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没ネタ投下スレ

1強化外骨格「名無し」:2007/06/30(土) 23:42:30 ID:jr.R8RPA0
予約キャラがかぶった、没にするには惜しい話などを収集、投下するスレです。

12強化外骨格「名無し」:2007/07/15(日) 19:12:46 ID:2YXR52E.0
どうだろ?
あんまり本郷さんのキャラじゃない気がする。
あの人まっとうな正義の味方だからなー。
なにより藤岡隊長の印象が強すぎ(ry

実は散様とムラサメが戦って、ムラサメが仮面ライダーの道を歩む話を練っていたことがある。
かすかに記憶に残る、姉の面影と散様を重ねるという無駄に無理のある展開にww
マーダーが少ないから、あの結果に変えたけど。

13強化外骨格「名無し」:2007/07/17(火) 02:17:32 ID:Az2LFmww0
『考えてた』ってのもいいけど……
とりあえず文章にして投下希望b

14強化外骨格「名無し」:2007/09/05(水) 01:48:37 ID:zUSBMVk20
神父繋がりで天国を語るDIO様の話読んでみたいです。

15強化外骨格「名無し」:2007/10/30(火) 19:06:35 ID:iccRF.r.0
全く使われていないので少し書き込んでみる。

当初はカズキが死んだ後斗貴子さんではなく、ハヤテにサンライトハートを持たせるプロットを練っていた。
けど結果的になんか恐ろしい斗貴子さんが出来てしまい、こっちの方がいいやと思ったので書いてみたw

16強化外骨格「名無し」:2007/10/31(水) 10:40:46 ID:D6KtjmuM0
サンライトハートといえば……
カズキが光を打ち上げたことでアーカードを呼び寄せてしまい、カズキ死亡。
で、旦那にサンライトハートを持たせようと考えてたこともw

17強化外骨格「名無し」:2007/11/01(木) 00:10:02 ID:Q/dMn0wc0
じゃあ、俺もサンライトハートで……
承太郎がスタプラでカズキに心臓マッサージしようとしたら、心臓がなくて変な金属がある! なんだこれ?

って、話を考えてたw
死体を弄くるのはどうかと思って止めといたら、もっと弄繰り回されたw

18強化外骨格「名無し」:2007/11/01(木) 17:11:45 ID:s5faB8CsC
ジャイロが出てたら零式鉄球に「回転」を……

19強化外骨格「名無し」:2007/11/02(金) 21:16:07 ID:QShbhFAE0
話をぶった切って自分が考えてること投下。
2ちゃんねる初書き込みなのでなんかあったら言ってください。
とりあえず対主催として役に立ちそうな人を挙げてみる。
既出だったらすいません
首輪解除の可能性あり
・勝(『分解』能力)
・ナギ(機械の知識あり)
・川田(違う首輪とはいえ、オリジナルでの実績あり)
戦略面での強さ
・アカギ
・バーロー
・服部
戦力として期待できる人たち(バダンの怪人を倒せそうなくらいの強さ)
・覚悟
・鳴海
・承太郎
・ジョセフ
・劉凰
・ケンシロウ
・アミバ
・防人
強さを決めるわけではないので問題があったらスルーしてください。
ちなみに戦力面でのキャラは支給品なしで考えています。

20強化外骨格「名無し」:2007/11/02(金) 21:20:06 ID:QShbhFAE0
・・・誤爆・・・。
すいません・・・。

21強化外骨格「名無し」:2007/11/02(金) 21:29:18 ID:xE4kp/qs0
まぁ気にしない気にしないw

22強化外骨格「名無し」:2007/11/06(火) 00:24:58 ID:oesEV0PU0
誰もいないからこそ書き込んでみる

アーカードVS DIO様VS エレオノール
を考えていたときがあった(全員近かったし)
DIOとエレオノールが組んで旦那を倒そうとする謎の展開

あと、かがみにエレオノールと勝を殺す展開も考えていた。

23強化外骨格「名無し」:2007/11/06(火) 17:18:34 ID:VqT/ni/M0
投下された話より前の話を書いてもおkっぽかったんで、
吉良吉影の発見の直前の話を書くつもりだった。

吉良とコナン会話

コナン、「どんな理由があっても人を殺してはいけない」という信念を吉良に語る

吉良ブチ切れ。
「わたしは何もしていない! ただ平和に暮らしたいだけなのに向こうから(ry」と自分の境遇を喚きたてる
「言ってみろ! 殺す以外にどんな解決策があるというのだ!?」とコナンを壁に叩きつけまくる

マリアにひっぱたかれ正気に戻る

吉良「すまないな……少し頭を冷やしてくるよ」

銀さんと会って、さっきの事で会話。お互いの境遇を話す

吉良、銀時を少しだけ嫌いじゃなくなり、自販機で間違って出てきたコーヒー牛乳をおごる

吉良「お前の鼻血でも入れておけ。赤いのが入ってるのならば変わらないだろう」

吉良と銀時に微妙な友情フラグをぶち込む予定だったが、最新作では吉良はやっぱ銀時に殺意を持っているんで没

24 ◆3OcZUGDYUo:2007/11/09(金) 23:11:06 ID:qioHTENk0
ここは投下した作品の没プロットを投下してもいいのかな?
実は当初のプロットは

三村には誤解フラグは与えずに、ジョセフ、三村ボロボロになりながらも
かがみ説得でトリオ復活

さぁこれからも頑張ろうぜ!

ZX乱入、かがみは三村のクレイジーダイヤモンドの能力で服を着てるので
村雨静の下りはなし。

ジョセフ、三村ボロボロなのでZXに殺害。
最後に残った泣きながら逃げるかがみに衝撃集中爆弾投擲。

激戦の効果で再び全裸、ここで村雨静の下り。
ZX苦悩しながら見逃す。

残されたかがみは再び絶望のどん底に落とされ発狂。
無差別マーダー化。

ってのを考えてたけど同作品二人殺しはマズイかなー?+やっぱジョセフ好きなんです
の理由で現在のに変更。
自分が投下した他の作品にも没プロットは一杯あるので色々聞いてくれたら嬉しいなーと思ったりw

ちなみにこれから三ヶ月くらい忙しくなるので書き手としては参加できそうにもありません。
なのでしばらくは感想、支援、wiki編集、したらばで活動していきます。

25 ◆ga/ayzh9y.:2007/11/15(木) 02:03:43 ID:kyZ2EqF20
投げたばっかの吉良vs斗貴子だけど、

消防車をキラークイーンで爆弾に変える

中のガソリンに引火

大爆発、辺り一体に大火災発生

ってのを考えてたけど、これでいくと運転席のカズキも吹き飛んでしまうから没に。
火災もいいけど、カズキ爆弾の方がやっぱりインパクトはあるかと思って。

26強化外骨格「名無し」:2007/11/16(金) 21:14:38 ID:/KGaDcFs0
アーカード対タバサ(他含む)の没ネタ。
1.戦闘開始後、色々あって劉鳳死亡。
2.防人死にかけて気絶。
3.アミバ一人奮闘し、善戦。
4.服部がタバサと競合して、アーカードを燃やす作戦立案。
5.アミバが闘っている最中に、錬金で作った油と、ニアデスハピネス、バイクを使って、アーカードを燃やす。
6.アミバ、燃えさかる火炎の中でアーカードと戦闘。(シルバースキン着用)
7.アーカード、心臓が炎の中で露になる。
8.アーカードの首輪、直火でじっくり焼かれて機能停止。(ちなみに、爆薬の中には熱しても燃やしても爆発しない爆薬アリ。マジで)
9.アーカードvsアミバ。アミバが刹活孔を使い、勝利(?)
10.タバサがアーカードに近づいて止めを刺そうとするが、反撃にあい死亡。
11.アミバ怒り狂って、アーカードと激戦。しかし、首輪制限解除されたアーカードに太刀打ちできず。
12.気絶していた防人復活。
13.シルバースキンをアミバからもらい、リバース使用。
14.2人でアーカードふるぼっこ。
15.服部がニアデスハピネスで止め。
16.アーカードが死んだものと思い、3人はその場を去る。
17.しかし、アーカードは死なず。

以上。
少々長めのプロットゆえ破棄せざるを得なかった。

27強化外骨格「名無し」:2007/11/23(金) 16:09:22 ID:eLPPVBiw0
では私も没ネタをば
ラオウと勇次郎が並んでコーラ飲むシーン
喪前ら、必死に我慢した私を褒めてくれっ

28強化外骨格「名無し」:2007/11/26(月) 01:21:12 ID:.uSq2DRs0
 (注:以下はイメージであって、本文とは何ら関わりありません)

左からつかさ、覚悟、ヒナギク、川田が並ぶ。オープニングは覚悟のソロから。

あ〜いま〜い3センチ♪ そりゃプニって事かい……(放送事故により略)

冒頭にこれを入れようとした。人として流石にマズイと思ったのでヤメタディス

29強化外骨格「名無し」:2007/11/26(月) 01:23:09 ID:tHRK5fnY0
没タイトル「どきどき魔女神判!」

さすがに……ね

30強化外骨格「名無し」:2007/11/26(月) 01:26:36 ID:BB0TkAzkC
>>28-29
クレイジー過ぎるぜアンタたち!w

31強化外骨格「名無し」:2007/11/26(月) 02:18:16 ID:1iYErNSw0
少し真面目に没ネタ入れてみるかw
第一放送直後、ケンシロウを追うアミバとカズマ。
金魚の糞のようについてくるアミバをうっとおしがって、カズマはトリプルフィンモーションでかっ飛んでいく。
それを潜んでいた民家から見ていた鷲巣様、置き去りにされたアミバをキングクリムゾン!
アミバ死亡。それから支給品を奪ってカズマが飛んでいった方向へ追跡。
「ククク…あの小僧、ケンシロウと戦う気か…常識外れのあの力、ケンシロウといえど上手くいけば同士討ち…!
ツイとる…わしはツイとるっ…!漁夫の利というやつだっ……!」

そしてケンシロウに追いついたカズマ、早速喧嘩を売る。
「…お前はこの殺し合いに乗る気なのか?」
「そんなのぁ関係ねえ!なめられっぱなしじゃあ腹の虫がおさまらねえ!それだけだ!」
「そうか…ではまた眠るがいい。七星点心!」
ケンシロウの一撃を受け、空高く吹き飛ばされるカズマ。
(み…見えねえ…!…ん!?)
「く…くくく…そーゆーことか。わかったぜ…!トリプルフィンモーションッ!!」
「む…!」
「横からは見えねえが、上からなら見えるッ!爆撃のシェルブリットォォォォ!!」
大きく飛び上がり、上空から猛烈な勢いで落下してくるカズマ。
轟音、そして大地が砕けるほどの衝撃にケンシロウもダメージを受ける。
「どうした!これで終わりじゃねえだろ!さあ喧嘩だ!喧嘩をしようぜッ!」
「…そうか。喧嘩か。……ならば北斗神拳奥義、転龍呼吸法!」
「!?」
「……はあああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
「こ、こいつは…!?」
凄まじいオーラがたちこめ、ケンシロウの上半身の服がはじけ飛ぶ。
「あたぁッツ!!!!!!!!!」
「…てめえ、それが本気ってことかよ」
「そうだ、喧嘩ならば拳法は必要ない…この肉体の力のみでお前に挑もう」
「上等おおおおおおおおおおおおおお!!」
再び激突する両雄。
ここらではしょるが、最後に勝つのはケンシロウ。カズマは派手に吹き飛んで瓦礫に突っ込む。
その瞬間を鷲巣のニアデスハピネス>キングクリムゾンに狙われてケンシロウは死亡する。
カズマは気絶しているが、鷲巣に死んだと思われてスルー。
「最後に立っているのはワシだッ……!ワシはツイとる……やはりワシは帝王なのだ……!
ククククク……クゥクゥクゥ……コォコォコォ……カカカカカカカカカ!!」

32強化外骨格「名無し」:2007/11/26(月) 21:54:31 ID:BMWOcD3EO
没にした首輪解除案

禁止エリア突入後、爆発寸前にスパイスガールで体を柔らかくし、爆発に耐えきる


没にした理由:能力制限考えると、耐えられずに爆死しかねん

33強化外骨格「名無し」:2007/12/12(水) 12:37:12 ID:npMu26A20
没にしたタイトル案、というか、最初に話を考え始めた時の仮題かつファイル名が、

 TQNハード(仮)

……くやしいっ! 毒吐きなんかに見抜かれちゃうなんて……! でもッ……!(以下略)
流石に人としてどうかと思ったのでやめました。
いや、あのタイトルもたいがいですけどね。ちょっとググってみれば分かる

34強化外骨格「名無し」:2007/12/12(水) 17:05:30 ID:SHkjgiXs0
ならばこんなのはどうか

───私の名前はTQN。心と顔に傷を負った女子高生。モテカワスリムでぶちまけ体質の愛されガール♪
以下略。

序文を書いて後悔した。今は反省している。

35 ◆hqLsjDR84w:2007/12/14(金) 14:45:39 ID:evduNVXQ0
 信じられねえ。だが、信じるに足る理由はある。
 こちらに向かってくる男。――俺と同い年くらいか……?
 そいつが俺たちに気づいたらしく、こちらに向かってくる。
 それは分かる。だが……
 アイツが近づいてくるごとに! 俺の首筋にある、ジョースター家に遺伝する星型の痣が、疼いてきやがるだと!?

