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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

80ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2019/10/22(火) 21:04:40
ジョンは即座に物陰に隠れる、自分の姿を晒していい事など一つもない。

>《――おやおや。おやおやおや! これは驚いたアル!》

スクリーンに映し出された男は、予想よりも細く、弱弱しい、服と装飾類は豪華だが・・・

「(なんというか・・・予想していたより遥かに小物くさいな)」

>《我が軍の包囲に手も足も出ないオマエが、宣戦布告? 面白い冗談アル。
  今度はジョークの配信もするようになったアルか? だが――あまり頭の悪い配信はイメージダウンの恐れがあるアル。
  推奨できないアルネ》

男は完全に舐め腐っている、自分が負けるなんて夢にも思っていない。
この世界では特別な力が各個人にあるというのに。

ただの馬鹿なのか、それとも絶対的な切り札があるのか、それとも後ろ盾を信じきっているのか。

>「ジョークなんかじゃないわ。真面目も真面目、大真面目よ!
  これから戦況をひっくり返す――あたしと、みんなの力で!」

「なっ・・!?」

マホロは隠れていたなゆ達(僕含む)の存在もばらしてしまう、僕には到底理解できない行動だった。

>《フン。そいつらがアルフヘイム虎の子の『異邦の魔物使い(ブレイブ)』アルか……。
  イブリースから報告は受けているアル。よりによってこのアコライト外郭へ、ワタシと戦いに来るとは――。
  無謀を通り越して、自殺志願と言わざるを得ないアルネ》

今日部長はまだ召喚していなかったが、顔が完全にばれてしまった、幸運といえば相手が僕の事を知らない事ぐらいか。
特に作戦などなかったが、なにがあるかわからない以上、敵に存在はできるかぎりばらしたくなかった、のだが。

>《正直言って、オマエたちを捻り潰すのは造作もないことアル。
  しかし、ワタシはそれをしたくないアル。事と次第では軍を引き、オマエたちの命を保証してもいいアル》

以外でもなんでもない、絶対者の提案だった。
その条件はなんであれ絶対飲めない、飲める提案だったら僕達を呼ぶ必要などないからだ。

>《マホロ……ワタシの許に来るアル。ワタシのものになるアル。ワタシだけの戦乙女に――
  オマエの『戦乙女の接吻(ヴァルキリー・グレイス)』を、ワタシに捧げるアル》
>「マホたんの……『戦乙女の接吻(ヴァルキリー・グレイス)』……!」

『戦乙女の接吻(ヴァルキリー・グレイス)』。
マホロに・・・戦乙女にキスされた者は潜在能力(ステータス)が異常に上昇するらしい。
だがそれは一度しか使えず、取り消すこともできない、選ばれた相手にしか捧げない乙女の純潔。

>「だ……、誰がッ!
  あなたなんかにあたしの純潔を捧げるくらいなら、死んだ方がマシよ!」

《オマエの意地のために、300人の兵士を犠牲にしてもいいということアルか?》

なぜこちらの具体的な数を把握してるのか、気になるその疑問よりも。

僕はある事を考えていた。


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