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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

170カザハ&カケル ◆92JgSYOZkQ:2019/12/02(月) 03:06:41
「明神さん……またあとでね! ジョン君、明神さんを守ってあげて。
……ほら、《ラビリンスミスト》が切れたらみんな困るからさ!」

そして――なゆたちゃんを先頭に私達は突撃する。

>「帝龍――――――ッ!!!」

「カケル――『ブラスト』!」

幸い向かってくるのは人間の兵士ばかりなので、私の突風のスキルで軽く吹っ飛んでいく。
おそらく本物のマホたんを傷つけることを恐れてモンスターを出すのを躊躇したのだろう。
帝龍を探すのに難航したらどうしようかと思ったが、それは杞憂だった。
親切にも分かりやすく大きな天幕の前に待ち構えてくれていたからだ。

>「チィ……存外早かったアルネ。
 魔法機関車に乗って本陣に突撃し、兵士全員にマホロのスキンをかぶせて攪乱。
 我々が混乱している隙に、一気にワタシを拘束する……。なかなかの策アルネ。
 窮余の一策ではあるアルが、悪くないアル」

分かりやすくアル口調の中国人社長の傍らにはこれまた分かりやすく「護衛です」と言わんばかりの重装騎士が控えている。
帝龍自身に戦闘能力があるようには見えないので、実質重装騎士を倒してしまえばこちらの勝ちだろう。
なゆたちゃんが剣の切っ先を帝龍に突きつけ、投降を促す。ここで美少女タイム終了のお知らせ。

>「見つけたわ、帝龍! あなたの負けよ!
 ギタギタのボコボコにされたくなかったら、おとなしく投降しなさい!」
>「寝言は寝て言うアルよ、アルフヘイムの『異邦の魔物使い(ブレイブ)。誰が負けたアルって?
 依然変わりなく、勝者はこのワタシただ一人アルネ。奇策で本陣に到達したからと、調子に乗るなアル」
>「強がりね。じゃあ、どうするのかしら?
 こっちには『異邦の魔物使い(ブレイブ)』が三人。あなたはたったひとり。
 あなたの大好きな、単純な数の計算でも――こっちが圧倒的に勝ってる! あなたに勝ち目なんてないわ!」

「ついでに教えといてあげるとボクはともかくこの二人は滅茶苦茶強い! 投降するなら今だ!」

自分を差し置いて何故かドヤ顔で言い放つカザハ。

>「ふ……。小魚が何匹寄り集まったところで、長江を揺蕩う竜王には勝てないのが道理アル。
 それをこれから、たっぷり教えてやるアル! ここにいるオマエらは、手心を加えなくても問題ないアルからね!
 ――ロイヤルガード! この身の程知らずどもを蹴散らせアル!」

――うん、やっぱ素直に投降しないよね。
ロイヤルガードは何故かエンバースさんに集中攻撃を仕掛けてきた。
知能が高く、一番危険な相手が誰かを分かっているということだろうか。
これでは機動力に優れた私達が囮になる常套手段は使えない。

>「三対一っていうのは卑怯な気がするけど、こっちも余裕がないからね……!
 カザハ! ロイヤルガードに攻撃よ!」

「必殺! ――真空刃《エアリアルスラッシュ》!」


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