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読書紹介板

1トキ:2014/01/02(木) 18:13:41
 生長の家以外の本を読んで感激した事や面白かった本があれば教えて下さい。
感想も歓迎。逆に、つまらない本の評論もいいです。

 よろしくお願いします。

2トキ:2014/01/02(木) 18:19:24
 本板に書いた靖国神社参拝に関連する投稿で、生長の家に関連した海軍の提督について、
詳細を知りたいとご希望がありました。この方は、醍醐忠重中将です。この方については、
作家で、元海軍報道班員の戸川幸夫さんが「悲しき太平洋」という本に詳細を書かれています。
 
 幸い、あるブログで、本の内容を書かれているので、そちらをご覧頂くとして、少し補足説明
をさせていただきます。

http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-1343.html

「あっぱれ日本人! 醍醐忠重中将の物語」

(つづく)

3トキ:2014/01/02(木) 19:10:54
 なお、つづきは本板の政治板に書きました。皆様もよろしくお願いします。

4かぴ:2014/01/06(月) 14:05:13
トキ様、皆様 あけまして、おめでとうございます。お正月によんだ本がよかったので、紹介いたします。

「生かされて」イマキューレー・イリバキザ著 PHP文庫

1994年ルワンダの内戦で100万人のツチ族が殺されました。フツとツチという民族同士の戦いがあったのです。昨日まで友人だった人が、自分を殺すために探し回る・・・、地獄のような中で彼女はトイレのすみで、何ヶ月も隠れ奇跡的に生き延びます。

クリスチャンの信仰だけを頼みの綱に、生き抜いた彼女は多くの友人・家族を虐殺されてなおも神様を信じ、敵を赦し、神様の恩寵を受けるのです。

世の中では、神様はこんなにも過酷な試練を与えて信仰をためされるのか?と思うような衝撃を受けました。そしてこのような貴い魂の持ち主の心にふれたような気がしましたよ。

わりとすぐ読めるので、皆様よかったらどうぞ。

5トキ:2014/01/07(火) 15:02:27
>>4

 ありがとうございます。良書のご紹介、嬉しく思います。

6トキ:2014/01/08(水) 20:23:42
 曳馬野さんが、本板で曹洞宗の禅についていろいろと書かれています。

 あちらでは、本流復活派の人達に向かって話しているので、安易に書くと妨害になるので、
こちらに書きます。

 恐山というところは、面白い事に曹洞宗なんです。昔は天台宗だったのですが、いろいろな
経過があり、禅宗になったそうです。ご承知の通り、恐山は「イタコ」で有名です。しかし、
曹洞宗は、死後の世界については「無記」つまり議論をしない、という教義になっています。

 現在の恐山の住職代理の南直哉さんは、永平寺で20年間も修行をした人です。ところが、
恐山の住職のお嬢様と結婚した事で、福井県のお寺の住職をしながら、恐山の住職代理も
勤める事になったのです。新潮新書の「恐山」にはそのあたりの事が書かれています。

 恐山という場所は、伝統的な曹洞宗の教えとはかけ離れた場所みたいです。
しかし、現実にイタコが多数集まり、死者の霊の呼び出しをしているのですから、その
姿を見て、「無記」という事はできないのです。

 例えば、イタコの「口寄せ」の順番を待っている人達の光景を見たカナダ人の観光客
が、ふざけ半分でその行列に加わった事があったみたいです。そこで、笑い乍らイタコの
家に入って行ったのですが、出て来る時には号泣していたと言います。出て来た彼が、
泣き乍ら言うのは、「イタコに母親の霊を呼び出してもらった。イタコは家の間取りも
知っていたし、自分と母親しか知らない事実も知っていた。あれは間違いなく母親の霊
だ。」と。

 東日本大震災など、愛する人を喪った人達が恐山を訪問して癒されているという現実
を見ると、その意味を感じざるを得ないと言います。

 つまり伝統的な永平寺の教学と恐山の存在は表面的には矛盾します。が、それを肯定
することは、より広い意味での仏教の趣旨にあう、というのが著者の主張です。

7トキ:2014/01/14(火) 14:56:01
 立花隆の「田中眞紀子研究」を読みました。面白かったです。

 内容については、以下をご覧頂きたいです。

http://yell-systems.com/wp/?p=364


 ただ感想も。田中角栄は悪党と言われましたが、周囲の人を
全てファンにしまう包容力の持ち主でした。この人のためなら
とみんなが誠心誠意、力を貸してくれたみたいです。

 これに対して、田中眞紀子は「家族か、使用人か、敵か」と
いう発想しかない人です。パーフォーマンスはうまいけど、実績
は何もなく、周囲の人間をことごとく傷つける言動をします。

 そういう人ですから、父親の側近は全部斥けて、イエスマン
ばかりで周囲を固めます。身近で彼女を見た人はことごとく敵に
なりますが、彼女の虚像しかしらない人は支持をします。

 古い本ですから、入手は難しいですが、面白い本でした。

8トキ:2014/01/16(木) 21:50:17
 左翼系の出版物とも言って良いですが、「沈黙のファイル」という本を読みました。
瀬島龍三さんの事がメインですが、面白かったのは開戦に至る大本営陸軍部内での
議論のあり方です。

 大本営陸軍部第一作戦課は当時の陸軍の中枢部でしたが、作戦部長の田中新一中将
も課長の服部卓四郎大佐も戦争をしたい、という考えでした。とくに戦力班長(兵站) だった
辻 政信中佐は最も熱心に戦争を主張していました。

