,000万人。 

◆JA職員数20万人の内、組合員農家を騙してJA建更を押し売りしてるJA共済部門の職員数は4万人。

2609無産階級労働者であるJA職員は野党を支持している:2021/10/09(土) 09:33:45
◆『無産階級意識』を吹き込まれた4万人のJA共済職員や農水官僚の肩を持って 1,000万JA組合員を敵に回す『階級闘争』に加担する程 与党は幼稚ではない。

◆ブルジョア土地所有者であるJA組合員農家の発展と繁栄を支える使命感に燃えてJA共済に就職した組合員農家の次男坊、三男坊に、『無産階級労働者』という階級意識を植え付け、ブルジョア土地所有者である実家の組合員農家に対する『階級闘争』を煽ったのは誰なのか?

◆『無産階級労働者』という歪んだ階級意識を植え付けられた自治労加入の赤旗JA組合員のバカ息子(三男坊)が 小山城南高校から埼玉のFラン大へ進学し、帰省する度に爆音バイクで徘徊している。

2610無産階級労働者であるJA職員は野党を支持している:2021/10/09(土) 09:42:55
◆「駅弁大学」とすら呼ばれない 底辺のFラン大学とはいえ 実家はブルジョア土地所有者のJA組合員であり 尚且つ本人もブルジョア子弟の通う私学の学生であるにも拘わらず、『無産階級意識』を植え付ける自治労に染まったバカ親の悪影響を諸に受け ブルジョア土地所有者を逆恨みして『無産階級労働者』のために爆音エールを撒き散らしている。

◆マルクス経済学や共産主義国家は『ブルジョア階級に虐げられた貧しい無産階級労働者こそプロレタリア共産主義社会の主役』と喧伝し 全ての国民に対し思想統制を行う。

◆そして、もし彼等が貧しい無産階級を抜け出して少しでも豊かになろうと努力しようものなら、立ち所に『腐敗した反革ブルジョア分子』のレッテルを貼り、精神治療、拷問、私有財産没収、更には強制収容所における思想再教育を命令するのである。

2611無産階級労働者であるJA職員は野党を支持している:2021/10/09(土) 09:55:41
◆組合員に『無産階級意識』を植え付ける自治労に染まった赤旗JA組合員を親に持つバカ息子(三男坊)は、そのことが全く分かっていない。 そして今日も正義の味方を気取って『無産階級の同志にエールを送るために』爆音バイクで徘徊するのだ。

◆マルクス主義、社会主義社会では『貧しい無産階級労働者』は一生 裕福なブルジョア土地所有者を逆恨みするだけの 根性のネジくれた貧乏人で終わるのだが、そのことがそんなに正しいこと、誇るべきことならば、バカ息子は爆音バイクなど乗り回す暇に 『無産階級意識』を吹き込む自治労組合員であるバカ親の私有財産を率先して没収し 貧しい無産階級の隣人に再分配すれば良い。

◆暴力、詐欺、脅迫で我を通す破落戸ヤクザと変わらぬ振る舞いでブルジョア土地所有者であるJA組合員農家から多額の共済掛金を騙し取るくらいカネが欲しいなら、JA共済は東証に上場して 株式で資本調達せよ。

2612とはずがたり:2021/10/14(木) 08:51:55

【独自】発がん性疑惑農薬、「西友」ハチミツも基準値超え サクラ印だけではなかった
国内 社会 週刊新潮 2021年10月21日号掲載
https://www.dailyshincho.jp/article/2021/10131140/

 「週刊新潮」は10月14日号で、国内トップシェアを誇る「サクラ印ハチミツ」に、基準値を超える除草剤成分「グリホサート」が混入していたと報じた。同製品を展開する加藤美峰園本舗は知っていながら隠蔽していたのである。しかし、問題はこれに限った話ではなかった。週刊新潮が独自に調査を行ったところ、大手スーパー「西友」が輸入販売するブランドの商品も基準値を超えていることが発覚したのだ。

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