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801とはずがたり:2014/07/16(水) 10:57:38

大ゲンカ中のアマゾンとアシェット、ガマン比べはいつまで続く?
http://sankei.jp.msn.com/gqjapan/news/140715/gqj14071523100002-n1.htm
2014.7.15 23:10

 米EC最大手アマゾンが、出版大手のアシェットと大ゲンカの真っ最中。その背景からは、影響力が大きくなりすぎて、競合が事実上存在しなくなってしまった市場の問題点も垣間見えてくる。

文: 三国大洋(taiyomikuni.com)

ニュースのポイント

 Amazonと大手出版社アシェットとの間で、書籍納入条件をめぐる争いがエスカレート。そのへんのドラマよりも面白い状況になってきた。

「アシェットの本がほしいなら、よそで買ってください」

 「そんな言い草は、戯言っていうんだ」

 しばらく前から続いているAmazonと大手出版社アシェットの争いがエスカレートし、なんだか大変な状況になってきた。

 騒動の経緯をかいつまんで説明しよう。2014年初めにAmazonがアシェットと書籍販売に関する契約更新に際して、従来よりも自社に有利な条件での取引を求めた。しかし、アシェット側はこの要求に反発する。それに対してAmazonは、アシェットの本を売れにくくするような強硬手段に出た。具体的には、価格の値上げ(Amazonに決定権がある)や、「在庫なし」の表示といった、ある種の制裁措置に打って出たのだ。それでもアシェットはなかなか音を上げず、いまだに紛争解決のメドが立っていない、という状況である。

 Amazonが「この件はすぐに解決しないだろう…(略)…申し訳ないが、アシェットの書籍をどうしても欲しい場合は、よそで買ってもらいたい」という声明を発表したのが5月下旬。それなりに長い期間、両者の争いが続いていることになる。

「電子書籍の売上を著者に100%渡したら?」

 米国時間7月8日には、Amazonが「電子書籍の売上を100%著者に渡してはどうか」とアシェットに提案し、またしても突っぱねられたというニュースが報じられた。「Amazonの提案は、我々に自殺せよと言っているのも同然」とアシェットが言えば,「アシェットはラガルデールという年商100億ドルのコングロマリットの一員。この程度の譲歩が自殺行為になるはずはない」とAmazonが言い返す。冒頭の「戯言」というのは、この言い争いの中で出てきたAmazon側の発言だ。筆者自身、もう10年以上も様々な英語圏のニュースを毎日読んできたが、シリアスな話題を扱った記事の中で、これほど思い切りのいいセリフが出てくるのも珍しい。

 この話題を採り上げた米『Wall Street Journal』の記事を読むと、「アシェットが昨年米国で販売した電子書籍の約60%がAmazon経由」「Amazonの売り上げ全体に占めるアシェットの割合はごく僅かで、利益を棒に振ったとしても影響はごく軽微」とあり、そこだけ見るとAmazonの弱いものイジメという感じもする。また、米5大出版社であるアシェット、ハーパーコリンズ、マクミラン、ペンギン・ランダムハウス、サイモン&シュースターの中で、アシェットの力が一番弱いというのも、Amazonによる弱いものイジメ、という印象に拍車をかけている。

 いずれにせよ、こんな騒動が起こる原因は、Amazonがあまりに大きな影響力を持ってしまったこと、そういう事態を周りが許してしまったことにある??煎じ詰めれば、そういうことになるだろう。

米政権にも食い込むアマゾン

 電子書籍分野でAmazonと事実上、唯一競合する存在だったバーンズ&ノーブルは風前の灯火といった状態。だから、電子書籍でAmazonの力を牽制できそうな会社といえば、やはりGoogleやAppleしか思い浮かばない。しかし、Googleは商業出版の電子書籍化に熱心に取り組んでいるようには見えず(アカデミック分野では淡々と進めているようだが)、AppleはiBooksをめぐる談合容疑の集団訴訟で6月に和解したばかりだ。

 本当なら、「米電子書籍市場で9割のシェア」(米『Vanity Fair』)を持つAmazonに、何らかの規制がかかってもおかしくない状況だ。しかし、Amazonはジェイミー・ガレリックという社外取締役を通じてオバマ政権にしっかり食い込んでいる。クリントン政権時代に司法副長官だったガレリックは、現司法長官のエリック・ホルダーと「友人」(米『The New Yorker』)同士だというから、しばらくはこの状況が続くのだろう。


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