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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

325カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2020/03/13(金) 01:51:40
>「……じゃ、マホたん。守備隊のみんな、お世話になりました」
>「うん。先生も気を付けて。みんなも絶対に死んじゃダメだよ」

「マホたん……ありがとう」

この時間軸でカザハは生き永らえたが、1巡目では死ぬことは無かったモンスターのマホたんが死んでしまった。
歴史改変に必ずつきまとうジレンマ――
たとえ後に多くの命が助かる改変だったとしても、改変したばかりに死んでしまう命もある。
生き永らえた者に出来ることは、ただ感謝するだけだ。

>「あたしはここに残るよ。これからも、このアコライト外郭を守り続ける。
 あたしは、そのために地球からこの世界に召喚されたんだ……きっと、ね。
 なら、あたしはそれをやり遂げる。みんなの活躍を、ここからお祈りしてるから」

カザハはすっとアコライトを守り続けるというマホたんを眩しそうに見ながら、ほんの少し気まずそうにしていた。
今のカザハには自分の意思で何かをやり遂げる甲斐性は皆無なのである。
反面、外部からの不可抗力で追い込まれれば観念して意外と頑張る。昔からそうだった。

>「じゃあ――行きましょう、みんな!
 根源海の彼方、万象樹ユグドラエアの麓にある……聖都エーデルグーテへ!
 レッツ・ブレ――――イブッ!!」

「レッツ・ブレーイブッ!!」

夜逃げを企てた気配などおくびにも出さずに、お約束の掛け声と共に右腕を振り上げる。
こうしてカザハは某有名RPG5作目の銀髪剣士の独壇場とされている引換券市場に無謀にも参入してしまったのである。
今のところエーデルグーテに着いたら解呪(?)して夜逃げする気満々らしいが、
私の予想だとエーデルグーテは超遠いから絶対道中で気が変わる。賭けてもいい。
どれぐらい賭けてもいいかというと――

百万引換券ぐらい。


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