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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

29明神 ◆9EasXbvg42:2019/10/07(月) 01:28:04
型落ち装備の価値が暴落すんのはまぁオンラインゲーなら仕方ないんだけどさ。
せめて強化派生できるとかさぁ!廃人の努力に報いるアプデをお願いしますよ!

>「何か質問があれば、遠慮なく訊いちゃってください。知ってる情報は全部教えます、ホウレンソウは大事!
 ……あたしもみんなにアコライトで戦うにあたっての『ルール』を説明しておかなくちゃだし」
>「ルール?」
>「うん。……といっても、難しいことは全然ないですけどね〜。
 ただし、それを守れないと死にます。間違いなく死ぬ。だから、みんなも気を付けて!」

「握手は一人10秒まで……とかそういうのじゃ、ねえんだよな」

急に剣呑な話になって俺は思わず茶化したが、かえって事態の物騒さを痛感する羽目になった。
守らなければ死ぬルール。ってことは、守らずに死んだ奴が少なからずいるってことなんだろう。
今更だけど、当たり前のように人死にが出てるって事実に俺はさぶいぼが立った。

>「じゃ、城壁の上にあがりましょうか。そこからだと全体が見やすいし……敵の姿も見えるから」

そうして俺達はオタク達に見送られ、マホたんと一緒に城壁を登る。
歩廊は幅が結構広いが、高所だけあって風が強い。気を抜いたら吹き飛ばされちまいそうだ。

>「おおう……」

カザハ君が城壁の外を見下ろして嗚咽に似た声を出した。
俺も同じ気持ちだった。っていうか出した。

「うげぇ。爬虫類ヅラの御用提灯が十重二十重……コミケの会場じゃねえんだぞ」

>「手持ちのレベリングをするには少々、リンクする相手が多すぎるな」

「範囲火力持ちが泣いて喜びそうだな。タンクは別の意味で泣くだろうけどよ」

新米タンクのジョンを揶揄して笑おうとしたが、ちっとも笑えやしなかった。
なんだこりゃ。敵兵力6000ってガセもいいとこじゃねえか。
ざっと見積もってもその十倍、地平線の向こうにもいるなら二十倍はくだらねえぞ。

>「大丈夫ですよー。数だけは多いけど、空を飛んだり壁をよじ登ってこられるようなモンスターはいないし。
 空も飛べないからね。『今のところは』無害。もちろん真正面から戦うとなったら結構強いし、あたしでも結構てこずるけど。
 こっちから手を出しさえしなければ、ね」

「……お腹を空かせたアコライトの民にカザーヴァさんからお肉のプレゼント!ってか」

流石に想定外だ。この数相手にたった300人でずっと睨み合ってたのか?
なんぼマホたんがつよつよだからって数の暴力が圧倒的過ぎるだろ。

>「そうなんですか……。それにしても、これだけの数のモンスターを操るなんて……。
 敵の指揮官はどんな相手なんですか? やっぱり、ニヴルヘイムの三魔将の誰かだったり……?」

脂汗の浮かぶなゆたちゃんとは対照的に、マホたんの顔は涼しげだった。
彼女は地平線の向こうから目を離さずに、とある名を口にする。

>「煌 帝龍(ファン デイロン)って知ってる?」

「……マジかよ」

今度は俺が絶句する番だった。
煌帝龍ってのは、ブレモン世界大会の中国代表プレイヤーの名前だ。
つまり、ミハエル・シュヴァルツァーと同じ――世界クラスの強者。

「ニブルヘイムはまたピックアップ召喚でSSR引き当てやがったってのか」


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