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光と闇・陰と陽

1悠杏:2011/08/03(水) 14:57:44 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

皆様初めまして、今回初めて小説を書かせて頂きます悠杏(ユアン)と申します。
最初に言っておきますが、かなりの初心者ですのでなるべく温かく…いえ、生温かく見守ってくださると嬉しいです。


以下、注意事項です。↓

Ⅰ.基本シリアス一直線、最小限にはとどめますがグロ表現なども含みますので、そういったものが苦手な方は閲覧を控える事をお勧めします。
Ⅱ.一応ファンタジー系になっております。この点も、上記と同じく苦手な方にはお勧めしません。
Ⅲ.未熟者故にありきたりな設定が目立つとは思いますが、どうかご容赦下さい。
Ⅳ.チェーンメールやアスキーアート等は一切控えて下さい。
Ⅴ.最後になりましたが、習作に近いものである上に誤字脱字等の可能性があります(なるべく気をつけますが)ので、あらかじめご了承下さい。


あ、言い忘れていましたが更新は基本亀ペースです。それでも感想やアドバイス等下さる方がいらっしゃれば喜んでお受けしますので、お暇な時にコメントしてやって下さい。
…では、長々と失礼しました。次レスからスタートです。

2:2011/08/03(水) 15:03:01 HOST:zaqdadc2824.zaq.ne.jp
はい〜

コメしますbbb

頑張ってください!!(ちょくちょく見に来ます

3悠杏:2011/08/03(水) 15:40:55 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

>>燐様
有難う御座います!まだまだ未熟者ですが、頑張らせて頂きます。
コメント有難う御座いました^^

4悠杏:2011/08/03(水) 15:41:28 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

〜序章〜
 「呪われた王国」

―――西暦XXXX年。此処、セルデイト王国では“ある事件が”多発していた。
その事件にはっきりとした名称はないが、“それ”について尋ねられた人々は口を揃えてこう答えるという…

―――『裏切り者による王族殺人事件』

四方を囲む他の勢力との争いは続いているものの、他国に比べて内争が少ないセルデイト王国は文字通り“平和な国”だった。
では何故、そんな場所でこのような事件が起こってしまうようになったのか―――…それは更に数年前まで遡る。


国民には一切知らされていない…王族のみが知る真実。
…全ては、あの日から始まっていた―――

5:2011/08/03(水) 15:54:21 HOST:zaqdadc2824.zaq.ne.jp
悠杏s>>呼びタメおkですよんw

全然、未熟者じゃないですよ;私の方が未熟者です;;

6悠杏:2011/08/03(水) 17:07:06 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

第一話 「兄(光)と弟(闇)」

―――時を遡ること十三年。当時のセルデイト王国は今ほど安定しておらず、いつ他国に攻め入られても可笑しくない状況にあった。
もちろん、その頂点たる王はなんとかこの状態を打破しようと頭を悩ませ、解決策を探していた。

『王妃が双子の男児を授かった』という願ってもない事を家臣から知らされたのは、その時である。

知らせを受けた王・セルディは、胸を躍らせる思いで王妃の元へと急ぐ。やがて辿り着いた部屋…扉を開けた先には、柔らかい表情を浮かべた助産婦と、王妃であり妻・レベイユ。そして、彼女に抱かれている二人の赤子の姿があった。すやすやと寝息を立てる様子がとても愛らしい。先程までの悩みもすっかり消え、“世継ぎが生まれた”ただその事だけがセルディの心を満たしていく。

後に兄は“ルスト”弟は“キルド”と名付けられ、大切に育てられた。

しかしそんな幸せも束の間―――それから三年の月日が流れたある日、室内で仲睦まじく遊ぶ双子を眺めていた世話役の侍女の瞳が、ある異常を捉え見開かれる。彼女はすぐさま王の自室を訪ね、その事を報告した。