 名簿に載っていた中で、俺の知っているジョースター家人間の体を持つ人間は3人。
 俺にジジイ、そしてDIO。
 しかし、その3人以外の俺の知っているジョースター家人間の体を持つ人間が、この殺し合いに呼ばれていないとは限らない。
 ならば……やはり、アイツはジョースター家の人間なのか?

「……なんか用か?」

 何にせよ、殺し合いに乗っていればぶちのめす。乗っていなければ、共に行動する。
 それに変わりはない。

「真正面から武器も持たずに来たんだから、乗ってねえとは思うが……
 テメェはこの殺し合いに――」
「やっぱりィィイイイイ!!」

 ――なに!?

「やっぱりそのベルト、俺の親友のバンダナと同じ柄じゃねェかァ―――!!」

 ――なんだ、コイツはッ!? そんなデケェ声を……イカレてるのか、この状況でッ!?

「いいなァ、そのベルト! 良かったら、どこで売ってたか教えてくれねーか?
 ――もォしも〜し! 聞いてんのかァ?」

 ……こいつが、ジョースター家だと…………?



2代目、3代目ジョジョが出会いそうになったら書こうと思っていた話。
承太郎のベルトとシーザーのバンダナの柄、一緒なんですよねー

36強化外骨格「名無し」:2007/12/14(金) 14:48:21 ID:evduNVXQ0
×ジョースター家人間の体
○ジョースター家の人間の体

37強化外骨格「名無し」:2007/12/20(木) 14:18:02 ID:ohXmf4/c0
ハヤテに『女帝』のDISCを支給して、ミンチで自分を肉付けして、美人に擬態。
んで相馬光子的なお色気ステルスマーダーに……。

38強化外骨格「名無し」:2007/12/24(月) 02:10:35 ID:5LdvyKGA0
  /         \  / l l   l  ‖│ l | l_⊥-┼| l  トy-、 l |   l l /         ヽ
  |   ガ    | /, | |   |  || | l l∠-‐ニ!lTl| l   |/,=、ヽ l |l  l |′     ひ あ
  |   オ    | /│ l |  |   |レ|,ィ彡tテl⌒リ!l ! l  | {ニ、} } l |l l l |     ょ
  |    ガ     | | l | |`>ト<、 {/{爪__ノ_ノ 川  | i |  / /l l | l│‖     っ
  ヽ.   オ     |│ l lVヘiY代ミ、   ´ ̄   i l l  l l | ト-イl l l│l |l l|l、     と
   ,ゝ      / ヽト、∧ lヽゞーソ,       ! l |  l i l l リ l l│l lリ!|ハ、    し
 /       /   ヽ、 ヽリハ´ k、‐ _ ____,l l |  l l l l /_l⊥!-亠‐'¬ト、   て
/        <         ,ハl ハ  、rく_ン‐宀ィ| l l  l i レ'´      __, ニフ´       /
   ガ     l     ///l l ヽ、 \{   ノ/ l |  l l |  ,.ニ‐  ̄ __ /          r‐′
    |     │    / ' / ! i i l\ `三'´ ,l l  l l / /   ,∠-/          ヽ
    |    /  ,/ // /  l l l  l>、__. ィ/ l  ! l,/'´   /-‐ /    か .な 虎   !
    l    >´ ////  i i l /レ了´/l l  l/   ∠ - ‐ l     な い 語   |
   オ   /  ///, '/   / l l l 厂l/ / //   /´   __ |     ? と  じ   |
\___/ //// /,  '/ // l//   / /'     / -‐  ̄   l     キ 駄 ゃ  │
      // ∠ -‐ 7, // // /'´   / /    /    -‐   \  ミ  目     l
    //, く    _// // ///    / /   ∠−  ̄         ∠ 、          /
  ,/// /\,/// // //′    //ニニン′             \_    __/
/// / __/  j/ // //      //  /                    ̄厂


三影が生きてたら、ロリカードにはこう言ってほしかったw

39漫画キャラバトルロワイアル(裏面):2007/12/24(月) 22:06:06 ID:7YELjQu60
もしも、マリアじゃなくて××だったら。

40漫画キャラバトルロワイアル(裏面):2007/12/24(月) 22:06:37 ID:7YELjQu60
主をもとめて(裏面)

「これから、どうしますか……」

三千院家に仕える使用人は悩んでいた。
いつのまにか見知らぬ部屋所にいた事にも驚いたが、何よりもまず優先して考えるべき事があった。

確か、自分は三千院家で寝ていたはず。
優秀なSPに囲まれ、日本で有数の安全地帯と言える場所で寝ていたはずだ。それが起きたらあのような場所にいた。
初めは夢だと思っていた。
筋骨隆々の男達が睨み合う。まるで三千院ナギが考えた漫画のような光景だ。
しかし、それは違った。

老人の介入。
そして、メイドの姿をした女の子の死。

そこでやっとこれが夢でないことを理解する。
吹き飛ぶ頭、そして飛び散る鮮血。とても夢とは思えないリアリティー。
目を閉じれば今でもあの光景が鮮明にフラッシュバックする。
なにせ、自分はあの場にいたのだから。
たまたま選ばれたのが、あの少女なだけであって、選ばれたのが自分だったら……。
しかし、いつまでも悩んでいる訳にはいかない。
殺し合いが始まってしまった以上、自分が出来る範囲で出来ることをやるしかないのだ。

そこで、手始めにいつの間にか自分の肩に掛かっていたバッグを調べ始める。
中から出てきたのは共通支給品一式、そして二枚の紙。
そのうちの一枚を開いてみる。
開いた先にあったのは一本の鎖鎌だった。
「えっ!?」
思わず驚きの声をあげてしまう。
なにせ、ついさっきまでこの紙には鎖鎌が包まれてるような厚さはなかったのだから。
しばしこの紙について考え込む。そして、すぐに結論が出た。
これはそういう紙なのだ、そうとしか考えようがなかった。

無理矢理そう結論を出し二枚目の紙を恐る恐る開いていく。
そして、次に出てきたのはメガネとシールだった。ご丁寧に説明書付きで。
「メガネに説明書なんて……」
それでも一応それを読んでみる。

41漫画キャラバトルロワイアル(裏面):2007/12/24(月) 22:07:06 ID:7YELjQu60

なるほど、説明書が付くわけだ。
説明書によると、このメガネは『犯人追跡メガネ』というらしく、このシールを発信器として持ち主の居場所がわかるらしい。

支給品の確認の次に行うのは参加者のチェック。
名簿を見てみたところ、見知った名前は三つ。
三千院ナギ、綾崎ハヤテ、桂ヒナギクの三人だ。
ナギの名前を見たとき、自分の心臓は止まりそうになった。

それもそのはず、ナギは生粋の運動音痴であり、このような場に放り出されたら間違えなく殺されてしまうだろう。
しかし、それは自分も同じだ。多少の武術の心得があるといっても、あくまで多少だ。
最初の場にいた勇次郎と呼ばれた赤髪や金髪の大男に会ったらひとたまりも無いだろう。
それに、あの赤髪の男はこの殺し合いを面白いと評した。
つまり、あの男は人を殺すことに何の躊躇も無いのだ。
そのような男とナギが同じ場におり、殺し合いを強制される。
心臓が止まりそうになっても無理もない。
それに、ハヤテとヒナギクのことも心配だった。いくらハヤテが超人的だといっても、生き残れる保証はどこにもない。
ヒナギクに至ってはただの一高校生でしかないのだ。

しかし、希望はある。
それは、あの少女が殺されたとき老人に向かって怒号を発した少年の存在だ。
殺し合いを楽しむ者もいれば、あの少年のようにそれをよしとしない者もいる。
そのような人々と協力できればこの地獄のような状況にも光明が見えるはずだ。
しかし、まずすべきは仕えるべき主の保護。

(お嬢様、泣かないで待っててください。必ず迎えに行きますから!)

倉敷の倉に臼杵の臼と書いて倉臼。
三千院家執事長、倉臼征四郎。いま出陣する!



「え……私? マリアじゃないの。なんで私? だって、隠居して楽して生活したいんだけど……」

 手違いにより強制参加させられた男、倉臼征四郎。
 彼のバトルロワイアル(裏面)が今、始まる。

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42漫画キャラバトルロワイアル(裏面):2007/12/24(月) 22:07:43 ID:7YELjQu60
繰り出す螺旋の技、その極意は温度差の魔拳(裏面)

「つまり、葉隠はガラン城と言うところの城主で、人間を超えた存在であって、死滅寸前の地球からやってきたと言う事か?」
「その通りだ倉臼征四郎。それと私のことは散(はらら)と呼ぶがいい」
「うむ、そうか。ではよろしく頼むぞ散」

 先程出会ったばかりの女に私は簡単な自己紹介をした。
 私が三千院家の執事長であること。長年お嬢様に使えてきた事。
 概略ではあるが、倉臼征四郎という人間を説明するのに十分な内容を話したのだ。
 しかし、この誠実で真摯な言葉に葉隠散の言葉はおかしい。
 人間を超えた存在とか、死滅寸前の地球とか……というか、こいつ精神病患者なんじゃないか。

「袖振り合うも多生の縁という。ここで会ったのも何かの縁だ。この散が征四郎と同行してやろう」
「…………近頃の若者は年長者に対する口の利き方を知らんのか……」
「何か言ったか、征四郎?」

 倉臼征四郎は気付いていない事だが、相手の散は優雅な勝利を目指すために弱者保護の立場をとっている。
 それがなければ今頃、倉臼征四郎は螺旋の餌食になっていただろう。
 散の心境を文章にしようと思えば、実に463文字にもなる長文で語らなければならないが、それは割愛する。

「では征四郎。今よりお前の主を迎えに行くぞ」
「…………だから、若造が呼び捨てにするなと……」
「何か言ったか、征四郎?」
「何でもないぞ散」

 どうにも絵にならない妙なコンビを生みつつ、深夜のバトルロワイアルは続く。
 そんな中、一発の打ち上げ花火が上がった。

「見よ征四郎。美しい花火ではないか。私もあのように高く咲き誇る花になりたいものだな……」
「…………お前じゃ無理だ精神病患者……」
「何か言ったか、征四郎?」
「いや、何も……」


