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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

28明神 ◆9EasXbvg42:2019/10/07(月) 01:27:22
敵さんも兵糧攻めしてる相手に食料提供してたとか考慮しとらんだろ。
爬虫類ってうまいのぉ?鶏肉みたいな味とか言うけど牛豚以外の大概のお肉は鶏肉みたいな味だしさぁ。

>「え〜と、『ムシャクシャしたんでバジリスクをムシャムシャしてみた』とか。
 『ヒュドラで燻製肉作ってみた』とか。いくつか配信もしましたよ。
 あんまり登録者数稼げませんでしたけどね〜。
 他にも『暇だからサバイバル生活してみた』とか『孤立無援だから籠城してみた』とか。ネタには事欠かなかったですね!」

そんでどこに配信してんだよ。アルフヘイムにもようつべってあんのか。
敵さんも兵糧攻めしてる相手に配信ネタ提供してたとか考慮しとらんだろ(二回目)。

>「まっ! とにかく、ようこそいらっしゃいました! 歓迎しますよ〜。
 今日は大した襲撃もないと思いますし、何もないところですけどゆっくりしてって下さい。
 明日から劣勢を挽回する作戦を考えていきましょう!」

なんとも雑な質疑応答だったが、これでアコライトの異様さの謎は解けた。
メシは現地調達で、士気はライブで思いっきりバフかけて、そうしてこの城塞は戦線を維持し続けてきたのだ。
その有り様について、外野があれこれ口を出すべきじゃない。
ユメミマホロは間違いなく、アコライトの希望だった。

しかし外郭が壊滅してるわけじゃないなら、ずっと音信不通だったってのはどういうことなんだ?
バロールが先んじて救援の連絡を入れられたってことは、通信自体の不備ってわけじゃあるまいに。

>「はい! よろしくお願いします、マホたん!
 あ、ところで――」

形にならない疑念はなゆたちゃんの声でふっとかき消えた。

>「マホたんのマスター。『異邦の魔物使い(ブレイブ)』はどこにいるんですか? 中の人っていうか――」

「あっおいやめろやめろマジで!」

制止も虚しく放たれた問い。
なゆたちゃんからしてみれば聞いて当然っつうか、雑談の一環くらいのつもりだったんだろう。
しかしそれは、Vtuberにとっては禁句、地雷を踏み抜く一言だ――

>「……中の人などいない」

マホたんは弾丸みたいな機敏さでなゆたちゃんに詰め寄り、ぼそりと呟いた。
有無を言わせぬ圧の籠もった言葉に、なゆたちゃんはドン引きしながら引き下がる。
これ放送事故じゃない?大丈夫?カメラ止めて止めて。

「いないよぉ中の人なんて。Vtuberは電脳世界に生まれた高性能AIなんだよ?わかれよな」

>「なるほど、スピリット属なら生理現象とも無縁だろうしな。理想的なアイドル体質――」

「うるせえアンデッド!お前は黙ってろ!!」

おそらくこの場で最も意味不明な存在であるエンバースの減らず口を塞いだ。
こいつはこいつでなんなんだろうな、今更だけど。お前こそ中の人どっかにいるんじゃないの?

>「宿泊する部屋の用意ができるまで、城塞の中を案内しますよ。
 と言っても、みんなはもうゲームで間取りについては把握してるかもだけど……。

なゆたちゃんから離れたマホたんは俺達を伴って配信室を出る。

>「目を閉じていても、一周出来る自信があるよ。
 咎人断ちの大剣目当てで、嫌と言うほど周回したからな」

「俺もやったなぁ。2ボスのレアドロだろ?あんだけ頑張って厳選したのに次パッチでもう鉄屑だぜ。
 俺の一ヶ月はなんだったんだっつー」


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