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ADSL

1■とはずがたり:2002/11/06(水) 12:43
測定サイト http://www.bspeedtest.com/ v2.0.8
測定時刻 2002/11/06 12:39:05
回線種類/線路長 ADSL/1.0km
キャリア/ISP Yahoo!BB 12Mbps/Yahoo!BB
ホスト1 WebArena(NTTPC) 6.5Mbps(2244kB,4.1秒)
ホスト2 at-link(C&W IDC) 1.71Mbps(539kB,2.9秒)
推定最大スループット 6.5Mbps(816kB/s)
コメント Yahoo!BB 12Mbpsとしてはかなり速いです!おめでとうございます。(1/5)

https://lios-web.nttwest-lineinfo.jp/LiosApp1/LoginPub(NTT西日本)
◇線路条件
○線路距離長(エンドユーザ〜NTT収容ビル) 800m
 ○伝送損失 21dB

764とはずがたり:2013/12/23(月) 17:17:36

「ガラケー再興」待望論は根強くあるものの…
作りたくても作れない、製造サイドの事情とは
http://diamond.jp/articles/-/32221

 前回の記事>>761-763には、有難いことに多くの反響をいただいた。…
 そうした中で少なからず耳にしたのが「ドコモはガラケーを復活させるべし」という意見だった。

 フィーチャーフォン(いわゆるガラケー)が実現していた、通信事業者を中心とする垂直統合のパラダイムこそ、通信事業者、端末メーカー、そして消費者のすべてにとって、幸せな構図だったのではないか、というものだ。

 確かに私の周りでも、「ガラケーが懐かしい」とか「やはり2台持ちじゃないと無理」といった声は、しばしば聞かれる。それも、いち早くスマートフォンへ移行した都市部の消費者、特に音声通話がある程度は必要なビジネスパーソンからの声が大きい。

 電池問題、セキュリティやプライバシーの懸念、通信障害、音声通話端末としての不便さ、等々…。スマートフォンの普及に伴い、その課題も浮き彫りになってきた。フィーチャーフォンの「守られていた居心地のよさ」という魅力が、それを失ったことで再評価されている。

 しかし、そうは問屋が卸さない。おいそれとフィーチャーフォンを再興できる状況では、どうやらなさそうだ。

作れない、作ってくれない

 まず、フィーチャーフォンの開発能力が、先細りの状態にある。特に、フィーチャーフォンの開発が先細る中で、エンジニアが別の業務や分野へ移りつつある。
 もちろん…人材が完全に雲散霧散したわけではない。しかし、基板設計やデバイスの選定、組み込みソフトの開発・チューニングなど、よりハードコアな領域に従事するエンジニアは、必ずしもその限りでない。

 そしてこれは、スマートフォンが市場に台頭しはじめた頃に始まった話でもない。フィーチャーフォンの開発が最も成熟していた、いまから5〜6年ほど前くらいから、フィーチャーフォンの生産拠点はすでに中国などに移行していた。その頃から、国内のエンジニアの役割は、仕様の決定や生産委託先の管理になっていたはずだ。

 ならばいっそ、中国メーカーに全面的に丸投げしてしまえばいいではないか――おそらくそう考える向きもあるだろう。しかしこれも容易ならざる話である。

 まず、中国メーカーは、当たり前だが日本企業ではない。従って、日本市場向けの最適化やローカライゼーションは、彼らだけでそうそうできるものではない。世界有数の厳しさと言われる日本の消費者の中でも、あえて「ガラケー」を求める人々である。彼らを満足させる製品を作り出すには、日本企業の積極的な関与が不可欠だ。実際、ガラケー成熟期の末期には、「丸投げ」で開発を進め、失敗した端末も散見された。

 ではきめ細やかな商品企画や製造管理が現在の日本企業にできるのか。各社とも身を削るリストラを進める中、そうしたリソースにはそもそも余裕がない状態だ。その限られた開発リソースの多くは、すでにスマートフォンに振り向けられている。つまり、おいそれとフィーチャーフォンの商品企画を再開できる状態ではない。

 一方、中国メーカー側も、フィーチャーフォンの製造には、相応の条件を要求してくるだろう。世界的な需要は、有無を言わさずスマートフォンへ移行している。新興国の低価格端末でさえ、Androidの旧バージョンで駆動する端末が主流となりつつある。スケールメリットを追い求めることで「世界の工場」としての地位を確立した彼らが、日本市場「だけ」を相手にした専用モデル向けに、簡単に生産能力を提供してくれるとは思えない。

 作るのは不可能ではないが、それなりのお値段がかかりますよ――彼らが要求してくる相応の条件とは、そんなところだろう。そしてその要求自体は…市場原理の観点から、適正であるとも言える。すなわち、よほどの覚悟をもって取り組まない限り、「高かろう悪かろうガラケー」が登場しかねない、ということである。

