したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

鉄道総合スレッド

4310チバQ:2010/12/05(日) 12:54:16
http://www.asahi.com/travel/rail/shinkansen/column/TKY201012020312.html
〈新幹線がやってきて:上〉30年の夢 未来かける2010年12月2日18時34分

 「30年近く、待ちに待った。県民の悲願だ」

 青森県の三村申吾知事は感慨深げだ。青森は、東北6県の県庁所在地で唯一、新幹線の駅がなかったからだ。4日に八戸(同県八戸市)から新青森(青森市)まで延伸し、東北新幹線は674.9キロ(路線総延長)の全線が開通する。1982年の暫定開業から28年。東京―新青森は「はやて」が最速3時間20分で、今より39分短縮される。

 県は首都圏から人を呼び込む好機ととらえ、今年度の観光関連予算で約16億円を用意した。「47都道府県で6番目」(県観光局)という。11月上旬までの約2週間、東京・表参道で青森市の夏祭り「ねぶた」などを披露するキャンペーンをして約36万人を集めた。

 ただ、地元の経済界は新幹線効果に慎重だ。みちのく銀行(青森市)の杉本康雄頭取は「青森の観光は夏祭りや桜の時期に集中するイベント型。通年型でないとホテルを建てるといった設備投資につながらず、景気浮揚にはならない」。

 交通が便利になったために人や企業が大都市に吸いとられる「ストロー効果」を心配する声もある。青森商工会議所は「特に若者は仙台や東京などで買い物をするようになるだろう。企業が営業所を撤退することも考えられる」とみる。

 このため、県は企業誘致にも力を入れる。

 東海道新幹線のグリーン車に備えてある情報誌に「東京、新青森間3時間20分程度 今こそ、企業立地のチャンスです!」とPRする全面広告を出した。全国の企業経営者がターゲットだ。県の誘致態勢を説明する会も各地で開いている。だが、進出を決めた企業はまだない。

 JR東日本にとっても東北新幹線の全線開業は社運がかかる。その視線の先には、沿線だけでなく世界がある。

 少子化が進む日本は将来、鉄道収入が落ち込むことが目に見えている。一方、世界では、飛行機や車より環境負荷の少ない鉄道が見直され、各地で建設計画が持ち上がる。JR東は、新幹線で培った技術を生かし、車両メーカーとの「日本連合」で世界に打って出る構えだ。

 東北新幹線を段階的に高速化するのも、その一環だ。来年3月5日にデビューする新型車両「E5系」を使う最速列車「はやぶさ」は、まず時速300キロでスタート。13年3月には国内最速の320キロ運転で東京―新青森を3時間5分程度に縮める。

 E5系は世界最速の時速360キロ運転を目指して開発された。ライバルは欧州勢や中国、韓国だ。スピードだけでなく、在来線区間を走る山形、秋田のミニ新幹線と接続する運行は例がなく、世界の関心が高い。大雪や地震による長期運休がないのもアピールポイントだ。

 高速鉄道の導入を検討している米カリフォルニア州のシュワルツェネッガー知事が今秋、東北新幹線を視察した。JR東幹部は「乗り心地をほめられた。我々が世界一」と手応えを語った。

 1964年に東京―新大阪で始まった新幹線は26都府県を結ぶようになった。今後も全国で開業や延伸が目白押しだ。

 九州新幹線(博多―鹿児島中央)は来年3月12日に全線開業し、山陽新幹線(新大阪―博多)と乗り入れる。新大阪―鹿児島中央を77分短縮して3時間45分で結ぶ「みずほ」が走る。14年度末には北陸、15年度末には北海道の両新幹線の開業も控える。品川と名古屋を40分で結ぶJR東海のリニア中央新幹線も、27年度開業を目指している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板