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ねこのあしあと

184ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/09(水) 18:54:49 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   <息抜き一言←>

 うあ、しあんいろに集中しすぎてました;
 ということで下がってきたねこのあしあとですが、

 いざ投稿!となるとネタが思い浮かばなくなってきたので^^;
 少し息抜きとかしてみたり。


 まさかまさかのれんとるいさん編ですが……
 これはねここも吃驚です、れんとるいさんて合わないよねww

 いやでも新しい組み合わせ、気に入っていただけたでしょうか?
 
 ここからちょいとネタバレ!





 今れん×りの、ゆり×世瀬木で、るいはストーリーに大きく関わるから内緒で、海はまだゆりが好きで、舞衣はれんが好きで芽衣部長はもう吹っ切れたのかな?ww

 とにかく!これからも楽しみにしていてください^^

185:2011/11/09(水) 19:29:48 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
吹っ切れただと!?

芽衣しっかりせぇよ!!?

186ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/11(金) 19:15:29 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

まあ芽衣は新しい恋を探すよきっと。
……………大学で←

187:2011/11/11(金) 22:01:13 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>そっかw←納得すんなw

てか、何で大学??

188ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/12(土) 16:23:53 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

いやいやこんなんで理解してくれる燐が好きだよ!←
芽衣部長は年上の人を探す為に大学で恋をすることにしました(`・ω・´)←

189:2011/11/12(土) 16:33:59 HOST:zaqdb739e91.zaq.ne.jp
ねここ>>まさかの年上が好きなんか!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/

私は絶対年下!!ww

だって初恋は去年なんサww←殴

で、今、好きな人は1個下w

でも告れない・・。

それは超次元の人間だからさw

おお!!!

何が「好きだよ!」って言っちゃってるんだ!!?

私が男やったら完全に告白だぞこれww←

190ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/14(月) 15:05:46 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

芽衣部長はどっちでもいいんじゃないかしら←
ねここは絶対同い年か年上で(キリ)

こーくーれーよーryry

いや大丈夫燐は女だから←え

191:2011/11/14(月) 16:02:30 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>年上かw

私は絶対年下なんサw

年下だといじめがいがあるw←Sだろぉぉぉww

誰に告るねんw←\(゜ロ\)(/ロ゜)/

告りたいけど・・相手が超次元の人間と言う・・。

いやこの場合、2次元だなw

アニメだからなw←黙

192ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/14(月) 17:29:58 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/メインキャラしかいなかったねこのあしあとですがサブキャラ登場ですよ!)

「はいはーい、わたし雪合戦やりたーい!」

 冬でも元気な芽衣部長は残念ながら寒そうに雪が積もる校庭を指差し大声で言う
 嫌だと頭の中で連呼するけれど逆らえないとは理解しているので皆渋々と部室を出ていった

     ×

「んじゃ、チーム発表ね!第一回戦はわたし、れんくん、りの、舞衣チームと世瀬木くん、ゆり、海……って、人数合わないな」

 雪が降り積もり凍え死にそうだ。

 心の中はその言葉でいっぱいで、なのに校庭に出てきては絶対に今考えたであろうチームが発表される
 人数が合わないと僕的に嬉しいことだけれど頭を悩ませる芽衣部長
 そんなところに、ある一人の双子さんらしき人たちが現れた

「雪合戦ですか?」
「俺たちも混ぜてくださいよ、」

 雪が降っているっていうのにその影響か茶髪の髪がより一層輝かしく見える奴ら
 にこりと微笑む君たちの輝きがある意味微笑ましいよ

「申し遅れました!わたしっ、リコっていいます!」
「俺はロアっていいます」

 どうやら見た目と第一印象的に、
 リコっていう女の子のほうは明るくでも程良い優しさがありそうな子
 ロアっていう男の子は結構しっかりものかと思いきやふざけたりする子、だ

「おおー!人数合わせのお二人さんさんきゅう!じゃ、世瀬木くんチームに二人……ってえぇええぇええぇぇえぇ?!」

 急に叫び出す芽衣部長
 リコは耳を塞ぎロアは苦笑を浮かべた

「いやいやいや二人世瀬木くんチームに入ったらこっち不利だろうがこんにゃろおおおおっ!!!!!
 ちょっとこっちの勝利をおさめるためにやってんだからしっかりしろよ!!!!!!!!!!!!」

「え?!いやお前こそしっかりしろよ、」

 素早く芽衣部長に突っ込むと睨まれた、こえー。
 と、そこでロアが苦笑を浮かべたまま話す

「だから部長さん、俺は審判やりますよ
 公平な判断をするのに部長さんが審査したらかなり不公平になりそうですし、」

「……………なら、いい。
 わたしがやるとふこーへーになりそうってのはきにいらないけど」

 拗ねたのかぼそりと話す芽衣部長
 部長に口で勝つ人を初めて見た僕等はかなり驚いていた


 これはまた不思議な奴らが現れたものだ

   (リコ「えとえとっ、サブキャラとしてメインの皆さんがより一層輝かしく華やかに見られるようにご協力させていただきますっ、リコと申します!」
   ロア「メインの方々の特に部長さんが起こす反乱を少しでも抑えるつもりでいるサブのロアです、よろしくね」
   リコ「わたしたち、双子なんですよ!ロアはわたしのおにーちゃんっ!」
   ロア「リコは妹です、」

   Q、双子愛とかありますか?(○○県Nさんからの質問)

   リコ「えええっ、ない、ですよ〜」
   ロア「いやでも案外俺がリコを好きとか」
   リコ「冗談でしょ?」
   ロア「勿論、」
   リコ「ううっ、それはそれで傷つくよ〜」

   A、多分ないと思うよ!

