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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

40ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2019/10/08(火) 14:33:41
>「俺を見てくれ。この顔に見覚えはないか?以前、どこかで会った事は?」

エンバースの突然マホロの肩を掴み顔を近づける。
その行為は、よく言えば中二病、悪く言えばセクハラとも取れる行為だった。

「え・・・えんばーす・・・?」

マホロとエンバースの顔が近くなればなるほど、僕の背後から負のオーラを強く感じる、怖くて振り向けないほどの。

「エンバースサン?そろそろやめたほうがいいと思うんだ、君のそれ、どこからどうみてもセクハラだし?
 そもそも君にはもう既にお姫様がいるんじゃないかって僕思うんだ、うん、浮気は悪い文明って言われてるし」

>『――え、えーと?なんてゆーのかな。気持ちはすっごく嬉しいよ?
  だけどあたし、ファンのみんなを裏切るような事は出来ないの。
  それに、今は仕事が恋人みたいなものだから……その――』

うんうん、そうだよね、テンプレみたいな断り方ありがとう!もう負のオーラに僕の胃が耐えられないからはやく離れてもらえるかな?

>『――ごめんなさい』

「いやホントやめようエンバース?マホロちゃんだって困ってるし僕の胃がまじで痛い――えっ!?」

目を疑った。
エンバースが一瞬体をずらされた、そう思った瞬間にはエンバースに拳が・・・。

>「――うおおおおおっ!?」

エンバースが勢いよく吹き飛ばされる。

「へえええ・・・凄いね今の。見たことない技だったけどそれもしかしてスキルだったりする!?
 できれば教えてもらえたりできないかな!僕実は格闘技とか大好きなんだ!
 あ、でもスキルだと習得するのに時間かかったりってやっぱあるのかな?今の状況でそんな時間ないかなあ・・・」

エンバースの心配はどこへやら、興味は完全にマホロの格闘技に移行していた。

まあエンバースなら大丈夫だろう、最低限の手加減はしてるだろうし。

>「えー……なんというかその、うちの焼死体がとんだご無礼を……。
  あの子ゾンビだから本能的に人を襲っちゃうだけで悪い子じゃないんですよマジマジ」

「本当に悪い人じゃないんですけど、たまに周りを見ずに特攻しちゃうクセがあって・・・
 たぶん相当きついお灸が据えられると思うんで許してあげてください」

たぶん相当きついお灸が据えられるだろう、うん。
今回は誰も助けない、僕だって助けない、こればっかりは自業自得だからね。

>「まだ『ルール』の説明も聞いてないし、焼死体を引き上げながら話そうか。
  あいつの耳が頭部ごと吹っ飛んでなけりゃの話だけど」

「ああ、それなら僕も手伝おう」


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