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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

319カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2020/03/13(金) 01:43:36
>「了解。お前も来いよ、範囲ヒールから漏れるとかヒーラー激おこやぞ」

意識朦朧状態のカザハを背に乗せた私は、明神さんの後に続く。

>「焼死体、お前その身体……何がどうなってんだ」
>「ジョン!戻ってこいよ!戦闘は終わった。……俺達の勝ちだ!」

エンバースさんはよく分からない事になっていたしジョン君は例によって血塗れになっていたが、とにかく生きていた。
一件落着かと思われたが、どこからか飛んできた矢が、帝龍のスマホを貫通する。

>「どういうことだ、バロール」
>「マリスエリスは、十二階梯は!お前のお仲間じゃねえのかよ……!」

明神さんがバロールさんに詰め寄る。
そういえば帝龍は、まるでバックに十二階梯がいるかのような発言をしていた。

>「・・・その話は後にしたほうがいいだろうね」

バロールさんの視線の先では、ジョン君が這いずりながら発狂していた。

「どう……したの?」

ただならぬ雰囲気を察したカザハが呟いて身を起こそうとする。

《何でもありません……寝ていてください》

今のカザハには何が起こってもあっけらかんとしていたある意味でのメンタルの強さはもう無い。
それどころか我に返ったばかりの状態だ。いきなり凄惨な光景を見たらどうなるか分からない。

「解放《リリース》? そうだったね……。力を貸してくれてありがとう。これで自由だね……」

ガザーヴァの求めに応じあっさり『解放(リリース)』するカザハ。
きっと分離するために後先考えずに捕獲という手段を取ったのだろう。
激レアレイド級モンスターをパートナーモンスターとして連れ回すなんて、身が持たない。

「こっちも、必要だったかな……」

カザハは朦朧としたまま浄化の風《ピュリフィウィンド》を発動させると、また気絶してしまった。

>「……辺りの哨戒をしてくるよ。戦場のモンスターが全て消滅したか、確認が必要だ」

エンバースさんが皆に背を向けて歩きだす。
若干の不自然さを感じたが、しょっちゅう一人行動してるしな……ということで納得することにした。


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