   リコ「あわわ……サブキャラの分際でこんなに話してしまいました…ごめんなさい!」
   ロア「リコは何でも気使いすぎなんだよ」
   リコ「そ、そっかな……まあいいや!それでは、本編でもちょこっとずつですが登場させていただきます!」
   ロア「お楽しみにね、」)


 あとがき

 サブキャラ登場だよ!
 リコちゃんもロアくんもねここの好み全開キャラ(笑)

 因みにQ&Aのところに(○○県Nさんからの質問)と書いてありましたがNさんとは誰だかわかりましたか?

193ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/14(月) 17:53:10 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

まだ年下好きになったことないなあ、!
出た、S燐←

よし、超次元でも二次元でもいいから今思いを込めて叫ぶんだ!
「好きだー」って!←

194:2011/11/14(月) 17:58:23 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>ww

二次元はな・・エエでw

行ってみたいけどなw

195ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/17(木) 13:18:43 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside/雪合戦だよ!)

「じゃ……始め!」

 ロアの声と共に始まった恐怖の雪合戦
 あんな冷たい雪が体に、況してや顔面になんて当たったら流石に凍え死ぬだろう

「はっはっはっ、余所見してると当てちゃうよ!」

 芽衣部長の至極楽しそうに輝く瞳を見て苦笑を浮かべる

 因みにルール的には、一度当たったら抜けなければならないらしい
 当たったかどうかは審判であるロアが判断することになっている

「きゃっ、!」

 リコの小さな悲鳴に皆が動きを止めた
 当たったか当たってないか、それが気になるのであろう

「いてえっ!!!」

 皆が余所見している間に海を狙って雪玉を投げた
 見事に顔面に命中、自分で言うのもあれだけどナイスコントロールだな

「リコ、海脱落!」

 ロア審判の判定は海だけ
 リコは芽衣部長の雪玉が足首に当たったらしく冷たさに泣いている

「……せ、折角仲間に入れていただけたのに…お役に立てなくてすみません、ぐす」

 泣き始めるリコを見て芽衣部長は罪悪感どころかニヤリと不敵な笑みを浮かべていた
 そして海は気絶、すまん悪気はなかったんだ。けど謝らない

「……ようし、こっちかなり有利よ!いーい?とにかく投げるのよ!!!」

 芽衣部長の掛け声と共に雪合戦が再開される
 すると相手チームも本気を出したのか世瀬木が不敵に微笑み雪玉を投げつけた

「うぎゃっ、」
「舞衣さん脱落!」

 舞衣に命中した雪玉
 これで3:2になる

 ……でもこっちは3人だ

 女2人と男1人なのだけれど……
 芽衣部長が男3人分くらいのパワーを持っているのでいいとしよう

   ( 〜脱落者たち〜

   リコ「ううっ、お役にっ、立てな、かっ、た……ぐす」
   海「顔、顔があああああああああああああっ!!!」
   舞衣「くそー…悔しいなあ」)

196ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/17(木) 21:02:07 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

う わ あ あ あ あ あ っ ! ! ! ! ! ! ! 

>>195なのですが、ロア審判の判定は海だけと書いてしまいました!
違うよ、海だけじゃなくってリコも脱落だよ!

……最初リコが生き残る予定で書いて、でも変更したから消すのわすれてた(´;ω;`)

そこらへん脳内変換よろしくですorz

197ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/20(日) 11:40:30 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「きゃっ!」

 ゆりの小さな悲鳴に世瀬木が振り向いた
 雪玉に当たってしまったらしくダウンに雪がついている

「やったねっ!」

 そしてこっちのチームでは嬉しそうなりのの顔
 恐らくりのが当てたものだろう

「ゆり脱落!」

 審判の判定により相手チームは世瀬木一人になった
 3:1か………

「いってえ!」

 え?と声の主のほうを向くと芽衣部長が、
 当て、られた……?

「ちょ、芽衣部長!あんなにやりたいやりたい言っといて何で僕たちより先に、」
「ええいうっさい!やめだやめ!はいはい雪合戦おわりー!!!!!!!」

 相変わらず負けず嫌いな芽衣部長でした

   ×

「ところでさ、るいは?」

 突然芽衣部長が首を傾げた
 るい、さんは?るいさん?……るい、さ

「ってああっ!!!!!るいさん探しにいかなきゃ!!!!!」
「何かあったんですか?」

 あわてる僕にリコがきょとんと問い掛けた

「何かあったもなにも、探しにいかなきゃいけない雰囲気のところで遊んでるって僕たち最低じゃんか!」
「だあってー、れんくんの問題じゃーん?」

 芽衣部長のそのだるそうな態度むかつくなおい

 とにかく探しにいかなきゃ!

