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【怖い話】夏休み!怖い話募集!!!
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4
:2019/08/13(火) 00:15:23 ID:bwHQd/Ug0
A「お前何で車出さなかったんだよ!」
俺「いや、刺激したらやばいかなって…」
B「いやいや車停めてたら一緒じゃねーかよ!」
C「あれやべーよな?幽霊だよな?」
A「つーか本物の人間だった方が怖くね?」
Aの一言に我々は静まり返りました。
ランドセルを背負った小学生が深夜に人の住んでいない山奥をただひたすら歩いている…
生気の無い顔つきとは対照的にまっすぐ頂上を見つめる目を思い出し、ぞっとしました。
ラーメン屋に到着して落ち着きを取り戻すと、C君が
「あいつら大丈夫かな…」と呟きました。
あいつらとはもちろん先程のホテルにいた大学生集団のことです。
「アレ」の足取りではホテル迄は2時間以上かかるだろう。だとすれば必然的に彼らが帰る頃に「アレ」と遭遇する可能性が高い。
C「電話しようかな…」
A「いや、やめとこうぜ」
スマホを取り出そうとしたCをAが止めました。
C「どうしてだよ?」
A「なんつーか… あいつらもアレを見てたらと思うと気持ち悪いんだ。あんなのと縁ができたみたいで…」
Aが言葉を探すように言いました。
A「びびりと思われても良いけど俺、あいつの姿が目にこびりついてんだ。スッスッ て山奥に消えてった…あんなのを見たかどうか他人に確認する必要なんか無いって」
Aの言葉にCはスマホをしまいました。
帰宅してから、自分もあの姿を忘れようと努めました。しかし、布団に入り目をつぶってもあのらんらんと輝くランドセルと頂上を見つめる目を思い出すのです。
2011年の東日本大震災でAは亡くなりました。
私は大学卒業式後 他のB、Cとも疎遠になりあの日の話を語り合ったことはありません。
あれは何者だったのか?
この季節になると「アレ」と、ふもとのラーメン屋で「スッスッ」と口を尖らせ身振り手振りで「アレ」を真似ていたAの姿をふと思い出してしまいます。
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