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企業の提携・合併観察スレ

1■とはずがたり:2002/11/04(月) 21:42
企業の提携・合併観察スレ

1406荷主研究者:2015/02/21(土) 18:17:24

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150213/bsc1502130500001-n1.htm
2015.2.13 06:58 Fuji Sankei Business i.
日本の液晶大手「共倒れ」の危機 中台勢が猛攻、技術的な優位性も揺らぐ

シャープ製のスマホ。画面周囲の枠を細くできる液晶パネルを搭載した(ブルームバーグ)

 中小型液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)、シャープの日本勢2社が「展望なき消耗戦」に突入している。

 次々と立ち上がった中国の新興メーカーがスマートフォンの拡販に向け、中国やアジアなど世界各地で低価格戦略を展開。そのあおりで両社はパネル単価の値下げを余儀なくされ、ともに2015年3月期の連結決算は最終赤字が避けられない見通しだ。

 台湾や中国のパネルメーカーは製品の性能を向上させ、日本勢の技術的な優位性も揺れ動き始めており、業界内では共倒れを危惧する声も上がっている。

 ジャパンディスプレイは12日、15年3月期連結決算の最終損益が121億円の赤字(前期は339億円の黒字)になる見通しだと発表した。

 14年4〜9月期に中国の端末メーカー向けのパネル単価が下落し、販売も減少したことに加え、米アップルへの納入遅れが響いた。

■迫る中台勢

 ただ、14年10〜12月期は中国向けやアップル向けの販売が好調で、4〜12月期の最終赤字は86億円にとどまった。背景には出遅れていた中国メーカー向けの営業強化があるとされる。

 シャープは、取引先の中国の小米科技(シャオミ)がスマホの販売を急速に伸ばしたことで供給量を拡大。勝ち馬に乗ったことで、液晶パネル事業の収益が向上し、業績は一時改善した。

 だが、ジャパンディスプレイも昨秋以降、巻き返しを図り、シャオミからの受注に成功。パイを奪われたシャープは、黒字を予想していた15年3月期連結決算のもくろみが大幅に狂い、最終損益は300億円の赤字(前期は115億円の黒字)に落ち込む見通しとなった。

 ジャパンディスプレイは、巻き返しの際に「大塚価格」と呼ばれる割安な価格で攻勢をかけたとの指摘が業界内にある。もっとも、大塚周一社長は12日の決算発表会見で「無理をして注文を取ることはしない」と噂を一蹴し、あくまで販売価格を維持する姿勢を強調した。

 ただ、競争の激化で単価が下落しているのは間違いなく、この言葉を額面通りに受け取る向きは少ない。バイイングパワー(購買力)をつけてきたシャオミがパネルメーカーを競わせ、単価の引き下げを迫っている構図は想像に難くない。

 日本勢が消耗戦を繰り広げる中、背後には台湾勢や中国勢が迫る。現在の技術レベルはアップルに液晶パネルを納めているジャパンディスプレイとシャープ、韓国のLGディスプレイが頭一つ抜けているが、技術開発の強化や設備増強で台湾、中国勢は激しく追い上げている。

 台湾の群創光電(イノラックス)や友達光電(AUO)は昨年、高精細化が難しいとされる「アモルファスシリコン」を使ったパネルの試作に成功。高精細化に特殊な工程が不要で、コストを大幅に抑えられるという。中国の京東方科技集団(BOE)や天馬微電子(ティエンマ)は新工場を建設し、日本勢も手掛ける高精細の「低温ポリシリコン(LTPS)」パネルの量産を始める予定だ。

 ただ、日本勢もLTPSの量産化に苦労した経緯があり、ジャパンディスプレイの大塚社長は「LTPSは本当に難しい」と技術力の差をアピールする。

1407荷主研究者:2015/02/21(土) 18:18:00
>>1406-1407 続き

■差別化難しく

 とはいえ液晶パネルも差別化が難しくなりつつあり、価格勝負のコモディティー(汎用(はんよう)品)化が進んでいる。高精細化では5インチのフルハイビジョン(HD)が可能となり、タッチパネル機能の組み込みも実現した。技術面で差を付ける余地は「消費電力を大幅に抑えるぐらい」(ディスプレイサーチの早瀬宏シニアディレクター)という。

 パネルメーカーは新たな技術革新を生み出し、大型投資でライバルを引き離すことが唯一の生き残り策となっている。ジャパンディスプレイは、タッチパネル機能を組み込むことでコストを低減できる「インセル型LTPS」を開発し、一歩先をいく。

 ただ、インセル型についてシャープの高橋興三社長は「夏には量産を始める」と話し、海外勢もいずれ量産に乗り出すと予想され、優位に立てる時間は以前よりも短くなっている。

 かつて日本が高い競争力を誇った半導体や薄型テレビは、汎用化もあって韓国勢などにシェアを奪われた。液晶パネルもその二の舞いにならないとはかぎらない。業界内では「ジャパンディスプレイとシャープの液晶パネル事業統合もあり得る」との噂もささやかれ始めている。

 両社が真の「日の丸連合」を結成するのか、それとも独自路線を貫くのか。決断までに残された時間は、そう多くはない。(黄金崎元)


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