   (るい「………あれ?ここは普通れんくんが追い掛けてくるところじゃない?」)

198ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/21(月) 19:33:02 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 るいさんが何処へ行ったかなんて知らない
 けれど、僕はまるで吸い寄せられるように森の奥へと進んでいった

「え?此処って………」

 昔ねこのあしあとを辿って着いた家
 前、舞衣と久し振りに再会した場所の目の前で足が止まった

「………るい、さん?」

 軽くノックをしてからドアノブに手を掛ける
 すると、中には待ち遠しそうな表情を浮かべたるいさんがいた

「もう!遅いじゃなっ………あ!きっ、気にしないで頂戴?」

 ついつい怒ってしまいそうなるいさんだが、自分で遅いじゃないかと怒るくらいなら何故さっきあの場から立ち去ったのかと言われることに気づいたのかふいっと顔を逸らす
 くすっと苦笑するとゆっくりとるいさんの傍に歩み寄った

「ごめんなさい、待たせてしまって……」
「本当……ずっと待ってたのよ?何してたのよ、一体」

 るいさんがしゅんとした様子で目に涙を浮かべる
 そっと頭を撫でながら、本当のことを話した

「め、芽衣部長の提案で……雪合戦、とか」
「え………そ、その、雪合戦、とか?」

 きっと芽衣部長がるいさん元気出して作戦でも立ててるのかと期待しているんだな、と可哀想な目でるいさんを見たあと言いづらそうに呟いた

「ゆ、雪合戦とか……雪合戦、とか……えと、せ、とら(わら、い)?」

 あああああああああっ、るいさんの目に炎が見える!

「馬鹿なこと言ってんじゃないわよこの馬鹿れん!!!!!!!!
 あのねえ?此処はもっとロマンチーックな展開を造り上げるところでしょ?!」

 迫り来るるいさんの顔にびくびくと怯えながら尋ねた

「え、えと……ロマンチックなって、た、例えば?」

 すると更にるいさんを怒らせたのか炎が大きくなる

「わたしが立ち去ったらすぐれんくんは追っかける!
 そして真実が明かされるのよ〜っ!」

 あ、ああ。妄想が繰り広げられている……

   (きります;)

199ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/23(水) 17:08:34 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「お、落ち着いてくださいるいさん!ロマンチックな展開にならなかったことは謝りますから!」

 がしっとるいさんの肩を掴むと、突然しんとるいさんが大人しくなった
 そして本来の目的であるねこのあしあとについて聞く

「あの……僕に手を差し出してくれた人はるいさんなんですか?」

 どきん
 心臓が一定のリズムを刻む



「そうよ」

 謎は全て明かされた

   (つづく)

200ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/24(木) 20:29:45 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

 ▼うぬぬ、

 ねこのあしあとももう少しで終わりを迎えそうな、そうじゃないような。
 そして次に書きたいと思うお話が無いっていう……
 いや、部活系かアリスとかのファンタジー系か悩んでるんです書く気はあるんです!←

 でも正直今のねここに今までで一番良い作品を作れるとは思えない…
 もうちょっと修行してがんばりますorz

 よろしくお願いします!

201ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/24(木) 20:30:35 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

う、上レスで無駄なこと書いてたら200レス達成してしまった!
改めてがんばりますっ、

202:2011/11/25(金) 15:55:57 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここぉぉぉぉ!!!

ごめん・・・小説見れなくて・・・。

テストも近々あるんであんまり読めないかも・・。

203ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/27(日) 10:59:45 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

>燐

いや大丈夫ですノ
テストがんばれ!

204ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/27(日) 11:34:47 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「………ずっと、隠してたんですか?」

 違う、違う!
 るいさんが悪いわけじゃなくて、そういうんじゃないけど何故か責めようとしている自分がいる

「……隠してたわけじゃないわ………!」
「じゃあっ、じゃあ何で言ってくれなかったんですか?!」

 別に、ねこのあしあとのことがそんなに大事だったわけじゃないし
 また会おうねなんて約束したような気がするけど、小さい頃は真剣だったわりに今は軽い気持ちでしかないし、!

「…………ごめんなさい、」

 るいさんが静かに頭を下げた
 僕に、手を差し出してくれた人が、

「……本当にごめんなさい……わたし、正直世瀬木くんが好きになったっていうのは嘘だったわ……、」

 え?と、暫くもやもやした疑問が心に残った
 るいさんは世瀬木くんが好きで、え?

「……わたし、ずっとれんくんが好きだったわ……!
 だから芽衣やりのと付き合ったとき、凄く嫉妬してた……!」

 るいさんの本音はとても心を動かした
 けどね、けど………

「僕にはりのがいるから、」


 この言葉しか、話すことはできなかったよ

   (つづく)

205ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/11/29(火) 17:13:40 HOST:221x248x191x126.ap221.ftth.ucom.ne.jp

▼ 終わり、ってなにそれ?←

終わりが見えてきた!




なーんて良い報告をしようとおもったわけではなくてw
るいさんが手を差し伸べた女の子っていうのはとてもとてもとっても急展開だったので驚きですね!