「セルディ様、どうか落ち着いてお聞き下さい。実は…」

侍女の言葉を耳に入れた瞬間、王の瞳が見開かれ驚愕の色を映す。

「何だと!?キルドの目が…何も映していない?」

驚くのも無理はない、何故今まで気付けなかったのか…。彼女は、双子の片割れ…弟であるキルドの瞳は何も捉えていない、兄であるルストや周りの人々は愚か自分自身の姿さえも。…つまり盲目だという事実を告げたのだ。

7悠杏:2011/08/03(水) 18:38:18 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

『世継ぎとして生まれた双子の片割れが盲目』

その噂は瞬く間に城内に広がり、それを知らせる場として使った大広間は困惑と不安によるざわめきで溢れていた。
もちろん王位継承権は兄に与えるつもりではあったが、その弟が盲目と知られれば他国による崩壊は免れないだろう…セルディとレベイユは、心苦しい判断を迫られ…決断した。

『キルドを幽閉する』…と。

北にはフィオーリ、南にはカルディア…西にはバラリオ、そして東にはクロイツと四方を囲むのは強国ばかり。
ここで不利を見せては国を滅ぼす事になる…家臣たちの意見でもあり、王・王妃もそれが最善と認めた上での決定。

ただ一人―――ルストだけは“泣く”という否定をみせたが、所詮は幼子…殆ど状況を理解していないであろうその行動を見ても、適当にあやすだけだった。

―――明朝、僅か三歳のキルドは容赦なく城の地下牢へ押し込まれ、少し経った後森に捨てられた。己が今どのような状況にあるのかを察する事も出来ず、何も分からないまま…。

そして現在。王族のみが知るその出来事は月日の経過によって風化を辿り、今では『双子の弟を幽閉する』そう宣言したあの場に居合わせた者しか覚えていない…という状態になっていた。…と言っても、当時三歳のルストの記憶に残っているはずもなく“弟がいた”という事実、それだけを知らされている。
両親に良く似た銀色の髪と、翡翠の瞳。立派な王子に成長したルストは、今日も父・セルディの指示の元見知らぬ“殺人鬼”の情報を集めていく。

「ご安心下さい、父上。私が必ず突き止めてみせます」

悲劇がすぐそこまで迫っているとも知らずに―――…

8悠杏:2011/08/03(水) 18:43:26 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

燐s>>
有難う御座います、ではそうしますね^^
ちなみに物語の方は、こんな感じでグダグダ続いていきますので←

9:2011/08/03(水) 18:48:09 HOST:zaqdadc2824.zaq.ne.jp
なんかよく分からん内容に・・;;

でも、キルドは、捨てられたんか・・・。

かわいそうに・・。

10悠杏:2011/08/03(水) 18:58:47 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

燐s>>
グダグダで本当申し訳ないです;
そうなんですよねー…目が見えないってだけで森に…←

11月峰 夜凪 ◆XkPVI3useA:2011/08/03(水) 19:10:47 HOST:softbank221085012009.bbtec.net
>>悠杏様

初めまして、月峰 夜凪と申します。

独特の世界観がとても魅力的で面白かったです!
実は双子が出てくる話、大好きでして……←
あと、『…(三点リーダ)』や『―(ダッシュ)』は二つ繋げて一つ、という書き方にした方がいいですよ^^

何だか生意気で申し訳ないです;あと、私も小説書いているのでお暇がありましたら覗いて貰えると嬉しいです^^ それではこの辺で、お互い頑張りましょうノシ

12悠杏 ◆01Rqo270KI:2011/08/03(水) 21:48:50 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

>>月峰様

こちらこそ初めまして。いえいえ、生意気だなんてとんでもない!
感想を頂けた上にアドバイスまで……本当に有難う御座いました^^活かせるよう頑張ります。
独自の世界観ですか…正直上手く表現出来ているか不安なのですが、そう言って頂けるととても嬉しいです!

