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民法演習

1ari:2010/12/26(日) 17:00:19
民法演習についての疑問・質問などのスレッド


質問。民法演習7回②について、

まず、因果関係の枠組みは
① 事実的因果関係
② 相当因果関係

で、以下は①についての議論ってことでよい??

最高裁は、不作為不法行為の因果関係について
死亡時点でなお生存していたであろうことを是認しうる高度の蓋然性が証明されればいいっていったけど。
つまり、
行為:不作為 結果:死亡 で
死亡時点において生存可能性が高度の蓋然性あればいいっていったってこと??

原審は「延命の可能背が認められるとしても、どの程度の延命が期待できたかは確認できないから、被告の過失及び債務不履行と死亡との間に相当因果関係を認めることはできない
ってことは
行為:不作為  結果:死亡
死亡時以降に延命していたといえる地点を立証しなきゃ因果関係みとめられないってこと??

原審がなんで延命可能性の終結点を持ち出してきたのかがわからない…。

具体的ぎもん
① 行為と結果については最高裁と原審では同じ?
② 原審の因果関係への考え方がわからない
③ 最高裁って権利侵害をなんと捉えているのか??
   百選だと、延命利益とか期待権喪失についての判断を示すものではないっていってるけど、
   遺失利益も損害として算定していることから考えると、延命利益を侵害利益、って考える延命利益説的な考え方なのか??

よかったらおしえてください!

6ari:2011/01/18(火) 17:07:26
その2 医療過誤について
肝臓の不作為の不法行為の事案

① 過失判断について
過失判断に当たっては、
通常「予見可能性を前提とした、結果回避義務違反」という枠組みが用いられる。
医療過誤の場合には、常に新規の治療方法が考え出されている 等の特殊事情がある
そのため、
判断に当たっては、臨床医学の医療水準を基準として、注意義務違反を判断する。
 この考えは、前述の過失判断の枠組みを完全に放棄したわけではないが、例外的なものと位置づけることができる(たぶん…)
 また、過失判断の要素を加重したものとも考えられる。

② 権利侵害について
授業の事案では、生命侵害 と判断しているのでは。
H12判決が明確に、延命利益を認めた。

③ 因果関係について
原審は 死亡時に「生きていた」ことを重視しているため、生存の終期まで立証できないと、確実に死亡時に生存していたとは判断できないので、因果関係を否定
最高裁は、死亡時に「死んでいなかった」ことを重視しているので、死亡時後に生きていた高度の蓋然性を立証できればたりるとした。

7Miz:2011/01/19(水) 21:15:19
N先生よりの伝言がメールで来ました。
メール来た方は同件です。

「民法演習担当のNです。

何人かの受講生にメールしています。

本日の講義の中で1041条1項の読み方について質問がありました。

平成20年判決を確認すると、受贈者らが価額弁償をする旨の意思表示をしたときには、遺留分権利者が現物返還請求権または価額弁償請求権の行使ができると判断されています。

まず、受贈者らの価額弁償をする旨の意思表示がいるという点について、講義では言及しなかったので補充します。
クラスの皆さんにもこの点判例を確認するようお伝えください。」
だそうです。

8:2011/01/20(木) 20:38:17
>>7

Danke schön!!

やはり遺留分減殺請求権は怪しいな( ̄ー ̄)

9F:2011/01/29(土) 20:27:53
みなし財産算出における遺贈の取扱(内田Ⅳ391)

<事例>
被相続人H
妻W、子ABCがいる。

遺産1100万
Aの寄与分200万
Bへの生前贈与200万(現在300万の評価額)
Cへの遺贈100万


<整理>

903条は特別受益と遺贈は相続財産とみなすとしていて、「贈与」については含めると言ってます。しかも、贈与と遺贈は別に取り扱ってる。

含めなおすのは生前贈与のみのようです。
で、内田の391頁の問題文の記述でいっても、100万円の遺贈分は、1100万円中の100万円であるということで、もともと1200万円あったところを100万円遺贈した、とは読まないっぽい。


こんな感じの話が昨日有った気がするけど、さっき講師に確認してもらったので、還元します。

10ari:2011/01/30(日) 19:36:36
>>9

これどうなる??
50万円の帰属が不明…。
ABCの相続分率は6分の1だよね。

式としては、
特別受益者の具体的相続分が
(相続開始時の財産+贈与の価格)×相続分率−遺贈・贈与価格
寄与者の具体的相続分
(相続開始時の財産−寄与分)×相続分率+寄与分

A (1100+300−200)かける6分の1+200 = 400
B (1100+300−200)かける6分の1−300 = −100 だから 0
C (1100+300−200)かける6分の1−100 = 100

  ??

なんかおかしい??

11ari:2011/01/30(日) 19:52:52
式の説明 いちおう
特別受益者の具体的相続分が(903条)
(相続開始時の財産+贈与の価格)×相続分率(900条)−遺贈・贈与価格

寄与者の具体的相続分(904条の2)
(相続開始時の財産−寄与分)×相続分率+寄与分

特別受益者と寄与者がいるときは 上の2つを合体するのではないかと思ったので、
そうすると、
(相続開始時の財産+贈与の価格−寄与分)×相続分率(−遺贈・贈与価格)(+寄与分)

かなーと思いました

12管理人 ◆Db6tAs5YtE:2011/01/30(日) 20:09:44
>>11
計算式を合体するというのは、それであっているよ。

それで、50万円が不明だというのだが、不明な50万円がどれのことを指しているのかが
よくわからないのだが・・・。

13ari:2011/01/30(日) 20:28:59
かんちがいかも。

遺贈を忘れてた。
遺贈を考えると、子供たちに分割されるのは500万だから問題ないですね

ありがとー★

14F:2011/01/31(月) 01:11:39
>>12
は、俺です。いろいろスルーしてくだしあ。

15Y:2011/02/01(火) 01:27:58
よく考えたらさー。

あの事案で、Fから依頼されたときに、
代襲相続見過ごしたらふつーに弁護過誤だよね。

気をつけなきゃ。

16:2011/02/01(火) 02:57:48
それ言われたら何も言えね〜だよ。。。
わかっちゃいたけどまだまだなんですね。
春休みをどう使うかよく考えねば!!

テスト終わったらゼミをどうするかも会議しなきゃだね☆


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