うーん、結局は海くんをどうにか動かしたいところ……
そして舞衣も何かさせたいですよねw

なんてことを考えてます。
リクエストなどあればぜひお願いしますねノ

206:2011/11/29(火) 18:18:33 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
久しぶりに見たけど・・・凄い展開になってない!?

るいが・・・・まさかれんを好きだったとはww←

黒様の立場はどうなるねん!!

207:2011/11/29(火) 18:44:54 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
てか、もっと更新してくれ!!!←come on!!

続きが気になってしゃーないからww

208ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/10(土) 21:14:34 HOST:w0109-49-135-207-48.uqwimax.jp

 ▼復活!

さてさてこんなにも下がってしまっているのはどうしてでしょうか←
決してさぼったりとか飽きたりとかじゃないんだよ?
ただパソコンが壊れただけなんだよ?

ということでめちゃくちゃ更新できなかったのですが……



ねここ復活!

209ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/10(土) 21:36:10 HOST:w0109-49-135-207-48.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「………そう、よね
 わかってる、わかってるの……に、覚悟してたのにっ………、」

 るいさんがにこりとぎこちない笑みを浮かべた
 そして小さく頷いた、けれど――――


 瞳には透き通った涙、。


「………りのと結ばれたれんくんならきっと幸せになると思ってた
 本当に、今のれんくんは幸せそうだもの……でも!」

 俯いたまま独り言のように、それでも僕に語ってくれるるいさんにしっかりと頷き乍ら真剣な目線を向けた
 此処で逃げちゃ駄目なんだって、受け止めてあげなきゃ自分の為にもるいさんの為にもならないんだって、わかってたから

「………でも、手放すとなると寂しくて怖くて仕方無かった………っ!」

 泣き崩れるるいさんを見て黙ってられなくて、ぎゅうっと抱きしめる
 驚くるいさんの顔を見て頬を紅く染めるとフイッと顔を逸らす

「……っ今日だけ、ですよ、」

 横目越しに、だけど……
 るいさんが笑顔を浮かべたような気がして良かったよ

「ん、………今日だけ、ね」

   (つづくー!)

210ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/11(日) 18:51:37 HOST:w0109-49-133-132-225.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「………るいさん、帰ろう?芽衣部長たちが待ってるよ、」

 泣いて泣いて、気が済むまで思う存分泣きじゃくったるいさん
 そして其れを受け止めるように抱きしめる僕

 この状態を続けてもう15分以上経過しただろうか
 そろそろ戻らなきゃ暗くなってしまうと思い乍ら立ち上がり、るいさんに手を差し伸べた

「………うん、」

 ふいに昔の僕とるいさんの姿が頭に浮かぶ
 「だいじょーぶ、いっしょに行こうよ!」と言いながら僕に手を差し出するいさん

 そして今は、



 「いっしょに帰ろうよ」とるいさんに手を差し出す僕


「………お互い手を差し伸べ合って……ふふっ、素敵ね!」

 さっきまであんなに泣いていたるいさんに満面の笑顔が浮かぶ
 


「るいさん。るいさんは今、幸せですか?」
「ええ、とっても幸せよ」


 夕日で赤く染まった帰り道
 幼い頃に戻ったかのように懐かしく二人手を繋いで歩いていくのでした


   (るいさん編おわりー)


 あとがき

 久し振りの更新とついでにるいさん編おわり!
 そして新しい小説の内容も決まってきました!

 早ければねこのあしあとが終わる前に作るかもしれません。

 楽しみだなー
 学校物です!

 簡単な内容とかはまた今度!

211:2011/12/11(日) 20:23:30 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>PC故障してたんか!!?

それは災難やったな・・・(p_-)

小説は明日見るぞよw←

212:2011/12/11(日) 20:56:18 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
まさかの最終回!!?

早すぎだよ・・・(p_-)

てか、新作は学校もんかw

ん・・・考えとくw←何を

213ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 17:48:16 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

>燐

不意打ちで故障してきて吃驚した。←

最終回はあとちょっとだよー
とりあえず、るいさんとのゴタゴタは解決(笑)

214:2011/12/12(月) 17:57:35 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
ねここ>>そかw

ま、一件落着かw

トラブルもないよなw←この先(p_-)

215ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 18:47:54 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「―――――っおかえりるい〜〜〜っ!」

 るいさんの帰りを待ちくたびれていたのか芽衣部長はかなり嬉しそう
 そしてかなり、


 …………騒がしい、というか


 これでも自分なりに精一杯オブラートに包んだわけで
 あたふたと考える必要なくないかと整理ができたあとにこりと苦笑を浮かべた

「じゃ、じゃあ……僕帰りますね
 いくよりの、………って何?!」

 くるりと振り返りりのに微笑み掛けたそのとき、るいさんと芽衣部長とゆりがにやにやしながら僕を見た
 びくんと肩を揺らし反応すると芽衣部長が悪戯っ子のような様子で笑う

「残念でしたあーっ!今日はガールズトークの日だよっ、何なられんくんもどお?」
「………くそ、」

 ぼそりと呟くといやいやと胸の前で手を振り苦笑を浮かべる

「いやいやいいですよー、ガールズトークなんだから女子だけで、」
「やっ、今日はれんも一緒!ね?帰り遅くなって一人で帰るのこわいもん……」

 断固拒否するけれどりのの誘いは断れないのでした。


     ×

「今日の内容はね、恋愛はまあおいといて重大な発表からします………」

 雑用を任されてお茶を淹れることになった僕が不機嫌そうな表情でお茶を運ぶなか、芽衣部長の声が響いた
 重大な発表?なんだよそれ、なんて思いながら

「あのですねえ………驚くことに今は年明け!ということでわたしとるいと世瀬木くんには引退の危機が迫っているのです!」

 ガチャンッ!