----

 ネタが浮かばないので、マリアをクラウスに変えてSS書いてみた。
 反省はしてない。

43 ◆YbPobpq0XY:2007/12/25(火) 02:20:54 ID:PnR8B2O.0
承太郎vs刃牙で考えてたプロット

承る劣勢

バカ「あんたは殺される覚悟をしちゃいないのに、相手の命だけはとろうとしている。殺されて当然だ」(うろ覚え)

承太郎「たりめーだバカヤロウ。おれにはやる事があるんでな、てめーの親父ごえなんてちっぽけな事に命かけてられっかよ」

オラオラ

承太郎「だいたい親父越えしてーんならさっさとソイツとだけ戦えばいいだろう。何故それをしねー?
    いつまでお前はグダグダやってきたんだ? まだ時期じゃあねえからだと? 
    ウソだな。じゃあおれが教えてやるよ。 てめーはビビッってんだよ」

オラオラオラオラ

バキ、卑劣にもナギを人質にとる。
咎められると、試合ではなく実戦なんだ云々と、その場で考えたような屁理屈を改行を使いまくってさも世の真理であるかのように語る

ハヤテと承太郎に助けを求めそうなのを必死に答え、「やるならやれ!」と覚悟を決めるナギ

承太郎「やれやれ……ココロが痛むぜ。おれが今からするのは……ゴミの不法投棄、ってヤツなんだからよ」

オラオラオラオラオラオラオラオラ

……俺の嫁、依然空気

44強化外骨格「名無し」:2007/12/25(火) 02:45:38 ID:PnR8B2O.0
>>42
吉良「ああいう手合いの老人は苦手だな……さて、朝も早いしもう一眠りするか」

となるわけですな

45 ◆hqLsjDR84w:2007/12/25(火) 03:07:55 ID:DkULlw6Q0
登場キャラクター:承太郎・ハヤテ・ナギ・エレオノール・バキ・独歩・勝・鳴海


喫茶店に来てから結構経つが、誰も来ないので承太郎が周囲を見に行く。
ナギ・ハヤテも連れて行こうとするが、パピヨンとかが戻ってきたときのために残すことに。
ハヤテもいるから大丈夫だろう、と。
 ↓
承太郎が行ってからしばらくして、エレオノール襲来。
ハヤテがカスールと体術で迎え撃とうとするが、オリンピアに押される。
ナギがスパイスガールで援護。(エレオノールが13mm爆裂鉄鋼弾を回避するけど、柔らかくなっていて跳弾しまくったりね)
エレオノールをナギ・ハヤテが押し始めるも、『破壊輪舞曲』。ハヤテがナギ庇って死亡。
ナギも殺そうとカスールの引き金を引く――が、引いた瞬間に男の声で『スタープラチナ・ザ・ワールド』

承太郎「ナギ、大丈夫か……?」
ナギ「私は大丈夫だが……ハヤテがっ……」
承太郎「ハヤテ、ナギ、お前達は精神的にはあのピエロ野郎に勝っていたぜ……」


時止めもあって、エレオノールを押し始める承太郎。
ラッシュで一気に決めようとしたところで、逆十字号が到着。
 ↓
『エレオノールと戦闘している』『子供と執事が倒れている』その2点から、承太郎をマーダーと判断し鳴海突撃。
聖ジョルジュの剣での初撃は、アヌビス神戦で見せた白刃取りで受け止めるが、鳴海の連撃に押され始める。
ナギが事情を説明し、鳴海が「どーなってやがんだ?」と若干混乱する。
騙しきれないと判断したエレオノールが、承太郎と鳴海の距離が近いのが好機と『聖母の抱擁』
承太郎が時を止めて針をぶち壊すも、時既に遅し。鳴海と承太郎はもう戦闘不能な状態。
独歩と勝も逆十字号を降りてエレオノールのところへ向かうが、遅い。
カスールの銃口を承太郎に向け、引き金を引こうとした瞬間――バキがカスールを蹴り飛ばす。

エレ「どういうつもりだ!?」
バキ「承太郎って奴は殺さずにつれて来いって、DIO様に言われてるんでね」

んでなんやかんやあって、
バキVS独歩、勝VSエレ、ハヤテ死亡、鳴海・承太郎・ナギ戦闘不能――で引き。
そんな乱戦を考えていた時期が、自分にもありました。

46強化外骨格「名無し」:2007/12/25(火) 03:10:57 ID:DkULlw6Q0
あ、バキは途中から戦闘を見てた設定です。

47 ◆hqLsjDR84w:2007/12/25(火) 04:08:08 ID:DkULlw6Q0
「コナン君、行くんだ」
「そんな事、出来ないよ!」
「行くんだッ!!」

 新八が声を荒げる。
 新八の初めて見せるそんな態度に、コナンは驚愕しているのか声が出ない。
 その間も新八は言葉を続ける。

「僕にはあの戦車の足止めしか出来ないけど……
 君には、あの戦車が『体温に反応している』と見抜いた頭脳があるじゃないかッ!
 君の頭脳が、皆には必要なんだ! だから行くんだッ!!」

 ギリと、コナンが下唇を噛む。
 何故か? 怒りからだ。
 怒鳴りつけてきた新八への、ではない。
 コナンは新八の「逃げろ」という言葉を、『子供の姿をしているから』発せられていたのだと思っていたのだ。
 『哀れみ』から来ている言葉だと思っていたのだ。
 実際は違った。
 『未来に希望を託す為』であった。
 それに気づかなかった己への怒り故、コナンは下唇を噛んだのだ。

「ごめん、新八兄ちゃん」

 それだけ言うと、コナンは走り出した。
 その目に雫が溜まっていたことに、新八はあえて触れなかった。

『コッチヲ見ロォォォオオオオ』
「もう来たのか。でも……コナン君の所へはいかせないよ。
 お前は、ずっとここにいるんだァァアアア!!」

 新八が叫ぶ。
 生き延びる策なんて無い。でも、彼は今が叫ぶときだと判断した。
 次の瞬間、シアーハートアタックは新八の右胸部目掛けて飛来し――爆破した。
 それでも、志村新八は笑っていた。
 その顔は、何かを成し遂げた男の顔をしていた。

48 ◆Q1K04fdDHs:2007/12/25(火) 04:08:38 ID:DkULlw6Q0

  志村新八は『シアーハートアタックが、体温に反応していること』を知っていた。
  江戸川コナンが見抜いたのだ。
  そして志村新八は、『シアーハートアタックは、死体と生きている人間の区別がつかない』と判断していた。
  シアーハートアタックが、倒れた神楽の周囲で何度も爆破し続けていたからだ。

  以上のことを踏まえて、志村新八は江戸川コナンを逃がす策を考えた。
  『人間は死んでもすぐには、体温が落ちない』
  だから自分が死ねば、シアーハートアタックは自分の周囲を回り、爆破し続ける。
  その間に、コナンを逃がせばいい。
  正に、捨て身の策だった。
  ただし、この策には1つだけ穴がある。

『コッチヲ見ロォォォオオオ』

 新八の体が、再び爆炎に覆われる。
 そして、シアーハートアタックは言葉を漏らした。

『コノ爆発ハ人間ジャネェエエエ』

  『シアーハートアタックは、死体と生きている人間の区別がつく』のだ。
  倒れた神楽の周囲で何度も爆発していたのは、神楽が死んでいなかったから。
  夜兎の生き残りである神楽は、数回の爆発では死に至らなかった。
  それだけの理由。

 シアーハートアタックは動き、新たな爆破対象を発見した。

『コッチヲ見ロォォォオオオオ』

 ――対象の名は江戸川コナン。
 小学生の肉体では、短時間でシアーハートアタックの体温感知が可能な範囲から抜けることが出来なかったのだ。

「くそォッ」

49 ◆hqLsjDR84w:2007/12/25(火) 04:09:03 ID:DkULlw6Q0

 コナンが飛来するシアーハートアタックをしゃがんで回避する。
 しかしシアーハートアタックも即座に方向転換。
 振り払おうとするも、コナンではパワー不足。
 カチという音がして次の瞬間、爆炎がコナンの右腕を包み込んだ。

「ガああああああッ!!」

 コナンが苦悶の声を上げる。
 右腕は爆発によって消失した。
 それでも、コナンは立ち上がる。

(バーロー、新八が頑張ってくれたのによォ……この程度で諦められっかよ……)

 右腕を消失した程度で、決意は揺るがなかった。
 だが――

『コッチヲ――』

 人間の殺人者なら、コナンの姿に決意が揺らぐこともあっただろう。
 相手が心のあるものなら。
 だが、シアーハートアタックに自我は無い。
 無論、揺らぎなど――

『見ろォォォオオオオオオオオオオオ!!』

 存在しない。
 再びシアーハートアタック飛来したキャタピラが、コナンの頭髪を巻き込む。

(くそッ! 離れろ! くそぉおおおおおおお!!)


 ボン。

50 ◆hqLsjDR84w:2007/12/25(火) 04:11:45 ID:DkULlw6Q0
>>47>>49は、予約スレ>>153の時に考えてたSSの最後のほうです。
タイトルは『未来への遺産』か『Anouther One Bites the Dusts』にする予定でした。

>>48のトリップは無視してください。ミスです、ミス。

51強化外骨格「名無し」:2007/12/25(火) 04:13:47 ID:DkULlw6Q0
>>50
Anoutherじゃねえや、Anotherです……

52強化外骨格「名無し」:2007/12/25(火) 04:24:56 ID:DkULlw6Q0
>>49
×右腕を消失した
○右腕が焼け焦げた

×シアーハートアタック飛来したキャタピラ
○飛来したシアーハートアタックのキャタピラ

トリップ間違えるわ、誤字だらけだわ……
もう寝よう……

53 ◆1qmjaShGfE:2007/12/25(火) 05:18:19 ID:JaJqAl.s0
私も古いデータ探したら出てきたんで参加っ

新八はコナンが手にしている赤い宝石を覗き込む。
「凄い宝石だねそれ」
しかしコナンは宝石に見入ったまま、まばたきも忘れてその造りを凝視する。
『ただの宝石にしてはカットの仕方が妙だ、それにそもそもこの石は何なんだ?』
しばし無言の時。
コナンはふと思い出したように話を振る。
「そういえば新八お兄ちゃんは何か格闘技とかやってるの?」
「ん? いきなりなんで?」
「いやさ、お兄ちゃん筋肉とか結構ついてるから、そういうのやってるのかなって」
つい先ほどあの筋肉達磨を見せられといて、かなり無理のある話のフリであるが、一応剣術道場に在籍している事でもあるし、新八がそこそこ筋肉のついた体をしているのは事実である。
「見せてあげよっか?」
実は身のこなしも良く見ていたコナンは、新八はそれなりに動けると踏んでいたのだが、どれほどの実力があるのか見られるというのなら、今後の為にも是非見ておきたい。
そう思ってにこっと笑った。
「わぁ、お兄ちゃんのかっこいい所見てみたいなあ」
新八は懐から取り出した着物を一瞬で羽織る。
既に表情はいつもの新八のそれではなかった。
殺意すら篭った決死の表情、それはこれから行われる全ての行為が、新八の全身全霊を込めた動きであろう事を容易に予測させる。
肺がはち切れんばかりに息を吸い込み、大きく両腕を振り上げる新八。

