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ソラの波紋

1心愛:2012/09/16(日) 15:52:23 HOST:proxy10006.docomo.ne.jp



こんにちは、または初めまして。
心愛(ここあ)と申します。

拙くて見るに耐えない駄文ですが精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。
感想等戴ければ泣いて喜びます。
ですが、ここあは非常に小心者です。一つの批判にもガクブルしてしまうと思われます。
なので、厳しい御言葉はできるだけオブラートに包んで戴けると嬉しいです(>_<)

また、ここあが不要と判断した書き込みは、誠に勝手ながら反応しないことがあります。申し訳ありません。

内容は完全にファンタジーで、他のスレのこともありますのであまり長引かせないように心掛けるつもりです。





【心愛(元 月波)の過去作品】



『紫の乙女と幸福の歌』

『紫の乙女と愛の花束』



【関連作品】



『紫の歌×鈴扇霊』(上記作品のピーチとのコラボ)

『パープルストリーム・ファンタジア 幸運の紫水晶と56人の聖闘士』(同じく彗斗さんとのコラボ)

273心愛:2013/07/05(金) 22:16:50 HOST:proxy10007.docomo.ne.jp
>>ピーチ

アレックスのあれは一応後から補足するからね!
羽根だけかよ!って感じだけどもw


空牙とミレーユなら大丈夫さ、きっと!

274心愛:2013/07/05(金) 22:17:17 HOST:proxy10007.docomo.ne.jp





空牙を案じ、自らの身を投げ出したミレーユを無理矢理操り、空牙たちを攻撃させるという仕打ちを与えているサミュエル。
それだけではない。
怨敵に対しても気高く堂々とした態度で挑んだシルヴィアの、仲間に対する真っ直ぐな想いを利用し、誇りを踏みにじった。
たとえ己の悲願を達成する為だとしても、その手段は卑怯で、下劣で、赦されるべきことではない。




「……俺もいい加減、我慢の限界なんだよ」




身体の奥、魂の根源から、膨大な量の魔力が溢れ出す。
体内で熱を持ち暴れるそれを、空牙は一気に解き放った。


轟ッッッ―――!!!


妖気の放出。
空牙を中心として突風が激しく渦巻く。暴力的なまでに眩しい白に、空間と視界とが塗り潰される。

サミュエルが息を詰め、
ミレーユは警戒してか紅く染まった瞳を細めた。


シルヴィアとミレーユ。いや、もしくはそれ以前か。仲間が戦闘をしている間ずっと、空牙は密かに少しずつながらマナを溜め、魔力を練り込んでいたということだ。

しかも、空牙の足元に花が咲くが如く拡(ひろ)がった金の紋様は輝きを増し、次第に濃くなっていく。
彼を取り巻く妖気の勢いも衰えるどころか、ますます大きく、強まっていく。



「まさか」



魔力の源たる周りのマナが薄まっていく感覚に、ユリアスがはっとして目を見開いた。

この魔力は、空牙が溜め込んでいた量だけではない。


このホールに満ちた残り全てのマナを、吸収している……?


獣が獲物を喰らい尽くすように荒々しく。
空牙は絶え間なくマナを取り込んで魔力に変換し、妖気として空気中に出していく。

それは途方もなく、作戦とも呼べない、あまりに単純で、そして無理が過ぎる筋書きだった。


―――この場のマナを使い果たしてしまえば、ユリアスと綺紗、だが例に漏れず、サミュエルも戦闘不能になる。



「そんなっ、無茶だよ! 空牙くんの身体の方が……っ」



先に限界を来(きた)し、壊れる。
そう叫ぼうとしたユリアスを、綺紗がそっと遮った。



「私も兄様も、こう見えてエルゼリアの眷属です」



真珠色の髪が暴風に煽られて激しく踊り、兄を見つめる真剣な横顔を彩る。



「主と同じく行動力と度胸、そしてそれに見合う知能を備えています。相応の覚悟や自信がなければ、無理はしないはずです」



それに、と綺紗が続ける。口元にはごく淡い笑み。




「―――生身の身体能力に関しては、他の臣民を遥かに超越している」




とんっ。
空牙が軽く地面を蹴って助走、そこから徐々に加速。
風の悲鳴が耳をつんざき、周囲の光景が流れるように移り変わる。


サミュエルの指示を受け、ふわりと舞い降りたミレーユが空牙の行く手を阻んだ。


やはりサミュエルは相当手練れの術者だ、まだ余力があるのか。
シルヴィアとの戦いで消耗し、さらにミレーユを稼働させ続けた上にこの環境下でも動けるとは、驚異的な実力と言っても良い。
が、流石に派手な魔法は使えないらしい。ミレーユは傍にあった石柱を思い切り蹴りつけ、それを粉々に砕いた。


鎌鼬にも似た衝撃波。がら空きの腕、肩、脇腹、両脚に尖った破片が突き刺さる。
身体を貫通するかの如き激痛に、空牙が顔を歪めた。
異能も魔法も使えない、だからブロックすることはできない。
空牙はそれらを全て受け止め耐えていたが―――その刹那、全力で地面を蹴り、高く、高く飛び上がった。
宙で身を捩り、砕けた石の欠片のひとつを爪先で蹴る。



「な……っ?」



浮力も何もないただの小さな破片は、少年の体重を支えるには質量が足りない。
とんっ、その僅かな、一瞬の跳躍が次なる石へと空牙を届ける。
それが落ちるより早く、速く、空牙は飛ぶように足場を跳び移り、空中でひたすら前へと駆けた。

ついにミレーユの真正面に辿り着き、追い抜きざまに声を発する。



「ミレーユ」



直接攻撃を仕掛けようと構えていたミレーユの動きがぴたりと止まる。
感情の消えたはずの瞳の奥にごく弱い葛藤を見つけ、空牙は笑った。




「言ったよな? お前は俺の、ただ一人の相棒だって」




きっと声は届かない。
けれど―――想いは、届く。




「俺はお前を信じてる」

275たっくん:2013/07/06(土) 14:06:18 HOST:zaq31fa4955.zaq.ne.jp
【昔のVHSをピーチに買い取ってもらうスレ】


平成元年のビデオ販売です。
89年、90年に撮影したVHS(ビデオ)の販売です。
お求めの方は【YES】と、ご記入下さい。

価格=100円 送料290円〜320円


1990年5月〜現在に至るまでの新幹線映像です。

【1990年 8ミリビデオ撮影】
この時点ではまだ300系はデビューしていません。
当時の花形は100系、グランドひかりでした。
16両編成の0系新幹線、100系共食堂車ビュッフェを連結してました。
山陽新幹線こだまの一部に6両編成、東海道新幹線こだまの一部に12両編成がありました。


【1994年】

94年になると、300系のぞみがデビューしてます。
当時の主な新幹線は、0系ひかり、100系グランドひかり、300系のぞみ

【1996年】
新大阪〜京都間で高速走行シーンが鑑賞できる、阪急京都線との供走区間。
新幹線と阪急の中間フェンスが、現在とは異なり若干低いのが分かります。

96年当時の新幹線
0系こだま、0系ひかり、100系グランドひかり、300系のぞみ

VHS価格=100円
発送料金=290円〜320円

本体価格ですが
今回は特別に無料で差し上げます。

送料だけはご負担下さい。

276たっくん:2013/07/06(土) 14:06:38 HOST:zaq31fa4955.zaq.ne.jp
平成元年のビデオ販売です。
89年、90年に撮影したVHS(ビデオ)の販売です。
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価格=100円 送料290円〜320円


1990年5月〜現在に至るまでの新幹線映像です。

【1990年 8ミリビデオ撮影】
この時点ではまだ300系はデビューしていません。
当時の花形は100系、グランドひかりでした。
16両編成の0系新幹線、100系共食堂車ビュッフェを連結してました。
山陽新幹線こだまの一部に6両編成、東海道新幹線こだまの一部に12両編成がありました。


【1994年】

94年になると、300系のぞみがデビューしてます。
当時の主な新幹線は、0系ひかり、100系グランドひかり、300系のぞみ

【1996年】
新大阪〜京都間で高速走行シーンが鑑賞できる、阪急京都線との供走区間。
新幹線と阪急の中間フェンスが、現在とは異なり若干低いのが分かります。

96年当時の新幹線
0系こだま、0系ひかり、100系グランドひかり、300系のぞみ

277ピーチ:2013/07/07(日) 00:55:14 HOST:em1-114-140-221.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

うっわサミュエルここまで使える術者だったの!?