 コップの割れた不快な音
 食器同士がぶつかった様な効果音だけが部室に響いた


 引退の危機、なんて考えてもみなかったし
 そういえば僕も二年生になるんだし

「………なんか、整理できないよ………」

 ぽつんとゆりが呟いた
 この状況で整理なんてできるわけがない

「だからねえ、先輩として心配なのよ!
 三年はゆりはまだしも海もいるわけでしょ?!二年はれんくんとりのと舞衣………ああもう、心配ったらありゃしない!」

 ぶんぶんと首を振る芽衣
 何だかそう言われると心配になってきたような、

「ところで芽衣部長?」

 ちょい待てよ、何か違和感を感じる……
 というか落ち着きすぎだ、この感覚……懐かしい?
 違うよ、懐かしくなっちゃダメなんだよ、何か物足りないだろう?

「舞衣は?!」

 お気づきでしょうか、舞衣がいないことに
 あれ?今日いたよな、あれ?あれあれ?

「………じ、じつはあ〜〜〜、」

 芽衣部長の目線が泳ぐ、なんなんだ。

「あの、ね………部活の買い出し…っていうかお菓子買ってきてもらったっきり帰ってこないんだよねえ〜……」

 舞衣が?
 方向音痴ではないはずだし、!

「………っ探しに行く!」
「れんっ……!」

 虚しく響いたりのの呼び声に反応する間もなく部室を飛び出した

   (つづくよ!ラストスパートでありたい!←)

216ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:20:12 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「舞衣っ、舞衣っ………!」

 夜の街を走り出す僕は人の目線を浴びているのも気にせずにいた
 気にしたくてもそんな余裕がなかったという表現の方が正しいかもしれない

「………あれ、れん……?………ごめんね、皆に迷惑掛けちゃった、」

 どうやら無事そう、だけど頬が紅く染まっている
 額に手を当てると熱さが感じられ、少し焦った

「………熱ある、帰ろう?舞衣!」

 僕の腕にしがみつくような様子の舞衣を支えると一歩前に進んだ
 家までなら歩けそうだから大丈夫かと思い、そのままゆっくりと歩いていった

     ×

 次の日の朝、舞衣は予想通り休んでしまった

「………わたしたちがいれるのも残り少ないっていうのに、寂しいねえー……」

 最初は入部をあんなに反対されていた舞衣も、今では立派な仲間だからかな
 一人いないだけでとっても静かな部室に少し動揺してる

「時間は止まったりしないの。誰がいなくても、嫌な例えだけどこの中の誰かが死んだとしても時は進んでいくのよ。
 ………わたしたちはいなくなっちゃうけど、それでもこんなに沈黙の続く部活なんかにしないで盛り上げてよ?」

 るいさんの重みのある言葉
 そう、きっと僕が死んだとしても時はすぎていくんだ

「………でもつまんないよ、」

 ぽつん

 虚しく響く、僕の一言


     ×

「いっやあー、ご迷惑おかけしましたあー!
 ………そろそろ部長さんたちも引退しちゃうし、早めに復活できてよかったよ、」

 一週間後、舞衣が復活した
 ハイテンションで挨拶したと思ったら何処か遠くを見るような感じで呟く

「………そうだよ!あと少ししかないんだから、いっぱい思い出つくろう!」

 芽衣部長が突然大声で言った
 と、いいますと? そんな感じのノリで見つめる

「皆で遊園地に行こうー!」

   (つづく)

217ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:20:28 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「舞衣っ、舞衣っ………!」

 夜の街を走り出す僕は人の目線を浴びているのも気にせずにいた
 気にしたくてもそんな余裕がなかったという表現の方が正しいかもしれない

「………あれ、れん……?………ごめんね、皆に迷惑掛けちゃった、」

 どうやら無事そう、だけど頬が紅く染まっている
 額に手を当てると熱さが感じられ、少し焦った

「………熱ある、帰ろう?舞衣!」

 僕の腕にしがみつくような様子の舞衣を支えると一歩前に進んだ
 家までなら歩けそうだから大丈夫かと思い、そのままゆっくりと歩いていった

     ×

 次の日の朝、舞衣は予想通り休んでしまった

「………わたしたちがいれるのも残り少ないっていうのに、寂しいねえー……」

 最初は入部をあんなに反対されていた舞衣も、今では立派な仲間だからかな
 一人いないだけでとっても静かな部室に少し動揺してる

「時間は止まったりしないの。誰がいなくても、嫌な例えだけどこの中の誰かが死んだとしても時は進んでいくのよ。
 ………わたしたちはいなくなっちゃうけど、それでもこんなに沈黙の続く部活なんかにしないで盛り上げてよ?」