「L・O・V・E! お・つ・う!!」

無視して赤い宝石を眺めているコナン。
「って、コラ小僧シカトしてんじゃねーーーー!!」
「……格闘技って言っただろ」
「格闘技だよ! 親衛隊ってなーな! いつテンション上げ過ぎて脳の血管破裂して死んでもおかしくねえ、いつだって生きるか死ぬかの瀬戸際で戦ってんだ! 女子供はお通ちゃん以外すっこんでろ!」
「言われなくてもすっこんでるよ。勘弁してくれ……」
思わず素の出るコナンであったが、新八は一切気にせずコールを続ける。
「L・O・V・E! お・つ・う!! L・O・V・E! お・つ・う!!L・O・V・E! お・つ・う!! ……」
「誰か、誰でもいいから代わりにツッコんでくれ……」



銀時は何故かこの吉良という男に良い印象を持て無かった。
ボケもツッコミも中途半端なのが大きく影響しているのはもちろんだが、何というか、不自然な印象を受けるのだ。
なので、それを口にしてみた。
「なあ、吉良のおっさん。あんたさ、すんげー普通じゃねえか?」
マリアが用意してくれたコーヒーを半分まで飲み乾した吉良は、銀時の質問にきょとんとした顔になる。

54 ◆1qmjaShGfE:2007/12/25(火) 05:18:55 ID:JaJqAl.s0
「それは、どういう意味だ?」
「つまんね、って意味」
普通である事を心がけている吉良にとっては褒め言葉以外の何者でもないのだが、銀時の言葉から感じられる気配は尊敬とはまるで逆のものだ。
「君は人を不愉快にさせて楽しむ趣味でもあるのか?」
バン、とテーブルを叩いて立ち上がる銀時。
「ちっげーだろ! もっとこー『なんだコラ、ケンカなら金取るぞ』とか! 『えへへー、つまんなくてとぅいまてぇーん』とか! ……いや、これは言われたら殴りたくなるな」
自分の言葉に自らツッコム銀時。
「ともかく! こーアイデンティティをもっと前に出してだな! これぞ俺様マイライフ万歳な主張を全身から醸し出して欲しいのよ俺は! でないとこっちもリアクションに困るっしょ? 考えてもみろよ、相手が何系かもわからなかったら、下手なボケもツッコミも出来ないだろ? それこそマリアさんみたいに服装から入る御奉仕しますよ上から下まで系でもいいから、もっとこー何かくれよ俺に!」
即座にツッコムマリアさん。
「下ってどういう意味ですか?」
にっこり微笑みながらのこのセリフ。銀時はそれだけで感極まって膝を叩く。
「そう! これ! これだよこういうの! 会話にもリズムってのがあるだろ! こういう切り返しがあって初めて俺も外道系で行こうか、清純系でかわすか、どうでもよくなって下ネタに走るか考えるわけじゃねえか。いやまあ、大抵は面倒だから下ネタで返すがな。それがお前ときたら……」
吉良は一瞬反論しようとして、すぐにそれを断念し、救いを求めるようにマリアの方を向く。
マリアは苦笑して二人に割って入る。
「まあまあ銀時さん、人それぞれのリズムがあったっていいじゃないですか」
マリアの仲裁に、銀時は席に座り、そっぽを向いてぼそっと呟く。
「最近さあ、俺、ちんこでかくなってきた気がするんだよね」
座っていた椅子ごと盛大にずっこけるマリアと吉良。
額をしこたまテーブルにぶつけてひりひりする頭を押さえながらマリアが全力で抗議する。
「いきなり何言い出すんですか銀時さん!」
「でもさあ、こういうのって男の願望? っていうか、むしろ病気だったらヤヴァイ? みたいな感じでさ、俺悩んでんだマジで」
「だからなんでそういう話になるんですか!」
「そうだよな〜、やっぱ念のために病院行くべきか……ってココ病院じゃん既に。よし、検査してくっか」
そう言って席を立つ銀時。
「あ、そうだ。出来ればマリアさんが検査してくんね?」
「やりません!」
真っ赤になってそう怒鳴るマリアに、心底落胆する銀時。
「そっか……見たかったな、マリアさんのナース服……」
何処にどうツッコめばいいのか全くわからないまま、銀時は部屋を去って行った。

残されたマリアと吉良の二人。
「……銀時さん、もしかして治療すべき致命的な病に侵されているのでは?」
「彼の場合手遅れでしょう。何もかも」
吉良はそんな言葉を返しながら、我が身の不運を嘆く。
『あいつのようなタイプは初めて見るが、断言出来る。私と奴とでは致命的なまでに相性が悪い』
そんな男と共にこのような危険な場所を徘徊するのはリスクが大きすぎる。
吉良はすぐに決断して行動に移した。

55 ◆1qmjaShGfE:2007/12/25(火) 05:19:19 ID:JaJqAl.s0
「マリアさん、私には彼の行動も思考も全く理解出来ません。それはあなたもそうでしょう。そういう人間と行動を共にするのはこのような場所では避けるべきと考えますが」
マリアも同じ事を考えていたのか、吉良の判断には同意するが、吉良程思い切れない。
「確かにちょっと、いえ、ものすごく変な方ですけど、悪い人には見えませんし……」
吉良はずいとマリアに顔を近づける。
「今は普通の時とは違います。きちっと信頼出来る相手以外と一緒に居るのは良い事とは思えません。あの怪我をしていた男も素性も知れないと言っていたでしょう。ならば私達は早々にこの場を去るべきではないのでしょうか?」
「ですが、あの美形さんもあのままには……」
「私達に出来る治療は施しました。もう充分でしょう、彼が殺し合いの結果あの怪我を負ったのではないと誰が言い切れるというのです?」
吉良の言葉にマリアは黙り込んでしまう。
吉良はいつになく強い口調を続けながら、渋るマリアの手を引き部屋を出る。
「これ以上厄介な事になる前にこの場を離れるべきです。私は……」
そこまで言って吉良は自身の口調の強さに初めて気付いた。
『何を私はムキになっているのだ? 確かに銀時という男と共に行動するのは危険で、かつ不快だが、こんなに強い口調を出しては彼女が怯えるかもしれない。私はもっと大人しい人間であるし、そうあるよう行動してきたはず……』
言い知れぬ不安感、それが吉良の心から離れないのだ。
それに突き動かされつい大きい声を出してしまったが、それだけに支配されてはいけない。それでは冷静な判断が下せなくなる。
しかし、この言い知れぬ不安感という心の中の警鐘も無視してはいけない気がする。
そんな吉良の葛藤の最中、先に決断を下したのはマリアの方であった。
マリアは歩みを止め、きっぱりと言った。
「やはりこのような場所に意識不明の人を放っておく訳にはいきません。それにここを出るのでしたらやはり銀時さんにも一言言っておくべきでしょう」
心の中で舌打ちをする吉良。
彼女が迷いを断ち切る前に押し切らねば、この場を穏便に離れる事は出来なかったのだ。
しかし、一度こうして発言してしまった以上、彼女も面子がある。そうそうは前言を翻せないだろう。
そして、同時にそれは手遅れを意味していた。
気配も何も感じられない真後ろからの声。

「女と……男か。ふん、ひ弱そうな男だ。俺の相手に相応しいとはとても思えんな」

威圧するような野太いその声に、二人は硬直する。
後ろの何者かが誰なのかはわからない。
だが、二人共が同時に察する。
後ろのモノは、圧倒的な何かであり、その威圧だけで二人は消し飛んでしまうであろう事を。
真正面に居るわけでもないのに、その威圧感だけで倒れそうになる。
だが、それを確認しないでいるのはもっと恐ろしい。
恐る恐る、二人は後ろを振り向くと、そこには2mを越す巨漢が通路狭しと立ち塞がっていた。

不意にその威圧感が薄れる。
巨漢は、彼にしては本当に珍しい事だが、目を驚きに大きく見開いたのだ。
「ユリアか? お前が何故ここに?」
巨漢、ラオウはマリアを見てそんな事を言った。
威圧感が薄れたせいか、何とか声が出せるようになったマリアは、ラオウの言葉が自分を指している事に気付いた。
「ユリア? ……えっと、私はマリアと申しますが……」
「何?」

56 ◆1qmjaShGfE:2007/12/25(火) 05:19:37 ID:JaJqAl.s0
そこでラオウはマリアをゆっくりと見る。
「む、確かに。ユリアより少し若いか……しかし、良く似ている」
突然マリアの表情が変わる。
「今、何と?」
「何?」
「ですから、その、私はそのユリアさんという方より……その……」
「ああ、良く似てはいるが、お前の方が若いな。ふん、しかしまるっきり若い頃のユリアそのものだな」
マリアは不意に横を向いて吉良に言う。
「吉良さん、この方、恐そうに見えますが、絶対に良い人です。それも最上級に礼儀を弁えた紳士です。間違いありません」
何時襲い掛かってくるか、その瞬間を見極めようと緊張しきっていた吉良の緊張の糸が、自分でもわかるぐらいに音を立てて切れた。
「そこの大男さん、私はマリアといいます。こちらは吉良さん、よろしければそちらのお名前をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
ラオウもユリアに似ているこの女に少し興味を持ったようだ。
「ラオウだ。お前の親類にユリアという女は居ないのか?」
それを聞くと、マリアはにっこりと笑う。
「ラオウさんですか、凛々しくて良い名前ですね。申し訳ありませんが、私は生まれてすぐ捨てられた身なので、親類縁者の事はわからないのです」
ヘビーな過去をさらっと言うマリア、しかしラオウは気にした風も無い。
「ふむ、そうか」
すぐにマリアは話題を切り替える。
「それよりもラオウさん、朝食はお取りになりましたか?」
「ああ」
即答したラオウに少し残念そうな顔をするマリアであったが、気を取り直して更なる歩み寄りを試みてみる。
「では、少しお茶にしませんか? よろしければ、ここに来てからのお話もお伺いしたいですし。どんな人に出会ったかとかの情報交換ははお互いの為にもなると思いますし」
すぐ隣で吉良が目をむいているが、マリアは一切気にせずに出たばかりの部屋へとラオウを促す。
「吉良さんも、軽く朝食を取りましょう。支度は私がしますので」
今にもスキップしだしそうなぐらい上機嫌のマリア。
マリアの物怖じしない態度がユリアと被って見えたのか、ラオウは毒気を抜かれたように小さく息を吐く。
「いいだろう、話ぐらいは聞いてやろう」
あっさりと同意するラオウに、吉良も渋々部屋へと戻る事になった。

「お茶にしますか? それともコーヒーですか?」
病院の給湯室で目ざとくその両方を見つけていたマリアは、部屋を出る前にそう二人に問う。
吉良は仏頂面を極力表に出さないよう気をつけながら答える。
「……コーヒーで」
ラオウは無言でデイバックからコーラを引っ張り出す。
これを飲むからいらん、という意思表示と思われ。
予想もしなかったラオウのリアクションであったが、マリアはコーラを見るとにっこり笑う。
「コーラですか? でしたらコップをお持ちしますので少々お待ち下さいね」
部屋を出る直前、不意に振り返りラオウに言うマリア。

57 ◆1qmjaShGfE:2007/12/25(火) 05:20:57 ID:JaJqAl.s0
「まだ飲んじゃダメですよ、氷とコップあった方が絶対においしいですからね」
残される吉良とラオウ。
ラオウはつまらなそうに吉良の方を見ている。
吉良は恐る恐るラオウに問うた。
「な、何か?」
「うぬは何か拳法を学んでおるか?」
「いえ」
「で、あろうな。覇気も無ければ闘気も感じぬ。何故うぬのような者がこのような場所へ呼ばれたのか……」
明らかに見下した態度のラオウ。
吉良は甚だ不本意であった。
穏やかで平凡な繰り返しの毎日、それを至福と考える吉良にとって対極にあるような存在ばかりと出会う。
一度、思い切った仕切りなおしが必要かもしれない。


この後、マリアさんがコーラのおいしい飲み方をラオウに教授するシーンになると
一体、この頃の私はラオウをどうしたかったのか、今でも不可解でならない

58強化外骨格「名無し」:2007/12/25(火) 09:20:42 ID:xHYWUyBQ0
みんな凄い太っ腹だなw
ここまでのネタを開放するその君達の行動に僕は敬意を表する!