だったらいい方向に使えばよかったのに!

どーしたらいいと思うここにゃん、名ゼリフ多すぎるよ……!?←

278【下平】:2013/07/08(月) 16:46:11 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【ジャクソンかよ】

279心愛:2013/07/09(火) 17:26:45 HOST:proxyag085.docomo.ne.jp
>>ピーチ

魔女ミレーユを崇拝するあまり変な方向に突っ走っちゃったんだねサミュエルw
台詞……そ、そうかなぁ(;゜ロ゜)


そんなサミュエル戦もやっと終了です←
邪気眼少女更新の前に完結させちゃうかも!

280心愛:2013/07/09(火) 17:27:44 HOST:proxyag085.docomo.ne.jp







仮面のようだったミレーユの表情に、一瞬、躊躇と困惑の色が浮かんだ。
空牙はそれを見ずに空中で立ち尽くす彼女をその場に置き去りにし、さらに疾走して―――そしてついにサミュエルの正面へ躍り出る。
地に足がつくと同時、今自分の持てる全ての魔力を引き出し、解放した。




「っっあああああああああ!!」




純白の輝きが迸り、凄まじい轟音がホールを揺らす。

爆風の中心で、喉を嗄らして叫ぶ少年。
狂気じみた迫力に、サミュエルが一歩後退した、
そのときだった。


突如として何かが空牙の腕、背中、足元の床を突き破り、その姿を現した。



―――茨だ。



大樹の幹のようなそれは無数の茨が絡み合った、綱のようなものだった。その表面には鋭い棘が刃を光らせ、丈が急激に成長し分厚い天井をやすやすとぶち抜く。


衝撃から立ち直り、いち早く、その正体に気づいたのは綺紗だった。





「……《緋焔の神解け(レーツェル)》!?」





空牙の生み出した茨は抜けるように白く、緋色の炎を宿してはいないものの、キサラギに伝わる異能そのままの姿で。



「そんな、馬鹿な……っ」



サミュエルが絶句する。



空牙は異能を使えないのではなく、その才は《散華魔鏡》でも視通せぬ程の奥底に眠っていた、と。
空牙が異能を起動するには、その化け物じみた《器》に見合った莫大な量の魔力が必要で。己の限界を突破することで、今ようやく初めてその条件が満たされた……と、そう、云うのか?



空牙にとっても、この結果は完全に予想外だったらしい。
自分自身でも意味が分からず呆けたのは一瞬、不敵で野性的な笑みを浮かべる。




「……コレで一発、ぶん殴ろうかと思ってたけど」




特大の魔力の炎を纏う拳をぶらりと下げ、全身に漲る独特の感覚を確かめる。

どんなに願っても手に入れられないものなのだと、ずっと思い焦がれてきた。
不格好で不完全な、けれど確かに存在する、空牙の異能。





「テメーを倒すには、これで十分だ!」





茨の槍が叫びに呼応してほどけ、軍勢と化して魔術師の男に殺到した。

281ピーチ:2013/07/10(水) 04:57:39 HOST:em114-51-2-136.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

どうしようここにゃん空牙くんがとんでもなくかっこいいよっ!

やっぱり凄いよ空牙くんとミレーユちゃんの絆!

むしろ名ゼリフしかありません! 何か凄く羨ましいですそんなに才能ある人が!

邪気眼少女の前! ……でもなんか寂しいな…

282ピーチ:2013/07/10(水) 09:22:49 HOST:zaq31fa5a1a.zaq.ne.jp
【もしピーチさんの祖母がお亡くなりになられたら・・。】


作詞・たっくん   

さよならするのはツラいけどの替え歌です。ではお聴き下さい。



ババアが死んだ〜♪ババアが死んだ〜♪
いい死に顔だ〜♪いい死に顔だ〜♪
さよならす〜するのはつら〜いい〜けど〜♪

寿命だよ♪仕方がない
ピーチが逝くまでごきげんよう♪

ババアが死んだ〜♪ ババアが死んだ〜♪

ピーチ
『私もいつかあの世へ旅経ちます。その日までごきげんよう!』


ピーチさんもそのうち逝くと思いますが
その時までごきげんよう!

283【下平慎(シン)】:2013/07/10(水) 13:05:37 HOST:ntfkok293007.fkok.nt.ftth4.ppp.infoweb.ne.jp
【いじめんなよ、ピーチを。】

284心愛:2013/07/10(水) 21:55:30 HOST:proxyag033.docomo.ne.jp
>>ピーチ

かっこいい…かな!?
頑張ってかっこよくかっこよく…って念じてたんだけど、ちゃんとそうなってればいいなw
やっと空牙、主人公の意地見せました!


ここあもちょっと寂しい…(´・ω・`)
でもピーチがうっすらとでも覚えててくれるかぎり、空牙とミレーユたちは不滅さ!

285心愛:2013/07/10(水) 21:55:48 HOST:proxyag034.docomo.ne.jp






―――やった……の、か?


茨の輪郭が崩れ、光の粒子となってきらきらと輝きながら、上空へと昇っていく。死者の魂が天に帰っていくような、美しくも幻想的な光景だった。
その中に、魔術師の姿はない。

……果たして、サミュエルは無事に煉獄へ送られたのだろうか。


そこまで考えて―――空牙はふつりと糸が切れたように、力尽きて膝から崩れ落ちた。



「兄さ―――」




「空牙っ!」




すぐさま飛んできたミレーユが空牙の身体にすがりつく。
操者のサミュエルが消えたことで、自我を取り戻したようだ。機械人形の少女の金色に輝く瞳から、ぽろぽろといくつもの涙が零れ落ちた。