 るいさんの重みのある言葉
 そう、きっと僕が死んだとしても時はすぎていくんだ

「………でもつまんないよ、」

 ぽつん

 虚しく響く、僕の一言


     ×

「いっやあー、ご迷惑おかけしましたあー!
 ………そろそろ部長さんたちも引退しちゃうし、早めに復活できてよかったよ、」

 一週間後、舞衣が復活した
 ハイテンションで挨拶したと思ったら何処か遠くを見るような感じで呟く

「………そうだよ!あと少ししかないんだから、いっぱい思い出つくろう!」

 芽衣部長が突然大声で言った
 と、いいますと? そんな感じのノリで見つめる

「皆で遊園地に行こうー!」

   (つづく)

218ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:20:51 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

「舞衣っ、舞衣っ………!」

 夜の街を走り出す僕は人の目線を浴びているのも気にせずにいた
 気にしたくてもそんな余裕がなかったという表現の方が正しいかもしれない

「………あれ、れん……?………ごめんね、皆に迷惑掛けちゃった、」

 どうやら無事そう、だけど頬が紅く染まっている
 額に手を当てると熱さが感じられ、少し焦った

「………熱ある、帰ろう?舞衣!」

 僕の腕にしがみつくような様子の舞衣を支えると一歩前に進んだ
 家までなら歩けそうだから大丈夫かと思い、そのままゆっくりと歩いていった

     ×

 次の日の朝、舞衣は予想通り休んでしまった

「………わたしたちがいれるのも残り少ないっていうのに、寂しいねえー……」

 最初は入部をあんなに反対されていた舞衣も、今では立派な仲間だからかな
 一人いないだけでとっても静かな部室に少し動揺してる

「時間は止まったりしないの。誰がいなくても、嫌な例えだけどこの中の誰かが死んだとしても時は進んでいくのよ。
 ………わたしたちはいなくなっちゃうけど、それでもこんなに沈黙の続く部活なんかにしないで盛り上げてよ?」

 るいさんの重みのある言葉
 そう、きっと僕が死んだとしても時はすぎていくんだ

「………でもつまんないよ、」

 ぽつん

 虚しく響く、僕の一言


     ×

「いっやあー、ご迷惑おかけしましたあー!
 ………そろそろ部長さんたちも引退しちゃうし、早めに復活できてよかったよ、」

 一週間後、舞衣が復活した
 ハイテンションで挨拶したと思ったら何処か遠くを見るような感じで呟く

「………そうだよ!あと少ししかないんだから、いっぱい思い出つくろう!」

 芽衣部長が突然大声で言った
 と、いいますと? そんな感じのノリで見つめる

「皆で遊園地に行こうー!」

   (つづく)

219ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 19:21:26 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

え、ちょ、やべえw

三回も書き込みしちまったよ
すみません!

220ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 20:05:38 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 東京都にいた筈が結構近めの千葉県へ移動
 某有名遊園地へ行くことになりました、四拍五日のリゾートで!

「計画的には一日目がランド、二日目はシーに全員で行くことになってるわ
 でも三日目と四日目は自由行動よ、楽しみね!」

 恐らく急すぎて状況がよく理解できてないであろう部員たちにふふっと笑いかけるるいさん
 そうしているうちにも時は流れていて、場所はランド内

「舞衣あれ乗るー!」

 あれと言いながら舞衣が指差すのは勢い良く降りたら降りたでびしょ濡れになるのでは?で有名なスプラッシュマ○ンテン
 ジェットコースターにときめくのもわかるけど後ろの空気が重たいな……と思い振り返ると、

「せ、世瀬木?!もしかしてお前っ、」
「ジェットコースターには乗らない」

 まさかの世瀬木の欠点がジェットコースター嫌いとは……
 やべえ笑いが止まらないどうしよう

「っぶ!じぇ、ジェットコースター無理ってお前……っ餓鬼かよ!」

 初めて見た世瀬木の紅く染まった顔
 それでもゆりがはしゃいでるのを見て頑張ろうとしてんのかな、ってあれ?

「世瀬木、わたしたちは待ってよ?」

 ゆりが世瀬木に対し笑みを浮かべる
 え?何で?世瀬木が弱みを見せたのか?

「……わたしたちね、実は二人で此処に来たことあるんだよ!冬休み中、」

 くすりと無邪気に微笑むゆりに驚いた
 え、馬路でか?!そんなにお金が?

「………まあ、いい……
 ジェットコースターに乗れない哀れな世瀬木くん、じゃあな」

 そう吐き捨てて、人混みの中へ入っていくのであった


     ×

「………っくしゅん!」

 寒い、よ?
 ジェットコースターで一番前になっちゃってりのに大波が襲いかかろうとしたのを庇ったりしたからな
 冬にびしょ濡れはキツい……… (※絶対に真似してはいけません)

 それでも、いい思い出ができたからいいか


 そのあとも散々ランド中を歩き回ったのでした

   (つづく)

221ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 20:23:24 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 き、キツい………
 昨日散々歩き回ってしかも夜は枕投げだぞ?

 しかもシーは緩い山になってる道がたくさんあるから更にキツい!

