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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章

151ジョン・アデル ◆yUvKBVHXBs:2019/11/18(月) 20:25:48
攻撃を受けたヒュドラは標的を完全にこちらに定め、近寄ってくる。

「くそ!今ので標的が完全にこっちになった!なんか策はないのか明神!」

まだある!そう明神が起き上がった瞬間

>「ヤマシタ、『閃光弾』!」

瞬間、周りに眩い光に包まれる。
反射で目を瞑ったが・・・どうやら僕達には影響はないらしい。

>「『影縫い(シャドウバインド)』――!」

明神は光で相手が怯んでるその隙を逃さず・・・ヒュドラ2体を拘束する事に成功した。
ヒュドラ達は頭を動かす事もできずその場にピタリと停止している。

「おぉ!凄いぞ明神!相手の動きが完全に止まっていれば僕と部長でも仕留められる!」

僕と部長が列車から飛び降りようとした瞬間。

>「あっ……あっ、これ、無理!無理無理無理!あっ、あーーーっ!!!」

「!?どうしたんだ明神!しっかりしろ!」

明神の悲鳴と共に、バキンという音がなりヒュドラ達が再び自由になる。
ヒュドラ達の動きが始まるのと同時に、明神の悲鳴も止まる。

おそらく・・・止める為の力が足りなかったのだ。
あれだけの巨体を止めたんだ、魔力的ななにかを膨大に消費するのだろう。

>「なんてこった……魔法使うのにも筋肉が、いるのかよ……」

魔力ではなかった。

「明神!起き上がれるか!?すぐ逃げないとまずいぞ!」

こっちに向かっていたヒュドラの動きが、今の拘束により焦ったのか、さらに早くなっている。
カザハを追う為に列車から一時的に離れていた距離が・・・もうすぐあの長い頭が・・・こちらに届く距離にくる。

>「ムキムキだよ……バロールも……カザハ君も」

「おい!冗談も大概にしろ!なにか!次の手は――」

そう発言しながらヒュドラのほうを見る。
ヒュドラは、頭の一つを思いっきり振りかぶり・・・。
明神目掛けて・・・いや正確に言えば僕達目掛けて・・・なぎ払うように・・・まるで鞭でもふるかのように・・・

「!!!!ああ!くそ!!!カザハアアアアア」

倒れて動かない明神の体を掴み。
カザハに目掛けて投げる、あっちも乗せる余裕はないだろうが、頼むしかない。
もし第二打がきた場合、ただ投げただけでは明神はその二打目を避けきれない。

「明神をたの――――」

そして・・・鞭のように放たれたヒュドラヘッドは僕と部長をなぎ払った。


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