「ごめんなさい……ごめんなさい……っ」



手で顔を覆い、しゃくり上げるミレーユ。



「ミレーユが馬鹿なことをしたばかりに、空牙も、……シルヴィアさんまで……っ」



サミュエルに支配されていたときのことも記憶してしまっているらしい。
カタカタと震える背中に、近づいてきていたユリアスと綺紗が声を掛けようとして言葉に詰まる。



「どんな処分を受けても足りません……。ミレーユは……ミレーユは、どうやって償えば……!」




「……お前が何度、俺の命を救ってくれた?」




空牙が笑む。
淡い翠の髪を手で梳き、ミレーユの濡れる瞳と視線を合わせた。



「俺を守ってくれたのは、いつもミレーユ……お前だろうが」



波紋のように、空牙の声色が弱々しくも優しく広がる。




「俺の相棒はお前だけだ。だから、俺を捨てないでくれ」




刹那、ミレーユの表情が崩れた。
くしゃりと顔を歪め、また涙を溢れさせる。



「なんですかそれ……何なんですか」



ひく、ひくっ、と小さな嗚咽。



「捨てないで、なんて、格好悪いです……」



「ああ」



「格好悪いし……空牙は馬鹿です。空前絶後、前代未聞の大馬鹿野郎です」



「知ってるよ」



コートの中からリボンを取り出し、そっと結んでやる。
一度は捨てた、空牙との繋がりのようなそれに手で触れ、ミレーユは泣きながら微笑んだ。



「本当に……後悔、しませんか」



「するわけねーだろ、バカ」



ミレーユの緩んだ頬を、またひとつ、ぽろりと水滴が転がった。
彼女の頭を最後にくしゃくしゃと撫でてやり、空牙がほっとしたような表情の二人に礼を言う。



「綺紗、ユリアス。お前らのお陰で、本当に助かった。有難う」



「ううん。とにかく……ミレーユさんが無事で良かったよ」



「当然のことをしたまでですよ、兄様」



言い、綺紗が小さく縮こまっているミレーユに向き直る。
こちらも数年ぶりの再会だ。



「お久しぶりです、ミレーユさん。御無事で何よりです」



「いえ……迷惑を掛けました、です。他の方々にも」



殊勝に目を伏せるミレーユは、やはりまだ相当堪(こた)えているのだろう。
綺紗は膝を折って、柔らかな口調で話しかける。



「……ミレーユさんには何一つ非はありません。ですから、どうかご自分を責めないで下さいね」



「、………!」



「ミレーユさんだからこそ、兄様を安心して預けられるのですから。本格的に愛想が尽きたらいつでも綺紗のところに来て下さって結構ですが」



「おい綺紗!?」



「は、い。……有難う御座いました、です」



それでいい、と微笑み、空牙と同じように綺紗も頭にぽんぽんと手を乗せる。
兄妹で変なところが似ているな、とミレーユはふやけた思考でぼんやりと思った。



「いつまでも過ぎたこと気にしてんなよ、ミレーユ。それより、今は―――」



言いかけて、空牙の身体からかくりと力が抜けた。



「く、空牙っ?」



「おそらく魔力の負荷に耐えきれなくなったのでしょう。大丈夫、気を失っているだけです」



むしろ良く保ったと言うべきか。
かなり無理をしていたらしい兄の姿に、綺紗が苦笑する。



「とにかく、今は戻ろう。この要塞も崩れるかもしれない」



ユリアスが足元の亀裂に目をやりながら言う。
今まで誰も敢えて口にはしなかったが、ずっと気になっていたこと。



「魔獣の軍も退いてる頃だよ。シルヴィア姫のことも含めて、リリス姫ならきっと、全て分かっているはず」

286ピーチ:2013/07/11(木) 03:35:23 HOST:em114-51-3-85.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

大切な人のために力使い切って結局気絶するってかっこいいよね! ていうかかっこいい人しかできないよね!

ミレーユちゃんお帰り! 大丈夫だよきっとシルヴィア姫なら大丈夫だよ!

ねーここにゃーん……空牙くんとミレーユちゃんの台詞に泣きかけてるんですけどー…←

287心愛:2013/07/12(金) 22:22:54 HOST:proxyag044.docomo.ne.jp
>>ピーチ

ありがとう色々とありがとう!

空牙とミレーユの会話は割と大事なとこのつもりだったのでそう言ってもらえると嬉しいw
お帰りミレーユ!


↓のシィ&アレク回は分割してるから、分かりにくいとこあってもちょっと我慢してくださいな(=_=;)

288心愛:2013/07/12(金) 22:23:55 HOST:proxyag044.docomo.ne.jp






―――ごめん、



―――ごめんね、シィ。




微睡みの淵で、そんな声が聞こえた。
子供をあやすように優しく、何度も、何度も。



……何故君が謝る。



なんだか釈然としない。

彼女は曖昧なものが嫌いだから、きちんと尋ねる為に口に出そうと―――



「!」



―――したところで、シルヴィアは寝床から跳ね起きた。
眩しい光に思わず目を瞑り、もう一度時間をかけて開ける。するとすぐに、黒髪の従者が視界に入った。



「気がついた?」



捕らえどころのない妖艶な笑みを向けてくるアレックス。
その背で漆黒の翼が揺れる。



「ぼくは、一体……」



ぐるりと周囲を見回す。
昔から使っている気に入りのベッド。豪華絢爛な薔薇模様のカーテン、絨毯。そして、アレックスの姿。
そのどれもが、嫌という程見慣れた光景だ。

が、おかしい。自分は確か、空牙たちと共に要塞にいて……戦って、不本意ながらもサミュエルに倒された、はずで。

訝しみながら記憶を探るうちにひとつのことに気がついて、掴みかからんばかりの迫力でアレックスに尋ねる。



「ミレーユは!? ミレーユはどうなったんだ!?」



「無事だよ」



アレックスはシルヴィアを落ち着けると、実際に体験してきたかのように事の顛末を話す。
シルヴィアもそれには驚かず大人しく聞き入り、話が終わると「……良かった」と小さな呟きを漏らした。

しばらく黙ってシーツを見つめた後、ぽつりと言う。



「………ぼくは、負けたのか」



シルヴィアが授かり、アレックスによって威力を増大させた異能《赫き煉獄の宴(ローゼン・クランツ)》は絶対的な“強さ”を約束するもの。
ならば、このような結果になったのは自身の異能を使いこなせなかったシルヴィアの責任だ。


思い詰めた顔で俯くシルヴィアに、アレックスが微笑んで。



「そう言って良いのかどうか。小細工なしの真剣勝負なら、シィは文句なしに最強だよ? あの魔女は特別としても」



ひょい、と肩を竦め、



「第一、あの男にトドメを刺さなかったのはシィでしょう?」



変なところで甘いんだから、と言われれば黙るしかない。
シルヴィアはむっとして、拗ねたように唇を引き結んだ。



「まぁ、気にすることはないんじゃない? シィが相手を消耗させたからこそ、『彼』の切り札も生きたんだし」



「……次の質問だ。ぼくは何故、無傷で此処にいる?」



実を言えば、一番最初に浮かんだ疑問がそれだった。
シルヴィアの身体に怪我は一切なく、全く痛みを感じない。怖いくらいに不自然だ。



「俺が運んだんだよ。気取られないようにこれを使って」



己の双翼を指差すアレックス。あいにくその意味はシルヴィアには分からなかったが、彼をじっと見ているうちにある違和感に気づいた。



「君……魔力の波長が弱くないか」



「あー、うん。脱出したは良かったけど、魔獣にやられてね。シィを庇いながらだから力も上手く使えなくて、流石に大変だったよ」



「怪我は!」



前のめりになるシルヴィアに、アレックスが苦笑。



「全然大丈夫だって。俺より、自分の心配をした方が良いんじゃない?」



「……ぼくには嘘をつくな、アレク。絶対にだ」



厳しい声で言い放ったシルヴィアが、服の上からアレックスの腕を掴む。途端、白磁の美貌が痛々しく歪んだ。



「……っこの馬鹿!」



シルヴィアはすぐに手を離し、目の前の眷属を怒鳴りつける。



「自分の魔力を、ぼくの治療に使っただろう!?」



「……」



無言が肯定の証だ。
この悪魔が自分の怪我を回復できなくなる程に、シルヴィアの治療には魔力を必要としたらしい。

相変わらず大事なことを言わない、と心の中で毒づき、シルヴィアはベッド脇にある呼び鈴の紐に手をかけた。



「ユリアスを呼ばせる。異論はないな?」



―――話はそれからだ。


怒りの表情のシルヴィアに、アレックスがすかさず茶々を入れる。



「ユリアス様はお疲れの上に、結界譲渡の時間でそれどころじゃないと思うけど?」



「君が平然と言うな! ならミュシアの王族を片っ端から当たるまでだ!」

289ピーチ:2013/07/13(土) 09:57:00 HOST:em114-51-137-187.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

アレックス優しいよね! シルヴィア様も!

