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鉄道総合スレッド

6574チバQ:2013/08/04(日) 20:52:52
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/toyama/feature/toyama1334850231074_02/news/20120422-OYT8T00058.htm
鉄路の夢 第1部 新幹線がやってくる
開業効果九州に潤い

いぶたま人気沸騰  「奇跡」の観光列車
 九州新幹線が乗り入れたJR鹿児島中央駅から在来線で1時間、指宿(いぶすき)駅に列車が到着すると、玉手箱のようにドアから白煙が吹き出し、中から乗客があふれ出す。鹿児島県指宿市の竜宮伝説にちなんだ観光特急「指宿のたまて箱(愛称・いぶたま)」は、開業から1年を過ぎた今年3月末でも満席が珍しくない人気ぶりだ。

 乗客たちはタクシー乗り場から次々と観光地へ出発。運転手の一人は「売り上げは開業前の5割増しかな」と笑みをこぼした。市内の老舗旅館「指宿白水館」は、今年度の採用を例年の2倍近い34人に増員。「予約がいっぱいで、宿泊客より断る数の方が多い」とうれしい悲鳴を上げる。

     ◎

 九州新幹線は東日本大震災の翌日、昨年3月12日に全線開業を迎えた。山陽新幹線と直結し、新大阪―鹿児島中央間は最速3時間45分となり、1時間以上短縮された。内装に金箔(きんぱく)などを施した新型車両も話題となり、関西や中国地方から観光客が九州に流れ込んだ。

 5月の連休頃から客足が伸び始め、秋には前年の在来線実績と比べ1・5倍となった。福岡市の民間調査機関「九州経済調査協会(九経調)」によると、2011年度の九州7県の観光消費額は推計2兆4900億円(前年度比11%増)に上った。中でも潤ったのは終着駅のある鹿児島県。博多駅から最短で約1時間20分となり、九州の客も増えた。九経調の大谷友男研究主査は「福岡からみると鹿児島は遠いイメージだったが、新幹線で一気に距離が縮まった」と指摘する。

     ◎

 開業効果をうまく取り込んだ観光地の一つが、砂むし温泉で有名な指宿市だ。最大の要因が新幹線と同時開業の「いぶたま」人気で、11年度の平均乗車率は85%を超えた。JR九州の唐池恒二社長も「奇跡の観光列車」と胸を張る。

 JR九州では全線開業に合わせ、新たな観光列車を次々と投入。懐かしい汽笛を響かせる豪華な蒸気機関車「SL人吉」(熊本―人吉)、カウンターバーのある「A列車で行こう」(熊本―三角)など、今も軒並み高い乗車率を誇る。車両の魅力で移動自体を観光にするのが狙いだ。

 一方、人気が一過性に終わる不安もあり、地元はリピーターの獲得に余念がない。現在取り組むのは、「いぶたま」の発着時に、市職員や住民が沿線から手を振って見送る運動だ。市観光課の山元成之主幹は「数十人に1人でもまた来てほしい」と話す。

 新幹線の利便性だけに頼らず、仕掛けや工夫、おもてなしを忘れない――。九州新幹線の現状は、3年を切った金沢開業にも大きなヒントとなりそうだ。

(2012年4月22日 読売新聞)


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