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選挙制度

166杉山真大 </b><font color=#FF0000>(sB4AwhxU)</font><b>:2005/01/10(月) 12:26
こんな参院選挙はどうだろう
http://www.janjan.jp/government/0501/0501052304/1.php

 衆議院や参議院って何だろう。戦後60年を迎えた今ならなおさら、こういう疑問を持っている人は多いと思う。私自身も分からない。議会制民主主義にはあまりにもいろいろなやり方があるからだ。ただ、数の衆議院に対して参院は良識の府とされていた前例にならうならば、もっと別のやり方があるような気がする。まして、参院不要論が出てきた後に世の中がキナ臭くなってきた昨今はなおさらである。

 どんな方法か。私案はこうである。比例区と選挙区とが分かれている現状を改め、すべて比例区にしてしまう。つまり、かつてでいう全国区のみにしてしまう。そして、この新しい区分では、個人であろうと政党であろうとすべて立候補を自由にしてしまう。比例区になってから個人が全国対象に立候補できなくなった悪弊を廃するという、インターネット時代に即した方法にする。

 こうすると、個人であろうと政党という組織ないし集団であろうと、どこの誰がどれくらい支持するかより読みにくくなる。つまり、「どうせ一票を投じても何も変わらない」とは言いにくくなると同時に、実際に、低投票率であるほどどこかで局地的に生まれた運動で当選者がガラリと変わってくる可能性が生まれるというメリットがあるのである。併せて会派制度も廃止し、質疑は個人からできるようにする。

 さらに選挙では、ドント方式などというややこしい制度を廃し、得票率に応じて議席を獲得できるようにする。個人立候補者については、総得票数を定員で割った数より得票が上回っていれば当選、下回っていれば落選とすればよい。こうするとドント方式より格段に分かりやすいうえ、死票がかなり減る。地域による一票の格差も気にしなくて済む。国民が政権を交代させたいときの交代も容易である。

 いいことづくめのように思える方もおいでかもしれないが、致命的欠点にお気づきの方も多いことだろう。それは、個人立候補者が議員2人分以上を獲得してしまった場合のことである。とりあえず、最初に個人の当落を判定し、残りの議席を得票率に応じて決めれば済むが、特定の候補者に票が集中すれば死票がかえって増えてしまう。

 そこでもうひとつ提案したい。現在民主党議員の岩国哲人氏が出雲市長時代に著書で提案していた一人5票制を併用するのである。これなら、個人立候補者に2票入れるけれど残りは1〜3党に入れる、というような投票も可能である。むろん5票全部を特定の個人候補者に入れる有権者が出現する可能性は否定できないが、1票しか権利がない場合より死票が減るのは確かである。「5票まで何票入れようが自由」という、結果がより読めない面白いやり方を選ぶか、「5票すべてを行使せねばならない」という一票あたりの格差を平等にする方法を選ぶかは論議を呼ぶに相違ないのであるが、時流に流されやすい国民への抑止にもなり得る。

 いま大切なことは、自分の投票行為が生きていると実感できることである。これがないと得票率がますます減り、民主主義の危機にすらつながりかねない。そんな折に、投票する側もされる側も個人個人が大切にされるという意味で、上記新方式は、上に挙げた以外にも衆議院を含め様々な吟味が必要であるものの、現行制度よりは格段によくなると思うのであるが、いかがだろうか。

(澤崎一幸)


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