人とずっと共に生きる森づくり
more treesは、森林保全団体の一つ。急速な環境破壊に対して危機感を抱いた音楽家・坂本龍一さんらにより、「森と人がずっと共に生きる社会」の実現を目指して設立されました。日本は、国土に対して約7割の面積を森林が占める、世界有数の森林大国です。その一方、木材の輸入大国であることもまた事実です。現在の木材自給率は、35%程度。様々な要因から林業の採算性が悪化した結果、事業として成り立たなくなり、放棄される森林も増加しているのです。 日本の森が抱えるそうした課題の解決策として、同団体が取り組んでいることの一つが森づくり。林業従事者や地域の専門家と協働しながら、間伐や下草刈り、そして伐採跡地への植林など、森の健やかさを取り戻すための活動です。「more treesの森」は、日本全国に11か所。冒頭の宮崎県諸塚村も、その一つなのです。