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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章
85
:
ジョン・アデル
◆yUvKBVHXBs
:2019/10/22(火) 21:09:31
「兵士達の犠牲をできる限り減らし、こちらの勝率を上げる方法が一つある」
マホロを指差し・・・いや厳密にいえばマホロの唇を指す。
「マホロ・・・君のその能力『戦乙女の接吻(ヴァルキリー・グレイス)』を今すぐ、この場でこの中の誰かに使え
使う相手は誰でもいい、そのくらいの権利はあるべきだ」
当然、作戦会議の場は荒れる、しかし誰も口に出さない以上、僕が出すしかない。
兵士の命を大切にしておきながら即座にコレを提案しない理由はなんだ?と。
「帝龍に捧げるという選択肢もある、だがあいつが今は約束守っても、その後の事はわからない
なら、こっちに使用して強化するのか無難な案だと思わないか?」
なゆ達を守ると、僕は決意した、みのりと約束した、みんなを守るためなら命を投げ打つ覚悟だってある。
だがマホロはいってしまえば赤の他人だ、マホロの意地、矜持、そんな事の為になゆ達が必要以上の危険に晒されるなんて事はあってはならない。
「言い方も悪いかもしれないな、だがこれだけは覚えといてくれ、僕はなゆ達が大事だ
君の純潔を守っている事は悪いことだとは思わない、だが今は戦争していて
僕達は君の矜持の為に、本来もっと楽な作戦にできるはずなのに、危険な作戦をさせられそうになってる」
なゆ達を守るためなら殺意だって出してやる、殺してやる。
その結果みんなに怯えられようともかまわない。
「どうしても捧げたくないのならそれで構わない、無理強いして、時間を取ってるような暇はないからね」
殺意を向けられた事は多々あれど・・・
「残念だが・・・僕はこんな時に冗談を言えるほどお調子者じゃあない」
僕は生まれて初めて人に殺意を向ける。
『マホロ・・・君が『戦乙女の接吻』を出し渋って、この中の一人でも・・・もし欠けるような事になったら・・・その時は帝龍の後に僕が君を殺すぞ』
言いたい事ははっきりと言った。
場の空気は凍りついたが、自分の意見として言いたい事は言ったつもりだ。
「僕が思った事、言いたい事は粗方言ったつもりだ・・・気分を悪くしたのなら謝る、だが必要な事なんだ
当然だが僕の考えた作戦は穴もあるだろう、だけど大事な事を間違えないでくれ、と、それだけどうしても伝えたかった」
「最後の結論はPTリーダーのなゆに託そう。心配しないでくれ、例え僕の意見を全否定しても、捻くれて戦闘メンバーから外れたりしないと約束するよ」
僕は僕なりの意見を言ったが、当初のなゆ達を見届ける、という意思は変わっていない。
なゆが、みんなが、どんなに非効率でも、どんなに危険があってもやるというのなら。
「僕はなゆ達を必ず守ると誓おう」
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