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【TRPG】ブレイブ&モンスターズ!第五章
147
:
ジョン・アデル
◆yUvKBVHXBs
:2019/11/18(月) 20:24:05
列車くるのを、座り、目を閉じ、待つ。
緊張していないといえば嘘になる。
だがそれ以上に・・・
>「きっきき、緊張してきたでござる……」
兵士はみな口を揃えて言う、緊張している、と。
みな笑って冗談のように言っているが、全員から恐怖の感情が感じ取れる。
恐らく全員でここに帰ってこれないだろうという恐怖、死ぬかもしれないという恐怖。
仲間と話す事によってみなその恐怖を緩和している。
それが正しい人間のあり方なのだろう。
>「この作戦で一番大切なのは、みんなの命です。
帝龍本陣に到着したら、ドゥーム・リザードとの直接戦闘は極力避けて。
もし戦うことがあったとしても、絶対に三人一組。スリーマンセルで戦うこと。
必ずとどめを刺すこと。弱点については、今までの動画で教えたわよね?」
・・・戦いの前に余計な事を考えるのは僕の悪いクセだ。
これから取り返しのつかない戦いに行こうというのにこれではダメだ。
さあもう一度、集中しようとした瞬間。
>『皆さま、大変お待たせ致しましタ。魔法機関車、アコライト外郭に到着でございまス』
作戦の時刻がきた。
僕は立ち上がり、部長を召喚する。
「ニャー!」「よし・・・いこう!部長」
列車に乗り込もうと近くによった瞬間中から一人の男が現れる。
>「あれ? バロール? どうしてあなたが?」
>「うん、いい質問だモンデンキント君! 今回の作戦には、私も参加しようかと思ってね。
というか、魔法機関車を飛ばすなんて芸当、時間も準備もなしにするなら私も現場に赴くしかなかったのさ。
そんなわけで、今回はよろしく頼むよ! ……と言っても、私が出張るのはここまでだ。
帝龍の相手は君たちに任せるよ」
こんなにも大きい列車を一人で移動させるほどの力があるのだから驚きだ。
しかしまさか現場に姿を現すとは思わなかった、バロールは自分は危険に晒さないタイプの人間だと思っていたからだ。
>「そう。……心配かけたわね。
せっかく召喚したのに、思い通りにならない『異邦の魔物使い(ブレイブ)』でごめんなさい?」
>「いいさ。その辺りも考慮したうえでの召喚だ。
君はよく頑張ってくれた、期待以上の働きだよ。ありがとう」
やはりなにかあるのだろう、連絡を怠っていたというのはそれだけの事があるのだろう、とは思っていたが。
二人の間には敵対という言葉はあっても信頼はありませんよ。そんな雰囲気だった。
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