え、ちょっと待って悪魔って不死だよね? 魔力使い過ぎてもすぐ直るよね……?

シルヴィア様怖いよー! 闘ってないのに怖いよー!?←

290名無しさん:2013/07/13(土) 10:57:12 HOST:zaq31fa5a1a.zaq.ne.jp
       【ピーチの顔面を殴りつけるスレ】

しまいに顔面、潰すぞアホピーチ

291心愛:2013/07/15(月) 18:12:14 HOST:proxyag103.docomo.ne.jp
>>ピーチ

うん、ちょっと自分の魔力使いすぎて身体に負担かかって、一時的に新しく作れないようになってるだけですぐ治るよ!


シルヴィアも、一応アレックスも優しいといえば優しいんだけど……?↓

292心愛:2013/07/15(月) 18:13:21 HOST:proxyag104.docomo.ne.jp






「……そろそろ、本当のことを吐いたらどうだ」



「うん?」



「とぼけるな。まだ、ぼくに隠していることがあるだろう」



アレックスに半ば無理矢理回復魔法を受けさせた後、シルヴィアは再び、呑気に部屋をぶらつこうとする彼を問い詰めた。
それでも、アレックスの飄々とした態度は変わらない。
シルヴィアは嘆息し、そして、この不利な局面を打破する一言を告げる。




「『ごめん』とは何だ」




初めて、アレックスの紅い双眸がちらりとシルヴィアを見た。



「……どういうこと?」



「君が言ったんだろう。ぼくが覚えているのに、君が覚えていないとは言わせない」



立場は対等とはいえ眷属に遠慮など、シルヴィアにはする気はない。
顔を上げ、相手を屹然と見据える。

ひとまずこれで相手の興味を引いた。
なら、自分の話に持ち込むのみ。



「君がぼくを、自分を犠牲にしてまでこの状態にしてくれたことは分かった。……だが、」



一瞬だけ、躊躇う。
けれどシルヴィアは決意を固め、最後まで言い切った。




「ぼくは死んだ。……死んだ、はずなんだ」




空牙とユリアスを守って全身を針に貫かれ、深い亀裂に落ちた。
いくら回復力に長けた力ある魔族といえども、此処まで徹底的に痛めつけられれば死から免れることはまず不可能。
致命傷に夥しい量の出血、さらには猛烈な勢いで地底に叩きつけられたのだ。あまりの痛みに意識が攫われる直前、シルヴィアが感じたのは紛れもなく、死という名の恐怖だった。



「いくら悪魔の力でも、容易に死者を甦らせることはできないはずだ」



今この瞬間も、鼓動を刻み続ける心臓を胸の上から押さえる。


アレックスが誤魔化そうとしているのは、多分このこと。
シルヴィアはさらに言い逃れできないよう付け加える。



「そして全快したはずなのに、君からは今までのような魔力を感じない。……答えろ。ぼくをどうやって甦らせた?」



……嫌な予感がするのだ。


シルヴィアの至極真剣な様子に、茶化すのをやめて微苦笑を漏らすアレックス。


いつまでも隠し通せるわけじゃないしね、と小さく笑った。



「その通り」



一言も聞き漏らすまいと神経を尖らせるシルヴィアの様子を見て、アレックスはまた、ふふっと笑みを零す。




「俺はシィを生き返らせた。ちょっとだけ、特殊な手段を使って」




「……はぐらかすな。率直に言え」



「酷いなぁ。最初から、ちゃんと言うつもりだよ?」



本人曰く“規格外”の悪魔であるアレックスは自身の異能の他に、他者の回復を含む一通りの術を扱うことができる。
だが、神の領域に手を出すにも等しい蘇生術となれば話は別。もっと複雑なものが絡んでくる。


天と地をひっくり返す。不可能を可能にしてしまう。
そんな常識破りの方法が、あるとするならば。


やはりと言うべきか、アレックスはこう告げた。





「―――魔力を使って、俺は、俺自身と契約したの。本来ならかなり無茶なことだけど、何と言ってもこの俺だし、」





「代償は!?」



彼を遮り、シルヴィアが叫ぶ。


―――相応の代償を支払った上での、悪魔との取引。


運命に逆らい、一度死んだ者に命を与えるのは、この世界全体の倫理、掟に反すること。禁忌と言い換えても良い。
その罪に釣り合うだけの価値のあるものを、差し出さなくてはならないはずで。



そして無慈悲にもシルヴィアの耳が捕らえたのは、彼女が想像していた中で最も悪い、残酷な返答だった。




「……俺の、命」




脳が理解するのを拒否するように、いや、理解しているのに受け入れることを心が拒む。
蒼白になるシルヴィアに対して、アレックスはいつも通り余裕綽々といった様子だ。




「うーん、そう言うと誤解があるかな。永遠の命……つまり、不死って言った方が分かりやすいか」




「……それ、は」




「俺も死ぬようになった、ってこと」




にこやかに言ってのけるアレックスに、絶望と怒りに染まるシルヴィアの理性が切れた。

293ピーチ:2013/07/15(月) 18:15:50 HOST:em49-252-59-192.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

だよね大丈夫だよね!

優しいよね! たまに方向性が代わることがあるだけだよね!←

294たっくん:2013/07/16(火) 00:31:50 HOST:zaq31fa5a6f.zaq.ne.jp
アホのピーチは今日もゆく

295たっくん:2013/07/16(火) 00:32:03 HOST:zaq31fa5a6f.zaq.ne.jp
アホのピーチは今日もゆく

296心愛:2013/07/18(木) 19:30:01 HOST:proxy10008.docomo.ne.jp
>>ピーチ

うん、本当に方向性おかしいけどね!

最後の最後にさらっとアレクが主役攫ってた気がするけど気のせいだ気のせいw

297心愛:2013/07/18(木) 19:30:39 HOST:proxy10008.docomo.ne.jp







「……ふざけるなっ!」




彼の服を掴み、声の限り怒鳴りつける。
が、無意識のうちにその声音が震えた。



「君という奴は……! どうして、そんな……っ」



「別に不自然な代償ではないよ。シィがあのとき家族を生き返らせてたら、そのまま地獄に連れて行くつもりだったし。女の子一人の命なんて、いくつ要求しても足りないからね」