「ってことで早速レイジング・スピ○ッツだよー!」

 レイジング・スピ○ッツとは、360°回転してしまう僕の好きなジェットコースター
 勿論待機組は世瀬木とゆり……可哀想だな

「いってきまーす」

 態とらしく世瀬木に告げるとにやりと微笑んだ

     ×

 それからもジェットコースターとかたくさん回って更に疲れが増した
 今日は枕投げしないで寝ようと心に誓った



 三日目、自由行動!
 もちろんりのと二人っきり、にしたいところだったのに

「三日目くらいはいっしょにいようよれんー!
 ね?明日は二人っきりにしてあげるからさあー!」

 ままま舞衣が急接近してくる!
 妬いてるりのにさり気無くボディータッチしたあと三人で回った

 ランド、で。

   (つづく)

222ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 20:51:44 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside)

 四日目、自由行動最後の日

 りのと二人っきりでシーに行くことにした
 午前中適当にそこらへん回ってファストパスとかとって午後からが本番かな

 暫く二人楽しんだあと、時刻は午後8時

「ホテル、いつ戻ろうか?」

 僕はりのに尋ねると、りのは頬を赤らめて呟いた

「………まだいやっ、」

 可愛い、可愛すぎる
 ということで、シーで有名なあのぬいぐるみをぎゅっと抱きしめたままりのが首を振った
 できれば立場をぬいぐるみと交換したい気分だ

「………僕さ、りののこと大好きだよ」
「……ん、りのも大好き」

 二人でぬいぐるみに触れて、少しずつ距離が深まって



 魔法の、キス


 これで時間が止まってしまえばいいのに
 なんて思ったりした

 でも無理なのはわかっているから、苦笑して離れる
 そして手を繋いだまま呟いた

「………そろそろ帰ろうか?」
「……うん、いこっか」

 お互いに、手を差し伸べ合って―――――


     ×


「りのっ、れんくん!おっそーい!」

 ホテルの部屋に戻ると芽衣部長が待ちくたびれていた
 ゆりと世瀬木でさえ戻ってる……

「あは、は……すみません」

 苦笑を浮かべて謝ると、疲れが溜まっていたのでベッドにダイブした

「……さあ!最後に一人ずつ、いろいろ部での感想言わなきゃ!」

 ぼふぼふしている僕も急にピタリと止まった
 最後、って?どういうことだろう?

「………わたしたちがこうやって笑い合えるの、最後かもしれないじゃない?
 これから忙しいし、受験は終わったけど………さ、もう一カ月もないんだよ!」

 芽衣部長に言われて初めて実感した、別れのこと
 辛くて寂しくてたまらなかったけど、まず海が言う

「今年の一年はたくさんのことがあったなあ……
 ゆりに振られたり、振られたり、振られたり………
 楽しかったよ、手放したくないくらい!」

 いつも能天気な海の瞳にも薄らと涙が溜まっていたのがわかった
 そして次はもう泣いているゆり

「………っわたし、黒たちと離れるって覚悟してたのにな……やっぱりさみしいよ!
 離れても、たまには遊びに来てよね……?黒はまたデートしようね?」

 次は、世瀬木

「………そーだな、ゆりとはまた会えるからいいけど……
 お前らみたいな愉快な奴と離れるのは惜しいよ、」

 にこりと微笑む世瀬木には正直ドキッとした
 これからも頑張ってほしいなと心の何処かで思っている自分が何か嫌だ
 次はりの

「………芽衣部長の特製ジュースとか、不味いけどもう飲めなくなるのはちょっと寂しいかも
 ……離れるの、さみしいね」

 涙を隠そうと必死に話すりの
 そして次はるいさん

「とても楽しいいろいろ部の活動だったわ
 大学に行っても貴方たちのこと、絶対に忘れない!」

 涙を浮かべながらも微笑むるいさん
 そして次は舞衣

「途中から短い間だったけど、ありがとう!
 楽しかったよ!」

 そして次、僕

「芽衣部長たちと離れるなんて正直実感わかないけど……今までありがとう
 これからも頑張ってください」

 最後は芽衣部長

「今まで、いろんなことがあったよね
 狂ったりして、嫌なこともあったりして、それでもそれを乗り越えてきたのはやっぱり皆がいたからだと思う
 わたし、皆のこと大好き!大学に行っても頑張るから、皆もそれぞれの道を歩ん、でっ………」

 もう少しで終わるそのときに、突然泣き出してしまった芽衣部長
 それに釣られて世瀬木以外の全員が泣き出す

「………っ離れたくない!離れたくないよおっ!…やだ、よっ……」

 そんなの皆同じ気持ち、だよ!
 やだやだ、でもいくら嫌だって言ったって駄目なんだよ!