 その中で、南方作戦の担当だった井本熊男中佐は日米戦に不安を覚え、石原莞爾中将
に相談にいきます。「支那事変をそのままにして開戦をしたら、日本は滅びるよ」という
のが石原の返答でした。

 井本はその返答に納得し、上司に猛然と日米戦反対を主張します。特に辻中佐とは
何時間も激論をします。上司からは意見の撤回を迫られますが、頑固に意見を通します。

 面白かったのは、他の参謀の証言で、「実は日米戦は危ないとは思っていた。しかし
そんな事を言ったらクビになる可能性がある。子供がいるのに、そんな事はできなかった」
という証言をしている人もいます。

 余談ですが、陸軍省軍務局長だった武藤章中将は戦争反対で、田中新一中将とは
何時間も激論をしています。が、戦後、武藤章はA級戦犯で処刑されています。反対に
辻や服部は占領軍と取引をして、戦犯を免れています。

 結果として井本中佐の主張は受け入れられませんでしたが、そういう人がいた、とい
うのは、何か慰めにはなると思います。

9トキ:2014/01/30(木) 18:31:44
 南敏雄先生の名著「炎の誓いー日蓮」を拝読しております。
探していたのですが、ようやく見つかりました。

 この本ですが、おそらくは「理想世界ジュニア版」に掲載された
ものかと拝察します。最近、日蓮正宗の信徒のグループが生長の家
を誹謗中傷する動画を公開していますが、この本を読めば、生長の家
は日蓮大聖人を尊敬している事がわかると思います。

 それにしても、この本は日蓮の不撓不屈の人生を描いています。
実に感激するような内容です。

 私も、この本を拝読し、生長の家の和解に今まで以上に奮闘する
決意を固めました。

10トキ:2014/01/31(金) 16:39:34
 本部の早朝神想観と言えば、私はすぐに磯村得弥先生を思いだします。
磯村先生は戦前の入信で、熱心な信仰者でした。若い頃に実業界にのりだ
し事業を大成功させます。しかし、ある時期に引退してから個人指導一筋
に余生を生長の家に捧げられました。先生は早朝神想観の常連で、先導の
講師が欠席すると、喜んで代役を果たされたものです。

 しかし、最近はそういう雰囲気が喪われたみたいで、残念に思います。
本部職員の先導ではなくて、教化部の講師指導になったのも変な話だと
感じます。(生長の家宇治別格本山は、職員の早朝神想観出席は義務)

 この問題は、突き詰めると、教団の官僚化、形骸化がテーマのよう
に思います。その点を考えてみます。

 少し話しが変わりますが、鈴木邦男さんが、元共産党活動家の和多田進
さんと対談をして、それが「僕が右翼になった理由、私が左翼になったワケ」
という本になっています。

(つづく)

11トキ:2014/01/31(金) 16:40:47
 この本の中で、和多田さんが、共産党内部の変化について述べています。
長くなるので、私なりに解釈します。(同書152p)

 昔は共産党というのは世間からはつまはじきで、共産党の専従職員にな
ろうというのは、大変な覚悟がいたのです。給料も薄給でしたから、家族
に収入がないと食べられなかったみたいです。(まあ、個人的には、今でも
私は共産主義には強く反対をしておりますが。)

 ところが、日本の高度成長にともない共産党もどんどん大きくなり、赤旗
が売れて経済的にも安定すると、共産党自体が一つの日本の中の部分社会に
なってしまった。すると、外の世界に出なくても共産党という社会で個人
が生活できるようになってしまった。それに家族がいたら、家族ごと共産党
という社会で生きている事になります。

 「しかし、そこから、あまり想像をしていなかったいろいろな事が始まった
のだと思うのです。簡単に言うと、組織の中で食えてしまうということが、
外へ出たら今度は食えないという現象に変わった。(中略)いくら大衆化し
たと言っても共産党員だから是非来て下さいと言って雇うような会社はまず
ないわけです。だから共産党をやめたりクビになったりした人を受け入れる
社会はやっぱりほとんどいない訳です。すると党の方針なりなんなりに異議が
あったり変だと思っても、共産党の専従として食って行くしかないという事
になる訳ですね。そういう人達が共産党に大量に生じたじゃないかと思います。
ですから、そうなった状態での除名処分は生存にかかわる事になっちゃうわ
けですよ。」(和多田進氏、同書153p)

(つづく)

12トキ:2014/01/31(金) 16:42:42
 私は教区の人間ですから、本部の事情は知りません。教区と本部の事情
はかなり違うと思います。また、生長の家と共産党とは組織文化がまるで違い
ます。しかし、上の文章は示唆にとむ内容だと思います。

 教団創設当時数年は、教区であれ本部であれ、本当の奉仕精神の人が
教団の職員になりました。
 当時は教団は財政的に厳しく、給料だけではとても生活ができないので
内職をして生計を立てていた人が多かったのです。また、谷口雅春先生の
ご希望として、信徒に多大な負担をかけたくない、というお気持ちも強く
そのため職員の給与も高くありませんでした。

 その後、教団が大きくなり、社会情勢が変わると、職員の待遇も改善
されました。もっとも、これは本部職員の事で、教化部職員の待遇は今
でも良いとは言えません。

 職員も家族がいますから、待遇が良くなったのは大変良い事だと思います。
ただ、職員の待遇が良くなったという事は、「失うもの」が出来たという事
です。生長の家の場合、共産党とは違って、世間の評価は高いです。が、
組織内にいれば、それなりの地位や名誉がありますが、組織外に出る
とそれを「失う」という点は同じです。職員の場合は、それに加えてお金
や権力もつきます。これは程度の差はありますが、本部でも教区でも似た
ような状況だと思います。

(つづく)


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