59強化外骨格「名無し」:2007/12/26(水) 01:35:36 ID:niQWrMHI0
クオリティ高えぇぇぇぇっぇぇっぇぇ!!
全部面白すぎる、あこがれるぅw

60強化外骨格「名無し」:2007/12/27(木) 00:11:33 ID:uv918.Rs0
今回の初期タイトル。

「夢の欠片(漫画ロワVer)」

もちろん、変更前提。
プロットではこのままだったw

61 ◆hqLsjDR84w:2008/01/03(木) 02:01:28 ID:sLXlQo8Y0
「疑問文に疑問文で返すと0点って知ってたか? マヌケ」

みたいなニュアンスの事を、どうにかハヤテに言わせたかったんだけど……
ダメでしたww

62 ◆WXWUmT8KJE:2008/01/09(水) 22:48:07 ID:8gkj1SUI0
没ネタというか、没展開というか。

ハヤテを女装させる暇を作れなかった……せっかくヒロインっぽい位置にしたのに

63強化外骨格「名無し」:2008/01/17(木) 12:02:15 ID:XbaIcIuw0
アミバに、自分で両手吹き飛ぶ秘孔を突かせたかった。
危険承知で仲間守るために一時的なパワーアップ狙って。
で、両手吹き飛んで秘孔も拳法も使えない体になってしまったけど仲間守れて満足、とか。

64強化外骨格「名無し」:2008/01/17(木) 12:20:48 ID:tvAY8COY0
>>63
おかしいな?俺今日書き込んだ覚えはないのに……。

結構惜しい存在だったなぁアミバ……。

65 ◆ga/ayzh9y.:2008/01/18(金) 00:22:47 ID:tPIVZDsU0
まだ執筆中のSSの没ネタを晒すのはアレですが、とりあえずここにこれだけ書いておきます。



勇次郎の所持品に食料が残っていたら、牡蠣フライを食わせるつもりでいました。

66強化外骨格「名無し」:2008/01/18(金) 00:36:27 ID:WiakMIqc0
服部を失明させて、アミバの秘孔で治すというシナリオを考えていた。

67強化外骨格「名無し」:2008/01/19(土) 00:25:34 ID:znccDPcE0
アミバvsアーカード

零号解放したアーカード
→ 自分で両手吹き飛ぶ秘孔突いて鷹爪三角脚
→ 一歩及ばず全身を捕まえられたところでスティッキーフィンガース発動
→ 亡者の軍団を引き裂きながら突撃突撃突撃
→ それも及ばずまたも拘束、全身を潰されるところで
→ 「s.CRY.ed(スクライド)!!! 」 別に言葉自体には何の効果もないが…
→ アミバ最後の反逆の意志がスティッキーフィンガースの射程を劇的に伸ばす(vsヴァニラ戦でのポルナレフのアレと同じ)
→ 切開切開切開突撃突撃突撃…ずたぼろに削り取られていくスティッキーフィンガース
→ アミバの身体、完全破壊。だがまったく同時にアーカードの心臓もジッパーでバラバラにぶちまけられる
→ 「見事だ、ヒューマン」

とか夢想してた。

68強化外骨格「名無し」:2008/01/19(土) 00:33:45 ID:T3G7KkGY0
「進化の言葉」は俺も言わせたかったw俺はラオウ戦で。

69強化外骨格「名無し」:2008/01/19(土) 00:38:14 ID:V6.8PS2wC
>>67
俺が練っていたプロットに酷似している……。
みんなs.CRY.edと叫ばせたかったんだなW

70強化外骨格「名無し」:2008/01/19(土) 07:52:01 ID:ieHfDcxwC
>>67
自分もラオウ戦で『s.CRY.ed』使わせる気でしたw
スティッキィじゃなくて、ニアデスハピネスですが……
『戦う意志』で強くなるなら、なんとかなるだろうと思いw

ラオウを倒した(首輪に衝撃)後に死にかけの肉体で、石塊に『s.CRY.ed』って刻ませたかったなぁ。カズマさんみたいに。
「俺のようなものも変わることが出来た。人は『進化』出来る」
という言葉を、6文字のアルファベットに込めて。
タイトルは『反逆のススメ 最終章』

71強化外骨格「名無し」:2008/01/20(日) 19:38:12 ID:SgxXZ9o20
ラオウとの戦いで死に掛けたアミバの幻想の中で、カズマさんにギャラン=ドゥ戦の兄貴役をやらせる気だったな。


『今のお前の弱い考えは何だッ!? 生きて帰れないことか! それとも、ラオウとかいう大男に勝てないことか!』
「……違う。違うッ!」
『だったら、何だッ! 言え!!』
「やっと手に入れた俺の『信念』。それを、貫くことが出来ないことだ!!」
『だったらよォ……それに反逆しやがれええええええええええ!!』

72 ◆05fuEvC33.:2008/01/24(木) 17:53:54 ID:rKHCpYs.0
アーカードがシルバースキン持ってる状態での夢ネタ



「起きろ! 蚊トンボ!」
 
アーカードは闇の中で、目を覚ます。
光一つ差さない、完全な闇。
だが夜族(ミディアン)たるアーカードには、前方の男を見るのに支障は無い。
紫色の髪を奇妙な形に纏めた、白い服を着た男がコーヒー豆を煎っていた。
背景には汚い字で、木星帰りのニュータイプと書かれている。
 
「何だ、お前は」
「君の核鉄、シルバースキンの精だ。そんな事も分からぬなぞ、これでは人に品性を求めるなど絶望的だ。
 やはり人は、より良く導かれなければならん。指導する絶対者が必要だ」
 
武装錬金とコーヒー豆のシルバースキンは関係無いだろとか、大体お前はコーヒーとどんな関係があるんだとか
諸々のツッコミの代わりに、アーカードはレミントンをシルバースキンの精に向ける。
 
「無駄だ。お前は殺し合いを忘れ、ここで何時終わるとも分からぬコーヒーブレイクを過ごすのだ!」

BANG!
シルバースキンの精の額が、銃撃に撃ち抜かれる。
アーカードが振り向くと、金髪にサングラスを掛けた男が銃を構えていた。
背景には手抜きな絵で、赤い角の生えたモビ○スーツが描かれている。
 
「私が本物のシルバースキンの精だ。それ以上でも、それ以下でもない。
 そろそろ起きたまえ。そして殺し合いの続きをするのだ」
「歯ぁ食い縛れ! そんな大人修正してやる!!」
 
唐突に現れた青い髪の少年が、自称本物のシルバースキンの精を殴りつけた。
「ファンネル!」
赤い髪の女も現れて、謎の物体を飛ばして攻撃してきた。
「こんな所で朽ち果てる、己の身を呪うがいい!!」
「そうそう当たるものでは無い!」
「お前は、生きていてはいけないんだ!!!」
「俗物が! 墜ちろ!!」
「まだだ! まだ終わらんよ!」
「大きな星がついたり消えたりしている…………ここ、出られないのかな……おーい、出して下さいよ……」

…今思い返せば、勢いで投下しなくて良かった。

73強化外骨格「名無し」:2008/01/24(木) 18:02:05 ID:m.9JBGMgC
>>72
ちょw何故にガンダムネタw
全く関係ないじゃないかwww

74 ◆hqLsjDR84w:2008/01/26(土) 19:17:00 ID:dePuFpjwC
ラオウにトニオさんの料理(小羊肉のやつ)を食わせて、腹痛を治させる気でした。
残り少ない支給品枠を料理にしてしまっていいのか!?
とか迷ってたら、治ったみたいなので、安心してますw

75強化外骨格「名無し」:2008/01/26(土) 20:56:07 ID:/VMxXW860
>>74
リアルで絵面を想像して吹いたじゃないかw

76強化外骨格「名無し」:2008/01/28(月) 00:45:53 ID:tDKSWtt20
DIOと鳴海の戦いで
「どうだ!この目潰しは!勝った!死ねい!」に対して
「奴の居場所を教えろ!」をやりたかった

77強化外骨格「名無し」:2008/02/01(金) 00:24:42 ID:UmXPYQgY0
アーカード vs 鳴海で

⇒アーカードが不死身の鳴海を化け物呼ばわり
⇒鳴海「死ぬから人間は〜」

みたいな脳内妄想があった。
書く気にもならなかったけど。

78強化外骨格「名無し」:2008/02/09(土) 01:51:15 ID:sp80eFUA0
俺さ……つかさと川田が生還したら、ラストに『数年後』ってやって、二人の結婚式書くつもりだったんだ。

あはは……あはははは……

79強化外骨格「名無し」:2008/02/09(土) 01:57:50 ID:ppiBPo6s0
あ、あれ? 変な汁が目から……目の前がみへねぇよ……

くけ、けけけ……くけけけ……

80強化外骨格「名無し」:2008/02/09(土) 02:11:55 ID:3rsztUiY0
あげ

81強化外骨格「名無し」:2008/02/09(土) 02:12:04 ID:WOmXlz4k0
俺は……2人だけの時間をたっぷり取らせた後(流石に描写は曖昧にして)、
つかさを守らせて川田には散らせるつもりだった。思いっきり熱く。
もちろんつかさは泣くんだけど……エンディングで、下腹部押さえて微笑んでるんだ。
元の世界に帰ってから、かがみたちの反対押し切って川田の子供を産んでしっかり育てていくんだ……。

82強化外骨格「名無し」:2008/02/09(土) 02:18:46 ID:KEsGBJuwC
俺、つかさが生還したら、マスゴミに終われるつかさを本郷・覚悟・ヒナギク・川田他バトロワで知り合った人(のそっくりさん、本人かは不明)が現れて助けてくれるみたいな事を考えてたんだ・・・

83強化外骨格「名無し」:2008/02/09(土) 02:26:04 ID:vGYCW/mQ0
あ……あっはは………なんだろね、この虚無感というか……なんというか…

84 ◆9igSMi5T1Q:2008/02/10(日) 23:43:39 ID:t2jWmxtw0
今回のSSのテーマは前半にも挙げた通り、ヒーロー。
タイトルもずばり、「それぞれのヒーロー」ってのにするつもりでした。
こなた→パピヨン、光成→独歩、ジグマール→ギャラン=ドゥ、ナギ→ハヤテ
というヒーローなのですが、メインを張るのはパピヨン+こなたと、ジグマールでした。

あの後、パピヨン+三村の話を書いて、パピヨンは話の途中で離脱。(ここをどうするかで悩んでた……)
んで、ナギ+ケンシロウでケンシロウが、エレオノールたちを発見。戦闘開始。
暫くして、パピヨンも登場。
エレオノールvsケンシロウ
ジグマールvsパピヨン
という構造で戦闘、ちなみにエレジグは当然逃げようとするけど、「しかし、回り込まれてしまった」状態で逃げられないと。
(↑ここは上手く書かないと微妙な流れになるので、ちょっと注意が必要だった。多分、突っ込まれそう)