「そういう問題じゃない!」



悲鳴じみた叫びを上げるシルヴィアの瞳には、小さな雫が溜まり始めていた。
目の前で惨劇を見せつけられても涙一つ落とさなかった鋼の心が、今、確かに揺らいでいた。



「そんな顔しないで、シィ。これは俺が望んだことなんだから」



彼女の滑らかな頬に指を滑らせ、アレックスが淡く微笑む。



「俺は、永劫に続く苦しみから解放されたんだよ」



「、…………?」



困惑して見上げてくるシルヴィアに、そっと語り聞かせるように。
いつも本心を見せようとしない彼が、胸の内をさらけ出す。



「愛する者が死んでいくのを、何度も見てきた」



愛。
この男と無縁なように思われる単語が口から出たという事実にシルヴィアが一瞬固まると、「そこ、驚くところじゃないんだけど?」とアレックスが笑った。



「地獄で意地汚い罪人ばかり見てると、たまに気分が荒むんだよね。昔から良く、気分転換を兼ねて魔族や人間を眺めていたよ」



血のように紅い双眸が、懐かしげに細められる。



「……でも俺が恋した女の子は皆、他の男と添い遂げて、すぐに老いて。俺のことを知らないまま、儚く消えていくんだ」



それが悔しくて、つらくて……少しだけ、羨ましかったんだよね。


少し照れたように、唇の端を上げる。



「数千、数万、数億。面倒だから一々数えてもいないけど、気が狂いそうになるような年月を、俺はそうして生きてきた」



不死とは、孤独。
何度地獄の業火に灼かれても、その身を滅することはない―――裏を返せば、どんなに望んでも死ぬことができないということ。
大抵のものが手に入っても、本当に大切なものは、その両の手から滑り落ちていく。



「悪魔は愉悦を感じることはあっても、嬉しさ、喜びを持つことは滅多にない。幸せというものから遠ざけられた種族なんだよ」



シルヴィアの瞳に溜まりかけていた雫は、いつの間にか綺麗になくなっていた。
耳を澄ませ、一言一句を聞き逃さないように声を拾う。

298心愛:2013/07/18(木) 19:31:24 HOST:proxyag049.docomo.ne.jp






「そして、何度も何度も自分の運命に絶望することを繰り返して―――やがて俺は、俺を呼び出した小さなお姫様の、気高く美しい魂に魅せられた」





“ぼくはシルヴィア。天より紅薔薇の紋章を戴く、誇り高きファローズ王家の末裔―――シルヴィア=ファローズ”





「……もう沢山だ。俺は自分の意志で、シィの命と引き換えに、俺の不死の身体を捨てることを選んだんだよ」





“―――仰せのままに、俺の姫君”





あのときと同じ、何処か含みのある微笑で、アレックスが告げる。





「これで、本当の意味で君の隣で生きられる」





―――“悪魔の命は永遠。その全てを、貴女の為に捧げよう”





「……そう、だったのか」



元から端正な顔立ちの男だ。
優しげな眼差しで微笑まれれば、胸の奥で変に気恥ずかしいような、いたたまれないような、じんわりとしたくすぐったいものが生まれる。



シルヴィアの為とはいえ勝手に命を捨てるような真似をしたのは許し難いが、それも当の本人が強く望んだ結果なら仕方ない、のかもしれない。


照れるべきか怒るべきか、それとも悲しむべきなのか、シルヴィアは真剣に迷った。


が、それを決める前にこれだけは確かめておこうと口を開く。



「……アレク」



「うん? 何、感動しちゃった?」



アレックスの混ぜっ返すような発言は無視することにする。
一旦思考を切り替え、シルヴィアは彼に疑いの目を向けて。



「ぼくの杞憂だと良いんだが……この話、偶然にしては出来すぎていないか?」



黙ったままにこりとする悪魔の笑み。

シルヴィアは自分の考えが正しかったことを確信した。


アレックスは今回の事件の流れのことをあらかじめ全部分かっていて、サミュエルの動きもリリスの決断も、全て最初から知っていて。
それでも敢えて手を出さず、自分の“利益”の為に事態を傍観していたのだ。

事前にシルヴィアに知らせていたなら、このような大事に発展する前に回避できたにもかかわらず。



「だから、ごめん、って言ったでしょう? 自分の欲の為に、シィに痛い思いさせたんだから」



……確かに負傷の点で見れば、今回の一番の被害者はシルヴィアだ。

シルヴィアはわなわなと震えた。



「優秀な指揮官のお陰で奇跡の犠牲者ゼロ。シィも復讐の機会を得られたし、あいつはこれで、地獄行きが決定されたし。何より、これが一番面白くて、最も盛り上がる展開だろう?」



「こ、の悪魔……っ! ミレーユたちに土下座して詫びてこい!」



やはり怒るべきだ。

シルヴィアはようやく決断すると、迷わず傍にあった枕を悪びれない眷属に叩きつけた。

299ピーチ:2013/07/19(金) 03:14:28 HOST:em114-51-161-122.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

この際方向性は気にしない!←

気のせいだよ主役はちゃんと居るから!((

300心愛:2013/07/20(土) 21:33:06 HOST:proxyag054.docomo.ne.jp





とん、と窓枠を踏む小さな物音が、客人の訪れを知らせる。
月影の下、夜風に煽られ輝くストロベリーブロンド。



「おや。いと畏きエルゼリアの姫君が、こんな時間に何の御用ですか? 女性から夜這いとは大胆ですね」



「それ以上頭の悪いことを仰ると殴りますわよ」



冷ややかなワインレッドの視線をくれるリリスを見て、アレックスは軽やかに笑った。

自身の城を抜け、ファローズ王宮までお忍びで来たらしい。
あのときとほぼ真逆の状況だ。


リリスは我が物顔で当然のように部屋へ上がり込み、アレックスと向き合った。
面白いことを好むアレックスは疑問を呈することなく、流れに身を任せることにする。



「……お怪我は治ったようですわね」



小さく呟いたきり、ふっと黙り込む。
こちらを見透かすような静かな眼差しにも臆することなく、アレックスは笑みを返した。



「夜遅くに申し訳ありませんわね。貴方に、是非とも言っておきたいことがありまして」



「俺に、ですか?」



彼女の心を読み取ることはできなくはないけれど、敢えてスリルを楽しむ為にアレックスは自然体のままでいることにする。



―――さあ、どう来る。



リリスは唇で弧を描いた。
挑むような目つき、表情。
そして甘い毒を含んだ、嫌みたっぷりの猫なで声を発する。





「―――良かったですわね、長年の片想いが叶って。それで、今のは何人目の“シルヴィア様”なのです?」





動揺は一瞬。
高速で巡る思考を経て、そしてだんだんと、胸の奥から歓喜のようなものがせり上がってきた。

……面白い。

しかし決して顔には出さない。にこやかな笑顔を保ちながら、黙って続きを促す。



「お怒り心頭のシルヴィア様から、色々とお聞きしましたの」



―――何が『俺が望んだこと』ですか、白々しい。

腕を組むリリスはアレックスを糾弾するかのようだった。



「へぇ……驚きましたね。話を聞いただけで、そこまで?」



「正確には違いますわね。お話だけではありませんから」



小首を傾げ、愛らしくにっこりとする。




「わたくしに貴方の心は読めなくても、貴方に関するシルヴィア様の記憶を視させて戴くことは容易ですわ。お陰で全部繋がりました」




全部、とは。
最初の発言から鑑みるに、この騒動の件だけでなくシルヴィアと出逢った時点の過去にまで遡って、彼女の記憶を“視た”ということ。


逆に言えば、それ以前のアレックスについては分かるはずがないのだから、後は完全に彼女の推理だと言って良い。



「覗き見ですか?」



「ミレーユのようなことを仰いますのね。無論、本人の許可のもとです」



くすくす笑うリリス。



「ご安心を。シルヴィア様には適当に誤魔化しておきましたから、貴方の重すぎる愛情については言っていません」



「………」



「『愛する者が死んでいくのを、何度も見てきた』―――何度生まれ変わってもたった一人の存在を愛し続けるなんて素敵ですけれど、思いに任せて事に及ばなくて正解でしたわね。ファローズの王位継承者が、危うく地獄に連れ去られるところだったのですから」



