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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

73明神 ◆9EasXbvg42:2019/10/21(月) 03:47:29
兵士達が過剰に怯えていたのは……生きたまま身体を喰われる恐怖だけが理由じゃない。
おそらくは、死体すら残さずかき消えてしまった仲間の姿を何度も見てきたんだろう。

だから、『ルール』が生まれた。
イナゴを誘導するために大量の有機物……トカゲの死体を積み上げて、人間は建物の中で息を潜める。
アポリオンが満腹になって帰っていくまで、物音ひとつ立てずに恐怖に耐えていたのだ。

>「……無限に湧き出すトカゲ軍団と、『進撃する破壊者(アポリオン・アヴァンツァーレ)』。
 まずはそのふたつを何とかする方法を考えなくちゃいけないってことね……」
>《やるべきことが固まってきたみたいやねぇ。
 こっちでも打開策を考えてみるわ〜。このまんまじゃ負けは決定的やし……》

出てきた課題をなゆたちゃんが整理すると同時、スマホから石油王の声が聞こえた。
通信越しにこっちの話も全部分かってるんだろう。話が早くてとっても助かる。

>《なんで、長い間王都と連絡途絶えとったん? バロールはんも心配しとったしなぁ。
 通信に問題はなさそうやし……できるなら状況連絡くらいはしてほしかったなぁって言うとったんよ》

それなオブそれな。
バロールはアコライトの戦況を把握できておらず、俺達が派遣されたのも半ば現状確認の意味合いが強い。
連絡は常に一方通行だった。支援が欲しいアコライトが、救援要請を怠るとは考えにくい。

>「バロールにセクハラを受けたのが原因なら、庇い立てせずに言ってくれ。俺達は、君の味方だ」

エンバースの妄言は置いとくにしても。
でもあの魔王に限っちゃないとも言い切れねえんだよなぁ……。

>「あー……うん……ごめんなさい、ちょっと忘れてて……ハハ……」

対するマホたんの回答は、なんとも歯切れの悪いものだった。
忘れた?そりゃマホたんの業務は多忙を極めるだろうが、それでも忘れたで済ませられるもんか?
僅かな物資で、敵の肉まで食って生きながらえてるアコライトにとって、王都の支援は喉から手が出るほど欲しいもんだろ。

>「……この反応は、クロだな。みのりさん、略式裁判と刑の執行はそちらに任せる」

「取り調べがガバガバすぎる……あのエロ魔王が冤罪で処断されんのは別に良いけどよぉ」

しかしまぁ、今この場で連絡してたしなかったを問うてもしょうがないのは確かだ。
マホたんが忘れたって言うんなら忘れたんだよ!!!異論は許しませんよ!!!!

>「帝龍は正午に必ず『進撃する破壊者(アポリオン・アヴァンツァーレ)』を使用する。
 それは変えないみたい。変なところで時間に厳しいから。それまでに打開策を考えなくちゃ」

「リキャ回るごとにユニットぶっぱか。律儀なこったな」

カードのリキャストは丸一日。
つまり帝龍は再使用可能になった瞬間アポリオンを発動させている。
逆に言えば、丸一日経つまでは追撃は来ないってことで、アコライトがまともに運営できてんのもそれが理由だろう。


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