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私立探偵事務所 『向日葵』

10 ◆uXwG1DBdXY:2011/05/23(月) 21:40:52 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

全然レス出来ずに申し訳ない!
これでメインは全員です!


「にゃははははっ、掛かったなイオイオ!」
「姫にゃんはイオイオがすきなん(※誉五月さんが強制的にログアウトしました・ω・`)」

名前:誉 五月(ほまれ さつき)
性別:女
性格:一言でお調子者。お茶目で人を笑わせたり元気付けたりすることが何より大好き。いつもトラブルばかり起こしてしまうひょうきんな少女、と言うかトラブルは大半が確信犯とも思える。目立つことやスリルの有ることも大好きでりのの提案に一番最初に乗った(制服作りもノリノリ)
容姿:肩を過ぎる辺りまで伸ばされた淡い青色の髪を毛先はパッツンにしていてお団子にしたりツインテールにしたりしているがおろしていることは少ない。目は前髪が長いので見えない。髪はどういうことか前日切ったはずなのに次の日には元に戻ってたりする
備考:一人称は私だが悪ふざけするときは変わるときも有る。二人称は基本的に渾名(りの→りっちゃん、イオ→イオイオ、鶯→姫にゃん(苗字から)、一樹→いっつん)『向日葵』のザ・トラブルメーカー。放送部で天才的な頭脳を持ち本気を出せば人型ロボだって作れる


「う、煩いっ!泣いてないわよぅ!」
「別に嫌いってわけじゃない、けど……す、す、すすす、すき…な訳でもないんだからああああああ!!」

名前:姫野 鶯(ひめの うぐいす)
性別:女
性格:一言で言うならばツンデレ。いつも意地を張って思っていることや言いたいことの裏返しを言ってしまうことが多く、よく周りにいじられている。背がちっちゃいことと恋についていじられると凄い勢いで噛み付いてくる
容姿:名前のまんま鶯色の髪を膝下あたりまで伸ばしていておろしていることが殆どだが、たまにイオや五月に結んでもらったりしている。目はつり気味で濃いオレンジが混じったような黄色、簡単に言うと山吹色。
備考:一人称は私、二人称はあんた、呼び捨て。運動神経がかなり悪いが観察力や記憶力が異常なまでによく、ピッキングやハッキングなどお手の物である。『向日葵』では基本的にどちらかと言えば突っ込みの立ち居地で、イオの従妹。帰宅部


「五月!へんな兵器作るのやめろ!!」
「俺の日常が…こわれ…る!」

名前:宮地 一樹(みやじ いつき)
性別:男
性格:正直何処にでも居るような明るく地味な少年。だがとあることを切欠に騒動に巻き込まれていき、ある意味不幸体質。メンバーの中では一番常識的で突っ込みの定位置から抜け出せないで居る。
容姿:栗色の髪を適当に短く切っており右耳に数個程度ピアスをつけていて、瞳は黄土色。制服はネクタイなしで探偵制服も緩めている
備考:一人称は俺、二人称は下の名前を呼び捨て。他のメンバーに対して特に運動神経が良いわけでもなく成績が良いわけでもなく本当に一般と言った感じで、『向日葵』では突っ込み以外ありえない。イオに巻き込まれて放送部


んで、後は敵だけなんですがね、突然にね、ちょこっとダークっぽいようなファンタジーっぽいような探偵者も書きたくなりまして。はいクズです。
一応ギャグ路線のこっちを進めていく予定なんですが、書く場所が無さそうだったらこっちで一緒にやっちゃうか新しくスレッドを作らせていただくかもしれないです…申し訳ない本当。

宜しければお付き合い願います…ギャグできるかなry

11 ◆uXwG1DBdXY:2011/05/24(火) 12:12:02 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

ええと、昨日、ダーク系も書きたいなってなってもしかしたら核かもしれないと書き込ませていただきました。きっと誰も見てないと思うのですが。
それでですね、色々と考えたんですが、俺にギャグは無理だった!!

嘲笑ってください。ただ荒れるような事は辞めよう。心の中であざ笑うが良いよ。
んで、えと、昨日言っていたダーク形をメインに進めていこうと思いますすみません探偵関係なくなった!