「……この数億年余りの間に、俺はすっかり、綺麗で純粋すぎるシィの魂に惚れ込んでしまいましたからね。色々と限界だったんですよ」



アレックスをやり込められることが嬉しくてたまらないらしい。
仕返しですわ、とウインクを決めてみせる。


アレックスは降参の意を示して肩を竦めた。



「まさか、魔族の身で転生のことまで知っているとは」



「わたくしの知識量を甘く見ないで下さる? どんな時でも、努力は怠らない主義ですの」



常にその気概を以て、冥界を纏め上げているのだろう。
改めて、好い君主だ、と思う。



「……とは言っても、肝心のシルヴィア様はお気づきになっていないようですがね。最低限の条件は揃いましたけれど、あのシルヴィア様が相手では報われるかどうか」



「はは。姫君こそ、不毛な片恋は諦めてしかるべき相手を見繕うお年では? ……ああ、そういえばユリアス様も適齢期でいらっしゃいますね」



「余計なお世話ですわよ性悪男」



月下、若き女王と悪魔は笑顔で毒の応酬を交わしていた。

301ピーチ:2013/07/20(土) 23:10:32 HOST:em114-51-159-112.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

怖いよリリス姫ぇー!? いや殴っちゃ駄目だって可哀そうだよ!

毒の応酬って、しかも笑顔でって!

……何だかふたりとも怖いと思うのはあたしだけですかね?←

302心愛:2013/07/21(日) 09:32:32 HOST:proxyag024.docomo.ne.jp
>>ピーチ





二人とも頭脳派だから衝突しちゃうんだよw
お互い賢いから、口だけで大事にはしないけどね!


複雑な上にここあの書き方に問題があるからごちゃごちゃしてるんだけど…
アレクの事情、わ、分かった…か、な?



太古の昔、アレクがシィに惚れる
→シィが転生を繰り返す(人間だったり魔族だったりするシィが死んでいくのを、そのたびに歯がゆく思いながら見てた)
→ファローズの姫として生まれ変わったシィがアレクを召喚して契約成立(初対面みたいに振る舞ってたけど、シィが家族甦らせようとしたら代償と称して攫ってやろうと思ってた)
→サミュエルにやられてシィが一回死んだけど、アレクが不死を捨てて生き返らせる(狙ってた)
→これで先立たれずに、シィと一緒に生きられるよ良かったね



っていうw
まあとりあえずアレクはずっと昔からシィが好きで、傍にいる為なら周りもシィ本人も利用して、自分の命だって犠牲にしちゃうよ、って奴だったってことで!

アレクの誤魔化しと本人の鈍さの所為でシィは微塵も気づいてないけどな!

303たっくん:2013/07/21(日) 10:56:21 HOST:zaq31fa59cb.zaq.ne.jp
昨日まこちゃんとお話してました。
ちなみに、まこちゃんというのは私の愛人(彼女)の名です。
御紹介が遅れて申し訳御座いませんピーチさん

304たっくん:2013/07/21(日) 10:57:05 HOST:zaq31fa59cb.zaq.ne.jp
当スレは私の知り合いを
ピーチさんに紹介するスレで御座います。

305ピーチ:2013/07/21(日) 18:38:10 HOST:em49-252-192-63.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

その衝突で火花が散ったように思えたんですが!?

アレックス一途すぎる! やっぱ不死ってそういう意味では羨ましい!

攫ってくつもりだったのかアレックス……←

306心愛:2013/07/21(日) 20:35:30 HOST:proxyag068.docomo.ne.jp
>>ピーチ

うーん、ここあはどんなにつらいことがあっても死ねないって嫌だなあとか思っちゃうんだよね。焼かれても埋められても死ねないとか…

アレクも好きな相手が死ぬのを見るのが耐えられなってこういうことになっちゃったし! 寿命あっても、大切な人と最期まで一緒にいられるのが一番幸せだと思うのよね!

…でも不老ならいいな←(ぇ


リリスも割と寛容な方だよ、アレクのせいでかなーり危ない橋渡ったのに、腹いせに弄るだけなんだからw



あと二回、全員でわいわいして完結になります! ここまで本当にありがとう!
……邪気眼少女……番外編込みで終わるか……?(絶望の顔)

307ピーチ:2013/07/22(月) 05:25:46 HOST:em1-114-73-120.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

焼かれてもまたすぐ再生するってことなんだよね…確かにそれは可哀そう

確かに! ……不老は羨ましいけど←

腹いせに弄るだけって寛容な方の部類に入るの!?

空牙くんミレーユちゃん始めとする皆様方ー! 寂しいよー!

308心愛:2013/07/23(火) 16:18:44 HOST:proxyag098.docomo.ne.jp
>>ピーチ

痛いのつらいのやだけど不老なら大歓迎w


ありがとう!
今までで、空牙もミレーユも一回り成長したんじゃないかなw


次で本当に最後になります、二人の結末を見届けてやってください(`・ω・´)

309心愛:2013/07/23(火) 16:23:36 HOST:proxyag098.docomo.ne.jp






「空牙! ミレーユ!」



エルゼリア王宮の門前。
満面の笑顔で駆け寄ってくるシルヴィアを、空牙たちは驚いて出迎えた。



「シィ! だ、大丈夫なのかよ、そんな走って」



「うん、もうすっかりいつも通りだよ!」



ほらほら、と軽快なステップでくるりと回ってみせる。

確かに『こちら』の人格がでているのだから、ある程度余裕がある状態なのだろう。
リリスから無事だと聞いていたけれど、改めて良かったと胸を撫で下ろす。



「……それでも、シィには一人で危ない目に遭わせた。ごめんな」



「ううんっ、ぜーんぜん大丈夫だよ! 空牙が謝ることなんかないって! ……むしろ、悪いのは全面的に……」



「シィ?」



「全くですわね」



一瞬だけリリスと共に、素知らぬ顔をしているアレックスにじとっとした目を向けたような気がしたが、シルヴィアはすぐに視線を戻すと愛らしい微笑みを美貌に浮かべた。



「ミレーユも無事で良かったね」



「……です」



ミレーユがぺこりと頭を下げる。
まだ苦手意識はあるらしいが、これでもミレーユなりの努力の現れだろう。
シルヴィアの意識が他に逸れた途端、空牙の背後にささっと隠れた。



「有難う。こうしてまたミレーユが戻って来れたのも、シィのお陰だ」



「戦ったのはぼくだけじゃないけどね。ほんのちょっとでも役に立てたなら良かったよ……あれ、綺紗は?」



「綺紗ならさっき挨拶しに来て帰った。色々ミレーユの世話焼いてったんだけど……すれ違いだったみたいだな」



「そっか、それは残念」



そのとき、ぱたぱたと忙しない足音が聞こえ、空牙たちがそちらを見る。
此処まで走ってきたのか、肩を上下させているユリアスだ。



「ま、間に合った……!」



「ユリアス様」



一息つくと、にっこり笑う。



「良かった。まだ出発してなかったんだね」



「わざわざ来てくれたのか」



申し訳ないような嬉しいような、と空牙もつられて苦笑した。



「これは、ユリアス様。結界の方はもうよろしいのですか?」



「あ、アレックスくんっ?」



アレックスに声を掛けられるなり、ユリアスはぱっと嬉しそうに表情を輝かせた。



「うん、さっき兄と交代してきたから」



「それは御苦労様です」



尊敬、いや、憧れのようなものを滲ませ、キラキラした眼差しでアレックスを見上げるユリアス。



「アレックスくんこそ、やっぱりシルヴィア姫を助けてくれたんだよね! 凄いよ!」



「いえ。大したことではありませんよ」



ぽかんとする空牙に、リリスが呆れたように声を潜めて。



「……何故か、ユリアス様はアレのことを酷く気に入っていらっしゃるのです。穢れなき心の持ち主は、真逆のものを魅力的に感じるのでしょうか」



「魔族と悪魔と言うより、天使と悪魔だな。……悪い影響を受けなければ良いが」



がらりと口調を変えて、シルヴィア。

確かに清らかな金髪の貴公子には、ダークエルフよりも天界の住人の肩書きの方がしっくりくるような気がする。
対して優しげな、また見ようによっては裏のありそうな微笑を湛えるアレックスは翼の色も相俟ってなんとも悪魔らしい。
……それにしても酷い言われようだが。


