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石油・LNGなど=エネルギー総合スレ=

2231とはずがたり:2016/12/10(土) 10:51:30
サウジ「原油減産合意」は本物か? 中東諸国の危機感
http://www.excite.co.jp/News/economy_g/20161206/zuuonline_130925.html
ZUU Online 2016年12月6日 17時33分 (2016年12月6日 22時13分 更新)

石油輸出国機構(OPEC)は、11月30日のウィーンでの総会で8年ぶりの減産に合意した。事前予想では減産合意に至らずとの見方が強かっただけに、市場ではサプライズとしてとらえられ、30日の米原油先物は9.3%高の49.44ドルと急騰した。

翌12月1日には51.80ドルまで上げ、10月27日以来となる50ドル台を回復し、10月19日の年初来高値の51.93ドルにも迫った。今回の減産は本物なのだろうか。今後の動向を予測してみよう。

■9月のアルジェでの減産合意は不協和音が漂っていた

OPEC総会を2ヶ月後に控えた9月28日のアルジェでのOPEC会合で、産油量を日量3250万〜3300万バレルまで削減することで基本合意したと報道された。OPECは、「減産」ではなく「生産ターゲット」と説明したが、OPEC全体では8月時点で日量3324万バレルの産油量だったため、市場では実質減産合意ととらえた。減産基本合意を好感し、原油の指標であるNYMEXのWTI原油先物の価格は合意前の1バレル45ドル水準から上げ、10月19日には51.93ドルの年初来高値をつけた。

ただ、アルジェで合意されたのはあくまでもOPEC全体としての減産の方向性であり、具体的に加盟国が産油量をどのように修正するのかは、議論が先送りされていた。

 10月23日、イラクのルアイビ石油相がイラクを減産割り当ての対象国から外すべきだと訴えた。増産継続を主張するイランとイラクに対して、産油シェアの乱れを嫌ったサウジアラビアがあくまでも増産対応を求めていたことが、合意形成の阻害となっており、OPECの足並みが乱れているとの見方につながった。OPEC総会では減産合意できないとの見方が支配的になり、原油価格は10月25日に再び50ドルを割り込んだままでOPEC総会を迎えることになる。

■一転OPEC総会で減産合意

11月30日、ウィーンでのOPEC総会で、大方の見方を裏切り、減産で最終合意した。OPEC全体で日量3250万バレルへの削減となる。加盟14ヵ国の10月の生産量の日量3364万バレルを基準にすると減産幅は日量約120万バレルになる。

イランがほぼ現状と同じ日量380万バレルに産油量を凍結することで合意したことで、サウジアラビアも態度を軟化させ、2008年以来となる8年ぶりの協調減産が実行に移された。

サウジアラビアが日量49万バレルと最も大きな減産割当を負担するが、イラクが21万バレル、UAEが14万バレル、クウェートが13万バレルなど、イランとリビア、ナイジェリアの三か国を除いて協調減産が実施されることになる。

OPECは、ロシアなどOPEC非加盟国に対しても60万バレルの減産を期待するとしており、とくにロシアは40万バレルの減産となる。OPECと非OPECを合わせ最大で日量180万バレルの原油供給が市場から削減されることになる。当面の実施期間は来年1月1日からの6カ月とされているが、更に6カ月の期間延長を検討することも合意内容には含まれている。

減産合意が出来なければ30ドルに向けて下落するという見方もあっただけに、減産合意の期待感は高まった。


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