…以下がメインキャラです



▼探偵と助手

「御免ね、目が見えないんだ。地図じゃなくて出来れば街名を言って欲しい、足には自信があるからね」
「私立探偵って言うか…まあ、何でも屋さ」
名前:黒吉(くろきち)
性別:男
備考:大雑把であっさりさっぱり。目が見えていないが特に困ることもなく平凡とはかけ離れた毎日を送っている青年。タバコと酒が嫌い。とりあえず歩いていれば何とか成るんじゃない、みたいなね。運動は得意だがインドア派でもあり必要なときと依頼じゃない限りは外に出ないことが多く、基本的には適当に生きているために食生活などもかなり不安定。とある街の裏路地にある私立探偵事務所「向日葵」を経営しているがめったに仕事は来ない。黒いぼさっとした短い髪に赤い目で18才程度、本名は不明だが黒いから黒吉と呼ばれている。

「先生、依頼が…ってまた寝てるんですか?」
「べ、別に私は、此処のお給料がいいから助手をしているだけですっ!」
名前:ニーナ
性別:女
備考:世話焼きで少し意地っ張り。小説家を目指している、というか売れない小説家の少女。散らかっている場所と暗いところが嫌い。体力派ではないが頭脳派というわけでもなく、騙されやすいところが有る。基本的にインドア派だが気分転換に外に出たりすることはあり、黒吉を誘うこともあるが大半は断られすねていて、生活が不安定すぎる黒吉が心配すぎる。元々以来を頼みに遣ってきたが自給の安さにつられて助手をやることになり、普段はお向かいのアパートに兄と妹と住んでいるが泊まることも有る。焦げ茶色のふわっとした髪を肩を過ぎる辺りまで伸ばしていて目は薄赤茶。


グロ…はないはず!有ったら最初に注意書き書きます!
一話完結でメインはこの二人ですがサブのほうも一度出ると何回も出てきたり。あと後からメインになる予定の子も居ます。

名前は思いつかなかったとかそんなんじゃ←
二次創作のほうの短編消してこっちで短編オリジナルオンリーも書きたい←

では精一杯、某笑顔動画でも見ながら進めさせていただきます!

12 ◆uXwG1DBdXY:2011/05/25(水) 09:11:29 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 01/黒い探偵と茶色の女の子 >



薄暗い部屋の中、緑色の大きなソファーに横たわる黒い髪の男
もぞりと動いたかと思うと再び寝息が静かに響いた

パチン

何かが弾かれるような軽い音がした後、薄暗さはどこかに消え部屋が明るく照らし出された
部屋の照明がついたのだ。光が灯されたのと同時に扉から焦げ茶色の髪をした少女が部屋に入ってきた

電気をつけても全く起きる気配のない男を見ると少しため息を吐いて、手にぶら下げていた荷物をどすっと音を立ててテーブルに置いた
かなり重いものらしく、白い手には赤い痕がついていた


「先生、ご飯作りますから起きて下さい!」


少女が肩を揺らすと少し声を漏らした後、ゆっくりと重そうに体を起こした
数秒程度ボーっとした後少女の顔を見て脱力した声で言う

「お帰り」
「只今帰りました、さあ、早く退いてください」
「ん」


ソファーから男が降りるとてきぱきと少女はビニール袋から材料などを取り出すと意外と広いキッチンへ歩いていった
一方男は寝癖についた髪をぐしゃっと掻き回すと適当にそこらに有った毛布を被ると再びソファーに寝転がろうとしたが、その寸前でぴたりと動きが止まる。

それに気がついた少女がキッチンから顔を出す


「お客かな」


黒髪の男はふにゃ、と力のない笑顔を浮かべると布団をソファーに置き、少し楽しそうに玄関の前まで歩いていく
扉をがちゃりと開ける。其処にたっていたのは不安そうに此方を見つめる小さな女の子だった

綺麗な赤色の二つ結びの髪に丸い緑色の目
細く小さな腕の中にあるのは小さな子猫、生まれたばかりのようで可愛らしい声で鳴いていた



「何か御用かな?」
「え、あと、えと、ね」
「怖がらなくていいよ」

男が頭にぽんと手を置いて微笑むと女の子は安心したように笑った


話を聞くと腕の中に居る子猫の里親を探しているとのこと
母親に飼いたいとお願いしたらしいが駄目だったらしく、せめて新しい主人を探してあげたいとこんなくらい裏路地に有る胡散臭い事務所まで来てくれたらしい

そう、この黒髪の男は私立探偵を営んでいる。まあまともな依頼がくる事はかなり少ない。
基本的には何でも屋だからだ


女の子の腕から猫を抱き上げると頭を優しく撫で始める

「どうせ里親に出すなら綺麗なほうがいいから洗おうか、ニーナ、お願いできる?」

男が先ほどの焦げ茶色の髪の少女に微笑みかけると、少女、ニーナは少し呆れたような表情を浮かべたが猫を受け取り軽くうなづいた


「分かってます、助手ですから」


「あの、私も手伝う!」


ニーナが風呂場に向かおうとすると女の子が服の裾を掴み、こういってきた。ニーナは勿論と頷いて手を引く。

その間、黒髪の男はどこかに電話をしていた。

13 ◆uXwG1DBdXY:2011/05/25(水) 09:11:50 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp
×

その頃、風呂場では子猫が綺麗に現れふわふわの毛並みを暖かい風になびかせていた


「きもちよさそー」

猫を優しくタオルで拭いてあげる女の子と大人しく拭かれている猫をほほえましく見守るニーナ
かち、とドライヤーの電源を切ると猫の毛にふれ乾いているかを確かめる。大丈夫そうと呟くと猫を抱きかかえ、脱衣所を出た


