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『古事記の真実 神代編の梵語解』(愛育社;二宮陸雄著)について

1近藤 貴夫:2004/12/30(木) 22:00
医師で、古典印欧語の研究者である、二宮陸雄氏が、
2004年2月に、スレタイの通りの妙な本を出している。
真面目な人だと思っていたのだが、ひょんな思い付き
から、労多くして成算のない研究に迷い込んでおられる
ようだ。

3近藤 貴夫:2005/01/01(土) 15:28
二宮氏の造詣の中には、私の遠く及ばないことも多々あり、特に作業時間は
敬意に値するが、それでも、日本語の音韻史や、それを書き表す漢字漢語の
音韻史についてどう把握しておられるのか、疑問とせざるをえない。

それから、文法的にサンスクリットの通常の文章ではありえない分析を
終始意図的にしておきながら、「マントラの一部ではこういうこともあり
うる」という数行の言及で済ませているのはどういう神経だろうか。
語彙面でも、サンスクリットとして普通の語が殆ど出てこず、特殊な
語が続く分析結果について、見直して何とも思わなかったのだろうか。

4まんどぅーか:2005/01/21(金) 21:15
 タイトルだけでトンデモとわかる本ですね。二宮さんってこんな本を出
してたんだ。本屋じゃ語学のところじゃなくて歴史のところに置いてある
んでしょうね、それで私は気づかなかったのかな。
 取り寄せてみようと思ったら、この本って8190円もするんですね。トン
デモとわかりきっている本にこんな値段を払うのもしゃくなので、図書館
ですますことにします。……と思って私の住む横浜市の図書館の蔵書検索
したら、2館で購入しててどちらも貸し出し中。今日予約をしてきたので、
そのうち読めることでしょう。

5まんどぅーか:2005/01/22(土) 06:30
 ところでこの人って、「サンスクリット語の構文と語法」の巻末の経歴に
は書いてないけど、ちょいと調べたら実は小説家もしていて、『医者と侍』
という医学歴史小説なんか書いてるし、それから黒樹五郎というペンネーム
で『日蝕海峡』『群青列島』『流氷の光る日』っていう小説も書いてるらし
いですね。そんならこういうトンデモ珍説は、小説仕立てで出せばよかった
のに。そしたら経歴に汚点を残さずにすんだのにね。

6まんどぅーか:2005/01/23(日) 21:27
 トンデモ説といえば、以前どこかで目にした話の受け売りをしますと、
『自然真営道』の安藤昌益を研究した渡辺大濤(1879-1958)という人の話で
す。この人は梵語研究が趣味だったんですが、趣味が高じて『摩訶般若波
羅蜜多心経:解説梵文』(1932)とか『解説梵文観音経』(1941)とかいう本
を出してます。般若心経だの観音経だのを梵語で読んでみるっていうのは、
今でもいろんな人がやってますよね。ところがこの人の本がトンデモらし
い。なんでも大乗経典ポルノ説を展開しているらしいです。サンスクリッ
トの単語って1つの語にいっぱい意味があるものが多く、その中には性の
隠語として使われる語もいろいろあるわけです。般若心経や観音経にもそ
ういう語が登場するので、そういうのばっかりつなげていくと、般若心経
や観音経はポルノだということになってしまう。まさにそういう説を展開
しているらしいです。私も一度読んでみたいんですが、どこかの古書店の
目録に『解説梵文観音経』が2万円で売られているのを見たことがありま
して、いくらなんでもトンデモ説に2万円もかけたくないなと思っており
ます。国会図書館に行けば見られるようですが、あそこに行くのは決意が
いるからな。ま、そのうち行く機会があったら見てみます。

7まんどぅーか:2005/01/26(水) 21:05:07
ちょいとぐぐってみたらこんなのみつけました。
http://book.asahi.com/review/index.php?info=d&no=5456
http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000312.html
朝日新聞がこのトンデモ本を評価してたのね。
大野晋を持ち上げた新聞社らしいや。

8まんどぅーか:2005/02/05(土) 06:17:07
昨日やっと『古事記の真実』を借り受けました。
8190円という値段に見合うかどうかは別としても、
けっこう分厚い本なんですね。

読む前は、「さしあたりこのトンデモ説の攻略ポイントは、『上、去』の
話かな」と思ってたんですが、なんとこれが、RとRRの母音記号形だって!
しかも「上」「去」の行書がRとRRの母音記号形と同じだからって!
失笑しちゃいました。
ウソをつくにしてももう少しうまいウソをついてもらいたいものです。

で、二宮氏がこの仕事を始めるキッカケになったのが、例の「ミトノ
マグハヒ」の解釈だったという、冒頭に書いてあるエピソードなんか
も、トンデモのニオイがぷんぷんしてますね。渡辺大濤の大乗経典
ポルノ説といい、どうしてこう、トンデモ説っていうのは性表現方面
にシフトしてしまうんでしょうか?

9まんどぅーか:2005/02/22(火) 08:48:18
 宣伝になってしまって申しわけありませんが、二宮氏の古事記梵語説と、
渡辺氏の仏典性典説について、私の考えるところを私の運営するサイトに
アップしました。おヒマな折にご一読いただけると幸いです。
http://www.manduuka.net/sanskrit/essay/tondemo3.htm (二宮説)
http://www.manduuka.net/sanskrit/essay/tondemo4.htm (渡辺説)
 どちらも(これでも短くまとめたつもりですが)けっこう長くなり、
ちょっと掲示板に書くには不適当になってしまいましたから。
 6で「国会図書館に行くには決意がいる」と書きましたが、実はあ
のあとすぐに国会図書館に行って、渡辺氏の著書も閲覧しました。ひ
さしぶりに国会図書館に行ったら、資料請求はぜんぶコンピュータに
なっていて、端末で(検索のみならず)請求までできてしまうんです
ね。ずいぶん便利になりましたが、資料が出てくる時間はあんまり変
わらないですね。

44Quiepekak:2013/11/04(月) 03:46:57
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