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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

248明神 ◆9EasXbvg42:2020/01/27(月) 04:12:08
>『ボクは昔罪を犯した――罠と分かりきってる幻魔将軍の甘言に乗ってしまった』

乗っ取られる直前にカザハ君が零した言葉。
昔ってのはつまり、一巡目のことか?あいつも記憶保持者だったな。
詳細はわからんが、ガザーヴァはカザハ君と『混ざる』ことで、
世界のリセットに巻き込まれることなくカザハ君と一緒に再構築されたってことか。

憶測に憶測を重ねた結果だが、一応辻褄は合う。
だとすれば、ガザーヴァがそこまでして復活しようとしてるのは何故だ?

死にたくなかったから……ってのは奴のキャラに合わない。
あいつは命のやり取りすら楽しんで、最期は笑って死んだ。
あれだけ潔く散っといて、今更やっぱ生き返りますってのはあまりにも生き汚い。
そういう美学のなさは、奴が最も嫌うものだったはずだ。

なら、答えは一つだけだろ。
ガザーヴァは最期の最期までバロールに忠誠を近い、その名を呟いてこと切れた。
――魔王バロールに、もう一度会いたかったから。
多分、それが全てだ。

奴の琴線は、命がけの執着の対象は、未だにバロール。
揺さぶりをかけるとすれば、そこだ。

「しかし帰るったってお前に帰るお家あんの?ニブルヘイムの豪邸も着工すらしてねえだろ。
 ご主人様の元に戻るにしても、バロールの野郎まだ魔王になってねえしよ。
 幻魔将軍に帰って来られても扱いに困るだけなんじゃない?」

相手が絶対の優位にある場合の交渉術は主に2つある。
完全服従を示し、平身低頭して便宜を乞うか――感情を引き出して、会話のレベルを下げるかだ。
小学生の口喧嘩みたいな低次元の争いなら、まだ俺にも渡り合える余地がある。

こいつのバロールへの忠誠は本物だ。
そこをくすぐってやれば、必ず精神の『揺らぎ』、漬け込めるスキが生じる。

「実家帰るんならせめて親に顔向けできる格好しねえとなぁ?
 脱いじゃえよそんな鎧。堅気なシルヴェストルスタイルでバロールを安心させてやろうぜ」

揺らげ……揺らげ!

>「お前の狙いは大体わかってる。
 バロールをダシに説得しようったって無駄だよ。ボクはもう誰にも傅く気は無いのさ――」

煽りを受けて、ガザーヴァは口を開いた。

>「アイツはボクをこき使うだけ使って捨てたんだ。君達もよく考えた方がいいよ?
 人使い荒いしいっつも菓子ばっか食ってるしセンス悪いし寝言ヤバイし!?
 ニヴルヘイムの方が今はアイツが取り仕切ってないからどっちかっつーとホワイトなんじゃないかな?
 あっ、どうせ全員あのデカブツにやられて死ぬから今更か!」

――すっげえ長文でレスしてきた。

「お、おう……おう?めっちゃ喋るなお前……」

思わず素で気圧される。
なんだこいつ……バロールに不満タラタラじゃねえか。
いやこれ不満か?おノロケの類じゃない?


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