と、空牙は不意にある疑問に思い当たって首を捻った。



「……あれ? そういえば、アレックスさんがいれば大丈夫、みたいなことユリアスが言ってたけど、本当に何かして」



「深く突っ込まない方が身の為ですわよ?」



「は、はあ」



リリスの笑顔とシルヴィアの無言の圧力に押され、空牙は素直に黙った。




「―――……それより、空牙」




リリスのその一言で、全員の顔が空牙へ向けられる。



「本当に、行くのですね?」



「はい。……俺たちはこれからも、旅を続けようと思います」



ぴくりと身動ぎしたミレーユに『大丈夫だ』と伝え、空牙は背筋を伸ばした。

310心愛:2013/07/23(火) 16:25:56 HOST:proxy10003.docomo.ne.jp







「覚醒したとはいえ異能もないようなものだし、コントロールも利かない。ミレーユのことだって、色々不安はあります」



そして、飾らない笑顔を見せる。




「―――でも、やれるだけやってみようと思うんです。こいつと二人で戦って、助け合って生きていくのが、俺にとっては一番大切なことだから」




戦闘特化型の機械人形(マシンドール)、それが今のミレーユにとっての存在意義。
欠陥はあれどそれを含めて受け入れてくれると言う空牙の言葉に、照れたミレーユはもじもじと爪先を動かした。



「うん。空牙くんにとってもミレーユさんにとっても、それが一番良いと思う」



「ぼくたちも、もしまた何かあったら喜んで助けるよ。いつでも頼ってくれていいからね」



「……有難う、二人とも」



じーんと感じ入る空牙。
リリスが微笑んで、皆の意を纏めるように口を開く。



「安心なさい、空牙。貴方は才能より、もっと大事なものを持っているのですから」



不思議そうに瞬いた空牙に、リリスはふふっと小さく笑う。




「お人好しであること。貴方ほど、打算抜きで機械人形の―――ひとの為に親身に、真剣に、身を投げ出せる者をわたくしは知らない」



空牙たちを囲む全員が、優しく微笑んでいる。
二人にとって、新たな意味を持つ旅立ちを祝福するかのように。



「その気持ちは誇るべきもの。いつかきっと、かけがえのない財産となります」



リリスはそこで空牙へと一歩近づき、ミレーユと視線を合わせると。



「貴方たちなら、大丈夫。……本当に、良いパートナーを持ちましたわね、ミレーユ」



「……ふん。言われるまでもないです」



ミレーユは頬を染め、ふいとそっぽを向きつつも。



「どうも、この件では世話になりましたですね端た女。礼を言ってやるです」




「有難く受け取っておきますわ。あと、あまり空牙を振り回さないようにね」



リリスの対応も慣れたものだ。
最後ににっこりとすると、二人からすっと離れる。



「それでは。いつでも帰っていらっしゃい、わたくしは此処で待っていますからね」




「が、頑張ってね!」



「お気をつけて」



「またねー! 次会ったら、今度こそぼくと力比べしよっ!」



「の、望むとこ―――」



「それは勘弁して!」



彼らに見送られ、手を振ると空牙とミレーユは前へと進み出した。



「色々大変だったけど、あのひとたちと逢えて良かったよな」



「……ですね」



そしてしばらく歩いた後、ミレーユが何度も話しかけようとして口を開いたり閉じたりを繰り返した末に、やっとのことで小声で尋ねた。



「あの、それで……一緒に生きる、ってことは、空牙は、み、ミレーユを、大切に思ってる……ん、ですよね?」



「ああ。勿論、凄く大切だ」



「そ、それは、どういう意味で……」



緊張に所々突っかかりながらもなんとか言い終え、僅かな期待を込めて隣の少年を見る。



「うん? どういうって、大切な相棒だからに決まってるだろ?」



「………そうですか………」



やっぱりです、と肩を落とすミレーユ。
きょとんとしていた空牙は、可笑しそうに笑うと沈み込む彼女の背中をぽんぽんと叩いた。




「良く分かんないけどさ……そんな暗くなんなよ、ミレーユ。可愛い顔が台無しだぜ?」




「だ、誰がかわ………………え?」



不意打ちの一撃に、ミレーユの肌がぶわわっと赤らむ。

相棒の明らかな異変には気づかず、それに、と空牙は首を傾げて。




「ミレーユが笑ってた方が、俺も嬉しいような気がするんだよな。……何でだろ」




「………こ、この天然! ドニブ! 無自覚たらし! ふざけんなです!」




「何で蹴るのっ!? 妙なエラーでも起こしたか!?」




「虫ケラ! タコスケ! 腐れ犬! 空牙なんか、空牙なんかっ、とっとと行き倒れて鳥に啄まれて菌や虫に分解されて土に還りやがれですーっ!」




「え、今度は魔法っ!? 三途の川にプチ旅行は遠慮させてくれ!」




―――人形遣いと機械人形の賑やかな、いや、やや賑やかすぎる叫び声が、今日も遥かな空へと響き渡る。

311心愛:2013/07/23(火) 17:02:56 HOST:proxyag042.docomo.ne.jp


*あとがき的な何か



一日二桁時間勉強って…つらいよね…(´・ω・`)
えー、それはともかく。ソラの波紋、ようやく完結致しました! いやー長かったね! 短めに抑えるとか言ってたのどこのバカだろうね! ここあだけど!


そんなこんなであんまり時間も余裕もないんで、ちょっとだけ喋って終わろうと思います。


で、ソラの波紋は人形遣いと人形の魔法バトル書きたいなーと思ったここあが、中二心と遊び心のままに書きなぐったお話でございます。ぶっちゃけ最後のバトル書きたかっただけですえへ。

あと異能とかのルビは全部超にわか知識のドイツ語を無理矢理当てはめた。

フォル・モーント(リリス)…満月
シュテルン(ユリアス)…星
トレーネ(ユリアス)…涙
ローゼン・クランツ(シルヴィア)…薔薇の十字架。まんまだな!
フリューゲル・ヴェルト(アレックス)…翼の世界
レーツェル(綺紗)…謎
シュピーゲル・シュロス(サミュエル)…鏡の城

って感じです。すごいテキトーなんで使っちゃダメ絶対。
空牙とミレーユの異能&魔法は、異端アピールってことであえてカタカナつけてないんですよー。


邪気眼少女と微妙にリンクさせるため、あと設定だけ作って放置してた話からシィとアレク、リリスとユリアスを引っ張り出すために書いたいわばおまけ的な話だったんですけど、こうして終わってみるとやっぱり愛着はわいてしまうもので。これで空牙たちとお別れなのか…と思うとちょっと寂しいです(つд`)

でも、紫の歌のときも思ったけど、放っておいてもみんな、何だかんだでうまくやっていくんじゃないかな。
空牙とミレーユも、シィとアレクも恋愛的には全く進展してないんだけどそれなりにわいわい楽しくやってそうだし。
空牙たちは相棒カップル(?)のジルとユーリエみたいになればいいと思うよ!
空牙とられちゃったリリスがユリアスに励まされて微妙にいい感じになったり、それをアレクにからかわれてリリスがぷっつんしたり。
ふらっと立ち寄る空牙とミレーユを、綺紗がリリスと一緒にお城で待ち伏せしたり…うわあん短編できそうな勢いだよー!(>_<。)
でも書かない! 妄想だけ!


