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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章
63
:
embers
◆5WH73DXszU
:2019/10/18(金) 23:17:20
【フレイミング・リグレット(Ⅵ)】
焼死体が懐から革袋を取り出す/風精へと歩み寄る/その顔面を左手で掴む。
指先で頬を圧迫――開いた口に、革袋を押し込む。
袋の口から、僅かに火酒が零れた。
「それが、手品のタネだ。噛むなよ、飲み込むのもナシだ。溢れた酒で溺れたいなら、話は別だが」
風精の顔面を手放す/顔を背ける――つまり、それ以外へと向き直る。
「冷静に考えれば、最も合理的な戦術は、一つだけだ――」
当たり前の事を述べるような口調/態度。
「――ここから逃げればいい。どう考えても防衛戦は不利だ」
予測される非難/反駁を、先んじて繰り出した右手で制する。
「勿論、敗走するつもりはない。俺は“防衛戦は不利だ”と言ったんだ」
左眼の紅眼が、燃え盛る。
「帝龍の明白な弱点は、俺達が撤退すればこの拠点を取らざるを得ない事だ。
そうしなければ、あいつは次のステージへ進めないんだからな。
どうだ……理解出来たか?まだ、説明が必要か?」
食堂の壁に歩み寄る/右手人差し指を滑らせる――削れた指先が描き出す、城郭の図面。
「そうだな……例えば、予め城壁の一部を破壊しておく。
そして切石を【工業油脂】で補修すれば、僅かな熱で再び穴が開く。
【進撃する破壊者】は正午に消費され、城壁内に導入可能な兵力には限りがある」
振り返る/右拳で壁面を二度叩く――ここまで言えば分かるだろう、と。
「最も合理的な戦術は、帝龍にこの拠点を取らせた上で、夜襲を仕掛ける事だ。
ついでに【幻影】で、ここの全員にマホたんのガワを被せても面白いかもな。
総勢三百人を超えるマホたんによる夜這いだ。あいつ、きっと泣いて喜ぶぜ」
ゲーム感覚の笑みが――■■■■の口元を飾った。
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