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統一地方選・地方議員関連統一スレッド
2586
:
とはずがたり
:2006/05/21(日) 15:24:09
>>2536
奈良県
>>2457
和歌山県橋本市
削減へ待ったなし
論説委員 小久保 忠弘
http://www.nara-shimbun.com/clm_fri/06/fri060324a.shtml
相撲で「待った」は、立ち合いのタイミングが合わず不利とみて行使する緊急避難だが、往々にして待ったほうが負ける。技や体力以上に、気合が入っていないと勝負にならない。県民の関心を集めている県議の定数是正は、要は議員にやる気があるかどうかにかかっている。
「待った」は4年前から続いている。本紙が報道しているように、4年前の4月、県議定数検討委員会(服部恵竜委員長)は「議員定数は現行の48人を維持し、選挙区も現行のままでよい」との答申を提出した。誰がどうみても明らかだった「一票の格差」や、選挙区間の逆転現象など明らかな矛盾に目をつぶって「地域間の均衡を考慮して現行通り。逆転現象が五例生じているが、議員一人あたりの人口格差最大2.4倍は、是認できる範囲」としたのである。
それから4年、格差はさらに拡大した。地方自治体の財政はますます切迫し、首長ら三役はじめ職員の削減・給与カット、住民に「痛み」を強いるサービスの見直し、手数料のアップなど緊縮予算で涙ぐましい自助努力が続いているのが現状である。ひとり県議のみ保身のために延命を図ることが許されていいはずがない。
先日の本紙投書欄には、本県の定数48は「大阪、兵庫、京都、三重と比べると多すぎる。量より質の時代になった今、お隣の三重県を参考にした40人ぐらいが妥当」という意見があった。これが大方の世論であろう。さらに「とにもかくにも定数削減に取り組んでほしい。国の例をみると公務員削減については数年も前から改革の一番にあげ、徐々にではあるが削減しているが、議員さんは一向に動かない。身近な地方こそ、こんな例はなくして、ほんとうに襟を正して、住民本位の定数是正をお願いしたい」と悲痛な声が載っている。
「より多くの県民の声を県政に反映させるためには安易に削減すべきではないとの意見も一部にあったが、現在の厳しい本県の財政状況等を勘案するならば、議員についても現行の46人よりも更に削減し、県議会自らも改革姿勢を示すべきであるとの点で大方の意見の一致を見た」として、大分県議会の議員定数問題調査会は先月、46人から44人に減らす答申を議長あてに出した。同県職員の1割削減に伴い、議員定数も1割削減すべきとの意見も出たという。
隣の和歌山県議会は先週17日、議員定数を現行通り法定上限の46人とする条例改正案を賛成多数で可決した。自民、共産、県民クラブの3会派が賛成。新生わかやま、公明、県政クラブ、無所属の各会派が反対した。反対理由は「削減を検討中の3県を除き、全国で削減ゼロは和歌山だけになる」という危機感であった。削減派はあきらめない。反対した会派などは、成立した同条例の改正を求めて住民の直接請求に必要な署名を集めるというから真剣だ。
有権者の50分の1以上の署名があれば、知事に対し条例改正を直接請求できる。定数削減を求めて全県的に署名活動を始める方針らしい。これには橋本市議会の反対(現行のままに対し)決議も後押ししているという。まさに定数削減は「天の声」、全国的な流れでもあろう。
わが県の動向はどうか。県民の声がどこまで議会に届いているのか甚だ疑わしい。無風選挙区で、無投票のまま当選を重ねている議員を養うために手を付けない選挙区がいまだにあること自体がおかしい。
一票の格差是正のためにも選挙区人口からいえば、奈良市と山辺郡の合区で10人(マイナス1)、天理市2人(同1)、御所市1人(同1)、五條市1人(同1)が妥当なところか。これで、粗勘定でも四人は削減できそうだ。きょう24日、県議会定数検討委員会が開かれる。「待った」は何度もやるものではない。
(2006.3.24 奈良新聞)
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