「………っみんなで、がんばろう!
 みんなつながってる、からっ………!」

 涙ぐんだ口調で僕が言う
 お互い大好きだと抱きしめ合うと、涙で溢れていたこの部屋が一気に明るくなった


「あははっ、あは………れんくんもクサイこと言うよね!」
「なっ、芽衣部長だって!泣いてたくせに……」
「泣いてたのは皆同じですうー」

 笑い声が響く、幸せな空間

   (つづく)

223ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/12(月) 21:22:52 HOST:w0109-49-133-129-28.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside / 最終話)

 今日は芽衣部長とるいさんと世瀬木、三年生の卒業式

 それ以外の人は学校が休みだけど、いろいろ部の部員は全員部室に集合してる
 何故か引き寄せられるように此処にいたから

「……………いなくなる、のか」

 ぽつんと海が呟いた
 何だか寂しい、物足りないこの感覚

「……これからは此のメンバーで活動してくんだよ」

 ゆりが何か決心したように呟いた
 笑顔の絶えないゆりでも今日は涙ぐんでいる

「………部長、どっち?」

 僕がゆりと海に尋ねた
 今後の部長はどうなるのかとか考えとかなきゃな

「………よし、海には任せらんない!わたしがやる!」

 ゆりが立ち上がった
 ということで、次期部長も決まったところで矢張り何か物足りない

「あのさ、三人が戻ってきたら何かプレゼントしたいよね、」
「うん、それは同感」

 ゆりの提案に僕が頷く
 皆も賛成のようで、プレゼントの内容を考えた

「………ただね、言葉だけでもいいと思うの
 それだけでも意味がこもってればいいでしょ?」

 ゆりが全体を仕切るように話すとそれはまとまりがよく珍しい感じだった
 芽衣部長のときは当てずっぽうとかだったから……

「……言葉でも十分伝わるよ、それで決まり」

 海の代わりに何気に僕も仕切る
 そして一人一人、言葉を考えた

 時が、過ぎる


     ×

「失礼しまー……ってあれ?みんなあ!」
「あら、皆いたのね!」
「………予想はしていたが、」

 見事に全員吸い寄せられたらしい
 くすりと微笑むと、ゆりの合図で僕ら全員が立ち上がった

「わたしたちね、黒たちがいなくなっても頑張るよ!」
「芽衣部長に負けないくらい元気にがんばっちゃうんだから!」
「だから、皆も元気でね!」
「また来てねー、部活」
「また皆会える日を楽しみに待ってます」

 ゆり、舞衣、りの、海、僕の順番で話した
 そのあと芽衣部長が大声で言う



「いろいろ部は永遠不滅だあーっ!!!!!」





     ×

 最後、僕の我侭で皆で行った場所があった
 ねこのあしあとの思い出の家だ

「いつか此処に集まりたいよね!」

 ゆりが微笑むと、皆賛成した

「お互いのメアド知ってるんだし、ちゃんとメールしてよねっ!」

 芽衣部長もにこりと微笑む


 空を見ると、もう星が散りばめ始めていた

「あ、一番星ー」
「んー、二番星も!」
「さんばーん!」
「よーん!」
「五番星っ!」
「六番星ー」
「七番ぼーし!」
「はーちっ!」

 皆の人数分の数

「………この星みたいに皆いつでも一緒だからね」

 芽衣部長の言葉に皆頷いた


 そして、別れの時が来る


「じゃあ、ばいばい」


 さようなら、さようならと
 寂しい道を歩んでいく

 だけどね、一人じゃないんだよ
 いつでも振り返れば僕らがいるから
 大丈夫だから

 それぞれの道を歩んでいこう


   (end...)


 あとがきはまた別に!

224:2011/12/13(火) 18:15:30 HOST:zaq7a66c1fa.zaq.ne.jp
まさかの最終回かよwww

それはお疲れ様でした!!!

225ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/13(火) 20:20:18 HOST:w0109-49-133-128-176.uqwimax.jp



 ▼あとがき

 半ば無理矢理で最終話を迎えましたが愉快な芽衣たちなので番外編も書いていくつもりです
 一応は終わり、ということで…!

 何故急に終わらせたかというと、早く新しいお話を書きたかったからです←
 それでも、最後自分で書いてきて感動しました!

 芽衣が永遠不滅だあ!って言ったところが好きw
 それと最後の振り返れば僕らがいるから、あたりかなー

 とにかく、今までありがとうございました!
 ゆうぐれカフェは学校とかファンタジー、戦闘系でねこのあしあとが学校もの、次のお話も学校ものです!
 簡単に話すと、ヒロインの女の子の彼氏が事故死してしまった暗いところから始まります

 うまく書けるか不安ですが、応援してやってください!

226ねここ ◆WuiwlRRul.:2011/12/14(水) 17:05:05 HOST:e0109-49-132-1-112.uqwimax.jp

   (ねこのあしあと × れんside / 番外編 久しぶりの再会!)

「おーひさーっ!!!」

 あれから数ヶ月後、何やかんやあって落ち着いてから再会しようと決めた僕たち
 ということで、いろいろ部の部室に集まってます!

 早速、芽衣部長のパワフルな挨拶が響いた

「お久しぶりです、芽衣部長!」
「ちょっとー、もう部長じゃないんだから!」

 にこにこと微笑んで挨拶をし返すと、芽衣部長に指摘された
 それはそうかと思うとうーんと頭の中で考える

「……じゃあなんと呼べば?」
「ん?芽衣さま!」

 ………大学生でこんなに馬鹿な人っているんだー
 あははと適当な感じで笑うと棒読みで言った

「はいはい芽衣さまー、早くお座りくださいなー」
「むう、棒読みは気に入らないけどまあいいや……」

 こんな感じで、愉快な一日が始まるのでした

   (つづく!←)


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