ジグvsパピヨン戦で、ジグは決意を固める意味で、スクライド(s.CRY.ed)と唱えて戦闘開始。
ジグマールの変則的な動きに押されて、パピヨンはまともに闘うことが出来ない。
負けそうになったところで、こなたが仮死状態から復活して、パピヨンコール→逆転勝利。
この時点で、こなたは、瀕死の重傷。生きてられないと誰もが判断。
パピヨンも瀕死の重傷で、自分では生きてられないと判断しているが、それを周りに隠している。
パピヨンは自分がこなたのヒーローだと自覚して、最後までヒーローであり続けるためダメージなど無いかのように装う。
だが、それが限界に来たとき、こなたを殺す。(痛みを感じさせず、一瞬で。を強調する)
痛みの無いまま、死んだこなたにとって、パピヨンは最後までヒーロー。
その姿を見ながら、パピヨンにも限界が来て、後を追うように死亡。
そんな2人を見て、ナギは自分のヒーローが助けてくれないことと、母の星が見えなくなったことを思い複雑な心境。
死んだジグマールは、地獄で先に待っていたギャラン=ドゥと共に閻魔相手に地獄支配を目指す。(ぶっちゃけ、るろ剣のぱくり)

ケンシロウvsエレオノール。
今回の独歩戦のような内容にする予定。ただし、勝者は逆。
----

感想。
どう見ても長すぎです。どうもありがとうございました。

85強化外骨格「名無し」:2008/02/11(月) 12:58:22 ID:3wTkyGiA0

火事に気を取られた独歩ナギこなたの所に、ジグマールエレオノール強襲。
(ジグエレの方から喫茶店に強襲をかける形。騙し討ちのステップ抜きの正面強襲)
2対1では独歩も少女たちを守りきれない。ジグエレは独歩とはまともにやりあう気が無いので尚更。
少女2名が逃げ出し、ジグマールが追いかけ、独歩はエレオノールに足止めされる。
立ち塞がるなら……! 愚直に戦いを挑む独歩。軽業のような動きでまともには相手しないエレオノール。
かといって、背中を見せれば独歩の命を狙った攻撃を繰り出してくる。厄介な相手に焦る独歩。

人間ワープ対、スパイスガールのトランポリン移動。なかなか頑張る女の子2人。
でも消耗考えて技出し惜しみしててもジグマールの方が強い。すぐに回りこまれ追い詰められる。
こなたの麻酔針も、背後取って撃った瞬間に人間ワープ。逆にナギに誤射した形でナギ昏睡(ありゃりゃ)。
追い詰められたこなたは、貴重なフレイムボール発射。連続人間ワープで避けられたが、その隙にナギの所へ。
エンゼル御前取り戻して装備したけど、こなた対ジグマールでは勝ち目ない。
こなた重傷を負う。自信満々に勝利宣言するジグマール。

と、そこにパピヨン参上。
たまたま少女2人が考えなしに逃げた先が、パピヨンが向かっていた方向に近かった。
フレイムボール炸裂の音と光で異変に気付き、引き返していた。怒りのままに猛攻を仕掛けるパピヨン。
人間ワープの跳躍先も読まれて苦戦するジグマール、しかしパピヨンの攻撃は荒過ぎた。致命傷にならない。
見切りをつけたジグマールは、ちゃっかり相手の荷物奪った上で逃走に移る。
同じく独歩の所から逃げてきたエレオノールと合流。
結局戦果は奪った荷物だけか、と肩を落とす彼女に、「いや、1人減らしてきた」

こなたの負った傷は致命傷だった。自分の傷の度合いが分からず、パピヨンに助けられたことを喜ぶこなた。
パピヨンは優しい嘘を吐きながら彼女に介錯を施す。苦しまずに逝けてこなたの中ではパピヨンは永遠にヒーロー。
無力さを嘆く独歩に、パピヨンは淡々とこれまでの考察と情報を語る。
「何のつもりでぇ?」未だ眠ったままのナギを独歩に押し付け、パピヨン復讐鬼に。標的はマーダー2人。
止める独歩を振り切って、パピヨンは夜の街に飛び出していく。

そして物陰から見ていた三村。パピヨンがこなたを殺すシーンだけ見て逃げ出してしまう(会話は聞こえなかった)。
KOOLになれ。考えてみれば一緒にいた隻眼の男も、傷だらけの恐ろしい男だった。
幼い少女も容赦なく襲う強マーダーチームかよ! 近くで昏睡してたナギも死んでるように見えたし!


……合間合間にヒーロー話を挿入。
パピヨンによる介錯に焦点を持ってくる案。って、これだとKOOLが全部持っていくかな。

86強化外骨格「名無し」:2008/02/11(月) 14:56:14 ID:b/7xg1LM0
没案で二つとも死ぬこなたの死亡率に泣いた
そしてどこまでもFOOL街道突っ走らされかけた三村にワロタw

87 ◆YbPobpq0XY:2008/02/15(金) 12:59:54 ID:IaMp1vH.0
没案1
サービスシーンおまけ・パピ・こなた・DIO様

怪しいと感じながらも結局おまけに合流してしまうこなた。
勿論DIO様の所に強制連行されズキュンズキュン(※吸血音)
そこにパピヨンが現れ、適当にDIOと戦ってこなたを連れ去り救出

「おい泉、いつまで寝ているんだ。さっさと起きろ」
【泉こなた@らき☆すた 死亡確認】

……救出時にはすでに手遅れだったオチ。

没案2
サービスシーン担当本家、ナギ、パピ、こなた、KOOL

KOOLがまぁKOOLぶりを発揮するが受け入れられず

戦闘

KOOLの攻撃のとばっちりを受けこなた死亡

逃亡後、関係ない少女を殺した罪悪感に苦しみながらも自己正当化するKOOL

……こなたどんだけ幸運なんだよ

88 ◆hqLsjDR84w:2008/02/15(金) 14:08:53 ID:xm6z4tXAC
登場キャラクター:DIO様、シェリス、劉鳳
タイトル:『愛=闘』or『愛=理解』。後者の方が好きだな。

劉鳳、シェリスとDIOに出会う。
DIOの名を聞いて、警戒。シェリスを絶影の触鞭で掴み、自分の元に引き寄せる。
さぁ、合体するぞ! ってところで、アプライド=サック=アップ。力を吸収されてしまう。
地面に臥しながら、シェリスに疑問の視線を投げる劉鳳。シェリスに歩み寄るDIO。

「劉鳳だったな? 自らを愛するシェリスが、何故貴様を攻撃したのか分からないか?」
「黙れ……」
「簡単な話じゃあないか。女の心というものは、何よりも変わりやすい。ただ――――」
「黙れ……!」
「今の彼女の献身の対象は、貴様ではなく、このDIOに変わった! ただそれだけよッ!!」
唇を合わせる。
ズキュゥゥゥ――――z____ン
「黙れと言っている!!」

第一形態を飛ばして構成した真・絶影を、DIOの元に奔らせる。
が、シェリスが進路上に立ちふさがったために、劉鳳は真・絶影を止めざるをえない。
『世界』の射程内で勢いを失った真・絶影は、当然『世界』に殴り飛ばされる。
一気に劉鳳本体を潰そうと、距離を詰めるDIOに吹き飛ばされた真・絶影が伏龍を放つも、再びシェリスに阻まれる。
結果、DIOの接近を許した劉鳳は『世界』のラッシュを受けてしまう。
真・絶影を呼び戻して、民家への突撃は防ぐが、それでも大ダメージ。
その様を見て、DIO様がシェリスに劉鳳を殺させようと提案。
逆らえないシェリスが劉鳳に歩み寄る。
『まさか本当に、シェリスは俺を裏切ってしまったのか?』そんな考えが劉鳳の脳裏を過る。
が、近くに迫ったシェリスの顔を見て、思いを改める。

(女泣き――――!!)

頬を伝う涙からシェリスの真意を知った劉鳳が、T.T.戦の時と同様口付けで目を覚まさせようとする。
しかし、その程度で肉の芽は解除されず。アプライド=サック=アップを受け、真・絶影は消滅。再び地面に臥すことに。
「何故だ」そう呟く劉鳳に、DIOが種明かしをする。
その事実に、劉鳳激昂。

「いまさら、怒ったところで意味はないッ!
 承太郎の『スタープラチナ』ならともかく、貴様の絶影では肉の芽を抜き取ることなど、不可能よォ――――ッ!!」

勝利を確信し、そう言い放つ。
しかし、シェリスがなかなか攻撃をしない。
疑問に思い、『世界』を向かわせたDIOの表情が、驚愕に染まる。
肉の芽は消失し、肉の芽が植えられた場所には、虹色の粒子がサラサラと舞っていた。
劉鳳が肉の芽を、アルター化させたのだ。
ひたすら謝るシェリスの涙を人差し指で拭い、劉鳳が立ち上がる。

「後悔は後でするものだ。今は、ただ目の前の悪を倒すのみ!」

劉鳳の言葉に、シェリスは暫し呆然。しかしすぐに立ち直り、劉鳳と共にある言葉を唱える。

「「s.CRY.ed!!」」

拙いと判断し、DIOが攻撃をしかけようとするが、あまりに強い光で一瞬視力を失う。
再び視力を手に入れたとき、そこには正義の武装を身に纏った一人の――いや、『二人』の人間が目に映り、彼らは言い放つ。

「DIO! 唯一無二の力を見せてやるッ!!!」



シェリスに肉の芽が植えられた時点で、浮かんだネタ。
アルター化させれば、肉の芽は安全に解除出来るかなと。

89強化外骨格「名無し」:2008/02/15(金) 22:23:32 ID:8X1qLIAo0
DIOに肉の芽を植えつけられ、傀儡にされ仲間(出来れば勝が良かった)を殺してしまう鳴海。
殺した直後、命の水の効力で肉の芽を自力撃破……

こんな感じのネタを考えていた。

90強化外骨格「名無し」:2008/02/16(土) 13:08:56 ID:v1McTt/Q0
吉良の言葉を最後に、まるで台所全体がヘドロで満たされたような沈黙が訪れてしまった。
テーブルの片側で吉良は溜め息をついたきり、上を向いてずっと虚空を見つめている。
反対側では吉良に視線を集中させながらもそれぞれ違う表情を……
ある者は驚愕、あるいは焼け付くような敵意、そして一人は勝利の笑みとは程遠い微笑を浮かべていた。

「ウソね…………、そんなの……」

神楽は先ほど取り戻した元気などすでに零れ落ちてしまったかのような声を上げる。
もしくは自分でも乗り越えたと思い込んでいただけなのかもしれないが……それほどまでに少女の声は弱弱しい。
その視線は吉良が否定してくれるのを願っているのは誰の目にも明らかだが、やはり本人は上の空のままだった。

「ヨシカゲ、何で────」
「ホントなんでこんな事しちまったんだよ」

神楽の声を遮る形で放たれたコナンの声は、まだ年齢一桁の少年には似つかわしく無い、まるで全てを悟りきってしまったような声で……、
その様子の変貌ぶりに彼を知らない人間は黙りこくってしまう。
まるで彼の次の言葉を待つかのように……。

「正直に言うと信じたくなかったんだぜ? あんたがこの殺し合いにのってるなんて」

91強化外骨格「名無し」:2008/02/16(土) 13:09:16 ID:v1McTt/Q0
マリアにルイズに銀時、そして新八までもが死に。
そして覚悟は何処かへ……。
かつての病院組がほぼ崩壊した今、吉良はコナンにとっても大切な仲間だった。

「吉良さん、正直あんたの事は始めは短絡的な人間だって好きにはなれなかったよ……。
けどなぁ、あの人が死んだ時は本気で怒ってたよな……。だから敵だとは思えなかったんだ……今更だけどな」

先ほどの勢いはどこへ行ってしまったのか、その淡々とした静かな声。

「答えろよ……」

だが……。

「なあ答えろよ!」

彼の感情が押さえつけられていたのはそこまでだった。
──不可能な物を除外していって残った物が…たとえどんなに信じられなくても…それが真相なんだ!
かつて服部に向けた台詞が、皮肉な事に今は自分を締め付けている。