小説の方も覗かせて頂きますね、ではコメントして下さり有難う御座いました!
また機会があれば覗きに来て下さると嬉しいです^^

13悠杏 ◆01Rqo270KI:2011/08/03(水) 22:35:03 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp
あ、すみません。>>12のちょっとした訂正です。月峰様がおっしゃったのは「独特」の世界観でした;早速誤字をやらかしましたが心の目で見て下さると助かります^^;

…と、ここで少しだけ補足があります。
正確に言うと、主人公についての補足です。一応本作の主要人物は双子の兄弟(ルストとキルド)なので、なるべくこの二人の(もしくはどちらかの)視点で進めていきたいと考えています。が、登場人物が増えていく上で時折視点が切り替わる事もあるかもしれません。その時はなるべくややこしくならないよう心掛けますので、そこのところご理解頂けると幸いです。

今更感たっぷりな上、下手な説明で申し訳ありません;では、次レスより本編に戻ります。

14悠杏 ◆01Rqo270KI:2011/08/04(木) 15:00:47 HOST:p4056-ipbf2403sapodori.hokkaido.ocn.ne.jp

第二話 「見知らぬ存在」

正体不明の殺人鬼――一体どのような人物なのだろうか。そんな事を頭に浮かべながら城下を進む一人の少年がいた。美しい銀の髪が特徴的な彼の名はルスト……此処、セルデイト王国の王子だ。
殺人鬼の情報を集める為の調査をする事は既に日課のようなもので、護衛として一人の騎士を連れ今日も変わらず行われていた。

父王の指令とはいえ、何も王子自らが動く必要はなかったのだが、齢十三にして剣術に優れ兵すら圧倒する彼が調査をする事に表立って反対した者はおらず、元々城に篭る性分ではなかったルスト自身も快く了承した結果だった。
しかし、引き受けた理由はそれだけではない。ルストには、殺人鬼とは別に気になる事があったのだ。それは――弟の存在。

名前も知らなければ顔も分からない。はっきりしているのは“確かに存在していた”……という周りから聞かされた事実だけ。
微かに記憶に残っているような気もするが――そこまで考えた時、肩に置かれた手と聞き慣れた声に一気に現実に引き戻された。

「……ルスト様、どうかされましたか?」
「ぁ、ああ、すまないカイル。少し考え事を……」

反射的に振り返ると、城から連れて来た騎士・カイルが心配そうな表情を浮かべてこちらを見ていた。彼の言葉に軽く首を巡らせてみれば、目に映ったのは数分前までと全く変わらない景色。……どうやら考え事をしている内にその場で立ち止まってしまったらしい。数秒の時間を要して状況を理解し、慌てて返事を返した。

「考え事……弟様の事ですね?」
「――ッ」

とっさに笑って誤魔化してしまったからなのか、それとも単に鋭いだけなのか。まるで心を読んだかのような言葉に、思わず息がつまり紡ごうとした言葉が見事に呑み込まれる。彼は幼少時からの護衛役だと父から聞いた事があったが、こういった場面で自覚する事になるとは予想外だった。もちろん以前にも何回か同じような事があったが、今まではもっと……ずっと些細な事。今回は口に出してすらいない事を言い当てられ、驚きも数倍だった。流石にすぐに返答することは叶わなかったが、否定する理由もない為「ご名答、カイルは鋭いな」と答える。途中僅かに見せてしまった哀しげな表情も見逃さなかったようで、戸惑いながらも頭を撫でてくれる優しい手を、翡翠の瞳を細め笑みを浮かべながら受け入れた。


それから数時間程が経過し、美しい橙の光に街が照らされる頃。カイルの提案で休憩をとっていた場所から腰を上げ、「…そろそろ戻ろうか」と城への道を歩き出す。そのまま帰路についていれば巻き込まれずに済んだのだろうが、町のある一角……穏やかな雰囲気を醸し出す他の場所とは全く異なる、奇妙な騒がしさを纏ったその場所が気になり足を止めた。

そしてその方向へと歩き出そうとした瞬間、鼓膜を刺すように響いたのは――人間ものとは思えない程甲高い、女性の叫び声だった。


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