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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章
298
:
明神
◆9EasXbvg42
:2020/02/25(火) 23:48:13
>「ガーゴイル!」
同じように肉体を取り戻したダークユニサスが駆けつけ、ガザーヴァを背に乗せる。
完全復活だ。魔馬一体、在りし日の姿そのままに、幻魔将軍は空を翔ける。
>「明神さん……もう、あんな無茶して!
上手くいったから良かったけど……半歩間違えれば今頃ミンチだったんだから!」
気付けば意識を取り戻したらしきカザハ君が隣に居た。
カケル君も一緒だ。つまりはこっちも……完全復活だ。
「うっせ。一人で自爆かましに行ったお前が言うんじゃねーよ!
分の悪い賭けに出たのは、俺もお前も互い様だぜ」
>「怖かった……滅茶苦茶怖かったよ。ボクが明神さんを殺しちゃうんじゃないかって
……って話は後だ! スマホを!」
「……悪かったよ。アコライト来てから色々ありすぎた。俺も情緒がだいぶバグってんだ。
ほらよ、お前も行ってこい。妹ちゃんにばっか良いカッコさせんなよ」
スマホを手渡すと、カザハ君はカケル君と共に離陸する。
ガザーヴァの後を追って、飛び立った。
>「幻魔将軍だと……!?」
二人と二匹の吶喊する先を目で追えば、帝龍が息も絶え絶えになりながら驚愕していた。
アジ・ダカーハはその巨体をズタズタに引き裂かれ、首に至っては一本失っている。
何が起きたのか――誰がこれをやったのか、見ていなくたって俺にはわかった。
ジョン。エンバース。マホたんが命がけで開いた活路を、お前らが繋いだんだな。
>「バカな、継承者どもはそんなこと一言も……!?」
だが、次いで帝龍が口にした言葉に引っかかるものがあった。
――継承者?十二階梯か?なんでそいつらの名前が今出てくる。
継承者はアルフヘイム側の戦力のはずだ。帝龍にとっては明確に敵。
だけどあいつの口ぶりはまるで、継承者から助言を受けていたかのような――
>「くそッ! だが、今更誰が来たところで遅い! 俺の勝利は確定的だ、あと10秒でスタンが切れる!
貴様らなど一撃で終わりだ! さあ……あと5秒! 4秒! 3! 2! 1――」
脇道に逸れた思考は、帝龍の叫びに寸断された。
ジョンが首一本をぶった切り、エンバースが臓腑を蹂躙したアジ・ダカーハも、
その驚異的な再生能力によって回復しつつある。
交渉に時間をかけすぎた。スタンから復帰すれば、あの超威力のブレスがもう一度来る!
だけど、絶望的な状況とは裏腹に、俺は全然焦ってなんかいなかった。
何故なら。今の俺達には、ガザーヴァが居る。
>「『人の不幸は蜜の味(シャーデンフロイデ)』」
>「は? ……なに? ど、どういう……これは……あ? はっ……?」
「忘れてんじゃねえだろうな帝龍!お前もこいつにゃ苦労したはずだろうが!」
――ガザーヴァの持つクソカスイライラうんちっち寿命マッハスキルがひとつ。
『人の不幸は蜜の味(シャーデンフロイデ)』。
デバフのカウントをリセットするこのスキルは、事実上デバフの効果時間を二倍に延長する。
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