「あんたが病院であの人を助けようとしたのも演技だったってのか!
本気で無害な人間のフリをして、一人だけ生き残ろうなんて考える奴だったのかよ!?」

92強化外骨格「名無し」:2008/02/16(土) 13:09:37 ID:v1McTt/Q0
彼、工藤新一がここまで感情を爆発させるのを見たのは、この場にいる面子では服部すらも無い。
ましてや神楽、劉鳳にとってはさっきまで無邪気なジャリだったのが今や絶対悪に怒り狂う青年のようにも映る。
得に劉鳳にとっては……。

「二度目だな」

コナンの熱のこもった台詞に、まるで動じた様子も無く吉良吉影が初めて言葉を放った。

「さっきから……君は私の顔が『観念した』と言うような表情にもとれていたのかね?
だれも『観念した』などとは思っていないさ。逆だよ。案外頭が悪いようだね……この私の顔は、
君『たちをイカに利用してやるか』と言う決意さッ!」

民家に吉良吉影の宣告が響いた。

☆   ☆   ☆

「いや、大した事じゃあ無いんだがここに来てからの体験は何かと二度目になる事が多くてね……。
信じられないだろうが、君のような小僧にしてやられたのも、片手を落とす事になったのも……全て前に経験した事があるんだ」
「何が言いたいんだよあんた」

93強化外骨格「名無し」:2008/02/16(土) 13:10:14 ID:v1McTt/Q0
「おっと、余裕をかまして失敗し窮地に追いやられる……これも前にあった事だな」
「だからそれが何だってんだよ!!」

飽く迄マイペースを貫く吉良に、コナンは今度はイラ立ちすらも覚える。
これまでの犯人とはまるで違う……ひょっとして言語が違う生物と会話をしている気分にもなった。

「つまり私がこれから言う事は断じて余裕なのでは無い……と言う事だよ。ちょっとした前置きさ」

94強化外骨格「名無し」:2008/02/16(土) 13:10:42 ID:v1McTt/Q0
と次の瞬間!

「「「「な!!」」」」

ちゅどーん。

何か民家に円盤型のUFOが墜落した。
ついでに首輪も外れた。
同じく他でも墜落したUFOが主催者もろともやっつけちゃったからだ。

「フフフ……どこかでツインテール小娘が片付けでもやろうとしたのだろうな。
さて、私は逃げさせてもらおう」

吉良はUFOにそのまま乗り込みどっかへ飛び去って行った。

「ヤロオ……逃がすかよっ!」
「オイ工藤、こっちにもUFOが落ち取る!」
「アンタ達も全員乗るネ」
「よし、俺が操縦しよう」

こうして4人を乗せたUFOもまた宇宙へと飛び立ったのだった。
彼らの戦いはまだ始まったばかりだ!
頑張れ神楽、劉鳳、服部……そしてバーロー!
悪しき殺人鬼吉良吉影を追い詰めるその日まで!

【漫画キャラバトルロワイアル 完】

95強化外骨格「名無し」:2008/02/16(土) 13:11:38 ID:v1McTt/Q0
※タイトル『吉良の愛よ、ヴィンテージになれ』
※本当は後半、吉良吉影が他の連中を生き延びるために利用するという展開でした
※マリアとの件に関しても『ああ、確かに安っぽい言葉で表せば……私も彼女を愛していたのかもしれない。
だがそれ以上に自分自身を愛していた……と言う事だ。真実とはいつも一つとは限らない、そういう事だ』という、
分かる人には分かる台詞を言わせて見たり
※筆者はサイレントヒルが大好きです
※海より深く反省している

96強化外骨格「名無し」:2008/02/16(土) 19:44:09 ID:sB/BZj9IC
>>95
最後が全てを台無しにしてるwww

97強化外骨格「名無し」:2008/02/29(金) 02:00:12 ID:Y2rV8sds0
 今気づいた! UFOエンドかよっ!
 (実はUFOエンドをクリアした事はない)

98 ◆vPecc.HKxU:2008/02/29(金) 07:49:54 ID:G.CiEWcA0
三村CRAZYの話、実はあれは途中で切ったもので実際はジョセフと闘うも途中で和解、共にハヤテと合流を待つ…というシナリオだったんだけど、バトル描写がどうにもできなくてせめてキリのいいとことで…と切った結果三村死亡。
せめてなんであんな暴走したのかちゃんと説明させたかったよママン

あと、かがみに対してトラウマ持たせるつもりだった(フリークス的な意味で

99 ◆6YD2p5BHYs:2008/03/02(日) 10:36:16 ID:7zwdk36o0
没ネタ……というより、一旦保留したネタを公開。

オンライン麻雀、『場団荘』。
名前はまんまBADAN(バダン)、CPUも「戦闘員」というおかしな雀荘。
これは実は、悩んだ末に大幅カットした設定案の名残でして……

・『場団荘』は、実はBADANが外部との接触に使う端末の1つである。
何せ悪の秘密結社。一般人にはパッと分からぬ入り口や連絡方法はいくらでも持っている。
一見すると単なるオンラインゲームサイトで、事情を知らない一般人も沢山遊んでいるが、
社会に溶け込む工作員などが適切な方法でアクセスすれば、BADANと接触することが出来る……!

・『場団荘』は、荒唐無稽な世界征服計画の1つである。
仮面ライダーの悪役と言えば、無茶苦茶な世界征服計画を真面目な顔でやるのがお約束。
BADANもまた、オンライン麻雀を利用した悪しき陰謀を計画していた。
……没になって『場団荘』だけ残ったのか、それともこれから計画が起動する所だったのかは不明。
何をどうやって世界征服につなげるのかも不明。
ただ、検索で引っ掛かりやすいのは意図的なものだったりする。

・『場団荘』は、BADAN構成員がBADAN構成員のために作ったお遊びのサイトである。
人が集まり組織を作れば、福利厚生から余暇の充実まで考えなければならないのは世の常。
無駄に技術力が高いために、僅かな休憩の合間に作った遊びであっても、やたらといい出来になりうる。
BADANのコンピューター関係の技術者たちが、ほんの戯れに、しかし本気全開で作った結果、
過去のオンラインゲームに無かった様々な機能を搭載したオンライン麻雀サイト『場団荘』が完成した。
(ひょっとしたら、伊藤博士も開発に関わっているかも?w)
ここで遊んでいるのは、主に休憩中のBADANの構成員たち。
今はバトルロワイヤル開催中で忙しくて、遊んでいる奴は数少ないわけだが(休憩中でも観戦してたり)。

……と、色々考えたわけですが、なんか話の流れを悪くするし1人でそこまででっち上げていいものかと。
上の3案のどれか、あるいは複数を採用するのも良し。
「たまたま『バダン』と名前が被っただけの無関係なサイト」という扱いで完全スルーするも良し。
まあ、何にしたって、既存の(現実の)オンライン麻雀のことは考えずに色々でっち上げていいと思います。
いや自分もそうしましたし。変にリアルにすると話の組み立てが難しくなるw

100強化外骨格「名無し」:2008/03/02(日) 12:43:02 ID:lDVjrxuwC
>>99
ちょw何、その綿密な設定www
そのアイディアにびっくりwww

101ハヤテとナギの死者スレラジオの代わりに書いてたらネタが詰まった:2008/03/11(火) 20:50:44 ID:IBvJOHFI0
僕が目を覚ますと、白い天井が見えた。
あれ、こんな光景はついさっき見た記憶が……
だがさっきまでとは違い、身体は健康であるかのように感じる。
いや、健康であるかのようにでは無い、苦痛は完全に消え去り健康そのものだ。

でも僕はさっき確かに村雨さん達にお嬢様を託して……
そうだ、村雨さん達はどこだろう?身体を起こし視線を動かす
村雨さんもヒナギクさんもかがみさんもってあれ?
「あっ、眼が覚めたんだね〜」
「か、かがみさん?」
いや、髪形が違うし顔つきもどことなく違う……
「お姉ちゃんのこと知ってるの!」
お姉ちゃん、その言葉でこなたさんの話を思い出す。かがみさんの双子の妹つかささん、彼女も参加していたはずだ。
そして駅で聞いたヒナギクさんの話によれば彼女は……

その時つかささんの後ろに大きな扉があることに気付いた。門の上にはこう書いてある。
「この門をくぐる者は一切の復活の希望を捨てよ」
僕の知っている地獄門の銘文とは微妙に違うが、ここがどこであるのか判ってしまった。
そうだ僕は……そしてつかささんも……

「えへへ、私は柊つかさよろしくね」
「えと、僕の名前は綾崎ハヤテです、ついさっきまでかがみさん、ヒナギクさん、村雨さんと一緒にいました」
「あっ、ヒナちゃんのお友達だね」
そう言ってつかささんが差し出した手を握り返す。彼女の手は人の熱を持っている。不思議だ、僕達は死んでしまったはずなのに。
「そっかぁ、ヒナちゃんと村雨さんが一緒に居るってことはあれは渡せたんだね、よかった」
「えぇ、メモリーキューブはちゃんと村雨さんに渡しました」
「それならお姉ちゃんもヒナちゃんも安心だね
ねぇところで、ハヤテ君川田君と覚悟君は今どうしてるの?」
つかささんの何気ない言葉が胸に突き刺さる、川田さんという人はつかささんのため修羅の道へと足を踏み入れたと聞いている
今そのことを正直伝えるべきなんだろうか…

102強化外骨格「名無し」:2008/03/11(火) 20:52:28 ID:IBvJOHFI0
「今お二人は別行動をとってはいますが二人とも無事ですよ」
結局僕はそう言って、昔のバイトで作り慣れた笑顔浮かべる。
大丈夫、気取られたりはしないはずだ。
「あの二人ならきっと大丈夫だね、二人とも私なんかとか比べ物にならないほど強いもん」
つかささんに言葉には二人に対する完全な信頼、そしてそれ以上の感情が混じっている。
それほどまでに想える仲間だった、おそらく相手の二人も同じ様に想っていたことだろう。
だからこそ失った衝撃は余りに大きかった、川田さんが進む道を変えてしまうくらいに…

「つかささんから見てヒナギクさんってどんな人でした?」
さっきの話題を続けるのは心臓に悪い
「う〜ん、ヒナちゃんはね〜、強くて、カッコよくて、料理も上手で、私が自分を見失っちゃった時に助けてくれた、憧れちゃうような素敵な女の子かな」
やはり、ヒナギクさんは僕の知るあの白皇学院生徒会長として、男女共に尊敬の視線を向けられる、そんな人のままだったのだろう。
「でもたぶんヒナちゃんって責任感と正義感がとっても強くて、自分で何とかしなきゃって思いつめちゃうところが玉に瑕かな」
「確かにヒナギクさんはそんなところがありますね」
「私がヒナちゃんに助けられたみたいに、ヒナちゃんを助けてあげる人がいてくれるといいな」
残念ながら僕はそんな人になる事は出来なかった。その役目は村雨さんとかがみさんに託すしかないが大丈夫だろうか……

「ハヤテ君はやっぱり向こうの事が心配?」
心を見透かされたような感覚にドキリとする。
「そうですね、やっぱり少し心配です…… つかささんは大丈夫なんですか?」
「私も少し心配かな、でも後悔する様な事はないよ
 だって最後に伝えたい言葉をちゃんと言えたから」
つかささんの咲き誇る花の様な笑顔が眩しい、まるであの雪の日にマリアさんマフラーを掛けて貰った時みたいだ。

後悔か…… 僕も村雨さん達に伝えたい言葉はちゃんと伝えられた。
でもただ一つ後悔することがあるとするなら、あの時赤毛の人を殺してお嬢様から逃げてだしてしまったこと。
あの時の事は後悔を隠し切ることは出来ない、そのせいでお嬢様との別れがあんな形になってしまった、今ごろお嬢様は僕をどう思っているのだろう
だがたとえお嬢様にどう思われようとも、「お嬢様を守る」あの誓いを違えるつもりは毛頭無い。

