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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

227ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2020/01/15(水) 22:08:34
明神達から離れた場所まで離れ、思いっきり叫ぶ

『『『お前らの餌はここにいるぞ!!!!』』』

その声でアジ・ダハーカから産み落とされ、ヨロヨロとまるで生まれたての子供のようにフラフラしている
トカゲ達とヒュドラは一斉振り返りジョンを見つめる。

『そろそろ赤子の時間は終わりだろう?さあ・・・餌がココにいるんだ・・・腹が減っただろう・・・?』

トカゲとヒュドラの半分ほどは完全に僕を標的にしている。

『さすがに全部の意識をこっちに向けるのは無理か・・・』

だがトカゲ共を殺し、その血で塗れれば最優先で排除すべき敵として判断してくれるかもしれない。
まずはあたり一面にこいつらの血をばら撒くところからか・・・骨が折れるね。

一番最初に産み落とされたであろうトカゲが突進攻撃を仕掛けてくる。

『いいね!君の血をばら撒いて全部のトカゲを呼び寄せるとしよう!か!部長!』

部長がトカゲと全力でぶつかる!
部長はたしかに非力である、が僕は今まで部長をずっと使い続け、育ててきた。
それでも全体で見れば攻撃力は低い分類に入るだろう。それでも。

『部長は!愛着もないような野良クソトカゲに遅れはとらない!』

僕はその隙を見逃さず、怯んだトカゲの背に乗る。そしてナイフを取り出しトカゲの脳に一撃。
クリティカル!という表示のあと少しの間もがき苦しんでいたトカゲはそのうち動かなくなった。

『ん、やっぱりバロールに貰ったこのナイフすごいなあ!さすが王都が誇る一級品だな!』

硬い鱗と頭蓋骨をまるで刺身を切るかのように切断し、突き刺さるナイフ。
もちろん力をこめて突き刺したが、それでもこのナイフの威力も凄まじい。

『さて・・・忘れずに・・・よっ!と』

トカゲの胴体を思いっきり力任せに切る。
勢いよく血が噴出し、周りに撒き散らされる。

いままでフラフラとしているだけだったトカゲ達が一斉に僕に振り向く。

『ふふふふ・・・楽しみで震えてきたよ!君達には僕と遊んでもらわなきゃね』

「ニャ・・・にゃー・・・」

怯えた部長を抱きしめる。

『僕と部長ならこの程度なんら問題ないさ!』

瞬く間にトカゲの大群に囲まれ、目の前にヒュドラが複数。

『んー・・・ゲージが溜まるまでは消極的に動こうと思ったけど、そうはいってられないか』

ナイフを強く握り笑みを浮かべる。

『化け物って言われてきた僕の本気・・・見せてやるよ』

「にゃー・・・」

この時の僕には、部長が別の意味で怯えていた事など、わかるはずがなかった。


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