エコシステムもすでに舵が切られている

 フィーチャーフォンの基盤を支えるコミュニティも、すでにスマートフォン側へシフトしている。たとえばフィーチャーフォン向けのOSを振り返ると、シンビアンは後ろ盾となったノキアがすでにマイクロソフトとの業務提携によってWindowsPhoneに軸足を移した。それにより、すでに一定の役割を終えた状態にある。

 またLiMo(Linux Mobile)についても、インテルが推進するMeeGoと一昨年に合流しており、現在はさらにそのMeeGoの後継プロジェクトとして、同社とサムスン電子が中心となって推進するスマートフォンOSのTizenへと、歩みを進めている。

765とはずがたり:2013/12/23(月) 17:21:05
>>764-765
 これらのコミュニティが終焉しつつあるということは、すでに十分なメンテナンスがしにくい状況にある、ということを意味する。もちろん、シンビアンはオープンソース化し、LiMoもTizenに吸収されたことで、細々とながらも存命はしている。しかし「細々と」という状況では、そうしたコミュニティの再興によほど注力しない限り、前述のような厳しい消費者からの評価は得られにくいだろう。

 メンテナンスという意味では、部品メーカーも似たような状況である。たとえば、折りたたみ式端末の金属ヒンジ大手であったストロベリーコーポレーションは、2011年夏に債務超過に陥り、その後は事業売却等に至った。似たような動きはその他にも見られ、すでにフィーチャーフォンを作るのが容易ではないことを、部品レベルでもうかがわせる。

 コンテンツ側も、そろそろ転換点を迎えつつある。少し前までは、フィーチャーフォンとスマートフォンの両方に注力する必要があった。これは、スマートフォンよりもフィーチャーフォンの方が、コンテンツ課金への親和性が高いと考えられていたことによる。

 実際、総務省の通信利用動向調査によれば、地方部では相変わらずフィーチャーフォンの利用が多い。新たなビジネスモデルやエコシステムの構築がいまだ途上にある以上、こうした市場からの収入は、現時点でも看過できないものではある。

 しかし、国内最大のポータルサイトであるヤフージャパンが、スマートフォン時代を念頭に置いた「モバイル・ファースト」を打ち出してから、まもなく一年。彼らはフィーチャーフォン向けのサービスも継続しているものの、新規サービスの開発は、フィーチャーフォンより(そしてPC向けより)先に、スマートフォンへの最適化を進めていくだろう。…

 これは通信事業者も同様だ。コンテンツサービス面でのスマートフォン・シフトは、昨年あたりからすでに舵が切られた状態にある。また、2012年春に起きた大規模な通信障害も乗り越えつつある。都市部を中心にLTEの普及が進んでいることも含め、通信インフラにおいても、すでにスマートフォンへの最適化がはかられているということである。

ポスト・スマートフォンを解くカギがあるかもしれない

 スマートフォンの普及は、すでにフィーチャーフォンに後戻りできないところまで、大きく進んだ。… では、消費者がスマートフォン・シフトを「我慢して受け入れなければならない」のだろうか。それは少しおかしい、と私は思う。

 インフラと端末の移行期が同時に発生した以上、トラブルはつきものだという理屈は、分からなくはない。しかし、通信品質をはじめ、電池の保ちや異常終了の頻発といった端末の不具合、あるいは既存顧客をないがしろにするような過剰なインセンティブによるMNP競争−−噴出する課題のすべてが、スマートフォンのせいなのだろうか。

 すでに、110番や119番は、ケータイからの発信が半数以上を占めている。ケータイには、いざという時に確実に通信できる手段であることが、期待されているということである。

 そうした、ケータイがこれまで担ってきた役割への期待に、改めて応えようとするのか。あるいはスマートフォンを言い訳に、サービス品質の低下に甘んじるのか。…これからスマートフォンへの移行に乗り出すサイレント・マジョリティたちは、じっと見つめているはずだ。

 通信産業とて民間事業者が担うビジネスである以上、そうした期待に今後も応えるのは無理だという判断も、認められるべきではある。しかし、だとしたらこれまでケータイが担ってきた信頼は、別の手段で担保されることを、通信産業はもとより、社会全体で模索する必要がある。

 むしろそこにこそ、新たなビジネスチャンスが存在するはずだ。過去10年以上、私たちはあまりにケータイへの依存を強めすぎてきた。しかし従来のケータイの概念にとらわれない、新たなコミュニケーション手段を模索することが、結果としてケータイを含めた通信産業全般を、前に進める原動力になるような、そんな予感がする。

 日本を含め、世界中で、「ポスト・スマートフォン」というパラダイムを模索する動きが、水面下で進みつつある。もしかすると、それを明らかにしていくためのヒントは、日本の消費者が抱える「ガラケーへの郷愁」の中に、あるのかもしれない。


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