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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

81ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2019/10/22(火) 21:05:17
>《ワタシの歌姫になるアル、マホロ!
  オマエの歌声は、煌めく姿は、最強の『異邦の魔物使い(ブレイブ)』の許にいてこそ光り輝く――!
  さあ――この世界でも! ワタシがオマエをスターダムにのし上げてやるアルよ、ユメミマホロ!!》

なんだこれは?予想以上に小物ではないか。
表舞台ではその名に恥じぬ、帝王の称号を我が物にし。
裏世界では暗黒のフィクサーと呼ばれ、中国で動かせない物はない、といわれるような人物が・・・。

――いやもしかしたら相手を油断させる為の演技?

だが、ここを即座に攻め落とさなかった理由が乙女の純潔目当て?。
やはりただの小物なのか・・・。

>「…………ふざけるなッ!!!」

考えに耽っていた、僕を現実に戻したのは、なゆの魂の叫びだった。

>「多勢に無勢で城塞を取り囲んで、真綿で首を締めるみたいに追い詰めて!
  助けてやるですって? 自分のものになれですって? その代わりにみんなを助ける? 冗談言わないで!
  あなたのやっていることは、ただの卑劣な謀略よ!」

「なゆ・・・」

>《フン。勇ましいことアルネ……『異邦の魔物使い(ブレイブ)』。
  ならどうするアル? この圧倒的な戦力差! 単純な数の差はどうあっても埋められないアルよ》

>「それを覆すために、わたしたちはここへ来た。
  兵力の多寡なんて関係ない! これから、それをたっぷり思い知らせてあげる――!
  マホたんがそっちに行く必要なんてないわ。これから……わたしたちがそっちへ行ってやる!
  ご自慢のトカゲ軍団を、全部蹴散らしてね!」

そうだ、僕の余計な感情なんて必要ない。
必要なのは敵を倒す事、つまり帝龍を殺す事だ、例えアレが小物だろうと、大物だろうと。

>《今日の戦闘はもう終わりアル、侵攻は改めて明日の正午から始めるアル。
  それまで遺書を書くなり、今生の別れを惜しむなりするがいいアル……くふふッ!》

言いたい事を言うだけいった帝龍は、下種な笑みと、言葉を残し、立ち去った。

「自分の言いたい事を全て言い、そして要求する、まさに暗黒のフィクサーといった感じだな」

>「……ゴメン……やっちゃった……」
>「ううん、いいよ。大丈夫、気にしないで。
  どっちにしたって、あいつの提案は受け入れられなかったんだから。これでよかったんだよ」

マホロに関して言いたい事はあるが・・・もう帝龍に顔がバレてしまった、完全に後の祭りである。
この件で騒いで時間を取ってるのも惜しい。


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