『柊つかささん、準備が整いましたのでお入りください』
どこからとも無く声が響いて僕の思考は中断された。
「それじゃあ、先に行かせてもらうね」
「えぇ、また会いましょう」
そう言葉を交わし、手を振りながらつかささんは門をくぐっていった。

しかしこの部屋はどうなっているのだろう出入り口はあの大扉のみ、あとは病院の様な清潔感がある無機質な白い壁と天井があるだけ。
すごい殺風景なところだ、でも死んだ人間にはお似合いなのかもしれない。
-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−-−
ナギとの再会のシーンが上手く書けずにここで終わる

103強化外骨格「名無し」:2008/03/11(火) 22:19:11 ID:gLUsEyQIC
乙!
なんか感慨深いぜ……。
つかさが知ったら可哀想だよな……。

なんとなく死者スレ向きかな?と思ったのは秘密だw

104強化外骨格「名無し」:2008/03/21(金) 16:01:08 ID:HNwZ7Hko0
激戦中、人間相手に劣勢。
無様にも逃げまくるDIO。
なぜが目蓋が落ちてしまい、呼吸困難。

追い詰められる、視界不能、絶対絶命

DIO、自分の目蓋を切り取り道を切り開く。

パニック症状終了。これまでとは違い一皮剥ける。

「きさまとの戦い……そして桂達との戦いで、分かったぞ。『オレは人間を超えていなかった』……。
オレはただ人間で無くなっただけなのだ、人間よりちっぽけな存在に『変異しただけ』、それが今理解した」

反撃開始

「アーカードの身体ッ! あんなものもうイラン、オレはこの『人間の身体で太陽を克服してやる』ッ!
貧弱な吸血鬼にもできた事だ、おれにできんはずが無いッ!!」

「おれはこの身体で人間を超えてやるッ、この男の身体を持ってしてッ!
今、このDIOに必要なのはアーカードの身体などでは無い……、不死の力などでも無い、ましてや、世界のような
時間を止めるだけの『ちっぽけな精神力』などでも無いのだッ!! 精神の成長! かつてジョジョに学んだ……、
やってやるぞッ! おれは……おれは……」

満月を掴む動作をしながら
「『アポロ11号』なんだァ──────!!」

105強化外骨格「名無し」:2008/03/21(金) 16:02:41 ID:HNwZ7Hko0
とまぁ……こんな感じでDIO様の成長イベントをだな
個人的に言えば、『アイツ』が一番父親似だよなァ〜

106強化外骨格「名無し」:2008/03/21(金) 17:26:05 ID:nH8FPo760
カオス過ぎるプロットwww

107強化外骨格「名無し」:2008/03/21(金) 21:25:03 ID:TmvkAI420
DIO様はそういう敵ながらあっぱれ的な成長はしちゃあいかんと自分は思う。
ジョセフの血を吸ったときの様に、あくまでゲスな道を貫いてこそ悪の中の悪。

108強化外骨格「名無し」:2008/03/21(金) 22:50:24 ID:DEEBaE9k0
すげえプロット乙!
しかしそれは最終的には敗北フラグだwww

109強化外骨格「名無し」:2008/03/24(月) 04:04:17 ID:07KfP3qg0
色々考えた結果、無理がありそうなので没決定したパートを投下



『つまり、ここまでの話を整理するとだ。
肉体に魂があるか否かで、首輪はそいつが生きているか死んでいるかを決める。
そして抜け出た魂は、強化外骨格に吸収される……』
『ああ、そいつを何に使うかまでは分からないが……それがBADANの目的なのは確実だ』

学校のとある教室において。
皆は各々が持っている情報を交換し合い、ここまでの状況を纏めていた。
勿論盗聴対策の為、適当な会話でカモフラージュをしながらの筆談でである。
目が見えないケンシロウに関しては、彼の掌に指で字を書いていくことで内容を伝えている。

『魂、か……』

ここでアカギの興味を引いたのが、真の主催者であるBADANの目的。
そして、首輪が魂の有無で生死を判別するという点であった。
この二つの事柄を聞いたとき……彼の脳裏に、圧倒的閃きが過ぎる。

「クククッ……」
「アカギ……?」

突然笑い始めたアカギに、当然ながら誰もが驚きの視線を向ける。
この時点ではまだ、彼の意図を読めた者は一人もいない。
一体何事かと、困惑せざるをえなかったが……しかし。
この直後、アカギの執筆を見て……誰もが凍りついた。

『もしもだ……生きたまま、魂が肉体から抜け出たらどうする?
そしてしばらくしてから、その魂が肉体に戻ったとしたら……首輪はどう判断すると思う?』

その一文に、誰もが言葉を失った。
アカギを除く全ての者には、『魂が抜ける=死』という固定概念があった。
しかし、アカギの発言はそれを根底からぶち壊したのだ。
ここで何人かは、アカギが何を言いたいのかを察する。
彼がやろうとしているのは、文字通りに命を賭けた博打なのだ。

『仮死状態、幽体離脱……お前等も聞いたことぐらいあるだろう?
魂が抜けた時に死亡したと判断されるなら、こいつらだって当然死亡扱いだ。
しかし、その後に魂が肉体に戻ったとしたら……かなり面白い事になる。
首輪は死んでいると判断しているのに、実際は生きているなんて事になるんだからな。
そうすれば……首輪の機能を、実質幾らかは無効化させられる』

首輪を装着した状態で仮死状態にし、その者が死亡したと誤認させる。
アカギの言うこの策が成功すれば、首輪の機能を確かに封じられるかもしれない。
流石に全部とまではいかないだろうが、それでもこれは絶大だ。
そして今……自分達には、それが可能であるだろう人物が一人いる。

『ケンシロウ……もう分かっているな?』
『ああ……経絡秘孔の中には、人を仮死状態にさせるものも確かにある。
それを使えば、お前の言うとおりに出来るだろうが……』

かつてラオウが、不死の病に侵されていたユリアを仮死状態にする事によって、病気の進行を食い止めた時の様に。
ケンシロウにとって、人を仮死状態にさせる事は然程難しくは無い芸当であった。
しかし……彼には一つだけ、気がかりがあった。
それは、自分達に課せられている制限。
秘孔の効果が弱まっている今、絶対に上手くいくという保障は出来ないのだ。

110強化外骨格「名無し」:2008/03/24(月) 04:05:09 ID:07KfP3qg0
『BADANとやらが既に手を打っている可能性は高い。
成功するかどうかは分からんぞ』
『それだけではない!!
確かに、その作戦は効果的かもしれないが……リスクが高すぎる!!』

ここでケンシロウに加えて、覚悟もアカギの策に反対した。
彼が反対する理由は、死者の魂の行く先が強化外骨格であるという事にあった。
仮死状態となって抜け出た魂が、もしも同様に強化外骨格へ向かうとしたら……本当に死ぬ事になりかねない。
安易に魂が抜け出せられる程、強化外骨格は甘くは無いのだ。
しかし……アカギはそんな覚悟の主張に対しても、意見を曲げようとしない。

『なら、お前達は待っていればいい。
実験台には、俺がなればいい話だからな……放送までは後五分ほどだ。
ケンシロウ、すぐに俺を仮死状態にしろ。
そして放送で俺の生死が確認されたなら、仮死を解いてくれ。
それで俺が復活できたなら良し、死んだなら……まあ、運が無かっただけだ』
「アカギ!!」

村雨は筆談を忘れ、アカギに掴みかかった。
彼の言う事にも一理あるのは、勿論分かっている。
それでも尚、こんな無茶な真似を容認できる筈が無かったのだ。
しかし……彼の策を良しとする者もまた、中にはいた。

『落ち着け、村雨……俺はアカギの策に賛成だ』
『パピヨン、お前まで何を言っている!?』
『それは俺の台詞だ。
折角目の前にチャンスが転がっているのに、どうしてそれを手放す?
それに元々、主催者どもに戦いを挑むというのは命懸けの選択だ。
今更命を出し惜しみしている場合か?』

パピヨンはアカギの策に乗った。
これが成功すれば、主催者に対する大きなアドバンテージを得る事が出来るのだ。
失敗のリスクは確かに大きいが、これを見逃さない手は無い。
それがパピヨンの主張であり……そしてこれは、他の者達にも少なからず影響を与える。

『……確かに、何か策があるならやるべきという考えには賛成だ』
『劉凰……!?』

次にアカギの策に乗ったのは、何と劉凰だった。
彼は断固反対の立場を取るかと思われていただけに、これは意外だった。
しかし……彼は、他者に命を投げ出させる様な真似は良しとしなかった。

『だがアカギ、お前にそれをやらせるわけにはいかない。
やるというのなら……俺を実験台にしろ』
「っ!?」

劉凰は、自らが実験台になるよう言い出したのだ。
他者に命を賭けさせるぐらいならば、自分が犠牲になる。
そう、彼ははっきりと己の主張を通したのだ。
その決意は余りにも強く硬い……こうなれば、彼を止める事は最早不可能に等しい。
覚悟を決めた男程、止める事が困難な存在はいないからだ。

「ククッ……!!」

そしてアカギはというと、堪らず笑い始める。
まさか自分以外にも、命のチップを賭けようとする者が出てくるなんて、思ってもみなかった。
それだけに……この展開は、面白い。

『いいだろう、劉凰。
実験台はお前だ……!!』
『ああ……ケンシロウ、やってくれ』

劉凰は覚悟を決め、ケンシロウに秘孔を突く様頼む。
ケンシロウは黙って頷き、そして彼の背に立った。
放送まで後3分……劉凰は大きく深呼吸をして全身の力を抜き、彼の突きを受け入れる覚悟を決め、そして。
ケンシロウの人差し指が……劉凰の首の秘孔を、確かに突いた。

111強化外骨格「名無し」:2008/03/24(月) 04:06:25 ID:07KfP3qg0
ドサ……


力なく、劉凰の肉体が床に倒れこんだ。
作戦の第一段階は成功した……劉凰は見事、仮死状態に陥ったのだ。
後は放送で彼の生死を確認し、秘孔の効果を解くのみ。
皆は静かに、その時を待つことに↓。






「これは……強化外骨格の中……!?」

劉凰の魂は今、強化外骨格の中にいた。
事態は、覚悟の懸念していた通りになっていたのだ。
無数の怨念が渦巻き、至る所から呻き声が聞こえてくる。
気を抜けば、自分もその中に取り込まれてしまいそうになりそうだった。
劉凰は、必死に自分自身を保とうとするが……その最中、彼はある違和感に気がついた。

「……どういう事だ?
強化外骨格内にある魂が、この殺し合いの死亡者達だというなら……多すぎないか……?」

劉凰にとっての気がかりは、周囲を飛び交う怨念の数にあった。
それはここまでの死者数どころか、参加者の総数を遥かに越えていたのだ。
もしもこの怨念が死者の魂であるとするならば、明らかにこれはおかしい。

「BADANは殺し合いを始める以前から、魂を集めていたのか……?」

劉凰は、自身が考えうる範囲で最も妥当な結論を出した。
そう考えるのが、この状況では一番自然である。
しかし……それは違っていた。
ここに集められた魂は全て、この殺し合いによって集められたものであり……そして。
一人の参加者に……魂が一つだけだとは、限らない。

「それは違う……この怨念は、これまで私が食らってきた者達の魂だ。
私が死んだ事で、こいつらもここに吸収されたのだろう」
「!?」

突然、劉凰は背後から声をかけられた。
とっさに振り向き、身構えると……そこには、彼にとって忘れられない相手がいた。
絶対的な悪にして、大切な友の仇。
人の血を吸い、その命を我が物としてきた不死王。

「久しぶりだな、ヒューマン……!!」
「アーカード……!?」


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