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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章
322
:
カザハ&カケル
◆92JgSYOZkQ
:2020/03/13(金) 01:48:31
やがて今後の方針が決まったらしく、なゆたちゃんが皆を集める。
>「わかった。じゃあ、体調と物資の準備が整い次第、このアコライト外郭から直接出発するよ。
デリントブルグ経由でアイアントラスに行き、魔法機関車と合流。
それからフェルゼン公国入りしてアズレシアに行き、船を借りてエーデルグーテへ、ね。
みんなもそれでいい?」
>「それから……言うまでもないことだけど、もし敵が現れたとしてもジョンは戦わないこと。
みんなも、出来るだけジョンを戦わせないように。その前に戦闘が終わるようにして。
わたしとエンバースが前衛に立つから、カザハと明神さんは後衛。
ガザーヴァは斥候として、ガーゴイルに乗って行く先の哨戒を――」
>「ヤダ」
>「…………。カザハ、哨戒お願い。ガザーヴァは明神さんと一緒に後衛、ってことで」
「ちょっと根本的なことを聞いてみるんだけど……みんなと一緒に行ってくれるの?」
ナチュラルにガザーヴァが加入する雰囲気になっていることについて確認するカザハ。
私も、なんとなく仲間になりそうな感じはしてたけど別動隊で偵察とかしてくれるのかな、となんとなく思ってました。
例えるなら某タイムトラベル系超有名名作RPGで魔王が仲間になった時の「え、お前一緒に来るの!?」という衝撃に近いものがある。
考えてみれば元魔王の指示で動いてるわけだから元魔王の手下が仲間になるぐらい今更っちゃ今更だけど。
「……そっか! ありがとう! みんなをよろしくね!」
答えを聞いたカザハがほんの一瞬だけ複雑そうな顔をしたのは気のせいだったのだろうか。
満面の笑みでそう告げた。
その夜、皆が寝静まった頃――カザハは突然私に告げた。
「カケル、一緒に帰ろう。随分無茶させたね……もう危険な戦いなんてすることないよ」
《いきなり何を言ってるんですか!? 鳥取には帰れませんよ!?》
見れば、荷物をまとめて夜逃げの準備をしている。といってもまとめる程の量もないけど。
「あはは、砂漠じゃなくて草原の方!
“カザハ・シエル・エアリアルフィールド”――思い出したんだ、この世界でのボクの名前。
よく考えてみればさ……時間が巻き戻ってボクが死んだのは無かったことになって無事にガザーヴァも分離した。
異邦の魔物使い《ブレイブ》を廃業して全部忘れた振りをして何事も無かったように帰れば全て元通りだ。
多分今頃最近ちょっと姿を見かけない程度の扱いになってるよ」
《確かにあの一族、細かい事は気にしないしいきなり性別が変わってもイメチェン程度で流しますもんねぇ……じゃなくて!》
「そもそも自分の意思で何かを頑張るなんてガラじゃない生粋のニートだから!
丁度良く超上位互換キャラが加入してくれるらしいから面倒なことは全部お任せして楽しいニート生活に戻ればいいじゃない!」
風渡る始原の草原にいれば風の魔力を食って生きれるから食うに困らない。
そう、私達は生粋のニートだったのだ。
三桁レベルに年期の入った筋金入りのニートがよく会社員なんて出来てたな。すげー! ……じゃなくて!
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