「先生、終わりました」
「早かったね。お、ふわふわー」


電話はもう終わっていたようで猫に触れると毛の柔らかさに笑みを浮かべた

「あ、それと里親見つかったよ」

「「ええっ!?」」


「い、何時の間に!」

ニーナと女の子が驚くのも無理はない。普通なら水を嫌がる猫を洗うのはかなり難しいことだが幸い子猫は大人しく洗われてくれて、拭くのも簡単だったのでざっと三十分と言ったところだろう
その三十分の間に里親を見つけてしまった、と


「ネットの捨て猫を飼いたいっていう人のブログを手当たり次第電話して、今さっき見つかったとこ。優しいお姉さんだよ。」

そういって男が見せたのは可愛らしい桃色で纏められたテンプレートのブログ


「この子、貰ってくれるの?」
「そう。まあこの子が里親さんとご対面するのは来週になるんだけど、それまで俺が預かってるよ」
「ほんとに、ほんとに?」
「本当だよ、此処からちょっとおうちが離れてるだけだから」

不安げに問いかけてくる女の子の頭をまた優しく撫でると安心させるように抱いていた子猫を手渡す
女の子は嬉しそうに微笑み、よかったねーと猫を撫でた。子猫も嬉しそうににゃあと声を上げる。

「ねえ、これから此処に来てもいい?この子に会いに来たいの」
「俺らは構わないけど、お母さんにはちゃんといいなよ」
「うん!」


それから一週間後、子猫は可愛らしい焦げ茶色の毛並みから「チョコ」と名づけられ貰われていった
ニーナも女の子も少し涙ぐんでいた



「よかった、飼い主さん優しそうだった」
「何件も探し回った甲斐が有ったよ」

「そういえば探偵さん、名前なんていうの?」



「んー、特にないって言うか。まあ、皆からは黒って呼ばれてるけど」



黒吉。
それが黒い探偵の名前



とある町のとある裏路地、其処にある何でも屋みたいな探偵事務所
『向日葵』
×

(一週間名前を聞かずに居られたとかどういう←第一話がこんなんとか…わけわからん仕上がりだ・ω・`長かったのできりました)

14 ◆uXwG1DBdXY:2011/05/26(木) 21:46:58 HOST:KD027082037068.ppp-bb.dion.ne.jp

< 02/絵描き少年と黒の探偵 >


「猫ちゃん、良かったですね。先生」

先週のことをふと思い出しにこりと笑いながら先生、黒髪の男に問いかける

「ん」

短い素っ気無い返事だが嬉しそうな声色と笑みは隠せていない。まあ本人は隠す気もなく、何故か嬉しくなってくすくすと笑みを零した

カラン


唐突にドアベルが乾いた音を鳴らす
扉の向こうに立っていたのは一人の少年


「依頼ですか?」


私が問いかけると少年は数秒たってから頷いた。
間を開ける意味はあったのか、と疑問符が浮かんだがとりあえず先生の座るソファーに座らせキッチンへ向かった
暖かな紅茶の注がれたティーカップをお盆に載せ、戻ってくるとどうやら既に話は終わっていたようだ。相変わらず仕事の早い人だ。

テーブルに紅茶を置くと先生はご機嫌にカップを手に取った
香りを楽しみながら口に運ぶ。事務所においてある紅茶やコーヒーは全て先生が気に入ったものだけを置いていて、別に豆や茶葉に詳しいと言うわけではないらしい。
今日は外が寒い、厚めに入れておいたのだが気に入ってもらえた様子

少年も紅茶を手に取ると口に紅茶を流した


「先生、依頼って…」
「絵の具探しだって」
「…え?」

また探偵からかけ離れた…と呆れつつも、猫の里親探しだって探偵っぽいとはいえない。
何時もの事だと半ば、というより完全に諦めた


「彼は絵描きさんらしくてね、お気に入りの絵の具が切れたらしいんだけど何処にも売ってないんだって」
「へえ…私と同じくらいなのに」
「ニーナだって小説家じゃないか」
「売れてませんけどね!!」

私の声に驚くこともなく、紅茶を飲み干した少年は始めて私の前で声を出した


「…紅茶、おいしい」

ただ一言、そう呟いた
行き成りのことで驚いたが気に入ってもらえたようで、自然と笑顔がこぼれた。お礼を言われて嬉しくない人なんて数少ないもの。


「いえ、お代わり淹れますか?」
「…うん」


紅茶の入ったポットを取りに行こうと再びキッチンへ向かう
そういえば名前を聞いていなかったな。戻ったら聞いてみよう、どんな名前かな、と考えながら戻ると――――


「にゃあ」

部屋は猫だらけ


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