だってまだ邪気眼少女が残ってるんです。ええ。どうしようね。終わる気がしないよね。
忙しい身の上なんで、夏で小説終わりにする! と宣言しているここあですが、どうしてもだったら美空と昴の話はカットするか…と泣く泣く考えております。
でも、いくら短く圧縮してもやりたいな。これだけ引っ張ったし…


とか何とかつぶやいていても仕方ないのでそろそろ。


紫の歌に引き続きコラボもやってもらって、ソラの波紋は本当に幸せな作品でした! ピーチありがとう! 愛してる!(ぇ
話としては終わってしまいましたが、まだまだ空牙たちの旅は続きます。
本当に今までありがとうございました!

ではまた、邪気眼少女でお会いしましょう!

312ピーチ:2013/07/24(水) 07:14:56 HOST:em114-51-134-142.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

終わっちゃったよ……とうとう終わっちゃったよー……←

読者としては長い方が嬉しいんだよ! 終わっちゃったのは寂しいな…

紫の歌に引き続きコラボやらせてもらったあたしの方が幸せだよ! あたしだって愛してるもん!

空牙くんもシルヴィア様も早く気持ちに気付いてあげればいいのにね! アレックスはポーカーフェイスだからだけど!

邪気眼少女も待ってます!

313心愛:2013/07/25(木) 16:27:33 HOST:proxy10015.docomo.ne.jp
>>ピーチ

ありがとううう…!

そう言ってもらえると、本当に今まで書いてきて良かったなって思うよ…!
ここあは幸せだー!

アレクはポーカーフェイスなぶん損しそうですが頑張ってもらおうw



邪気眼少女は、ここに来て大忙しで伏線回収しまくります! 新しい人出てくるし!
あともうちょい(だと思いたい)お付き合いくださいませ(`・ω・´)

314たっくん:2013/07/25(木) 18:49:23 HOST:zaq31fa59cb.zaq.ne.jp
↑貴方も頭悪いです。

315ピーチ:2013/07/25(木) 18:56:24 HOST:em1-114-139-120.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

ここにゃんがずっと書いてきてくれてよかったよ! だってそのお陰で神文読めたんだもん!

ポーカーフェイスってカッコいいなーって思ったことあるけどそういう面では損しちゃうよねやっぱり←

あともうちょいかー……永遠に続いてほしい((こら

316心愛:2013/07/26(金) 16:52:06 HOST:proxyag113.docomo.ne.jp
>>ピーチ

うううう(TOT)
こんな駄作をずっと読んできてくれて本当にありがとう……!


ここあも永遠にやってたいとこだけど、ずるずる書いてたら決意が鈍るんで…
スッキリ終われるように頑張るよ!

317ピーチ:2013/07/26(金) 22:38:46 HOST:em114-51-65-67.pool.e-mobile.ne.jp
ここにゃん>>

こんな神文を読ませてくれたここにゃんに感謝感激だよ!

スッキリ終わって欲しくないのもあるけど仕方ないよね!←開き直り

頑張ろーねお互い!((

318名無しさん:2013/09/29(日) 15:14:19 HOST:wb78proxy07.ezweb.ne.jp
あげい

319ピーチ:2013/10/30(水) 00:40:01 HOST:zaq31fa4964.zaq.ne.jp
あたしピーチだよ〜(*^_^*)
鉄拳はじめたんだけど、みんなやろ〜よ〜♪



         【様子見】
レバーを←に入れ常にガードしておく。相手の出方をうかがう行動。
ガードしてる間は攻撃できない状態なので、攻め込まれるというリスクがありますが
相手の技が空振った際に反撃できるという利点があります。
開幕時は必然的に後ろダッシュをする事が多くなる(^−^)

注)様子見は基本的に壁際がないステージ有効!
壁際で様子見やガードばかりしていると気がついたら画面端に追い込まれていて抜け出せなくなっていた!
なんて事になりかねません。その場合いは横移動などで対処して下さい。

          【けん制技】

向かってくる相手に対して、けん制技を繰り出しヒットされる
右アッパーなどの比較的スキの小さい浮かせ技等を繰り出すという選択肢。
ガードされても大きな反撃を受ける心配は多分ないと思います(確証はもてませんが)
技を置く・・と表現される行為です。



          【暴れ】

相手の攻撃をどう対処していいのか分からなくなって困った場合いは、
暴れという選択肢もあります。発生の遅い技に対して、発生の早い技で対処します。
相手が技と同格もしくはそれ以上に発生の早い技を繰り出し、先にヒットさせるという選択肢です。

     
           【当て身投げ】

こちらは、ここぞ、という時に使用します。
通常は打撃技で攻めますが、たまには当て身投げを使ってみるのも良いかもしれません。
当て身投げというのは、いわゆる返し技です。相手の技をいなす、相手の力を利用する、跳ね返す、みたいな技です。
この技が成立すると相手の打撃技ダメージを無効にした上に、投げ飛ばす事ができるのでお得です。
ただし、失敗すると空振りモーションが発生し大きなスキを与えるので反撃されてしまいます。

注)当て身で返せるのは基本的に、立ち技のみ
一部の技、しゃがみ技、遠距離技等は跳ね返せない場合が御座いますので予めご了承下さいませ。



        【確定反撃】

確定反撃というのは、相手がガード不能の硬直中に技をヒットさせる事です。
ガード後、自分側が有利な状況になる技の中には、その後に即座に技を繰り出す事で
相手の無防備状態に反撃を決められるものが存在します。
浮かし技や下段技の多くはガードしてしまえば確定反撃のチャンスが訪れるでしょう。


           【対戦中の選択肢】

細かく分けると・・『様子見』 『立ち技』 『下段技』 『中段技』 『上段技』『しゃがみステータス技』 『ジャンプステータス技』 『投げ』 『当て身投げ』 『上段ガード』 『下段ガード』 『ジャンプ』

大きく分けると・・・『通常技の攻め』 『様子見』 『ガード』 『投げ』 『返し技』 『けん制技』

↑選択肢は数多く御座いますが、正解は存在しません。相手のクセを読み取ってそれに勝つ選択をするのみです。

320たっくん:2013/11/01(金) 01:37:26 HOST:zaq31fa4964.zaq.ne.jp
>>371
ピーチさん最近スレッド立て過ぎですよ
いくら鉄拳好きだからってあれは頂けない

これからスレッド立てる時は、一つにして下さい。

321たっくん:2013/11/05(火) 12:07:44 HOST:zaq31fa5299.zaq.ne.jp
おいっピーチ
早く酒買ってこいや
お前のこづかいでな

322レトロマニア:2013/11/09(土) 16:06:10 HOST:zaq31fa4826.zaq.ne.jp
貴方に一つ忠告しておきます。
この世の中にね〜無駄なんて言葉は存在しないのですよ。
もしあるとしたらそれは、ピーチさんと千春さん、その他の女性の雑談文くらいかな・・あれ以上の駄作は無いでしょう。


扇子、茶碗、陶器、全ての物に生命が宿っているのだという事をまず理解してもらいたい。


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