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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

51カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2019/10/12(土) 22:15:47
>「お〜ま〜た〜せ〜! いや〜、いい汗かいた!」

狩りを終えて帰ってきたマホたんをカザハは拍手で出迎える。

>「じゃっ! さっそく料理するから待っててね! その間、あたしの動画でも観ててくれれば!
 『暇だからヒュドラで蝶々結びできるか試してみた』とかオススメだよ〜!」

マホたんとなゆたちゃんが和気藹々と料理をはじめる。
なゆたちゃんには下心は無いだろうが、マホたんと一緒に料理をして親睦を深めるなど、明神さんなどから見れば物凄く羨ましいに違いない。
残念ながらカザハは料理はからっきし駄目だ。私は馬でさえなければ手伝えるんだけど……。

(馬だからね……)

《うん……》

悲しい事に馬はどちらかといえば料理をする側というより料理される側(食材)だ。
私達は、料理が出来上がるまで言われた通りにマホたんの動画を見て過ごした。

>「ささ、どうぞ召し上がれー! 特に自信作なのはこのトンカツ! いや、トカゲを使ってるからトカカツ? なのかな?」
>「う〜む。致命的に野菜が足りない……。もっとキングヒルから野菜を持ってくるべきだった……」

「気にしない気にしない! それよりこのトカカツサイコ―――――ッ!!
マホたん料理人にもなれるんじゃない!?」

2人の料理を褒めちぎるカザハ。
こうしてマホたんのサバイバル料理を堪能し、用意された部屋に宿泊し、一夜が明ける。

「……嫌だ、嘘だぁあああああああああ!」

カザハの叫び声に起こされた。見れば、真っ青な顔をしている。

《どうしたんですかいきなり大声だして。悪い夢でも見たんですか?》

「ここが更地になった……」

《ゲームでは終盤で更地になるらしいですからねぇ。それを知ってる影響でしょう》

「それだけじゃないんだ……ボク達が更地にする側だった……」

《”達”って私も……!? なんて不吉な夢を見てやがるんだてめえはぁあああああああ!
まあそもそも夢なんてワケ分かんないものだし!? 気にしたら負けですよ! いいですね!?》

気を取り直して起き出し、マホたんの指示を受ける。

>「午前中は待機で。各々好きなことをしてくれていて構わないよ。
 ただ……正午までには絶対にこの中央広場へ集合して。いい? それがこのアコライト外郭のルール。
 それを守れないと……死んでしまう、から」

一体正午に何が起こるのだろうと思いつつも、空を飛んで城塞の周囲を見て回ったり壁の補修を手伝ったりして過ごす。
そして、ついに正午が来た。


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